297 / 358
第十章 レッドアラート!
第297話 混ぜるな危険!
しおりを挟む
――三月末。魔銃が出来てから、七日後。
俺は、じい、ルーナ先生、黒丸師匠、ホレックのおっちゃんを連れて、ドクロザワの町にやって来た。
後方で調整に追われていたが、やっと前線だ。
現在、ドクロザワ郊外では、グンマー連合王国とソビエト連邦軍――赤軍――がにらみ合いを続けている。
正確に言えば、『守勢に徹し、こちらから手を出さないように。長期戦で敵の疲弊を誘え!』と、俺が指示を出していたのだ。
「しばらく見ないうちに、ドクロザワは随分変わったのである!」
ドクロザワの町の様子を見て、ドラゴニュートの黒丸師匠が驚きの声を上げた。
俺たちは、ドクロザワの北側にいる。
ここがドクロザワの玄関口だ。
ドクロザワの町には、軽便鉄道が乗り入れ、大きな街道が北、西、東へと延びている。
軽便鉄道からは、大量の食料が荷下ろしされ、商人と荷下ろし人夫の怒声が入り乱れ、独特の活気を醸し出していた。
「干物の匂いがするな! 後で干物を炙りながら、一杯やらねえか? くー! たまんねえな!」
軽便鉄道から下ろされた荷物に、北部の海沿いから送られてきた海産物があったのだろう。ホレックのおっちゃんは、干物の匂いに釣られて、早くも酒を飲むことを考えている。
「エール樽は、酒を飲むことばかり考えている。ちゃんと仕事をしろ」
「うるせえぞ! 牝鹿ババア! 酒はドワーフの燃料だ!」
ハイエルフのルーナ先生と、ドワーフのホレックのおっちゃんは、相変わらず仲が悪い。顔を合わせる度に、角突き合わせている。二人とも実力行使に出ることはないので、最近は周りも『いつものこと』と放っておいている。
ホレックのおっちゃんは、魔銃の開発、増産と忙しくしていたのだ。息抜きでちょっと一杯ひっかけるくらいは、許してあげよう。
「ホレックのおっちゃん。仕事に差し障りが出ないなら、軽く一杯やっても構わないよ」
「おっ! アンジェロの兄ちゃん、話せるじゃねえか!」
ホレックのおっちゃんは、嬉しそうに酒屋に走って行った。
そして、ホレックのおっちゃんの後を、黒丸師匠とルーナ先生が追いかける。
三人とも酒を飲む気、満々だな。
魔銃の実戦投入に伴い、故障や何か不都合が起きた場合に備えて、ホレックのおっちゃんに来てもらっているだけだ。まあ、一杯引っかけても大丈夫だろう。
「「アンジェロ陛下! お待ちしておりました!」」
第二騎士団団長のローデンバッハ子爵とポニャトフスキ男爵が出迎えてくれた。
二人には、グンマー連合王国の南部地域をお任せしている。
「最前線で苦労をかけますね。どうですか?」
「ご命令通り守りに徹しておりますので、小競り合いは起きますが、至って平和です」
ローデンバッハ子爵が、余裕綽々で答えた。
一方で、ポニャトフスキ男爵は、渋い顔だ。
「アンジェロ陛下。いささかご対応が甘いように、私は感じますが……。よろしいのでしょうか?」
「いいんだ! ここで共産主義を、きっちりと叩く!」
共産主義のやっかいさは、思想である点なのだ。
騒乱の首謀者たちを処罰しても、時間が経てば違う人間が共産主義の旗を掲げて革命運動を起こす。
だから、『共産主義は、アテにならない』と民衆に理解させる必要があるのだ。
武力で叩き潰すのはもちろんだが、まず、民衆を共産主義革命組織から離反させる必要がある。
俺は、ローデンバッハ子爵とポニャトフスキ男爵に、丁寧に説明を行った。
ポニャトフスキ男爵も理解に至ったようで、厳しかった表情が徐々に納得顔に変わった。
「なるほど……。しかし、アンジェロ陛下は、なぜ、それほど民衆を恐れるのですか? 陛下ほどのお力があれば、恐れることはないと存じますが?」
「ポニャトフスキ男爵。時代が変わったんだ。民衆は農業をして税を納めるだけの存在だったが、今や国を支える存在だ。ここドクロザワにひかれた軽便鉄道や街道の拡幅工事は誰がやった?」
予算を注ぎ込んだ甲斐あって、グンマー連合王国の北部から南部へと複数の軽便鉄道路線が完成したのだ。
鉄道敷設で活躍したのは、ソ連から逃げてきた民衆だ。
また、南部の前線へつながる新規街道整備、既存街道の拡幅工事もソ連から逃げてきた民衆が作業にあたった。
そのおかげで、グンマー連合王国各地や外国から、食料などの物資が南部の前線に届くようになった。
海岸部や東方からの物流が活発化し、亡命者……というよりも難民であふれかえったドクロザワの町や南部前線地域で起こった食糧不足が一気に解決したのだ。
今では、食料はもちろん、エールやワインなどの酒やおつまみなどの嗜好品、服やアクセサリーなども商人が持ち込む。
それらを、前線の兵士が買い、軽便鉄道の敷設工事や街道工事で稼いだ民衆が買う。
前線近くは、戦争特需状態なのだ。
――見れば分かる。
金持ち貴族ではなく、一般の民衆が経済の主役になっているのだ。
ポニャトフスキ男爵は、軽く息をはいてから自分を納得させる言葉を口にした。
「確かに……。今後は、民衆の力なくして国は成り立ちませんか……」
「ああ。だから時間をかけてでも、民衆の信頼を勝ち取りたいのだ!」
「陛下、よく理解出来ました。それでしたら……、現在、シメイ伯爵と共同で行っている作戦がお気に召すことでしょう」
「ん? シメイ伯爵と?」
何だろう……。すごく嫌な予感がする……。
シメイ伯爵は、住民丸ごと精鋭部隊な南部騎士団を率いて、第二騎士団の応援に入ってもらった。
彼ら南部騎士団は、控えめに言って『常識外』。
騎士団と呼ばれてはいるが、正式な騎士団ではない。シメイ伯爵の私兵集団なのだ。
一方、第二騎士団は元々王都の精鋭部隊で、団長のローデンバッハ子爵も、参謀のポニャトフスキ男爵も真面目な人だ。
だが、朱に交われば赤くなる、諸人こぞりて修羅シュシュともいう。
二人がシメイ伯爵に毒されたのではないかと心配になる。
俺は後ろに控えているじいに聞いた。
「じい、どう思う?」
「嫌な予感しかしませんな……。シメイ伯爵が何をやっているのか、早々に確認した方がよろしいかと」
「そうだな。ローデンバッハ子爵! ポニャトフスキ男爵! シメイ伯爵のところへ案内してくれ!」
「「ははっ!」」
二人がニンマリと笑った。
俺とじいは、眉根に深くシワを作り、『ヘンなことになっていませんように……』と神に祈った。
俺たちが歩き出すと、ルーナ先生、黒丸師匠、ホレックのおっちゃんが、酒樽や干物を抱えて追いかけてきた。
「面白そう! 私も混ざる!」
「それがしも、参加希望である!」
「酒のツマミになりそうだな!」
これだ! これなんだ! 混ぜるな危険だ!
俺は、じい、ルーナ先生、黒丸師匠、ホレックのおっちゃんを連れて、ドクロザワの町にやって来た。
後方で調整に追われていたが、やっと前線だ。
現在、ドクロザワ郊外では、グンマー連合王国とソビエト連邦軍――赤軍――がにらみ合いを続けている。
正確に言えば、『守勢に徹し、こちらから手を出さないように。長期戦で敵の疲弊を誘え!』と、俺が指示を出していたのだ。
「しばらく見ないうちに、ドクロザワは随分変わったのである!」
ドクロザワの町の様子を見て、ドラゴニュートの黒丸師匠が驚きの声を上げた。
俺たちは、ドクロザワの北側にいる。
ここがドクロザワの玄関口だ。
ドクロザワの町には、軽便鉄道が乗り入れ、大きな街道が北、西、東へと延びている。
軽便鉄道からは、大量の食料が荷下ろしされ、商人と荷下ろし人夫の怒声が入り乱れ、独特の活気を醸し出していた。
「干物の匂いがするな! 後で干物を炙りながら、一杯やらねえか? くー! たまんねえな!」
軽便鉄道から下ろされた荷物に、北部の海沿いから送られてきた海産物があったのだろう。ホレックのおっちゃんは、干物の匂いに釣られて、早くも酒を飲むことを考えている。
「エール樽は、酒を飲むことばかり考えている。ちゃんと仕事をしろ」
「うるせえぞ! 牝鹿ババア! 酒はドワーフの燃料だ!」
ハイエルフのルーナ先生と、ドワーフのホレックのおっちゃんは、相変わらず仲が悪い。顔を合わせる度に、角突き合わせている。二人とも実力行使に出ることはないので、最近は周りも『いつものこと』と放っておいている。
ホレックのおっちゃんは、魔銃の開発、増産と忙しくしていたのだ。息抜きでちょっと一杯ひっかけるくらいは、許してあげよう。
「ホレックのおっちゃん。仕事に差し障りが出ないなら、軽く一杯やっても構わないよ」
「おっ! アンジェロの兄ちゃん、話せるじゃねえか!」
ホレックのおっちゃんは、嬉しそうに酒屋に走って行った。
そして、ホレックのおっちゃんの後を、黒丸師匠とルーナ先生が追いかける。
三人とも酒を飲む気、満々だな。
魔銃の実戦投入に伴い、故障や何か不都合が起きた場合に備えて、ホレックのおっちゃんに来てもらっているだけだ。まあ、一杯引っかけても大丈夫だろう。
「「アンジェロ陛下! お待ちしておりました!」」
第二騎士団団長のローデンバッハ子爵とポニャトフスキ男爵が出迎えてくれた。
二人には、グンマー連合王国の南部地域をお任せしている。
「最前線で苦労をかけますね。どうですか?」
「ご命令通り守りに徹しておりますので、小競り合いは起きますが、至って平和です」
ローデンバッハ子爵が、余裕綽々で答えた。
一方で、ポニャトフスキ男爵は、渋い顔だ。
「アンジェロ陛下。いささかご対応が甘いように、私は感じますが……。よろしいのでしょうか?」
「いいんだ! ここで共産主義を、きっちりと叩く!」
共産主義のやっかいさは、思想である点なのだ。
騒乱の首謀者たちを処罰しても、時間が経てば違う人間が共産主義の旗を掲げて革命運動を起こす。
だから、『共産主義は、アテにならない』と民衆に理解させる必要があるのだ。
武力で叩き潰すのはもちろんだが、まず、民衆を共産主義革命組織から離反させる必要がある。
俺は、ローデンバッハ子爵とポニャトフスキ男爵に、丁寧に説明を行った。
ポニャトフスキ男爵も理解に至ったようで、厳しかった表情が徐々に納得顔に変わった。
「なるほど……。しかし、アンジェロ陛下は、なぜ、それほど民衆を恐れるのですか? 陛下ほどのお力があれば、恐れることはないと存じますが?」
「ポニャトフスキ男爵。時代が変わったんだ。民衆は農業をして税を納めるだけの存在だったが、今や国を支える存在だ。ここドクロザワにひかれた軽便鉄道や街道の拡幅工事は誰がやった?」
予算を注ぎ込んだ甲斐あって、グンマー連合王国の北部から南部へと複数の軽便鉄道路線が完成したのだ。
鉄道敷設で活躍したのは、ソ連から逃げてきた民衆だ。
また、南部の前線へつながる新規街道整備、既存街道の拡幅工事もソ連から逃げてきた民衆が作業にあたった。
そのおかげで、グンマー連合王国各地や外国から、食料などの物資が南部の前線に届くようになった。
海岸部や東方からの物流が活発化し、亡命者……というよりも難民であふれかえったドクロザワの町や南部前線地域で起こった食糧不足が一気に解決したのだ。
今では、食料はもちろん、エールやワインなどの酒やおつまみなどの嗜好品、服やアクセサリーなども商人が持ち込む。
それらを、前線の兵士が買い、軽便鉄道の敷設工事や街道工事で稼いだ民衆が買う。
前線近くは、戦争特需状態なのだ。
――見れば分かる。
金持ち貴族ではなく、一般の民衆が経済の主役になっているのだ。
ポニャトフスキ男爵は、軽く息をはいてから自分を納得させる言葉を口にした。
「確かに……。今後は、民衆の力なくして国は成り立ちませんか……」
「ああ。だから時間をかけてでも、民衆の信頼を勝ち取りたいのだ!」
「陛下、よく理解出来ました。それでしたら……、現在、シメイ伯爵と共同で行っている作戦がお気に召すことでしょう」
「ん? シメイ伯爵と?」
何だろう……。すごく嫌な予感がする……。
シメイ伯爵は、住民丸ごと精鋭部隊な南部騎士団を率いて、第二騎士団の応援に入ってもらった。
彼ら南部騎士団は、控えめに言って『常識外』。
騎士団と呼ばれてはいるが、正式な騎士団ではない。シメイ伯爵の私兵集団なのだ。
一方、第二騎士団は元々王都の精鋭部隊で、団長のローデンバッハ子爵も、参謀のポニャトフスキ男爵も真面目な人だ。
だが、朱に交われば赤くなる、諸人こぞりて修羅シュシュともいう。
二人がシメイ伯爵に毒されたのではないかと心配になる。
俺は後ろに控えているじいに聞いた。
「じい、どう思う?」
「嫌な予感しかしませんな……。シメイ伯爵が何をやっているのか、早々に確認した方がよろしいかと」
「そうだな。ローデンバッハ子爵! ポニャトフスキ男爵! シメイ伯爵のところへ案内してくれ!」
「「ははっ!」」
二人がニンマリと笑った。
俺とじいは、眉根に深くシワを作り、『ヘンなことになっていませんように……』と神に祈った。
俺たちが歩き出すと、ルーナ先生、黒丸師匠、ホレックのおっちゃんが、酒樽や干物を抱えて追いかけてきた。
「面白そう! 私も混ざる!」
「それがしも、参加希望である!」
「酒のツマミになりそうだな!」
これだ! これなんだ! 混ぜるな危険だ!
16
お気に入りに追加
4,050
あなたにおすすめの小説
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎
って、何故こんなにハイテンションかと言うとただ今絶賛大パニック中だからです!
何故こうなった…
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
そして死亡する原因には不可解な点が…
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのかのんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
転生したらスキル転生って・・・!?
ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。
〜あれ?ここは何処?〜
転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。
異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*無断転載、無断翻訳を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
器用貧乏の意味を異世界人は知らないようで、家を追い出されちゃいました。
武雅
ファンタジー
この世界では8歳になると教会で女神からギフトを授かる。
人口約1000人程の田舎の村、そこでそこそこ裕福な家の3男として生まれたファインは8歳の誕生に教会でギフトを授かるも、授かったギフトは【器用貧乏】
前例の無いギフトに困惑する司祭や両親は貧乏と言う言葉が入っていることから、将来貧乏になったり、周りも貧乏にすると思い込み成人とみなされる15歳になったら家を、村を出て行くようファインに伝える。
そんな時、前世では本間勝彦と名乗り、上司と飲み入った帰り、駅の階段で足を滑らし転げ落ちて死亡した記憶がよみがえる。
そして15歳まであと7年、異世界で生きていくために冒険者となると決め、修行を続けやがて冒険者になる為村を出る。
様々な人と出会い、冒険し、転生した世界を器用貧乏なのに器用貧乏にならない様生きていく。
村を出て冒険者となったその先は…。
※しばらくの間(2021年6月末頃まで)毎日投稿いたします。
よろしくお願いいたします。
転生獣医師、テイマースキルが覚醒したので戦わずしてモンスターを仲間にして世界平和を目指します
burazu
ファンタジー
子供の頃より動物が好きで動物に好かれる性質を持つ獣医師西田浩司は過労がたたり命を落とし異世界で新たにボールト王国クッキ領主の嫡男ニック・テリナンとして性を受ける。
ボールト王国は近隣諸国との緊張状態、そしてモンスターの脅威にさらされるがニックはテイマースキルが覚醒しモンスターの凶暴性を打ち消し難を逃れる。
モンスターの凶暴性を打ち消せるスキルを活かしつつ近隣諸国との緊張を緩和する為にニックはモンスターと人間両方の仲間と共に奮闘する。
この作品は小説家になろう、エブリスタ、カクヨム、ノベルアッププラスでも連載しています。
受験生でしたが転生したので異世界で念願の教師やります -B級教師はS級生徒に囲まれて努力の成果を見せつける-
haruhi8128
ファンタジー
受験を間近に控えた高3の正月。
過労により死んでしまった。
ところがある神様の手伝いがてら異世界に転生することに!?
とある商人のもとに生まれ変わったライヤは受験生時代に培った勉強法と、粘り強さを武器に王国でも屈指の人物へと成長する。
前世からの夢であった教師となるという夢を叶えたライヤだったが、周りは貴族出身のエリートばかりで平民であるライヤは煙たがられる。
そんな中、学生時代に築いた唯一のつながり、王国第一王女アンに振り回される日々を送る。
貴族出身のエリートしかいないS級の教師に命じられ、その中に第3王女もいたのだが生徒には舐められるばかり。
平民で、特別な才能もないライヤに彼らの教師が務まるのか……!?
努力型主人公を書いて見たくて挑戦してみました!
前作の「戦力より戦略。」よりは文章も見やすく、内容も統一できているのかなと感じます。
是非今後の励みにしたいのでお気に入り登録や感想もお願いします!
話ごとのちょっとしたものでも構いませんので!
ガチャ転生!~異世界でFラン冒険者ですが、ガチャを引いてチートになります(アルファ版)
武蔵野純平
ファンタジー
「君は次の世界に転生する。その前にガチャを引いた方が良いよ」
ガチャを引けば特別なスキルカードが手に入ります。
しかし、ガチャに使うコインは、なんと主人公の寿命です。ガチャを引けば次の世界での寿命が短くなってしまいす。
寿命と引き換えにガチャを引くのか? 引かないのか?
そして、異世界に転生した主人公は、地獄で引いたガチャで特殊なカードを貰っています。
しかし、そのカードの使い方がわからず、Fランクの冒険者として不遇の日々を送ります。
カードの使い方に気が付いた主人公は、冒険者として活躍を始めます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる