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第八章 メロビクス戦争2
第175話 乗るしかない! このビッグウェーブに!
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フォーワ辺境伯は、睡眠不足である。
「戦況はどうなっているのだろう? 気になる……」
フォーワ辺境伯は、戦争に不参加のメロビクス王大国貴族だ。
じい、こと、コーゼン男爵と密約を結び、自分の領地と配下貴族の領地の安全を確保した。
だが――。
「ううむ……。我が国が負けるとも思えぬが、フリージア王国もなかなか強そうだった。果たして、どんな結末になるのか……」
フォーワ辺境伯は、日夜考えていた。
『フリージア王国が、どれくらい勝つか?』
『メロビクス王大国が、どれくらい負けるか?』
『どうしたら生き残れるか?』
だが、判断するには情報が足りない。
電話もネットもSNSもない異世界では、仕方のない事であった。
フォーワ辺境伯が書斎で考え込んでいると、執事が大慌てで書斎に飛び込んできた。
「フォーワ辺境伯様! 面会希望者が!」
「面会? 誰だろう?」
「フリージア王国アンジェロ王子からの使いです! 空飛ぶ魔道具で、先ほど到着いたしました!」
「な、なんと! すぐにお通ししろ! くれぐれも丁重にな!」
使者はリス族のパイロットで、アンジェロからの手紙をフォーワ辺境伯に渡した。
「なにっ!?」
手紙を読んだフォーワ辺境伯は、驚きに手が震えた。
アンジェロからの手紙には、フリージア王国軍は連戦連勝で、既に王都メロウリンクまで馬で二日の距離に布陣していると書いてあった。
さらに――。
「むううう! ギュイーズ侯爵がフリージア王国に味方しただと!」
アンジェロからの手紙を信ずるならば、メロビクス王大国はボロ負けしている。
滅亡の危機である。
(ここは勝ち馬のフリージア王国に乗り換えるべきか?)
しかし、フォーワ辺境伯は、決断できなかった。
このアンジェロからの手紙に、本当の事が書かれているとは限らないからだ。
フォーワ辺境伯が考え込むと、リス族のパイロットが遠慮がちに話しかけた。
「あの~、フォーワ辺境伯様をご案内するように申し使ったのですが……。二枚目に書いてありませんか?」
「えっ……二枚目?」
フォーワ辺境伯は、手紙に書かれた内容の衝撃が強くて、二枚目に気が付いていなかった。
慌てて二枚目の手紙に目を通す。
「ほう! 空飛ぶ魔道具に乗って、空から戦況視察をしないかだと!?」
警戒心よりも好奇心が勝った。
フォーワ辺境伯は、アンジェロの申し出を受けることにした。
リス族のパイロットから渡された飛行帽や魔物の革製ジャンパーを着込み、異世界飛行機グースの後部座席に座る。
「日帰りですので、少々飛ばします」
「うむ。よろしく頼むよ」
フォーワ辺境伯は、初めての空の旅へと出発した。
空の上は寒さが厳しいが、それでも、見た事のない景色にフォーワ辺境伯は感動した。
リス族のパイロットはブースト機能を入れる事で、一時間ほどで王都メロウリンクの近くまで飛行した。
「フォーワ辺境伯様! 左手に王都メロウリンクです!」
「おお! もう、王都か!」
フォーワ辺境伯は、グースの移動速度に驚いた。
そして、すぐにメロビクス王大国軍とフリージア王国軍がにらみ合う戦場の上空に差し掛かった。
「むうう……。両軍兵数は互角だな……」
「ええ。メロビクス王大国は、宰相ミトラル殿が討たれ、戦力は散り散りになりました。あれでも、よくかき集めた方だと思いますよ」
「そうか……」
続いてリス族のパイロットは、メロビクス王大国東側のフリージア王国軍占領地域の上空を飛んで回った。
メロビクス王大国の領土内にフリージア王国の旗がひるがえる。
アンジェロの手紙に書かれていた事が真実であると、フォーワ辺境伯は認識した。
そして異世界飛行機グースは、アンジェロたちがいるマカロン男爵領に降り立った。
「フォーワ辺境伯! お待ちしておりました!」
「おお! マカロン男爵!」
マカロン男爵は、王都の西側、地図で言うと左側に領地を持つ領地貴族である。
アリーの祖父であるギュイーズ侯爵の派閥に属している。
今回、ギュイーズ侯爵の要請を受けて、アンジェロたちを受け入れることにしたのだ。
ほわっとした雰囲気のマカロン男爵が、フォーワ辺境伯に状況説明をした。
「ここにはアンジェロ王子直下の第二騎士団とシメイ伯爵領軍がおります。王都メロウリンク攻略の準備中です。ギュイーズ侯爵からは兵士百人、我が領からは兵士五十人を出します。他領からも続々と兵が集まっております」
「なに!? 貴殿は王都メロウリンク攻略に参加されるのか!? ギュイーズ侯爵も!?」
驚くフォーワ辺境伯。
しかし、マカロン男爵は、『何を言っているのだ?』とばかり、きょとんとした顔をした。
「ええ。ギュイーズ侯爵の派閥は全員参加。他の派閥に属する北西部の貴族も参加しますよ。フォーワ辺境伯殿は、参加されないのですか? 南西部も参加ですよね?」
「えっ!? いや……まあ……」
孫娘アリー・ギュイーズの説得を受け入れたギュイーズ侯爵は、積極的な動きに転じたのだ。
自派閥の領地貴族を説得し、北西部の他派閥の貴族にも声をかけた。
『一人でも、二人でも、少数で良いから兵を出せ! 出兵したという事実が大切なのだ。兵を出さずば、後々、貴殿の処遇に影響するぞ』
ギュイーズ侯爵の説得を受けた貴族たちは、困惑した。
彼らも正確な情報を掴んでいない。
しかし、ギュイーズ侯爵がウソをつくとも思えない。
それにメロビクス王大国は、広すぎる為、王家から領地貴族に目が届かない事も多く、領地貴族は独立意識が強かった。
結局、彼らは、十人から二十人程度の兵を出し、お茶を濁す事にした。
フリージア王国軍が勝ったら、兵を出したと恩を売れる。
メロビクス王大国王家が守り切れば、脅されて仕方なく少数の兵を出しましたと言い訳するつもりである。
そんな中でも、マカロン男爵は積極派の一人だ。
おっとりした外見に似合わず、意外に野心家である。
「もう、メロビクス王大国の王家はダメですよ。宰相ミトラル様も討ち死にしましたし。この大波に乗るのか、のまれて溺れるのか……。ここが運命の分かれ道ですな」
「そ、そうですな! はははは!」
フォーワ辺境伯は、空笑いしながら、背中に冷や汗をかいていた。
(危なかった……。こんなに状況が動いているとは……)
しばらく、野営地をマカロン男爵の案内で見て回る。
フォーワ辺境伯は、社交的な笑顔を絶やさないが、その目は注意深くあたりを観察していた。
(あれは……! 以前見た馬がなくても走る馬車だな……)
野営地は賑やかで、フリージア王国軍兵士とギュイーズ侯爵らのメロビクス人兵士が仲良く食事をしていた。
野営地の隅では軍馬と一緒に大きな魔物が飼育されていた。
グンマークロコダイルのマエバシ、タカサキ、イセサッキである。
フォーワ辺境伯の領地近くには魔物の森があるので、警戒はしたが驚きはしなかった。
それよりも困惑した。
この異世界でテイミングスキルは、謎が多く全容は解明されていない。
ブルムント地方では、下位の亜竜をテイムした竜騎兵がわずかに存在するが、少なくとも大陸北西部では軍事行動に魔物を組み込む事はない。
(あのように凶悪そうな魔物を軍中に入れるとは……。一体、何を考えておるのだ!?)
すると目の前に『ニュウ』っと、一匹のグンマークロコダイルを掲げる人物がいた。
ルーナである。
「グンマー・おあ・とりーと」
「えっ……?」
フォーワ辺境伯の困惑は、深まるばかりだった。
「戦況はどうなっているのだろう? 気になる……」
フォーワ辺境伯は、戦争に不参加のメロビクス王大国貴族だ。
じい、こと、コーゼン男爵と密約を結び、自分の領地と配下貴族の領地の安全を確保した。
だが――。
「ううむ……。我が国が負けるとも思えぬが、フリージア王国もなかなか強そうだった。果たして、どんな結末になるのか……」
フォーワ辺境伯は、日夜考えていた。
『フリージア王国が、どれくらい勝つか?』
『メロビクス王大国が、どれくらい負けるか?』
『どうしたら生き残れるか?』
だが、判断するには情報が足りない。
電話もネットもSNSもない異世界では、仕方のない事であった。
フォーワ辺境伯が書斎で考え込んでいると、執事が大慌てで書斎に飛び込んできた。
「フォーワ辺境伯様! 面会希望者が!」
「面会? 誰だろう?」
「フリージア王国アンジェロ王子からの使いです! 空飛ぶ魔道具で、先ほど到着いたしました!」
「な、なんと! すぐにお通ししろ! くれぐれも丁重にな!」
使者はリス族のパイロットで、アンジェロからの手紙をフォーワ辺境伯に渡した。
「なにっ!?」
手紙を読んだフォーワ辺境伯は、驚きに手が震えた。
アンジェロからの手紙には、フリージア王国軍は連戦連勝で、既に王都メロウリンクまで馬で二日の距離に布陣していると書いてあった。
さらに――。
「むううう! ギュイーズ侯爵がフリージア王国に味方しただと!」
アンジェロからの手紙を信ずるならば、メロビクス王大国はボロ負けしている。
滅亡の危機である。
(ここは勝ち馬のフリージア王国に乗り換えるべきか?)
しかし、フォーワ辺境伯は、決断できなかった。
このアンジェロからの手紙に、本当の事が書かれているとは限らないからだ。
フォーワ辺境伯が考え込むと、リス族のパイロットが遠慮がちに話しかけた。
「あの~、フォーワ辺境伯様をご案内するように申し使ったのですが……。二枚目に書いてありませんか?」
「えっ……二枚目?」
フォーワ辺境伯は、手紙に書かれた内容の衝撃が強くて、二枚目に気が付いていなかった。
慌てて二枚目の手紙に目を通す。
「ほう! 空飛ぶ魔道具に乗って、空から戦況視察をしないかだと!?」
警戒心よりも好奇心が勝った。
フォーワ辺境伯は、アンジェロの申し出を受けることにした。
リス族のパイロットから渡された飛行帽や魔物の革製ジャンパーを着込み、異世界飛行機グースの後部座席に座る。
「日帰りですので、少々飛ばします」
「うむ。よろしく頼むよ」
フォーワ辺境伯は、初めての空の旅へと出発した。
空の上は寒さが厳しいが、それでも、見た事のない景色にフォーワ辺境伯は感動した。
リス族のパイロットはブースト機能を入れる事で、一時間ほどで王都メロウリンクの近くまで飛行した。
「フォーワ辺境伯様! 左手に王都メロウリンクです!」
「おお! もう、王都か!」
フォーワ辺境伯は、グースの移動速度に驚いた。
そして、すぐにメロビクス王大国軍とフリージア王国軍がにらみ合う戦場の上空に差し掛かった。
「むうう……。両軍兵数は互角だな……」
「ええ。メロビクス王大国は、宰相ミトラル殿が討たれ、戦力は散り散りになりました。あれでも、よくかき集めた方だと思いますよ」
「そうか……」
続いてリス族のパイロットは、メロビクス王大国東側のフリージア王国軍占領地域の上空を飛んで回った。
メロビクス王大国の領土内にフリージア王国の旗がひるがえる。
アンジェロの手紙に書かれていた事が真実であると、フォーワ辺境伯は認識した。
そして異世界飛行機グースは、アンジェロたちがいるマカロン男爵領に降り立った。
「フォーワ辺境伯! お待ちしておりました!」
「おお! マカロン男爵!」
マカロン男爵は、王都の西側、地図で言うと左側に領地を持つ領地貴族である。
アリーの祖父であるギュイーズ侯爵の派閥に属している。
今回、ギュイーズ侯爵の要請を受けて、アンジェロたちを受け入れることにしたのだ。
ほわっとした雰囲気のマカロン男爵が、フォーワ辺境伯に状況説明をした。
「ここにはアンジェロ王子直下の第二騎士団とシメイ伯爵領軍がおります。王都メロウリンク攻略の準備中です。ギュイーズ侯爵からは兵士百人、我が領からは兵士五十人を出します。他領からも続々と兵が集まっております」
「なに!? 貴殿は王都メロウリンク攻略に参加されるのか!? ギュイーズ侯爵も!?」
驚くフォーワ辺境伯。
しかし、マカロン男爵は、『何を言っているのだ?』とばかり、きょとんとした顔をした。
「ええ。ギュイーズ侯爵の派閥は全員参加。他の派閥に属する北西部の貴族も参加しますよ。フォーワ辺境伯殿は、参加されないのですか? 南西部も参加ですよね?」
「えっ!? いや……まあ……」
孫娘アリー・ギュイーズの説得を受け入れたギュイーズ侯爵は、積極的な動きに転じたのだ。
自派閥の領地貴族を説得し、北西部の他派閥の貴族にも声をかけた。
『一人でも、二人でも、少数で良いから兵を出せ! 出兵したという事実が大切なのだ。兵を出さずば、後々、貴殿の処遇に影響するぞ』
ギュイーズ侯爵の説得を受けた貴族たちは、困惑した。
彼らも正確な情報を掴んでいない。
しかし、ギュイーズ侯爵がウソをつくとも思えない。
それにメロビクス王大国は、広すぎる為、王家から領地貴族に目が届かない事も多く、領地貴族は独立意識が強かった。
結局、彼らは、十人から二十人程度の兵を出し、お茶を濁す事にした。
フリージア王国軍が勝ったら、兵を出したと恩を売れる。
メロビクス王大国王家が守り切れば、脅されて仕方なく少数の兵を出しましたと言い訳するつもりである。
そんな中でも、マカロン男爵は積極派の一人だ。
おっとりした外見に似合わず、意外に野心家である。
「もう、メロビクス王大国の王家はダメですよ。宰相ミトラル様も討ち死にしましたし。この大波に乗るのか、のまれて溺れるのか……。ここが運命の分かれ道ですな」
「そ、そうですな! はははは!」
フォーワ辺境伯は、空笑いしながら、背中に冷や汗をかいていた。
(危なかった……。こんなに状況が動いているとは……)
しばらく、野営地をマカロン男爵の案内で見て回る。
フォーワ辺境伯は、社交的な笑顔を絶やさないが、その目は注意深くあたりを観察していた。
(あれは……! 以前見た馬がなくても走る馬車だな……)
野営地は賑やかで、フリージア王国軍兵士とギュイーズ侯爵らのメロビクス人兵士が仲良く食事をしていた。
野営地の隅では軍馬と一緒に大きな魔物が飼育されていた。
グンマークロコダイルのマエバシ、タカサキ、イセサッキである。
フォーワ辺境伯の領地近くには魔物の森があるので、警戒はしたが驚きはしなかった。
それよりも困惑した。
この異世界でテイミングスキルは、謎が多く全容は解明されていない。
ブルムント地方では、下位の亜竜をテイムした竜騎兵がわずかに存在するが、少なくとも大陸北西部では軍事行動に魔物を組み込む事はない。
(あのように凶悪そうな魔物を軍中に入れるとは……。一体、何を考えておるのだ!?)
すると目の前に『ニュウ』っと、一匹のグンマークロコダイルを掲げる人物がいた。
ルーナである。
「グンマー・おあ・とりーと」
「えっ……?」
フォーワ辺境伯の困惑は、深まるばかりだった。
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