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第四章 国際都市ベルメールへ
第66話 貴族の流儀 殴られたら殴り返す
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「主! 用があると聞いたぞ!」
ダークエルフのエクレールが引き締まった表情でやって来た。
ここは屋敷の裏で、ジロンド子爵から届いた壺が三つ置いてある。
ここにいるのは、俺、執事のセバスチャン、護衛のシューさん、そしてダークエルフのエクレールの四人だけだ。
妹のマリーも、秘書のシフォンさんもいない。
エクレールは顔ぶれを見て、秘密の話だとわかったのだろう。
俺はジロンド子爵の手紙をエクレールに見せた。
「なるほど……。私に顔を確認させたいのだな?」
「そうだ。頼めるか?」
「もちろん」
執事のセバスチャンによって、ツボの蓋が取り払われる。
悪臭が漂う。吐きそうだ。
俺は思わずぼやく。
「夏場にこれはキツいな……」
「まったくだ。さっさと首実検をしてしまおう。主は見なくてもいいぞ」
「いや。俺も見るよ」
これはエトワール伯爵家当主として避けてはならない。
この壺の中身は、俺たちの命を狙った下手人の首なのだ。
俺はグッと奥歯をかみ悪臭に耐える。
壺の中をのぞき込むと、塩漬けの首だった。
ガラが悪い連中だと一目見て分かる。
スゲエな。『ムンクの叫び』みたいな顔で、首を切られて壺に押し込まれている。
ジロンド子爵は、容赦ないな。
次の壺、三つ目の壺も同じだ。
ムンクの叫び三連チャンを見せつけられて、俺はゲンナリだ。
執事のセバスチャンも俺と同じ気持ちらしく顔をしかめている。
さすがなのはシューさんで、いつもと変わらない表情だ。
エクレールは、ジッと三人を観察している。
三人と数えるのか?
三首かな?
とにかく三つの首のコンディションは良く、誰なのか人物判定出来るだろう。
俺はエクレールに聞く。
「エクレール。こいつらに見覚えは?」
「ああ。この三人で間違いない。主の命を狙っていたグループのリーダーたちだ。これで刺客は全員死んだ。主たちは安全だ」
「ありがとう」
首実検が終り、執事のセバスチャンが、壺に蓋をする。
だが、これで事件は終わりとはいかない。
俺はエクレールを捕らえた時の事情聴取を思い出していた。
『エトワール伯爵の暗殺を依頼したのは誰だ?』
『貴族の使いだ。陰気な雰囲気の人族の男で、四十くらいだった』
――そうだ! ジロンド子爵が、エクレールから聞き出してくれたのだ。
この三つの首以外にエクレールが知っている関係者がもう一人いる。
貴族の使いの陰気な男。人族、四十歳くらい。
この貴族の使いは、エクレールにニセの証文を渡した。
ニセ証文には、ディング伯爵というニセ貴族のサインが記されていた。
俺はエクレールに確認をする。
「エクレール。この三つの首は、ディング伯爵の使いを名乗る男に雇われた刺客で間違いないな?」
「うむ。間違いない」
「ディング伯爵を名乗る男は、その場にいたのか?」
「いや、いない。使いの男だけだった」
「使いの男の顔を覚えているか?」
「ああ。記憶は良い方だ」
さて、どうするか……。
刺客という当面の脅威は排除した。
この陰謀を仕掛けた人物もわかっている。
国王ルドヴィク十四世と宰相マザランだ。
だが、証拠はない。
証人はいる。
貴族の使いの陰気な男。
この男は宰相マザランの命令で動いているのではないか?
ならば、使いの男を捕らえて、宰相マザランに突き付ければ……。
いや、ダメだな。
使いの男を宰相マザランに突き付けても、そんな男は知らないとシラを切るだろう。
マザランは国の宰相なのだ。
どこの馬の骨とも知らない男の証言など証拠にならない。
それに、使いの男を宰相マザランに突き付ければ、俺は宰相マザランと表だって対立することになる。
『国王と宰相マザランが、エトワール伯爵家に陰謀を仕掛けた!』
そう声高に俺が叫んでも、俺の味方はいないだろう。
例えば、ジロンド子爵などは、心情的に俺に味方したくても、『お家の存続』を考えれば味方は出来ないはずだ。
何せ相手は国王と宰相なのだ。
そう考えると、使いの男を捕まえるのは悪手ではないだろうか?
では、使いの男の居場所を突き止めて監視する?
宰相マザランの手下を一人一人調べて監視を付ける?
いや、それも現実的じゃない。
現在のエトワール伯爵家は新興貴族家と変わらない状態で、信頼できる家臣が少ないのだ。
スパイ組織のように敵の組織を監視するなんて無理だ。
だが、何もしないというのも良くない。
また、同じこと――刺客を送り込まれても面倒だ。
俺は腕を組んだまま考え込んでしまった。
俺の迷いを感じた執事のセバスチャンが冷静な口調で問うてきた。
「ノエル様。エクレールを王都へ送り込んで、この件を調査させたいのではありませんか?」
「うん……」
「主! 喜んで王都へ行くぞ! 貴族の使いを名乗った男を捜し出す!」
エクレールはやる気満々だ。
俺はエクレールに悩んでいることを話した。
「エクレールのやる気はありがたいが、俺は先が決められないのだ」
「先? 貴族の使いを名乗った男を捜し出し、主たちを狙えと命じた者を突き止める」
「そして?」
俺の問いにエクレールが、暗い笑みを浮かべた。
俺は首を振る。
「主犯の目星はついている。国王と宰相だろう。だが、殺すのは不味い」
「なぜだ? 主たちの命が狙われたのだぞ!」
「国王と宰相を殺しても、王族が王位を継ぎ、宰相の一族が貴族位を継ぐ……。次代の国王や宰相の跡継ぎが、俺と対立するだろう。結局、命を狙われる状態は変わらない。悪くすると国王の軍勢が攻めてくる」
「なるほど。暗殺は悪手というわけか……」
俺の悩みをエクレールが理解してくれた。
執事のセバスチャンもアゴに手をあてて悩む。
するとエルフのシューさんが口を開いた。
「ノエルは最終的にどうなって欲しい?」
「そうだな……。俺たちの暗殺をあきらめて欲しい」
「なら国王と宰相にメッセージを送れば良い」
「手紙を書けと?」
俺の言葉にシューさんが首を振る。
「使いの男とその首を宰相の屋敷に放り込めば?」
「物騒な提案だね……。宰相の屋敷は大騒ぎになるぞ!」
「それで良い」
執事のセバスチャンが、指をパチンと鳴らした。
「なるほど。宰相へのメッセージですね! 『オマエが犯人だと、わかっているぞ!』というわけですね?」
「そう。宰相が刺客を放った張本人なら、復讐を恐れて自分の守りを固め、こちらにちょっかいを出すのは躊躇する。宰相はバカじゃないでしょ?」
なるほどな。
確かに、宰相への警告になる。
「俺たちにちょっかいを出したら、オマエがこの首と同じ目にあうぞ……か……。かなり強い警告になる」
「ノエルは、まだ少年だからナメられやすい。荒っぽい面も見せておいた方が良い」
確かにシューさんの言う通りだ。
王都ではなめられっぱなしだった。
王都を出る時に、玉座を金の便座に変えてきたが、あれは子供の悪戯の範疇……。
「ここらで国王と宰相のケツを蹴り上げるか!」
俺の言葉に執事のセバスチャンは片頬だけで笑い、シューさんはいつもと変わらない表情でうなずく。
そしてエクレールは、好戦的な笑みを浮かべていた。
俺はエクレールに命じた。
「エクレール。王都パリシイへ向かい、貴族の使いを名乗った男を捜し出せ! そして宰相の屋敷に男の死体とこの三つの首を放り込むのだ!」
「主! 承った!」
殴られたら殴り返す。
シンプルで野蛮だが、侮られないためには必要な貴族の流儀だ。
俺はエクレールにつられてか、好戦的に笑っていた。
ダークエルフのエクレールが引き締まった表情でやって来た。
ここは屋敷の裏で、ジロンド子爵から届いた壺が三つ置いてある。
ここにいるのは、俺、執事のセバスチャン、護衛のシューさん、そしてダークエルフのエクレールの四人だけだ。
妹のマリーも、秘書のシフォンさんもいない。
エクレールは顔ぶれを見て、秘密の話だとわかったのだろう。
俺はジロンド子爵の手紙をエクレールに見せた。
「なるほど……。私に顔を確認させたいのだな?」
「そうだ。頼めるか?」
「もちろん」
執事のセバスチャンによって、ツボの蓋が取り払われる。
悪臭が漂う。吐きそうだ。
俺は思わずぼやく。
「夏場にこれはキツいな……」
「まったくだ。さっさと首実検をしてしまおう。主は見なくてもいいぞ」
「いや。俺も見るよ」
これはエトワール伯爵家当主として避けてはならない。
この壺の中身は、俺たちの命を狙った下手人の首なのだ。
俺はグッと奥歯をかみ悪臭に耐える。
壺の中をのぞき込むと、塩漬けの首だった。
ガラが悪い連中だと一目見て分かる。
スゲエな。『ムンクの叫び』みたいな顔で、首を切られて壺に押し込まれている。
ジロンド子爵は、容赦ないな。
次の壺、三つ目の壺も同じだ。
ムンクの叫び三連チャンを見せつけられて、俺はゲンナリだ。
執事のセバスチャンも俺と同じ気持ちらしく顔をしかめている。
さすがなのはシューさんで、いつもと変わらない表情だ。
エクレールは、ジッと三人を観察している。
三人と数えるのか?
三首かな?
とにかく三つの首のコンディションは良く、誰なのか人物判定出来るだろう。
俺はエクレールに聞く。
「エクレール。こいつらに見覚えは?」
「ああ。この三人で間違いない。主の命を狙っていたグループのリーダーたちだ。これで刺客は全員死んだ。主たちは安全だ」
「ありがとう」
首実検が終り、執事のセバスチャンが、壺に蓋をする。
だが、これで事件は終わりとはいかない。
俺はエクレールを捕らえた時の事情聴取を思い出していた。
『エトワール伯爵の暗殺を依頼したのは誰だ?』
『貴族の使いだ。陰気な雰囲気の人族の男で、四十くらいだった』
――そうだ! ジロンド子爵が、エクレールから聞き出してくれたのだ。
この三つの首以外にエクレールが知っている関係者がもう一人いる。
貴族の使いの陰気な男。人族、四十歳くらい。
この貴族の使いは、エクレールにニセの証文を渡した。
ニセ証文には、ディング伯爵というニセ貴族のサインが記されていた。
俺はエクレールに確認をする。
「エクレール。この三つの首は、ディング伯爵の使いを名乗る男に雇われた刺客で間違いないな?」
「うむ。間違いない」
「ディング伯爵を名乗る男は、その場にいたのか?」
「いや、いない。使いの男だけだった」
「使いの男の顔を覚えているか?」
「ああ。記憶は良い方だ」
さて、どうするか……。
刺客という当面の脅威は排除した。
この陰謀を仕掛けた人物もわかっている。
国王ルドヴィク十四世と宰相マザランだ。
だが、証拠はない。
証人はいる。
貴族の使いの陰気な男。
この男は宰相マザランの命令で動いているのではないか?
ならば、使いの男を捕らえて、宰相マザランに突き付ければ……。
いや、ダメだな。
使いの男を宰相マザランに突き付けても、そんな男は知らないとシラを切るだろう。
マザランは国の宰相なのだ。
どこの馬の骨とも知らない男の証言など証拠にならない。
それに、使いの男を宰相マザランに突き付ければ、俺は宰相マザランと表だって対立することになる。
『国王と宰相マザランが、エトワール伯爵家に陰謀を仕掛けた!』
そう声高に俺が叫んでも、俺の味方はいないだろう。
例えば、ジロンド子爵などは、心情的に俺に味方したくても、『お家の存続』を考えれば味方は出来ないはずだ。
何せ相手は国王と宰相なのだ。
そう考えると、使いの男を捕まえるのは悪手ではないだろうか?
では、使いの男の居場所を突き止めて監視する?
宰相マザランの手下を一人一人調べて監視を付ける?
いや、それも現実的じゃない。
現在のエトワール伯爵家は新興貴族家と変わらない状態で、信頼できる家臣が少ないのだ。
スパイ組織のように敵の組織を監視するなんて無理だ。
だが、何もしないというのも良くない。
また、同じこと――刺客を送り込まれても面倒だ。
俺は腕を組んだまま考え込んでしまった。
俺の迷いを感じた執事のセバスチャンが冷静な口調で問うてきた。
「ノエル様。エクレールを王都へ送り込んで、この件を調査させたいのではありませんか?」
「うん……」
「主! 喜んで王都へ行くぞ! 貴族の使いを名乗った男を捜し出す!」
エクレールはやる気満々だ。
俺はエクレールに悩んでいることを話した。
「エクレールのやる気はありがたいが、俺は先が決められないのだ」
「先? 貴族の使いを名乗った男を捜し出し、主たちを狙えと命じた者を突き止める」
「そして?」
俺の問いにエクレールが、暗い笑みを浮かべた。
俺は首を振る。
「主犯の目星はついている。国王と宰相だろう。だが、殺すのは不味い」
「なぜだ? 主たちの命が狙われたのだぞ!」
「国王と宰相を殺しても、王族が王位を継ぎ、宰相の一族が貴族位を継ぐ……。次代の国王や宰相の跡継ぎが、俺と対立するだろう。結局、命を狙われる状態は変わらない。悪くすると国王の軍勢が攻めてくる」
「なるほど。暗殺は悪手というわけか……」
俺の悩みをエクレールが理解してくれた。
執事のセバスチャンもアゴに手をあてて悩む。
するとエルフのシューさんが口を開いた。
「ノエルは最終的にどうなって欲しい?」
「そうだな……。俺たちの暗殺をあきらめて欲しい」
「なら国王と宰相にメッセージを送れば良い」
「手紙を書けと?」
俺の言葉にシューさんが首を振る。
「使いの男とその首を宰相の屋敷に放り込めば?」
「物騒な提案だね……。宰相の屋敷は大騒ぎになるぞ!」
「それで良い」
執事のセバスチャンが、指をパチンと鳴らした。
「なるほど。宰相へのメッセージですね! 『オマエが犯人だと、わかっているぞ!』というわけですね?」
「そう。宰相が刺客を放った張本人なら、復讐を恐れて自分の守りを固め、こちらにちょっかいを出すのは躊躇する。宰相はバカじゃないでしょ?」
なるほどな。
確かに、宰相への警告になる。
「俺たちにちょっかいを出したら、オマエがこの首と同じ目にあうぞ……か……。かなり強い警告になる」
「ノエルは、まだ少年だからナメられやすい。荒っぽい面も見せておいた方が良い」
確かにシューさんの言う通りだ。
王都ではなめられっぱなしだった。
王都を出る時に、玉座を金の便座に変えてきたが、あれは子供の悪戯の範疇……。
「ここらで国王と宰相のケツを蹴り上げるか!」
俺の言葉に執事のセバスチャンは片頬だけで笑い、シューさんはいつもと変わらない表情でうなずく。
そしてエクレールは、好戦的な笑みを浮かべていた。
俺はエクレールに命じた。
「エクレール。王都パリシイへ向かい、貴族の使いを名乗った男を捜し出せ! そして宰相の屋敷に男の死体とこの三つの首を放り込むのだ!」
「主! 承った!」
殴られたら殴り返す。
シンプルで野蛮だが、侮られないためには必要な貴族の流儀だ。
俺はエクレールにつられてか、好戦的に笑っていた。
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