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ルドルのダンジョン編

第62話 葛藤

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 翌日、エリス姫から共同探索を頼まれた。

「ニューヨークファミリーの動きが、気になるでのう。奴らが占有したと言う5階層のボス部屋の様子を見に行きたいのじゃ。案内を頼む」

 ヒロトルート5階層のボス部屋は、ニューヨークファミリーのケインが占有を宣言した。
 俺達も、どうなったのか気になる。

 朝からダンジョンに潜る。
 4パーティー、合計19名の大所帯だ。

 俺、サクラ、セレーネの1パーティー。
 エリス姫、執事セバスチャン、メイド(戦闘可能)2名、護衛騎士4名、衛士4名の2パーティー。

 冒険者ギルドから護衛依頼で雇われたパーティー、夕焼けドラゴン、が1パーティー。
 夕焼けドラゴンは、大盾を持った戦士1名、革鎧で軽装の剣士が2名、回復役の神官が1名の編成だ。

 夕焼けドラゴンの4人は、Lv15前後。
 正直、ボス部屋にいたニューヨークファミリーの連中よりも、見劣りがする。

 だが、人がいないよりはマシだ。
 エリス姫側としても、王都から増援が来るまでは、地元の戦力を活用するしかない。

 今回は、何が起こるかわからない。
 それも相手は人間だ。
 魔物と違って頭を使ってくる。

 俺は緊張しながら、5階層ボス部屋を目指して先行した。

 セレーネとサクラの間で、夕焼けドラゴンのパーティー名が話題になった。
 移動しながら、おしゃべりをしている

「夕焼けドラゴンって、パーティー名もどうなんだろうね~」

「ドラゴンって付けるパーティーは多いよ。強そうな感じだから、護衛任務とかやるには良い名前よね」

「でも~、夕焼けドラゴン、って、ほのぼのした感じじゃな~い?」

 まあ、そうだよな。
 漆黒のドラゴンとか、白銀のドラゴンとか、そんな感じなら、また違った印象なんだけれどな。

「わたしたちも正式名を付けないとね。セレーネは、どんなパーティー名が良い?」

「う~ん、『恋の狩人と床上手』とか~?」

「何よ、それー!」

 そんな緊張感のない会話が続いた。

 水場で休憩を取り5階層ボス部屋へ向かった。
 エリス姫が、俺に話しかけて来た。

「ヒロトは、どう思うか? ボス部屋の占有は、出来ると思うかの?」

 言われてみれば……。

 ダンジョン内では、30分位たつと、色々な物が吸収されてしまう。
 壁に塗料を塗ったり、目印にクギを打ち付けても、30分たてば吸収されて無くなってしまう。

「木材で壁やドアをボス部屋に作ったとしても、時間が経てば吸収されてしまいそうですよね……」

「うむ。ヒロトも、そう思うか。セバスチャンや騎士達も同じ事を言っておっての」

「ダンジョンの壁を壊して積み上げる……。うーん、現実的じゃないな……」

 ダンジョンの壁は、非常に硬い。
 傷をつける事は出来ても大規模に壊すのは不可能だ。
 仮に出来たとしても、ダンジョンに吸収される可能性もある。

「やはり、見てみないとわからんな」

「はい。間もなくですので、警戒をお願いします」

 通路の先、遠くにボス部屋が見えて来た。
 ボス部屋の入り口は、ふさがれていない。

 エリス姫が、つぶやいた。

「ふむ。壁などは無い様じゃな」

「遠目で見る限り、障害物はありませんね」

 俺達は、更にボス部屋に近づいた。

「中に人がおるの!」

 エリス姫の声に反応して、騎士たちが前に出た。
 サクラとセレーネが、エリス姫をカバーする体制をとる。

 ボス部屋の中には、冒険者が20人位いる。
 俺達に気が付いて、ボス部屋の入り口に大盾を持って走って来た。

 これは……!
 人の壁だ!

 ボス部屋の入り口に、大盾を持った冒険者が横一列に並んでいる。
 その後ろには、ケインと先日会ったLv40のパーティー5人がニラミを利かせる。

 大男の戦士、ガシュムドが指示を出す。

「盾と盾の間に、隙間を作るな! そうだ! ボス部屋に一歩も入れるな!」

 こちらは、前列に騎士たちが出る。
 俺たちは2列目で、エリス姫の側にいる。

 ガシュムドが大声で宣言した。

「このボス部屋は、ニューヨークファミリーのモノだ! 部外者は立ち去れ!」

 空気が震える。
 ガシュムドの腹に響く声に、後の夕焼けドラゴンから小さな悲鳴が上がった。
 ボス部屋の中からケビンがニヤニヤしながら、こちらの様子を伺っている。

 騎士たちが、ひるまず言い返す。

「何を言うか!」
「そこをどけ!」
「第三王女のエリス姫なるぞ!」
「無礼であるぞ!」

 だが、人の壁を作った冒険者たちは動じない。
 エリス姫が、つぶやいた。

「困ったの……。冒険者が相手では、倒して行くわけにもいかぬし……」

 確かに。
 もし、彼らを傷つけ、それが噂になれば、王位継承争いに悪影響が出るだろう。
 
 人の壁を作っている冒険者たちは、首から木や鉄のカードをぶら下げている。
 E、Fランクの冒険者たちだ。

 力押しで排除出来なくもないが数が多い。
 その上、人の壁の向こうには、高ランクのガシュムドたちが控えている。

 セレーネが、声を上げた。

「レッドさん!? ヒロト! あれ、レッドさんじゃない?」

 俺はセレーネが指さす方を見た。

 以前、ダンジョンから素材運びを、手伝って貰ったスケアクロウのレッドさんがいた。
 他のスケアクロウのメンバーも大盾を持って人の壁を作っている。

「レッドさんだ! 道路工事の仕事を引き受けたはずなのに……」

 エリス姫も覗き込んで来た。

「知り合いかの? なら、事情を聞いて来てくれんかの?」

 レッドさんたちは、ルドルの街の冒険者ギルド所属だ。
 王都に本部を置くクラン、ニューヨークファミリーの傘下に、レッドさん達が入っているのはおかしい。
 確かに、何か事情がありそうだ。

 俺は、ボス部屋の中にいるケビンに大声で知らせた。

「ケビン! 知り合いがいる! 話をさせろ!」

「おーう、ヒロト大先生か! 好きにしな」

 ケビンは相変わらずで、気楽に返事をしてきた。
 俺は、にらみ合う騎士団と人の壁の間を通ってレッドさんに近づいた。

「レッドさん! スケアクロウのみなさん!」

「お!? おお! ヒロトか!」

 レッドさんが、大盾越しに返事をした。

「レッドさん、道路工事の仕事は?」

「……あれは、やめた」

「そうですか……。それで……、今の仕事は、ニューヨークファミリーの?」

「そうだ。俺たちスケアクロウは、ニューヨークファミリーの傘下に入ったんだ」

 俺は、レッドさんの耳元で小声で話した。

「レッドさん! ニューヨークファミリーは、やばいクランですよ!」

「……」

 レッドさんは、下を向いて黙ってしまった。

「ホーンラビットの収集依頼が出た時だって、脅して買い占めをしたし」

「……」

「今回だって、ダンジョンのボス部屋を占有するなんて、無茶苦茶ですよ!」

「……」

「レッドさん! ニューヨークファミリーの傘下なんて、やめて下さい!」

 レッドさんは、ため息をついた。
 頭をかき、グッと目に力を込めて、俺をにらんで来た。

「なあ、ヒロト。その位にしてくれないか? 俺たちには、俺たちの事情ってもんがあるんだ」

 レッドさんだけでなく、隣にいるスケアクロウのメンバーも、俺をにらんで来た。

「ヒロト、オマエは凄いよ。新しいルートを見つけて、ギルド指定の依頼をこなして、今じゃ、Cランクの冒険者だ。凄いよ。認めるよ」

「……」

 俺は、レッドさん達の雰囲気に飲まれてしまった。
 何か言いたい事があるのはわかったので、聞き役になる事にした。

「俺たちだって、オマエみたいに活躍したいと思って、田舎から出て来たんだ。けど、甘くなかったよ。冒険者稼業ってやつはさ……。稼げねー、金はねーでさ」

「……」

「なあ、ヒロト。わかるか? 道路工事なんて、本来冒険者の仕事じゃねーよ。俺たちが土にまみれて、汗だくになって工事をしている。その横を、お前たちが颯爽と通り過ぎて行くんだ。俺たちがどんな気持ちで、その姿を見ていると思う?」

「……」

 俺は言い返せなかった。
 俺もFランとして、冒険者らしくないルート仕事ばかりやらされていた。

 田舎の村々を回って、薬草を買い集める。
 行商人の見習いみたいな仕事だった。

 冒険者ギルドで同年代の連中がダンジョンに潜って行くのを、うらやましく見ているだけだった。
 あの時の辛い気持ちは……、軽々しく他人に『わかる!』なんて言って欲しくない。

 レッドさんたちも同じだろう。
 俺が今ここで、『気持ちはわかる』と言っても反発するだけだ。

 レッドさんは、胸を張って続きを語った。

「でもな! ケインさんは、俺達に声を掛けてくれたんだよ! 俺達でも、やれるって言ってくれたんだ!」

「ニューヨークファミリーから、お金が出てるんですよね……」

 レッドさんは目を輝かせて、声のトーンが上がって来た。

「ああ! 毎日、小遣いをくれるよ! メシも食わせてくれるよ! オマケにこのボス部屋で、ボスを倒させてくれるんだ!」

「5階層のボスだと、強くないですか?」

「そりゃ強いよ! でもな、ガシュムドさんたちが、フォローしてくれるんだよ! 弱らせてくれて、俺達がトドメを指すんだ!」

 レッドさんは、鼻息荒く、自分が倒したと自慢してきた。
 だけど、それは違う。

「レッドさん。それ、自分で倒した内に入らないですよ」

「なんでだ! 経験も付いて、レベルも上がったぞ!」

「そりゃ、そうですが……」

「とにかくだ! 俺たちは、ニューヨークファミリーの世話になるって決めたんだ!」

 後ろの方から、ケインがやって来た。
 レッドさんの肩に手を回すと、軽薄に笑いながら俺に告げた。

「なあ、ヒロト大先生よぉ。わかったろ? 俺が、無理強いした訳じゃあ、ないんだよ」

「金、メシ、獲物か」

 ケインは、周りに良く聞こえるように、大声で演説を始めた。

「そう! そう言う事だよ! こいつらだって、ヤレば出来るんだ! ただ、今までは、ちょっとばかし運が無かった。ツイて無かったのさ。だが、もう大丈夫だ! こいつらは、ニューヨークファミリーのメンバーだ! 立派なモンさ!」 

 人の壁になっている冒険者から、次々に声が上がった。

「そうだ! そうだ!」
「俺たちは、ニューヨークファミリーだ!」
「俺たちだって、ヤレるんだ!」
「ここは、通さねえぞ!」

 参ったな。
 人の壁を作っている冒険者たちの気持ちを、ケインにガッチリつかまれてしまっている。

 ケビンが勝ち誇った顔で俺に宣言した。

「どーだ、ヒロト? これが、ニューヨークファミリーの結束だ! 俺たちはファミリー! 家族だ! だから、騎士が相手でも引かねえぞ……」

 エリス姫が連れて来た騎士たちは困惑顔だ。
 冒険者たちの勢いに押されている。

 俺は、エリス姫の所に戻り状況を報告した。

「ふむ。つまり、あやつらは自分自身の意思で、ニューヨークファミリーに参加しておるのじゃな?」

「はい。気持ちを変えさせるのは、難しそうです」

 エリス姫は、ため息をつくと決断をした。

「わかった。今日は様子を見に来ただけじゃ。冒険者ギルドで、ギルドマスターのハゲール殿に相談をしてみよう」

 俺たちは、5階層のボス部屋から撤退した。
 背中越しにレッドさんたちの喜ぶ声が聞こえた。

 ケインの声も聞こえてくる。

「オマエたちさすがだぜ! 俺はヤルと思った! オマエたちは、ヤレると信じてたぜ! 後で、メシと酒を届けるからよ」

 エリス姫が移動しながら俺に話しかけて来た。

「奴らは、うだつの上がらぬ冒険者どもを取り込んだようじゃの」

 俺は、深くため息をつく。

「エリス姫、俺も少し前までは、うだつの上がらない冒険者でした」

「ヒロトがか?」

「はい。Fランとバカにされて、ダンジョンに潜る許可すら貰えなかったのですよ」

「信じられんな……」

「だから、あいつらの気持ちは、わかるんです。あまり悪く言わないでやって下さい」

 エリス姫は、しばらく沈黙してから答えた。

「誰しも、苦労はあるという事じゃな」

「そうですね。ニューヨークファミリーは、俺も好きになれませんが……。あいつらに金と食事と経験を与えている……。チャンスや希望を与えているって見方も出来ます」

「それは……、本来、王家の仕事じゃな……」

 俺は、エリス姫に何も答えなかった。
 王家やエリス姫を批判するのは容易い。

 確かに、彼らは冒険者としてうまく行っていなかった。
 王家が少しは手を差し伸べても良かったと思う。

 だが、完璧な国は、どこにもない。
 全ての冒険者、全ての人を、王家が面倒を見て幸せにするのは、現実的に難しい。

 オーランド王国は、治安が良いし、経済も悪くない。
 冒険者の国なので自由もある。

 他の国に比べれば、かなりマシな方なんだと思う。
 俺は沈黙する事で、王家に敬意を示したつもりだった。

「だからと言って、ニューヨークファミリーの汚い手口を、認める気はありません」

「それとこれとは、別の問題じゃからの」

 俺たちは、冒険者ギルドに向けて急いだ。
 だが、向かった先の冒険者ギルドには、もっと厄介なヤツが待ち構えていた。
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