16 / 185
16.自給自足
しおりを挟む
さて、西瓜の収穫して、冷蔵庫に冷やす。少し食べてみたけど、甘くて美味しかったぁ~!
さぁ、そろそろ皆んなが待ってるだろうから、行かなきゃ。
住宅に着くとエンジン音を聞いてゾロゾロと出てきた。そして、あまりに今までと違う光景に口を開けたまま動けなくなる人が続出!牛を見て腰をぬかす人までいる。
「皆さん、聞いて下さい。私をここに連れて来た神様が、私達の為に色々と用意してくれました。」
「……へぇー。すごいな!」
えっ?この説明で納得するんだ~。ここの人達の方がすごい。
「あそこにいるのが鶏と言う動物で、卵を産んでくれます。卵を集めて来てください。あっ、必ず入り口の戸は閉めて下さいね!逃げたら困るので!」
「はーい、私行ってくる!」
とファーファちゃんが手を挙げてくれたので、籠をだしファーナさんと卵集めに行ってもらった。人に慣れてるようで、突かれたりはしていないようだ。
その間に、朝ご飯はまだか?と不満の声が出るが、今日からは自分達で用意してもらう事にする。軽トラを5台ほど出して、昨日耕運機を運転してくれたルイ君とサーフさんに運転してもらう。荷台に、3人と助手席に1人。私の軽トラにも乗ってもらい畑に出発!
手分けして、もぅ収穫出来る野菜や果物を教えて収穫。軽トラに積んで住宅に戻り、カセットコンロを出して、キャンプ用の机の上で目玉焼きを作って見せた。トマトなどのそのまま食べられる野菜は洗って切る。レタスやキュウリをサラダにして、フルーツを切る。時間がないから食パンを出して朝食を用意する。
それを見ていた女の人達が、真似をして目玉焼きを焼いたり、野菜を洗ったり、果物を切ったりしてくれる。ピーラーも沢山出した。マヨネーズやドレッシング、塩コショウも出し、自分達の家からお皿や、フォークを持って来て食べてもらう。男の人達も、食べ始めた。
「うめーーー!」
「たまごってヤツが気に入った!」
「こんな甘くて美味しいの初めて!」
「この赤いの、甘酸っぱくてお汁が沢山で美味しい!」
ドレッシングやマヨネーズも、少しづつ試してもらい、子ども達も果物を汁だらけになりながら食べる。皆んな夢中で食べている。私も少し食べてみたけど、採れたての新鮮な野菜は本当に美味しかった。
少しお腹が膨れて落ち着いてきたので、食べ終わって片付けたら、公民館(面倒なので公民館と勝手に決めた)に集合するように言う。野菜クズは、大きな生ゴミ処理機に入れて肥料を作る事にした。もちろん魔力で出す。
先に公民館に行って、窓を開けて風を入れる。子ども達も連れて来るよう言ってある。
床に赤ちゃんを寝かせるのは踏まれそうなので、ベビーベットを二つ出す。後は、椅子も少し用意しておこう。今日伝える事を忘れないよう紙に書いていると、ぽつぽつと集まり出した。
「皆さん、ここが公民館と言う場所です。ここでは、こうして皆んなに知ってほしい事を伝えたり、大きなキッチンもあるので皆んなで食事を作って食べたり、畑仕事の休憩にも使えます。誰でも使えますが、必ず使い終わったら綺麗に掃除をして、鍵をかけてください。鍵は、私とルイ君、ファーナさん、ダイルさんが持っていますので、使いたい時に借りに来てください。」
大きな楕円形の木に家の絵が描いてあるキーホルダーに鍵を付けて見せる。
「これからの事ですが、今まで私が食事を用意してましたが、これからは皆さんで畑で採れた物や卵などを使って作るようにお願いします。料理の方法が分からない物もあると思いますから、私の手が空いてる時に色々な料理を教えます。そして調味料……味をつける物、さっきのドレッシングやマヨネーズをこの公民館に時々私が持ってきますので、必要な分を取りに来て下さい。その時は、この音を鳴らします。」
と、大きなベルを出してリンリンと鳴らしてみせた。これで気付くだろう。
「男の人も、自分で料理が出来ると便利ですよ!特に1人で暮らしている人は挑戦してみてください。」
不安そうな人もいるが、余裕が出てきたから助け合う事も出来るようになってきたし、大丈夫だろう。
「皆さんには、これからも畑仕事や、動物のお世話など沢山働いてもらう事になります。よろしくお願いします!自分達が食べる物ですから頑張ってください。畑の物も果物も食べる分を好きなだけ持って行ってください。食べ頃が分かるように写真と言う物をフェンスの内側に貼っておきますので、見ながら収穫してください。困ってる人がいたら助け合えるようにしてくださいね。」
写真というより看板を野菜や果物毎に括り付ける予定だ。大きいし、写真だからわかりやすいだろう。看板だから濡れても大丈夫!覚えてしまえるまでくらいは持つだろう。
さぁ、そろそろ皆んなが待ってるだろうから、行かなきゃ。
住宅に着くとエンジン音を聞いてゾロゾロと出てきた。そして、あまりに今までと違う光景に口を開けたまま動けなくなる人が続出!牛を見て腰をぬかす人までいる。
「皆さん、聞いて下さい。私をここに連れて来た神様が、私達の為に色々と用意してくれました。」
「……へぇー。すごいな!」
えっ?この説明で納得するんだ~。ここの人達の方がすごい。
「あそこにいるのが鶏と言う動物で、卵を産んでくれます。卵を集めて来てください。あっ、必ず入り口の戸は閉めて下さいね!逃げたら困るので!」
「はーい、私行ってくる!」
とファーファちゃんが手を挙げてくれたので、籠をだしファーナさんと卵集めに行ってもらった。人に慣れてるようで、突かれたりはしていないようだ。
その間に、朝ご飯はまだか?と不満の声が出るが、今日からは自分達で用意してもらう事にする。軽トラを5台ほど出して、昨日耕運機を運転してくれたルイ君とサーフさんに運転してもらう。荷台に、3人と助手席に1人。私の軽トラにも乗ってもらい畑に出発!
手分けして、もぅ収穫出来る野菜や果物を教えて収穫。軽トラに積んで住宅に戻り、カセットコンロを出して、キャンプ用の机の上で目玉焼きを作って見せた。トマトなどのそのまま食べられる野菜は洗って切る。レタスやキュウリをサラダにして、フルーツを切る。時間がないから食パンを出して朝食を用意する。
それを見ていた女の人達が、真似をして目玉焼きを焼いたり、野菜を洗ったり、果物を切ったりしてくれる。ピーラーも沢山出した。マヨネーズやドレッシング、塩コショウも出し、自分達の家からお皿や、フォークを持って来て食べてもらう。男の人達も、食べ始めた。
「うめーーー!」
「たまごってヤツが気に入った!」
「こんな甘くて美味しいの初めて!」
「この赤いの、甘酸っぱくてお汁が沢山で美味しい!」
ドレッシングやマヨネーズも、少しづつ試してもらい、子ども達も果物を汁だらけになりながら食べる。皆んな夢中で食べている。私も少し食べてみたけど、採れたての新鮮な野菜は本当に美味しかった。
少しお腹が膨れて落ち着いてきたので、食べ終わって片付けたら、公民館(面倒なので公民館と勝手に決めた)に集合するように言う。野菜クズは、大きな生ゴミ処理機に入れて肥料を作る事にした。もちろん魔力で出す。
先に公民館に行って、窓を開けて風を入れる。子ども達も連れて来るよう言ってある。
床に赤ちゃんを寝かせるのは踏まれそうなので、ベビーベットを二つ出す。後は、椅子も少し用意しておこう。今日伝える事を忘れないよう紙に書いていると、ぽつぽつと集まり出した。
「皆さん、ここが公民館と言う場所です。ここでは、こうして皆んなに知ってほしい事を伝えたり、大きなキッチンもあるので皆んなで食事を作って食べたり、畑仕事の休憩にも使えます。誰でも使えますが、必ず使い終わったら綺麗に掃除をして、鍵をかけてください。鍵は、私とルイ君、ファーナさん、ダイルさんが持っていますので、使いたい時に借りに来てください。」
大きな楕円形の木に家の絵が描いてあるキーホルダーに鍵を付けて見せる。
「これからの事ですが、今まで私が食事を用意してましたが、これからは皆さんで畑で採れた物や卵などを使って作るようにお願いします。料理の方法が分からない物もあると思いますから、私の手が空いてる時に色々な料理を教えます。そして調味料……味をつける物、さっきのドレッシングやマヨネーズをこの公民館に時々私が持ってきますので、必要な分を取りに来て下さい。その時は、この音を鳴らします。」
と、大きなベルを出してリンリンと鳴らしてみせた。これで気付くだろう。
「男の人も、自分で料理が出来ると便利ですよ!特に1人で暮らしている人は挑戦してみてください。」
不安そうな人もいるが、余裕が出てきたから助け合う事も出来るようになってきたし、大丈夫だろう。
「皆さんには、これからも畑仕事や、動物のお世話など沢山働いてもらう事になります。よろしくお願いします!自分達が食べる物ですから頑張ってください。畑の物も果物も食べる分を好きなだけ持って行ってください。食べ頃が分かるように写真と言う物をフェンスの内側に貼っておきますので、見ながら収穫してください。困ってる人がいたら助け合えるようにしてくださいね。」
写真というより看板を野菜や果物毎に括り付ける予定だ。大きいし、写真だからわかりやすいだろう。看板だから濡れても大丈夫!覚えてしまえるまでくらいは持つだろう。
50
お気に入りに追加
244
あなたにおすすめの小説
転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします
召喚アラサー女~ 自由に生きています!
マツユキ
ファンタジー
異世界に召喚された海藤美奈子32才。召喚されたものの、牢屋行きとなってしまう。
牢から出た美奈子は、冒険者となる。助け、助けられながら信頼できる仲間を得て行く美奈子。地球で大好きだった事もしつつ、異世界でも自由に生きる美奈子
信頼できる仲間と共に、異世界で奮闘する。
初めは一人だった美奈子のの周りには、いつの間にか仲間が集まって行き、家が村に、村が街にとどんどんと大きくなっていくのだった
***
異世界でも元の世界で出来ていた事をやっています。苦手、または気に入らないと言うかたは読まれない方が良いかと思います
かなりの無茶振りと、作者の妄想で出来たあり得ない魔法や設定が出てきます。こちらも抵抗のある方は読まれない方が良いかと思います
異世界で農業をやろうとしたら雪山に放り出されました。
マーチ・メイ
ファンタジー
異世界召喚に巻き込まれたサラリーマンが異世界でスローライフ。
女神からアイテム貰って意気揚々と行った先はまさかの雪山でした。
※当分主人公以外人は出てきません。3か月は確実に出てきません。
修行パートや縛りゲーが好きな方向けです。湿度や温度管理、土のphや連作、肥料までは加味しません。
雪山設定なので害虫も病気もありません。遺伝子組み換えなんかも出てきません。完璧にご都合主義です。魔法チート有りで本格的な農業ではありません。
更新も不定期になります。
※小説家になろうと同じ内容を公開してます。
週末にまとめて更新致します。
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
加護とスキルでチートな異世界生活
どど
ファンタジー
高校1年生の新崎 玲緒(にいざき れお)が学校からの帰宅中にトラックに跳ねられる!?
目を覚ますと真っ白い世界にいた!
そこにやってきた神様に転生か消滅するかの2択に迫られ転生する!
そんな玲緒のチートな異世界生活が始まる
初めての作品なので誤字脱字、ストーリーぐだぐだが多々あると思いますが気に入って頂けると幸いです
ノベルバ様にも公開しております。
※キャラの名前や街の名前は基本的に私が思いついたやつなので特に意味はありません
異世界に行ったら才能に満ち溢れていました
みずうし
ファンタジー
銀行に勤めるそこそこ頭はイイところ以外に取り柄のない23歳青山 零 は突如、自称神からの死亡宣言を受けた。そして気がついたら異世界。
異世界ではまるで別人のような体になった零だが、その体には類い稀なる才能が隠されていて....
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
異世界キャンパー~無敵テントで気ままなキャンプ飯スローライフ?
夢・風魔
ファンタジー
仕事の疲れを癒すためにソロキャンを始めた神楽拓海。
気づけばキャンプグッズ一式と一緒に、見知らぬ森の中へ。
落ち着くためにキャンプ飯を作っていると、そこへ四人の老人が現れた。
彼らはこの世界の神。
キャンプ飯と、見知らぬ老人にも親切にするタクミを気に入った神々は、彼に加護を授ける。
ここに──伝説のドラゴンをもぶん殴れるテントを手に、伝説のドラゴンの牙すら通さない最強の肉体を得たキャンパーが誕生する。
「せっかく異世界に来たんなら、仕事のことも忘れて世界中をキャンプしまくろう!」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる