83 / 92
第五章 領地の拡大
第83話 街道にて。ギャロップとソナタ
しおりを挟む
俺はフォー辺境伯からもらった騎竜に乗って、我がエトワール伯爵領の領都ベルメールへ向かう。
フォー辺境伯は、番いの騎竜を贈ってくれた。
オスの名前はギャロップ。メスがソナタだ。
二頭とも気性が大人しくフレンドリーな騎竜なので、初心者の俺でも扱いやすい。
俺が乗っているのは、オスのギャロップだ。
メスのソナタには、護衛として同行しているネコネコ騎士のみーちゃんが乗っている。
王都からフォー辺境伯領の領都デバラスまで伸びるアリアナ街道は、今日、我がエトワール伯爵領の領都ベルメールまでつながったのだ。
俺の弾む気持ちが、騎竜にもわかるのだろう。
俺の乗る騎竜ギャロップは、軽快な足取りでアリアナ街道を進む。
先頭はフォー辺境伯だ。
次は俺とみーちゃん。
南部貴族のおっさんたちが乗る騎竜が続き、最後に王都から来た貴族が乗る馬車だ。
フォー辺境伯が、スッと騎竜を道路の右に寄せた。
手を上げて『右に寄れ』と合図を出している。
俺もフォー辺境伯と同じように騎竜を右に寄せ、後方へ向けて手で合図を送る。
前方にキャラバンが見えてきた。
領都デバラスを先発した馬車だ。
俺たちが一列になって、右側から馬車を追い越していくと駅馬車の乗客たちが手を振った。
「おおい!」
「騎竜だ!」
特に子供が大喜びしている。
俺が手を振り返すと、駅馬車に乗った小さな男の子が、ブンブンと腕が千切れんばかりに手を振った。
騎竜の一団は、キャラバンを追い越して進む。
「エトワール伯爵!」
後ろから俺に声が掛かった。
振り向くと懐かしい顔があった。
ジロンド子爵だ!
親しみのある丸顔が、嬉しそうに笑っている。
親戚感が凄いあるな。
俺は嬉しくなって、思わず騎竜から立ち上がって手を振る。
「ジロンド子爵! お久しぶりです!」
「ああ、久しぶりだな! いっちょ前に騎竜に乗って! やるな!」
「ええ。フォー辺境伯と交渉して手に入れました!」
「ハハハ! でかした!」
王都から脱出して、暖かく歓待してくれた初めての南部貴族がジロンド子爵だ。
俺たちエトワール伯爵家にとって、もっとも親しい貴族家である。
ネコネコ騎士のみーちゃんも嬉しそうに笑う。
「ニャ! ジロンド子爵! 久しぶりニャ!」
「おお! みーちゃんも元気そうだ!」
「ベルメールは、お魚が美味しいニャ! ジロンド子爵も食べるニャ!」
「そりゃ楽しみだ!」
俺、ジロンド子爵、みーちゃんで、これまでのことを色々話す。
ジロンド子爵は、土嚢工法を自領でもやってみると約束してくれた。
「実際に走ってみれば一目瞭然だ。さっき馬車を抜いただろう? あれ、今までの道だったら、平民の乗る馬車が道の外に出なきゃならなかったからね」
「あー! 道幅が広くなりましたからね!」
「そうそう! それにこれだけ道が平らだと、馬車も速度が出ている。アリアナ街道全線が、この道路と同じになれば移動が相当楽だ」
ジロンド子爵は、大いに納得している。
やはり、こうして実際に、『見て』、『触れて』、『走って』みれば、道普請の大切さが分かる。
今日はこれから我がエトワール伯爵領の領都ベルメールで祝いの会があるのだ。
大勢の南部貴族を招いて、非常に予算が掛かった。
だが、この延伸したアリアナ街道を走ってもらい、道普請の大切さを体感してもらえるのならば、予算をかけた意味がある。
南部に新しい規格の道路が敷設され、物流が加速することは間違いない。
俺はふとフォー辺境伯のことをジロンド子爵に相談してみた。
道普請延長でフォー辺境伯は、政治力を発揮した。
俺はフォー辺境伯の手腕に舌を巻くとともに、ちょっと警戒感を抱いたのだ。
フォー辺境伯は、我がエトワール伯爵領に影響力を持ちすぎではないか?
ジロンド子爵に俺の気持ちを伝えると、ジロンド子爵はふんふんと騎竜に乗りながら熱心に聞いてくれた。
「なるほどねえ……。いや、エトワール伯爵も成長しているんだな。そうやって、相手の行動を考えるようになったのは良いことだよ」
ジロンド子爵は、親戚のお兄ちゃんのような口調で話し出した。
「なあ、エトワール伯爵。南部貴族をどう思う?」
「え?」
「暑苦しいだろ? うるさい親戚のおじさんみたいな感じでさ。何かあると騎竜に乗ってやって来て、あれこれと世話を焼きたがる。俺のところもそうだったよ。いや、今もだな! プレッシュがどうの、パンの焼き加減がどうの……うるさいったらありゃしないよ!」
「ハハハ! そんな感じですね!」
「つまりさ。南部はみんな親戚みたいな感じなんだ。エトワール伯爵は、王都から来たから面食らうことも多いと思うけど、俺が見たところ結構馴染んでいると思うよ」
「そうですか?」
「ああ! 騎竜の乗る姿もサマになってきた!」
俺はちょっとふざけて、騎竜の上で姿勢をビシッと正して見せた。
俺の様子を見たジロンド子爵が笑う。
「まあ、そういう親戚づきあいの中で、貴族としての利益を確保するのが南部貴族なのさ」
「なるほど……そういうものですか……」
するとフォー辺境伯の行動は、悪意のある行動ではなく、『親戚なんだから、関わりを持つ』的な、ちょっと暑苦しい親戚のおじさん的な行動なのだろう。
ああ、フォー辺境伯の暑苦しい顔が……。
眼前に迫ってくるようだ……。
王都は、どうなのだろう?
貧乏だったエトワール伯爵家は、王都の貴族と付き合いがなかった。
それでも執事のセバスチャンから、貴族とはこうだと話は聞いていた。
セバスチャンは、執事同士のコネクションを持っていたらしく、時々貴族情報を伝えてくれた。
その乏しい知識で考えると、王都の貴族はもっとドライ、ビジネスライクな付き合いだと思う。
南部貴族は、人間関係が王都よりウエットなのだ。
貴族間のビジネスでの付き合い、政治的な付き合いもウエット……より深くなるのだろう。
これは俺が合わせなくてはならない。
「南部貴族のやり方に早く慣れるようにします。その上で、フォー辺境伯のように利益を確保すると……」
「わかるようになっただけ大したものだよ。俺がエトワール伯爵の年頃は、騎竜に乗って魔物狩りばっかりやっていたな! ハハハ!」
俺はジロンド子爵と話すことで、すっかり不安はなくなっていた。
フォー辺境伯が、ウチの領地経営に影響力を発揮するなら、若輩の俺が良い意味で甘えさせてもらえば良い。
「オーイ! エトワール伯爵! ジロンド子爵! 二人で話してないで、俺も仲間に入れろよ!」
ほら、暑苦しい親戚のおじさんだ!
話題の主、フォー辺境伯が、スルスルと下がってきた。
俺に並んで騎竜を走らせる。
「いやあ、道普請で良かったのはさ。こうして騎竜を並べて走れるところだな!」
フォー辺境伯は、ご満悦だ。
フォー辺境伯とジロンド子爵、どちらも俺の手本とすべき南部貴族だ。
俺は手本となる人がいることに、心から感謝をした。
フォー辺境伯、俺、ジロンド子爵の三頭の騎竜が横並びになって、アリアナ街道を進む。
俺たちは仲の良い親戚のように冗談を言い合いながら、賑やかに騎竜を走らせた。
フォー辺境伯は、番いの騎竜を贈ってくれた。
オスの名前はギャロップ。メスがソナタだ。
二頭とも気性が大人しくフレンドリーな騎竜なので、初心者の俺でも扱いやすい。
俺が乗っているのは、オスのギャロップだ。
メスのソナタには、護衛として同行しているネコネコ騎士のみーちゃんが乗っている。
王都からフォー辺境伯領の領都デバラスまで伸びるアリアナ街道は、今日、我がエトワール伯爵領の領都ベルメールまでつながったのだ。
俺の弾む気持ちが、騎竜にもわかるのだろう。
俺の乗る騎竜ギャロップは、軽快な足取りでアリアナ街道を進む。
先頭はフォー辺境伯だ。
次は俺とみーちゃん。
南部貴族のおっさんたちが乗る騎竜が続き、最後に王都から来た貴族が乗る馬車だ。
フォー辺境伯が、スッと騎竜を道路の右に寄せた。
手を上げて『右に寄れ』と合図を出している。
俺もフォー辺境伯と同じように騎竜を右に寄せ、後方へ向けて手で合図を送る。
前方にキャラバンが見えてきた。
領都デバラスを先発した馬車だ。
俺たちが一列になって、右側から馬車を追い越していくと駅馬車の乗客たちが手を振った。
「おおい!」
「騎竜だ!」
特に子供が大喜びしている。
俺が手を振り返すと、駅馬車に乗った小さな男の子が、ブンブンと腕が千切れんばかりに手を振った。
騎竜の一団は、キャラバンを追い越して進む。
「エトワール伯爵!」
後ろから俺に声が掛かった。
振り向くと懐かしい顔があった。
ジロンド子爵だ!
親しみのある丸顔が、嬉しそうに笑っている。
親戚感が凄いあるな。
俺は嬉しくなって、思わず騎竜から立ち上がって手を振る。
「ジロンド子爵! お久しぶりです!」
「ああ、久しぶりだな! いっちょ前に騎竜に乗って! やるな!」
「ええ。フォー辺境伯と交渉して手に入れました!」
「ハハハ! でかした!」
王都から脱出して、暖かく歓待してくれた初めての南部貴族がジロンド子爵だ。
俺たちエトワール伯爵家にとって、もっとも親しい貴族家である。
ネコネコ騎士のみーちゃんも嬉しそうに笑う。
「ニャ! ジロンド子爵! 久しぶりニャ!」
「おお! みーちゃんも元気そうだ!」
「ベルメールは、お魚が美味しいニャ! ジロンド子爵も食べるニャ!」
「そりゃ楽しみだ!」
俺、ジロンド子爵、みーちゃんで、これまでのことを色々話す。
ジロンド子爵は、土嚢工法を自領でもやってみると約束してくれた。
「実際に走ってみれば一目瞭然だ。さっき馬車を抜いただろう? あれ、今までの道だったら、平民の乗る馬車が道の外に出なきゃならなかったからね」
「あー! 道幅が広くなりましたからね!」
「そうそう! それにこれだけ道が平らだと、馬車も速度が出ている。アリアナ街道全線が、この道路と同じになれば移動が相当楽だ」
ジロンド子爵は、大いに納得している。
やはり、こうして実際に、『見て』、『触れて』、『走って』みれば、道普請の大切さが分かる。
今日はこれから我がエトワール伯爵領の領都ベルメールで祝いの会があるのだ。
大勢の南部貴族を招いて、非常に予算が掛かった。
だが、この延伸したアリアナ街道を走ってもらい、道普請の大切さを体感してもらえるのならば、予算をかけた意味がある。
南部に新しい規格の道路が敷設され、物流が加速することは間違いない。
俺はふとフォー辺境伯のことをジロンド子爵に相談してみた。
道普請延長でフォー辺境伯は、政治力を発揮した。
俺はフォー辺境伯の手腕に舌を巻くとともに、ちょっと警戒感を抱いたのだ。
フォー辺境伯は、我がエトワール伯爵領に影響力を持ちすぎではないか?
ジロンド子爵に俺の気持ちを伝えると、ジロンド子爵はふんふんと騎竜に乗りながら熱心に聞いてくれた。
「なるほどねえ……。いや、エトワール伯爵も成長しているんだな。そうやって、相手の行動を考えるようになったのは良いことだよ」
ジロンド子爵は、親戚のお兄ちゃんのような口調で話し出した。
「なあ、エトワール伯爵。南部貴族をどう思う?」
「え?」
「暑苦しいだろ? うるさい親戚のおじさんみたいな感じでさ。何かあると騎竜に乗ってやって来て、あれこれと世話を焼きたがる。俺のところもそうだったよ。いや、今もだな! プレッシュがどうの、パンの焼き加減がどうの……うるさいったらありゃしないよ!」
「ハハハ! そんな感じですね!」
「つまりさ。南部はみんな親戚みたいな感じなんだ。エトワール伯爵は、王都から来たから面食らうことも多いと思うけど、俺が見たところ結構馴染んでいると思うよ」
「そうですか?」
「ああ! 騎竜の乗る姿もサマになってきた!」
俺はちょっとふざけて、騎竜の上で姿勢をビシッと正して見せた。
俺の様子を見たジロンド子爵が笑う。
「まあ、そういう親戚づきあいの中で、貴族としての利益を確保するのが南部貴族なのさ」
「なるほど……そういうものですか……」
するとフォー辺境伯の行動は、悪意のある行動ではなく、『親戚なんだから、関わりを持つ』的な、ちょっと暑苦しい親戚のおじさん的な行動なのだろう。
ああ、フォー辺境伯の暑苦しい顔が……。
眼前に迫ってくるようだ……。
王都は、どうなのだろう?
貧乏だったエトワール伯爵家は、王都の貴族と付き合いがなかった。
それでも執事のセバスチャンから、貴族とはこうだと話は聞いていた。
セバスチャンは、執事同士のコネクションを持っていたらしく、時々貴族情報を伝えてくれた。
その乏しい知識で考えると、王都の貴族はもっとドライ、ビジネスライクな付き合いだと思う。
南部貴族は、人間関係が王都よりウエットなのだ。
貴族間のビジネスでの付き合い、政治的な付き合いもウエット……より深くなるのだろう。
これは俺が合わせなくてはならない。
「南部貴族のやり方に早く慣れるようにします。その上で、フォー辺境伯のように利益を確保すると……」
「わかるようになっただけ大したものだよ。俺がエトワール伯爵の年頃は、騎竜に乗って魔物狩りばっかりやっていたな! ハハハ!」
俺はジロンド子爵と話すことで、すっかり不安はなくなっていた。
フォー辺境伯が、ウチの領地経営に影響力を発揮するなら、若輩の俺が良い意味で甘えさせてもらえば良い。
「オーイ! エトワール伯爵! ジロンド子爵! 二人で話してないで、俺も仲間に入れろよ!」
ほら、暑苦しい親戚のおじさんだ!
話題の主、フォー辺境伯が、スルスルと下がってきた。
俺に並んで騎竜を走らせる。
「いやあ、道普請で良かったのはさ。こうして騎竜を並べて走れるところだな!」
フォー辺境伯は、ご満悦だ。
フォー辺境伯とジロンド子爵、どちらも俺の手本とすべき南部貴族だ。
俺は手本となる人がいることに、心から感謝をした。
フォー辺境伯、俺、ジロンド子爵の三頭の騎竜が横並びになって、アリアナ街道を進む。
俺たちは仲の良い親戚のように冗談を言い合いながら、賑やかに騎竜を走らせた。
100
お気に入りに追加
3,501
あなたにおすすめの小説
武田信玄Reローデッド~チートスキル『ネット通販風林火山』で、現代の物をお取り寄せ無双して、滅亡する武田家の運命をチェンジ!
武蔵野純平
ファンタジー
第3回まんが王国コミカライズコンテストにて優秀賞を受賞しました! 応援感謝です!
戦国時代をモチーフにした和風の異世界ファンタジー!
平凡なサラリーマンだった男は、若き日の武田信玄――十四歳の少年、武田太郎に転生した。戦国最強の騎馬軍団を率いる武田家は、織田信長や徳川家康ですら恐れた大名家だ。だが、武田信玄の死後、武田家は滅亡する運命にある。
武田太郎は、転生時神様に貰ったチートスキル『ネット通販風林火山』を使って、現代日本のアイテムを戦国時代に持ち込む。通販アイテムを、内政、戦争に生かすうちに、少しずつ歴史が変わり出す。
武田家の運命を変えられるのか?
史実の武田信玄が夢見た上洛を果すのか?
タイトル変更しました!
旧タイトル:転生! 風林火山!~武田信玄に転生したので、ネット通販と現代知識でチート!
※この小説はフィクションです。
本作はモデルとして天文三年初夏からの戦国時代を題材にしておりますが、日本とは別の異世界の話しとして書き進めています。
史実と違う点がありますが、ご了承下さい。
外れスキルは、レベル1!~異世界転生したのに、外れスキルでした!
武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生したユウトは、十三歳になり成人の儀式を受け神様からスキルを授かった。
しかし、授かったスキルは『レベル1』という聞いたこともないスキルだった。
『ハズレスキルだ!』
同世代の仲間からバカにされるが、ユウトが冒険者として活動を始めると『レベル1』はとんでもないチートスキルだった。ユウトは仲間と一緒にダンジョンを探索し成り上がっていく。
そんなユウトたちに一人の少女た頼み事をする。『お父さんを助けて!』
左遷されたオッサン、移動販売車と異世界転生でスローライフ!?~貧乏孤児院の救世主!
武蔵野純平
ファンタジー
大手企業に勤める平凡なアラフォー会社員の米櫃亮二は、セクハラ上司に諫言し左遷されてしまう。左遷先の仕事は、移動販売スーパーの運転手だった。ある日、事故が起きてしまい米櫃亮二は、移動販売車ごと異世界に転生してしまう。転生すると亮二と移動販売車に不思議な力が与えられていた。亮二は転生先で出会った孤児たちを救おうと、貧乏孤児院を宿屋に改装し旅館経営を始める。
追放王子の異世界開拓!~魔法と魔道具で、辺境領地でシコシコ内政します
武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生した王子・アンジェロは、隣国の陰謀によって追放される。しかし、その追放が、彼の真の才能を開花させた。彼は現代知識を活かして、内政で領地を発展させ、技術で戦争を制することを決意する。
アンジェロがまず手がけたのは、領地の開発だった。新しい技術を導入し、特産品を開発することで、領地の収入を飛躍的に向上させた。次にアンジェロは、現代の科学技術と異世界の魔法を組み合わせ、飛行機を開発する。飛行機の登場により、戦争は新たな局面を迎えることになった。
戦争が勃発すると、アンジェロは仲間たちと共に飛行機に乗って出撃する。追放された王子が突如参戦したことに驚嘆の声が上がる。同盟国であった隣国が裏切りピンチになるが、アンジェロの活躍によって勝利を収める。その後、陰謀の黒幕も明らかになり、アンジェロは新たな時代の幕開けを告げる。
アンジェロの歴史に残る勇姿が、異世界の人々の心に深く刻まれた。
※書籍化、コミカライズのご相談をいただけます。
平民として生まれた男、努力でスキルと魔法が使える様になる。〜イージーな世界に生まれ変わった。
モンド
ファンタジー
1人の男が異世界に転生した。
日本に住んでいた頃の記憶を持ったまま、男は前世でサラリーマンとして長年働いてきた経験から。
今度生まれ変われるなら、自由に旅をしながら生きてみたいと思い描いていたのだ。
そんな彼が、15歳の成人の儀式の際に過去の記憶を思い出して旅立つことにした。
特に使命や野心のない男は、好きなように生きることにした。
日本帝国陸海軍 混成異世界根拠地隊
北鴨梨
ファンタジー
太平洋戦争も終盤に近付いた1944(昭和19)年末、日本海軍が特攻作戦のため終結させた南方の小規模な空母機動部隊、北方の輸送兼対潜掃討部隊、小笠原増援輸送部隊が突如として消失し、異世界へ転移した。米軍相手には苦戦続きの彼らが、航空戦力と火力、機動力を生かして他を圧倒し、図らずも異世界最強の軍隊となってしまい、その情勢に大きく関わって引っ掻き回すことになる。
異世界でぼっち生活をしてたら幼女×2を拾ったので養うことにした
せんせい
ファンタジー
自身のクラスが勇者召喚として呼ばれたのに乗り遅れてお亡くなりになってしまった主人公。
その瞬間を偶然にも神が見ていたことでほぼ不老不死に近い能力を貰い異世界へ!
約2万年の時を、ぼっちで過ごしていたある日、いつも通り森を闊歩していると2人の子供(幼女)に遭遇し、そこから主人公の物語が始まって行く……。
―――
若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双
たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。
ゲームの知識を活かして成り上がります。
圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる