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第五章 冒険者パーティーひるがお
第76話 冒険者ギルド長の入場です!
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「こんにちはー!」
俺が冒険者ギルドの扉を開くと、ソフィーが元気よく中に入った。
時間は午後二時で、冒険者ギルドの中は閑散としている。
受付カウンターに座るモナさんが、俺とソフィーに気付き笑顔で手を振る。
「あら~! ソフィーちゃん、こんにちは! リョージさん、いらっしゃい!」
「モナおねーちゃん、こんにちは!」
「モナさん、こんにちは。ガイウスから『冒険者ギルドが俺に用がある』と聞いてお邪魔しました」
今朝、ガイウスから電話があったのだ。
スマートフォンの便利さを実感するとともに、『おはようございます。豪腕のガイウスです』と、激シブ声で朝から笑わせにくるガイウスに困ってしまった。
「あっ! その件ですね! じゃあ、こちらへどうぞ!」
モナさんは立ち上がり、冒険者ギルドの奥にある応接室に俺とソフィーを案内した。
応接室……と、一応認識しているが、無骨で頑丈そうな木製のソファーとこれまた頑丈そうな木製のゴツイローテーブルが置かれた部屋だ。
どのくらい頑丈そうかというと、プロレスラーが大暴れしても壊れなさそうな、空手チョップやブレーンバスターをしても壊れなさそうなソファーとローテーブルなのだ。
木製ソファーとローテーブルの位置関係から、『ここは応接室なんだろうな、多分……』と、かろうじて認識できるだけで、『取調室』と紹介されれば納得してしまうレベルだ。
「はい。お水です」
「どうも……」
「ありがとー!」
モナさんが、飲み物を持ってきてくれたが、ゴツイ木のカップに入ったお水だ。
お茶じゃないんだなと思ったが……。
恐らく、この部屋で冒険者たちが乱闘になった時のことを考えると、割れるコップや熱いお茶は危険ということなのだろう。
(何だろう……? 逃げ場のない金網デスマッチだろうか?)
俺が冷や汗をかいている横で、ソフィーはゴクリゴクリと喉を鳴らして水を飲んでいた。
俺の娘は大物だな。
ドッパーン!
大きな破裂音。
応接室(?)の扉が開いた。
扉の方を見ると、ドア枠があって、ドア枠の向こうに人が立っている。
立っているのだが……。
ドア枠の中に人間らしき足と腰のベルト、服の上からでも厚すぎると分かる胸板が見えている。
熱すぎる胸なら大歓迎だが、厚すぎる胸板は嬉しくない。
(あ~~~~~~~~。なんか、大巨人的な人がいるぞぉ~~~~~~~。あれと話すのかぁ~~~~~~~)
俺は既に疲れてしまい、真っ白に燃え尽きてしまい、肘をついて頭を抱えた。
「ちょっと! ギルド長! まだドアを壊したんですか! そっと開けて下さいよ!」
モナさんの叱りつける声。
ああ、やはりこの『ミスター・ドア枠ガイ』がギルド長なのか……。
「いやあ、ごめん、ごめん。直しておいてよ」
ノンビリとした野太い声が、二階の方から聞こえた。
ドアの方を見る。
どうやらギルド長の顔は、ドア枠の上に隠れているようだ。
それで二階から声が聞こえたと錯覚したのだ。
ドア枠をくぐるように巨人が入って来た。
俺は思わず腰を浮かせ巨人を見る。
(デカイッ!)
身長は、二メートルは余裕で超えている。
二メートル五十センチありそうだ。
「大きくてビックリしたでしょう?」
モナさんが、壊れたドアを片付けながら俺に話しかけるが、俺は驚いて声が出ない。
モナさんが、俺に気にせずギルド長を紹介する。
「こちらが冒険者ギルド長のババさんです。現役冒険者の時はババ・ザ・ジャイアントなんて呼ばれたんですよ」
俺はあまりのデカさに声が出なかった。
ランニング・ネックブリーカー・ドロップとか、河津落としとか、絶対に止めて欲しい!
俺が冒険者ギルドの扉を開くと、ソフィーが元気よく中に入った。
時間は午後二時で、冒険者ギルドの中は閑散としている。
受付カウンターに座るモナさんが、俺とソフィーに気付き笑顔で手を振る。
「あら~! ソフィーちゃん、こんにちは! リョージさん、いらっしゃい!」
「モナおねーちゃん、こんにちは!」
「モナさん、こんにちは。ガイウスから『冒険者ギルドが俺に用がある』と聞いてお邪魔しました」
今朝、ガイウスから電話があったのだ。
スマートフォンの便利さを実感するとともに、『おはようございます。豪腕のガイウスです』と、激シブ声で朝から笑わせにくるガイウスに困ってしまった。
「あっ! その件ですね! じゃあ、こちらへどうぞ!」
モナさんは立ち上がり、冒険者ギルドの奥にある応接室に俺とソフィーを案内した。
応接室……と、一応認識しているが、無骨で頑丈そうな木製のソファーとこれまた頑丈そうな木製のゴツイローテーブルが置かれた部屋だ。
どのくらい頑丈そうかというと、プロレスラーが大暴れしても壊れなさそうな、空手チョップやブレーンバスターをしても壊れなさそうなソファーとローテーブルなのだ。
木製ソファーとローテーブルの位置関係から、『ここは応接室なんだろうな、多分……』と、かろうじて認識できるだけで、『取調室』と紹介されれば納得してしまうレベルだ。
「はい。お水です」
「どうも……」
「ありがとー!」
モナさんが、飲み物を持ってきてくれたが、ゴツイ木のカップに入ったお水だ。
お茶じゃないんだなと思ったが……。
恐らく、この部屋で冒険者たちが乱闘になった時のことを考えると、割れるコップや熱いお茶は危険ということなのだろう。
(何だろう……? 逃げ場のない金網デスマッチだろうか?)
俺が冷や汗をかいている横で、ソフィーはゴクリゴクリと喉を鳴らして水を飲んでいた。
俺の娘は大物だな。
ドッパーン!
大きな破裂音。
応接室(?)の扉が開いた。
扉の方を見ると、ドア枠があって、ドア枠の向こうに人が立っている。
立っているのだが……。
ドア枠の中に人間らしき足と腰のベルト、服の上からでも厚すぎると分かる胸板が見えている。
熱すぎる胸なら大歓迎だが、厚すぎる胸板は嬉しくない。
(あ~~~~~~~~。なんか、大巨人的な人がいるぞぉ~~~~~~~。あれと話すのかぁ~~~~~~~)
俺は既に疲れてしまい、真っ白に燃え尽きてしまい、肘をついて頭を抱えた。
「ちょっと! ギルド長! まだドアを壊したんですか! そっと開けて下さいよ!」
モナさんの叱りつける声。
ああ、やはりこの『ミスター・ドア枠ガイ』がギルド長なのか……。
「いやあ、ごめん、ごめん。直しておいてよ」
ノンビリとした野太い声が、二階の方から聞こえた。
ドアの方を見る。
どうやらギルド長の顔は、ドア枠の上に隠れているようだ。
それで二階から声が聞こえたと錯覚したのだ。
ドア枠をくぐるように巨人が入って来た。
俺は思わず腰を浮かせ巨人を見る。
(デカイッ!)
身長は、二メートルは余裕で超えている。
二メートル五十センチありそうだ。
「大きくてビックリしたでしょう?」
モナさんが、壊れたドアを片付けながら俺に話しかけるが、俺は驚いて声が出ない。
モナさんが、俺に気にせずギルド長を紹介する。
「こちらが冒険者ギルド長のババさんです。現役冒険者の時はババ・ザ・ジャイアントなんて呼ばれたんですよ」
俺はあまりのデカさに声が出なかった。
ランニング・ネックブリーカー・ドロップとか、河津落としとか、絶対に止めて欲しい!
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