64 / 185
中間の村
しおりを挟む
流しそうめんの後片付けをしていると、ハルー村とオーガの里からトラックが続々と到着する。
スーパーに運んでもらい、並べてもらう。
旅館やお土産屋さんを案内したりして、ここに中間の村を作る事を提案したら、とても喜ばれた。近いシェアハウスは、時々掃除に行ってくれていたけど、ハルー村からもオーガの里からも、ここは遠いからあまり来れてなかったようだ。
旅館の説明をしていて、予約を取る事が出来ないから、自分達で来て、ご飯作って食べて、布団敷いて寝る事になると気付いた。
またやってしまった……。とりあえず、宿泊施設として使ってくれればいい!
温泉もあるので、のんびりするには良いかもしれない。
そーゆー事にしよう!!
土産屋さんは、大盛況で家族や恋人に色々と選んでいた。結構ぬいぐるみが好評だ!風鈴も店先に吊るしてあり綺麗な音がして喜ばれた。
いつの間に作ったのか、ハートマークの色違いマグカップや、夫婦茶碗なんかもある。
そして何故か木彫りのクマが大人気だった。カッコイイらしい。
ハルー村からも、オーガの里からもここに住むと言ってくれる人がいて、とても助かった。生活に慣れてない人達だけで、ここにいるのは大変だろうから色々と教えてもらえるのはありがたい。
7家族と1人暮らし4名が中間の村に住んでくれる事になった。
1人暮らしの4名は、シェアハウスで、生活すると言ってくれた。家族用に家を出そうとしたら、アパートで十分だと言われた。あまり広いと掃除が大変だから、アパートくらいがちょうどいいらしい。
子どもが産まれたりして、家族が増えたら家を出す事にする。
今日は遅くなったから、来てくれた人達みんなで旅館に泊まる。
食事も中間の村の人達と一緒に皆んなで作って、宴会場で食べた。
温泉に入って、浴衣に着替えて部屋でのんびりしていると、夏といえば花火だ!!と思い付く!!
手持ち花火を沢山出して、バケツに水も用意。準備OK!
1人でゴソゴソと外でしていたら、ワーガがやってきた。
「ワーガ、見ててね!」
蝋燭で火をつけて、赤い火花がシューーと出るのを見てワーガはびっくりして固まってしまった。
何個かしていると、復活して自分もしたいと言いだす。
2人でギャーギャー騒いでいると、皆んな興味津々で寄ってくる。
人に向けたらダメだし、持つ方を間違えないように言って、皆んなで花火大会を楽しんだ。
最後はお約束の線香花火をして、誰が1番最後まで落とさずにいられるか競争が始まり、あちこちから笑い声が聞こえてくる。
あぁ、なんかいいなぁ~。こんな風にのんびり過ごす夏は久しぶりだ。地元の夏祭り行きたかったなぁ~。今年こそは彼氏と夏祭りに行って……と目標立ててたけど、もぅ日本は夏も終わってしまった。
やっぱり、どこの世界にいても線香花火してたら、ちょっと感傷に浸ってしまう。
あっ、でもここの夏はまだまだ続くらしいから、夏らしい事いっぱいしよう!!
海水浴も楽しそうだし、スイカ割りとか、夏祭りもこっちで開催するのも絶対楽しい!!
たこ焼きや、焼きそば、フランクフルト、綿菓子にカキ氷!!金魚掬いは金魚いないから出来ないけど、スーパーボール掬いやヨーヨー釣り、射的、輪投げ……。絶対楽しい!!
よし!ハルー村に帰ったら夏祭りの絵本を沢山出して図書室に並べよう!勝手にポスターとか作ろうかな。
あぁ、ワクワクしてきた!
部屋に戻って寝ようとするけど、夏祭りの事で興奮したからか、なかなか寝付けなかった。
朝、中間の村の事は任せてオーガの里へ行く。
オーガの里も落ち着いていて、特に問題もなく、楽しく過ごしている。
ずっと気になっていた、海の島に行ってみようと言う事になり、ゴーガやリリガ、ワーガと船に乗って行ってみる。
多分、お祭りハイが続いていて、そのままの勢いで決行したのが悪かった。
何も考えず、準備もせずに突撃したら、島から矢のようなものが飛んできた!
ワーガが私を庇って、腕に怪我をしてしまう。
「ワーガ!!大丈夫??」
「くっ……、大丈夫です。……ぅぐっ……。」
そこまでの怪我じゃないのに、ワーガが座り込んでしまう。毒でも塗ってあったんだろうか……。
解毒剤と言っても、何の毒か分からないし……。
どうしていいか分からなくてパニックになっていたら、リリガが何かを塗って、包帯を巻いてくれた。
「多分、大丈夫。エルフが作ってくれた薬だから効くはず!」
「ワーガ、ごめんね!大丈夫?リリガありがとう!!」
その間にも矢が飛んでくる。ゴーガが持って来ていたリュックを振り回して矢を落としてくれているけど、いつまで持つか分からない。
私を庇ってワーガが怪我をしてしまった……。もぅ絶対許さない!!何もしてないのに攻撃してくるなんて……!!
今こそ文明の力を見せつける時だ!!
何かないか??とりあえず、警察がドラマとかで使ってる盾を出してゴーガとリリガに持ってもらう。これで矢はもぅ怖くない!!
何か反撃できる物……ピストル……ダメだ危険すぎる!ボーガン…これもダメだ!
んーーー!!何がある??考えろーーー!!
あっ!よくドッキリ番組とかでやってる粉が噴き出るバズーカーとかどうだ??
それに唐辛子の粉も混ぜよう!!
ワーガの仇を取ってやるーー!!!
かなり近づいてから、ドーーンと撃った!!
かなりの音と、風に乗って粉が広がって行く!
ついでに胡椒も混ぜたから、そのうちクシャミが聞こえてくるはずだ!!
「ハックション!!クシャン!ハッハッハッハックション!!!」
「うっ!目が……ハックション!!」
スーパーに運んでもらい、並べてもらう。
旅館やお土産屋さんを案内したりして、ここに中間の村を作る事を提案したら、とても喜ばれた。近いシェアハウスは、時々掃除に行ってくれていたけど、ハルー村からもオーガの里からも、ここは遠いからあまり来れてなかったようだ。
旅館の説明をしていて、予約を取る事が出来ないから、自分達で来て、ご飯作って食べて、布団敷いて寝る事になると気付いた。
またやってしまった……。とりあえず、宿泊施設として使ってくれればいい!
温泉もあるので、のんびりするには良いかもしれない。
そーゆー事にしよう!!
土産屋さんは、大盛況で家族や恋人に色々と選んでいた。結構ぬいぐるみが好評だ!風鈴も店先に吊るしてあり綺麗な音がして喜ばれた。
いつの間に作ったのか、ハートマークの色違いマグカップや、夫婦茶碗なんかもある。
そして何故か木彫りのクマが大人気だった。カッコイイらしい。
ハルー村からも、オーガの里からもここに住むと言ってくれる人がいて、とても助かった。生活に慣れてない人達だけで、ここにいるのは大変だろうから色々と教えてもらえるのはありがたい。
7家族と1人暮らし4名が中間の村に住んでくれる事になった。
1人暮らしの4名は、シェアハウスで、生活すると言ってくれた。家族用に家を出そうとしたら、アパートで十分だと言われた。あまり広いと掃除が大変だから、アパートくらいがちょうどいいらしい。
子どもが産まれたりして、家族が増えたら家を出す事にする。
今日は遅くなったから、来てくれた人達みんなで旅館に泊まる。
食事も中間の村の人達と一緒に皆んなで作って、宴会場で食べた。
温泉に入って、浴衣に着替えて部屋でのんびりしていると、夏といえば花火だ!!と思い付く!!
手持ち花火を沢山出して、バケツに水も用意。準備OK!
1人でゴソゴソと外でしていたら、ワーガがやってきた。
「ワーガ、見ててね!」
蝋燭で火をつけて、赤い火花がシューーと出るのを見てワーガはびっくりして固まってしまった。
何個かしていると、復活して自分もしたいと言いだす。
2人でギャーギャー騒いでいると、皆んな興味津々で寄ってくる。
人に向けたらダメだし、持つ方を間違えないように言って、皆んなで花火大会を楽しんだ。
最後はお約束の線香花火をして、誰が1番最後まで落とさずにいられるか競争が始まり、あちこちから笑い声が聞こえてくる。
あぁ、なんかいいなぁ~。こんな風にのんびり過ごす夏は久しぶりだ。地元の夏祭り行きたかったなぁ~。今年こそは彼氏と夏祭りに行って……と目標立ててたけど、もぅ日本は夏も終わってしまった。
やっぱり、どこの世界にいても線香花火してたら、ちょっと感傷に浸ってしまう。
あっ、でもここの夏はまだまだ続くらしいから、夏らしい事いっぱいしよう!!
海水浴も楽しそうだし、スイカ割りとか、夏祭りもこっちで開催するのも絶対楽しい!!
たこ焼きや、焼きそば、フランクフルト、綿菓子にカキ氷!!金魚掬いは金魚いないから出来ないけど、スーパーボール掬いやヨーヨー釣り、射的、輪投げ……。絶対楽しい!!
よし!ハルー村に帰ったら夏祭りの絵本を沢山出して図書室に並べよう!勝手にポスターとか作ろうかな。
あぁ、ワクワクしてきた!
部屋に戻って寝ようとするけど、夏祭りの事で興奮したからか、なかなか寝付けなかった。
朝、中間の村の事は任せてオーガの里へ行く。
オーガの里も落ち着いていて、特に問題もなく、楽しく過ごしている。
ずっと気になっていた、海の島に行ってみようと言う事になり、ゴーガやリリガ、ワーガと船に乗って行ってみる。
多分、お祭りハイが続いていて、そのままの勢いで決行したのが悪かった。
何も考えず、準備もせずに突撃したら、島から矢のようなものが飛んできた!
ワーガが私を庇って、腕に怪我をしてしまう。
「ワーガ!!大丈夫??」
「くっ……、大丈夫です。……ぅぐっ……。」
そこまでの怪我じゃないのに、ワーガが座り込んでしまう。毒でも塗ってあったんだろうか……。
解毒剤と言っても、何の毒か分からないし……。
どうしていいか分からなくてパニックになっていたら、リリガが何かを塗って、包帯を巻いてくれた。
「多分、大丈夫。エルフが作ってくれた薬だから効くはず!」
「ワーガ、ごめんね!大丈夫?リリガありがとう!!」
その間にも矢が飛んでくる。ゴーガが持って来ていたリュックを振り回して矢を落としてくれているけど、いつまで持つか分からない。
私を庇ってワーガが怪我をしてしまった……。もぅ絶対許さない!!何もしてないのに攻撃してくるなんて……!!
今こそ文明の力を見せつける時だ!!
何かないか??とりあえず、警察がドラマとかで使ってる盾を出してゴーガとリリガに持ってもらう。これで矢はもぅ怖くない!!
何か反撃できる物……ピストル……ダメだ危険すぎる!ボーガン…これもダメだ!
んーーー!!何がある??考えろーーー!!
あっ!よくドッキリ番組とかでやってる粉が噴き出るバズーカーとかどうだ??
それに唐辛子の粉も混ぜよう!!
ワーガの仇を取ってやるーー!!!
かなり近づいてから、ドーーンと撃った!!
かなりの音と、風に乗って粉が広がって行く!
ついでに胡椒も混ぜたから、そのうちクシャミが聞こえてくるはずだ!!
「ハックション!!クシャン!ハッハッハッハックション!!!」
「うっ!目が……ハックション!!」
28
お気に入りに追加
244
あなたにおすすめの小説
転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします
召喚アラサー女~ 自由に生きています!
マツユキ
ファンタジー
異世界に召喚された海藤美奈子32才。召喚されたものの、牢屋行きとなってしまう。
牢から出た美奈子は、冒険者となる。助け、助けられながら信頼できる仲間を得て行く美奈子。地球で大好きだった事もしつつ、異世界でも自由に生きる美奈子
信頼できる仲間と共に、異世界で奮闘する。
初めは一人だった美奈子のの周りには、いつの間にか仲間が集まって行き、家が村に、村が街にとどんどんと大きくなっていくのだった
***
異世界でも元の世界で出来ていた事をやっています。苦手、または気に入らないと言うかたは読まれない方が良いかと思います
かなりの無茶振りと、作者の妄想で出来たあり得ない魔法や設定が出てきます。こちらも抵抗のある方は読まれない方が良いかと思います
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
異世界で農業をやろうとしたら雪山に放り出されました。
マーチ・メイ
ファンタジー
異世界召喚に巻き込まれたサラリーマンが異世界でスローライフ。
女神からアイテム貰って意気揚々と行った先はまさかの雪山でした。
※当分主人公以外人は出てきません。3か月は確実に出てきません。
修行パートや縛りゲーが好きな方向けです。湿度や温度管理、土のphや連作、肥料までは加味しません。
雪山設定なので害虫も病気もありません。遺伝子組み換えなんかも出てきません。完璧にご都合主義です。魔法チート有りで本格的な農業ではありません。
更新も不定期になります。
※小説家になろうと同じ内容を公開してます。
週末にまとめて更新致します。
加護とスキルでチートな異世界生活
どど
ファンタジー
高校1年生の新崎 玲緒(にいざき れお)が学校からの帰宅中にトラックに跳ねられる!?
目を覚ますと真っ白い世界にいた!
そこにやってきた神様に転生か消滅するかの2択に迫られ転生する!
そんな玲緒のチートな異世界生活が始まる
初めての作品なので誤字脱字、ストーリーぐだぐだが多々あると思いますが気に入って頂けると幸いです
ノベルバ様にも公開しております。
※キャラの名前や街の名前は基本的に私が思いついたやつなので特に意味はありません
異世界に行ったら才能に満ち溢れていました
みずうし
ファンタジー
銀行に勤めるそこそこ頭はイイところ以外に取り柄のない23歳青山 零 は突如、自称神からの死亡宣言を受けた。そして気がついたら異世界。
異世界ではまるで別人のような体になった零だが、その体には類い稀なる才能が隠されていて....
女子力の高い僕は異世界でお菓子屋さんになりました
初昔 茶ノ介
ファンタジー
昔から低身長、童顔、お料理上手、家がお菓子屋さん、etc.と女子力満載の高校2年の冬樹 幸(ふゆき ゆき)は男子なのに周りからのヒロインのような扱いに日々悩んでいた。
ある日、学校の帰りに道に悩んでいるおばあさんを助けると、そのおばあさんはただのおばあさんではなく女神様だった。
冗談半分で言ったことを叶えると言い出し、目が覚めた先は見覚えのない森の中で…。
のんびり書いていきたいと思います。
よければ感想等お願いします。
転生受験生の教科書チート生活 ~その知識、学校で習いましたよ?~
hisa
ファンタジー
受験生の少年が、大学受験前にいきなり異世界に転生してしまった。
自称天使に与えられたチートは、社会に出たら役に立たないことで定評のある、学校の教科書。
戦争で下級貴族に成り上がった脳筋親父の英才教育をくぐり抜けて、少年は知識チートで生きていけるのか?
教科書の力で、目指せ異世界成り上がり!!
※なろうとカクヨムにそれぞれ別のスピンオフがあるのでそちらもよろしく!
※第5章に突入しました。
※小説家になろう96万PV突破!
※カクヨム68万PV突破!
※令和4年10月2日タイトルを『転生した受験生の異世界成り上がり 〜生まれは脳筋な下級貴族家ですが、教科書の知識だけで成り上がってやります〜』から変更しました
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる