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25 やきもち
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なんかすごく良い匂いがする~!
なんともお腹を刺激する匂いに、機織りの手を止めて炊事場に行ってみると、桃と同じくらいの歳になったサクラが料理を作っていた。
同じように料理の匂いに釣られてやってきたクロは、源よりも少し歳上の立派な青年になっていた。
クロモも2人を見て固まっていた。
「さあ、出来ました。カレーライスという物ですよ。」
カレーは、少しピリッと辛いけど、次々に口に入れたくなる美味しさで、昼ごはんなのに、皆んなおかわりして食べてしまった。
お腹がはち切れそうになりながら、ヒヨコを見に行くと、凄い数のヒヨコになっていて、もぅ親鶏と同じくらいに成長した鶏が数羽、新しくその子達が入る部屋を作ってもらっていた。
さらに、部屋にはそれぞれの布団があり、オスの成長した鶏が、そこにメスばっかりの小屋からメスを連れてきていた。
「嫁、歌をありがとう!」
「嫁、林檎をありがとう!!」
「嫁だ!」
「嫁だ!」
「あれ、皆んな話せるの?」
「嫁、林檎くれた。」
「嫁、歌ってくれた。」
「話せる。」
「そっかぁー、どんどん楽しくなるね!!」
さーて、私も頑張って機織りするぞー!!
そして、またカレーの味の幸せを噛み締め、歌いながら織った。
その頃、クロは大忙しだった。どんどん卵が増えていき、ヒヨコだったのが鶏になりさらに卵が増える。
どんどんヒヨコが孵り、餌を作っては食べさせて、卵を孵卵器に入れる。その頃にはもぅヒヨコが孵り、卵も増えている。
僕ってどれだけ兄弟増えるの?すでに姪っ子や甥っ子まで増えていってるし。
そして、しゃべる奴多過ぎる!
でも、桃の歌が聞こえてくるとついつい一緒に歌ってしまう。
あるじも歌ってたし、仕方ないよね!
サクラは、食事の後片付けを終わらせて、クロモに呼ばれたので部屋まで行くと、桜の飾りがついたヘアゴムを褒美に貰った。
小さな姿の時は髪の毛が肩に届かなかったが、大きくなったサクラの髪は背中の半分ほどまで長くなっていた。
料理や掃除の時に邪魔だなと思っていたから、一つにまとめるのに大変便利だ。
「あるじ様、ありがとうございます。大切に大切に使わせていただきますね!」
「気軽に使え。サクラは頑張ってくれているからな!これからも頼むぞ!」
「はい、あるじ様。」
晩御飯の支度をしているサクラを見ると、可愛らしい桜の飾りのゴムで髪の毛をまとめている。
桃は、サクラがいつも頑張ってるからクロモ様にもらったんだろうなぁと思いながらも、何故かモヤモヤした嫌な気持ちになってしまう。
桃だって可愛いゴムをもらったし、サクラがとても頑張ってくれている事も分かっている。
なのに、モヤモヤしてしまう。そんな自分が嫌だった。
サクラは気付かないフリをしながら、後でこっそりとクロモに桃がやきもちを妬いてると報告しておいた。本当に、できたサクラだ。
そんな事にも気付かず、桃は美味しい晩御飯を食べ、デザートの林檎も食べて勉強をしていた。
しばらくしてクロモが、桃の部屋に来て、手紙を渡してくれる。
ずっと待っていた小梅からの手紙だ。
辿々しい字で、爺様の所での生活や、桃が大切にされていて良かったなどと書かれていた。
桃は早速、返事を書いていると、クロモがココアとサクラが作ったスイートポテトというおやつを持ってきてくれた。
今日は、サクラもクロも自分の部屋で勉強をするのだと食後に部屋に引っ込んでしまった。
またスイートポテトを食べて変なポーズをして泣いていた桃だが、クロモにキスされて正気に戻った。
そのまま、クロモに押し倒されて、見てもいいよな?と言われ、何の事だ??と思ってるうちにパジャマのボタンを、外された。
林檎のおかげで、そこそこ大きくなった胸を見て、クロモは急に鼻血を出し、前屈みになって走っていった。
どーしたんだろ。クロモ様大丈夫かなぁ?
あっ、ココア冷めちゃう!スイートポテトも食べてから手紙の続きを書こうっと!
なんともお腹を刺激する匂いに、機織りの手を止めて炊事場に行ってみると、桃と同じくらいの歳になったサクラが料理を作っていた。
同じように料理の匂いに釣られてやってきたクロは、源よりも少し歳上の立派な青年になっていた。
クロモも2人を見て固まっていた。
「さあ、出来ました。カレーライスという物ですよ。」
カレーは、少しピリッと辛いけど、次々に口に入れたくなる美味しさで、昼ごはんなのに、皆んなおかわりして食べてしまった。
お腹がはち切れそうになりながら、ヒヨコを見に行くと、凄い数のヒヨコになっていて、もぅ親鶏と同じくらいに成長した鶏が数羽、新しくその子達が入る部屋を作ってもらっていた。
さらに、部屋にはそれぞれの布団があり、オスの成長した鶏が、そこにメスばっかりの小屋からメスを連れてきていた。
「嫁、歌をありがとう!」
「嫁、林檎をありがとう!!」
「嫁だ!」
「嫁だ!」
「あれ、皆んな話せるの?」
「嫁、林檎くれた。」
「嫁、歌ってくれた。」
「話せる。」
「そっかぁー、どんどん楽しくなるね!!」
さーて、私も頑張って機織りするぞー!!
そして、またカレーの味の幸せを噛み締め、歌いながら織った。
その頃、クロは大忙しだった。どんどん卵が増えていき、ヒヨコだったのが鶏になりさらに卵が増える。
どんどんヒヨコが孵り、餌を作っては食べさせて、卵を孵卵器に入れる。その頃にはもぅヒヨコが孵り、卵も増えている。
僕ってどれだけ兄弟増えるの?すでに姪っ子や甥っ子まで増えていってるし。
そして、しゃべる奴多過ぎる!
でも、桃の歌が聞こえてくるとついつい一緒に歌ってしまう。
あるじも歌ってたし、仕方ないよね!
サクラは、食事の後片付けを終わらせて、クロモに呼ばれたので部屋まで行くと、桜の飾りがついたヘアゴムを褒美に貰った。
小さな姿の時は髪の毛が肩に届かなかったが、大きくなったサクラの髪は背中の半分ほどまで長くなっていた。
料理や掃除の時に邪魔だなと思っていたから、一つにまとめるのに大変便利だ。
「あるじ様、ありがとうございます。大切に大切に使わせていただきますね!」
「気軽に使え。サクラは頑張ってくれているからな!これからも頼むぞ!」
「はい、あるじ様。」
晩御飯の支度をしているサクラを見ると、可愛らしい桜の飾りのゴムで髪の毛をまとめている。
桃は、サクラがいつも頑張ってるからクロモ様にもらったんだろうなぁと思いながらも、何故かモヤモヤした嫌な気持ちになってしまう。
桃だって可愛いゴムをもらったし、サクラがとても頑張ってくれている事も分かっている。
なのに、モヤモヤしてしまう。そんな自分が嫌だった。
サクラは気付かないフリをしながら、後でこっそりとクロモに桃がやきもちを妬いてると報告しておいた。本当に、できたサクラだ。
そんな事にも気付かず、桃は美味しい晩御飯を食べ、デザートの林檎も食べて勉強をしていた。
しばらくしてクロモが、桃の部屋に来て、手紙を渡してくれる。
ずっと待っていた小梅からの手紙だ。
辿々しい字で、爺様の所での生活や、桃が大切にされていて良かったなどと書かれていた。
桃は早速、返事を書いていると、クロモがココアとサクラが作ったスイートポテトというおやつを持ってきてくれた。
今日は、サクラもクロも自分の部屋で勉強をするのだと食後に部屋に引っ込んでしまった。
またスイートポテトを食べて変なポーズをして泣いていた桃だが、クロモにキスされて正気に戻った。
そのまま、クロモに押し倒されて、見てもいいよな?と言われ、何の事だ??と思ってるうちにパジャマのボタンを、外された。
林檎のおかげで、そこそこ大きくなった胸を見て、クロモは急に鼻血を出し、前屈みになって走っていった。
どーしたんだろ。クロモ様大丈夫かなぁ?
あっ、ココア冷めちゃう!スイートポテトも食べてから手紙の続きを書こうっと!
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