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第八章 メロビクス戦争2
第182話 万死に値する! 百万回死ね!
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女魔法使いミオが放ったのは、風属性魔法のウインドカッターだ。
メロビクス王大国国王キルデベルト八世に向かって真空の刃が迫る。
もし、国王の護衛に魔法使いがいれば、ミオの放った魔法ウインドカッターは、簡単に防がれてしまっただろう。
だが、今は、国王は一人でポツンと玉座に座っている。
さらに、ミオはルーナ先生から魔法指導を受けている。
発動から着弾までが早い!
「あああああああ!」
腹から胸元までザックリと引き裂かれ、国王が悲鳴を上げる。
国王の体から血が噴き出した瞬間、ルーナ先生の声が響いた。
「ヒール!」
緑色の優しい魔力が国王を包み込み、一瞬で傷を治癒する。
腹と胸を押さえたまま、国王が驚く。
「えっ!? あっ!?」
国王の服に血はついているが、傷は治っている。
ルーナ先生の行為が理解できない国王は、キョトンとした。
謁見の間にいる諸将もルーナ先生の行為を理解できていないのだろう。
ザワつき始めた。
俺はわかる。
これは……永遠に続く処刑だ……。
ミオが国王を傷つけ、ルーナ先生が瞬時に回復魔法で治癒する。
それを繰り返すのだ。
国王にフレッシュな痛みを与え続けるつもりだ。
「次は腕です!」
ミオは、再度風魔法を発動し、玉座ごと国王の腕を切り飛ばして見せた。
肩を押さえて絶叫する国王。
「あああ! 腕が! 腕がー!」
国王はもがき苦しみながら、玉座から転げ落ちた。
床の上で肩口を押さえて、悲鳴を上げ続けている。
「ハイヒール!」
ルーナ先生が、上級の回復魔法を発動した。
魔力の強さに、部屋の中が緑色にフラッシュする。
光が収まると、国王の腕は元通りに回復していた。
跳ね飛ばされた国王の腕は部屋の隅に転がっているが……。
事ここに至り、国王は自分が何をされるのか理解したようだ。
目を見開き、額から汗を垂らし、口がパクパクと酸素を求めて動いている。
さすがに、これを続けるのは、惨くないか……?
俺はルーナ先生に呼びかけた。
「ルーナ先生……」
「アンジェロ。ここは任せろ」
いや、加勢するつもりはないぞ。
どうやら続けるつもりらしい。
チラリとじいの方を見ると、じいは首を横に振った。
これは、止まらないね。
ルーナ先生が、淡々と国王に宣言する。
「メロビクスは、エルフを奴隷にした。多くのエルフが陵辱され、体にも、心にも傷を負った。その痛みを一身で引き受けてもらう」
「エ……エルフの呪いか……!」
「そう。メロビクスは恩知らず。初代王には、多くのエルフが協力した。その後も取り引きを続けてきた。なのにエルフを裏切った。ハジメ・マツバヤシなどという、怪しげな子供におもちゃを与えるように、エルフの女性を与え、辱めた。万死に値する! 百万回死ね!」
「ま、待て! 仕方なかった! 仕方なかったのだ!」
国王は這いつくばって、命乞いを始めた。
ハジメ・マツバヤシに脅されたとか何とか……。
いや、それはいくら何でもないよ。
「ミオ。焼け!」
「ファイヤー!」
ルーナ先生の無慈悲な命令に、これまた無慈悲にミオが応じた。
指先から火炎放射を行い国王を生きたまま炙り殺そうとする。
しかし――。
「ヒール」
ルーナ先生が国王のダメージを見極めて、死ぬ前に回復魔法を放つ。
体を焼かれ、全身に痛みを感じ、肺を焼かれ、呼吸が苦しくなる。
それでも、強制的に回復させられ、死ぬに死ねない。
生き地獄とは、この事か……。
謁見の間に、いやな臭いが充満する。
人が焼かれる臭いだ。
「グ……グヘ……ご、ご無礼を……」
後ろの方で誰か吐いた。
ここにいるのは、軍を率いる貴族や士官たちだから、人の死や戦場でのグロには慣れている。
それでも、ミオとルーナ先生が作り出した惨状に嘔吐した。
「ア……アンジェロ殿下……、その……、これは……、いつまで?」
後ろから貴族の一人が真っ青な顔で問いかけてきた。
俺は極力感情を抑えて回答する。
「血を失えば、こと切れる。回復魔法でも失った血を補う事は出来ないからな」
「な……なるほど……では……」
「炎に炙られ体内の血は少しずつ失われる……。相当長い時間がかかるだろう。覚悟した方が良い」
「は……はい……」
その後、国王は一時間をかけて、生きたまま消し炭にされた。
消し炭、文字通り消し炭になったのだ。
何せ、ミオは魔力が切れると、魔力回復薬をガブ飲みして、国王を炎で炙り続けた。
こうしてメロビクス王大国の国王キルデベルト八世は、無残な死を遂げた。
処刑が終わるとルーナ先生が、ミオの体に両手を添えて回復呪文を唱えた。
「ハイヒール!」
「……」
ミオの体についた傷や痣がみるみるうちに回復していく。
ミオは美しい肌を取り戻した。
「なぜ……? 私はエルフとの約束で、傷を負ったまま生きると……」
「ハジメ・マツバヤシに続いて、国王を処刑した。エルフ長老会議のメンバーとして、あなたに許しを与える。天空の神々と地に生きる人々に誓う。エルフ族は、ミオの罪を許す。それと……」
「それと?」
「結婚祝い」
ルーナ先生がミオにパチンとウインクをした。
ミオが顔を赤らめ、婚約者のポニャトフスキ騎士爵が慌ててミオにローブを羽織らせる。
空気を入れ換えようと窓を開けると、冬の冷たい風と一緒にチラチラと雪が舞い込んだ。
「雪よ! まっ白に……この地を白く染め上げろ!」
俺は窓の外に手を伸ばし、ブリザードの魔法を弱めに広範囲で発動した。
しばらくすると、雪が降り始めた。
魔力の残滓を反射したのか、キラキラと輝いている。
「アンジェロ少年。風流であるな。雪であるな」
「ええ。何て言うか……この国を覆ってしまいたくなって」
「多くの血が流れたであるからな……」
「それでも、大分流血は防げたと思います」
「アンジェロ少年は、よくやったのである!」
黒丸師匠が俺の頭をポンポンと軽く叩く。
気分が少し和らいだ俺は、黒丸師匠にメロビクス王大国について思う所を話した。
「メロビクス王大国は、もう疲労して限界だったのだなと思います」
「ふむ?」
「そう思ったのです。最初はこの謁見の間の豪華さに驚き、圧倒されました。けれど、あの国王を見ていたら、急にハリボテに思えて来て……」
「そうであるな。外向きには立派な大国であったが、中身は腐っていたという訳であるな」
「はい。国王と話している途中で、そんな風に感じました。ああ、ここは自分がいるべき場所じゃないと。そう思えた。だから帰りましょう!」
「うむ!」
「キャランフィールドへ! 俺たちの街へ!」
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もし、国王の護衛に魔法使いがいれば、ミオの放った魔法ウインドカッターは、簡単に防がれてしまっただろう。
だが、今は、国王は一人でポツンと玉座に座っている。
さらに、ミオはルーナ先生から魔法指導を受けている。
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「あああああああ!」
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国王の体から血が噴き出した瞬間、ルーナ先生の声が響いた。
「ヒール!」
緑色の優しい魔力が国王を包み込み、一瞬で傷を治癒する。
腹と胸を押さえたまま、国王が驚く。
「えっ!? あっ!?」
国王の服に血はついているが、傷は治っている。
ルーナ先生の行為が理解できない国王は、キョトンとした。
謁見の間にいる諸将もルーナ先生の行為を理解できていないのだろう。
ザワつき始めた。
俺はわかる。
これは……永遠に続く処刑だ……。
ミオが国王を傷つけ、ルーナ先生が瞬時に回復魔法で治癒する。
それを繰り返すのだ。
国王にフレッシュな痛みを与え続けるつもりだ。
「次は腕です!」
ミオは、再度風魔法を発動し、玉座ごと国王の腕を切り飛ばして見せた。
肩を押さえて絶叫する国王。
「あああ! 腕が! 腕がー!」
国王はもがき苦しみながら、玉座から転げ落ちた。
床の上で肩口を押さえて、悲鳴を上げ続けている。
「ハイヒール!」
ルーナ先生が、上級の回復魔法を発動した。
魔力の強さに、部屋の中が緑色にフラッシュする。
光が収まると、国王の腕は元通りに回復していた。
跳ね飛ばされた国王の腕は部屋の隅に転がっているが……。
事ここに至り、国王は自分が何をされるのか理解したようだ。
目を見開き、額から汗を垂らし、口がパクパクと酸素を求めて動いている。
さすがに、これを続けるのは、惨くないか……?
俺はルーナ先生に呼びかけた。
「ルーナ先生……」
「アンジェロ。ここは任せろ」
いや、加勢するつもりはないぞ。
どうやら続けるつもりらしい。
チラリとじいの方を見ると、じいは首を横に振った。
これは、止まらないね。
ルーナ先生が、淡々と国王に宣言する。
「メロビクスは、エルフを奴隷にした。多くのエルフが陵辱され、体にも、心にも傷を負った。その痛みを一身で引き受けてもらう」
「エ……エルフの呪いか……!」
「そう。メロビクスは恩知らず。初代王には、多くのエルフが協力した。その後も取り引きを続けてきた。なのにエルフを裏切った。ハジメ・マツバヤシなどという、怪しげな子供におもちゃを与えるように、エルフの女性を与え、辱めた。万死に値する! 百万回死ね!」
「ま、待て! 仕方なかった! 仕方なかったのだ!」
国王は這いつくばって、命乞いを始めた。
ハジメ・マツバヤシに脅されたとか何とか……。
いや、それはいくら何でもないよ。
「ミオ。焼け!」
「ファイヤー!」
ルーナ先生の無慈悲な命令に、これまた無慈悲にミオが応じた。
指先から火炎放射を行い国王を生きたまま炙り殺そうとする。
しかし――。
「ヒール」
ルーナ先生が国王のダメージを見極めて、死ぬ前に回復魔法を放つ。
体を焼かれ、全身に痛みを感じ、肺を焼かれ、呼吸が苦しくなる。
それでも、強制的に回復させられ、死ぬに死ねない。
生き地獄とは、この事か……。
謁見の間に、いやな臭いが充満する。
人が焼かれる臭いだ。
「グ……グヘ……ご、ご無礼を……」
後ろの方で誰か吐いた。
ここにいるのは、軍を率いる貴族や士官たちだから、人の死や戦場でのグロには慣れている。
それでも、ミオとルーナ先生が作り出した惨状に嘔吐した。
「ア……アンジェロ殿下……、その……、これは……、いつまで?」
後ろから貴族の一人が真っ青な顔で問いかけてきた。
俺は極力感情を抑えて回答する。
「血を失えば、こと切れる。回復魔法でも失った血を補う事は出来ないからな」
「な……なるほど……では……」
「炎に炙られ体内の血は少しずつ失われる……。相当長い時間がかかるだろう。覚悟した方が良い」
「は……はい……」
その後、国王は一時間をかけて、生きたまま消し炭にされた。
消し炭、文字通り消し炭になったのだ。
何せ、ミオは魔力が切れると、魔力回復薬をガブ飲みして、国王を炎で炙り続けた。
こうしてメロビクス王大国の国王キルデベルト八世は、無残な死を遂げた。
処刑が終わるとルーナ先生が、ミオの体に両手を添えて回復呪文を唱えた。
「ハイヒール!」
「……」
ミオの体についた傷や痣がみるみるうちに回復していく。
ミオは美しい肌を取り戻した。
「なぜ……? 私はエルフとの約束で、傷を負ったまま生きると……」
「ハジメ・マツバヤシに続いて、国王を処刑した。エルフ長老会議のメンバーとして、あなたに許しを与える。天空の神々と地に生きる人々に誓う。エルフ族は、ミオの罪を許す。それと……」
「それと?」
「結婚祝い」
ルーナ先生がミオにパチンとウインクをした。
ミオが顔を赤らめ、婚約者のポニャトフスキ騎士爵が慌ててミオにローブを羽織らせる。
空気を入れ換えようと窓を開けると、冬の冷たい風と一緒にチラチラと雪が舞い込んだ。
「雪よ! まっ白に……この地を白く染め上げろ!」
俺は窓の外に手を伸ばし、ブリザードの魔法を弱めに広範囲で発動した。
しばらくすると、雪が降り始めた。
魔力の残滓を反射したのか、キラキラと輝いている。
「アンジェロ少年。風流であるな。雪であるな」
「ええ。何て言うか……この国を覆ってしまいたくなって」
「多くの血が流れたであるからな……」
「それでも、大分流血は防げたと思います」
「アンジェロ少年は、よくやったのである!」
黒丸師匠が俺の頭をポンポンと軽く叩く。
気分が少し和らいだ俺は、黒丸師匠にメロビクス王大国について思う所を話した。
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「ふむ?」
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