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2.神様
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「本当に申し訳ない!!」
と、おじいさんは膝に頭が付くくらい頭を下げて謝っている。おじいさん相手に怒鳴りつけてるのが少し可哀想になってきた。…でも、謝って済む問題ではないと思う!これからどうなるんだろう…。
「あの、許す事は出来ませんが、これから私はどうなるんでしょうか?」
「うむ、そうじゃなぁ~。謝って済む事ではないな。じゃが、すまん!」
と、もう一度頭を下げてから
「君には、この世界に住んでもらう事になる。帰す方法がないのじゃから仕方ない。なんとなく気づいておるかもしれんが、わしは神じゃ。この宇宙の神なのじゃ。この世界はなかなか文明が発達せず、食料も不足しておる。ただの風邪で命を落とす者も沢山おるのじゃ。」
「あの……、その話長くなりそうですよね?ずっと立ったままで疲れてきたんですが、何処か座ってゆっくりお茶でも出来る場所はないんですか?」
だって、よく分からないうちにここに立っていて、理不尽な説明を聞かされ、だんだん疲れてきた。
「おぉ、これは気が効かん事で申し訳ないのぉ~。」
と、おじいさんは杖を振った。
まぁなんと言う事でしょう~、と某番組の曲とアナウンスが脳内に流れる。だって、目の前にはウッドデッキのような所に白いテーブルと椅子、テーブルの上には紅茶とクッキーが置いてある。オープンカフェの一角が野原の真ん中にポツンと出現している。
「さぁ、座ってゆっくり話そう。」
と言われて、椅子に腰掛け紅茶を一口飲んでみた。
「………美味しい。」
「遠慮せんと、クッキーもどうじゃ??いくら飲んでも食べても減らないよう出来ておる。」 確かに飲んでも減って無い、一枚クッキーを手に取ると、そこにまたクッキーが現れる。クッキーもすごく美味しい。自然と笑顔になってしまう。その様子をおじいさん……もとい自称神様がニコニコと見ている。
「……コホン。」
私、チョロいな……。
少し気まずくなり、咳払いをして話しの先を促す。
「おぉ、そうじゃ。それで、少しでもこの世界の人を助けたいと思い転移装置を作ったんじゃが、動かした途端システムエラーで暴走しだして、君が巻き込まれてしまったんじゃ。まさか、こんな事になるとはのぉ~。それでじゃ、もうどうする事も出来んから、君にはここで暮してもらうと思う。この世界には、魔力がある。魔物もおる。しかし、魔力を使えても火をつけるとか、水をコップ一杯出す、そよ風を吹かす位じゃ。」
「えっ、そんな魔力なら、要らないんじゃないの??」
「そうじゃなぁ。少し便利くらいじゃな。ほれ、小説とかである治癒魔法や、薬草でポーションなんて物はないんじゃ。しかも火をつける魔力でも1日3回も使えば魔力は切れてしまい、動けなくなってしまうんじゃよ。」
……なんだそれ!ショボ!!
と、おじいさんは膝に頭が付くくらい頭を下げて謝っている。おじいさん相手に怒鳴りつけてるのが少し可哀想になってきた。…でも、謝って済む問題ではないと思う!これからどうなるんだろう…。
「あの、許す事は出来ませんが、これから私はどうなるんでしょうか?」
「うむ、そうじゃなぁ~。謝って済む事ではないな。じゃが、すまん!」
と、もう一度頭を下げてから
「君には、この世界に住んでもらう事になる。帰す方法がないのじゃから仕方ない。なんとなく気づいておるかもしれんが、わしは神じゃ。この宇宙の神なのじゃ。この世界はなかなか文明が発達せず、食料も不足しておる。ただの風邪で命を落とす者も沢山おるのじゃ。」
「あの……、その話長くなりそうですよね?ずっと立ったままで疲れてきたんですが、何処か座ってゆっくりお茶でも出来る場所はないんですか?」
だって、よく分からないうちにここに立っていて、理不尽な説明を聞かされ、だんだん疲れてきた。
「おぉ、これは気が効かん事で申し訳ないのぉ~。」
と、おじいさんは杖を振った。
まぁなんと言う事でしょう~、と某番組の曲とアナウンスが脳内に流れる。だって、目の前にはウッドデッキのような所に白いテーブルと椅子、テーブルの上には紅茶とクッキーが置いてある。オープンカフェの一角が野原の真ん中にポツンと出現している。
「さぁ、座ってゆっくり話そう。」
と言われて、椅子に腰掛け紅茶を一口飲んでみた。
「………美味しい。」
「遠慮せんと、クッキーもどうじゃ??いくら飲んでも食べても減らないよう出来ておる。」 確かに飲んでも減って無い、一枚クッキーを手に取ると、そこにまたクッキーが現れる。クッキーもすごく美味しい。自然と笑顔になってしまう。その様子をおじいさん……もとい自称神様がニコニコと見ている。
「……コホン。」
私、チョロいな……。
少し気まずくなり、咳払いをして話しの先を促す。
「おぉ、そうじゃ。それで、少しでもこの世界の人を助けたいと思い転移装置を作ったんじゃが、動かした途端システムエラーで暴走しだして、君が巻き込まれてしまったんじゃ。まさか、こんな事になるとはのぉ~。それでじゃ、もうどうする事も出来んから、君にはここで暮してもらうと思う。この世界には、魔力がある。魔物もおる。しかし、魔力を使えても火をつけるとか、水をコップ一杯出す、そよ風を吹かす位じゃ。」
「えっ、そんな魔力なら、要らないんじゃないの??」
「そうじゃなぁ。少し便利くらいじゃな。ほれ、小説とかである治癒魔法や、薬草でポーションなんて物はないんじゃ。しかも火をつける魔力でも1日3回も使えば魔力は切れてしまい、動けなくなってしまうんじゃよ。」
……なんだそれ!ショボ!!
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