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第二章 流刑地への追放
第21話 北部王領
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王都郊外から商業都市ザムザへ転移魔法を使い一瞬で移動した。
転移魔法は、いざという時に役立つ。だから、あまり人に知られないようにしているのだ。
まだ、朝早く八時くらいかな。
冒険者ギルドの前で待ち合わせることにして、二組に分かれ別行動を取る事になった。俺とルーナ先生組とジョバンニとじい組だ。
ジョバンニには塩と胡椒の買い出しをお願いした。商業都市ザムザの近くには岩塩鉱山があり露天掘りをしているし、胡椒は南方から商隊が運んでくる。
だから、塩と胡椒は王都より商業都市ザムザの方が安い。
じいもジョバンニについて行くことになった。
俺とルーナ先生は、冒険者ギルドで黒丸師匠に事情説明だ。
「なるほど……、アンジェロも大変であるな。それがしも時間を作って、北部王領へちょこちょこ行くのである。協力するのである」
事情を話すと黒丸さんは協力を快諾してくれた。
「ありがとうございます! 心強いです!」
「弟子を助けるのは、師匠として当然なのである」
「今日の黒丸師匠は輝いて見えます」
「うむ。北部王領には、まだ見ぬ強敵がいるやもしれぬのである! 強敵との戦いが、それがしを呼んでいるのである!」
「黒丸師匠! 戦いに行くのではなくて、治めに行くのですよ!」
「きっと戦うのである! それがアンジェロ少年の宿命なのである!」
「変な宿命を背負わせないで下さいよ」
いつもの調子の黒丸師匠と別れて、俺とルーナ先生は北部王領を目指す。
北部王領へは、ここ商業都市ザムザから街道沿いに北上する。
俺とルーナ先生が飛行魔法で北部王領まで飛んで行き、後から転移魔法でじいとジョバンニを迎えに来る事にしたのだ。
「では行こう! 地図はアンジェロが見てくれ」
「了解です! では!」
飛行魔法を発動して、二人並んで飛行する。
ルーナ先生流の飛行術は、もうすっかりマスターした。
飛行魔法を発動すると同時に、前方に魔法障壁を展開し、後方から風魔法で追い風を作る。
不思議なのはルーナ先生の魔法障壁は緑色、俺の魔法障壁は青色だ。昔、池の畔で見た女神ミネルヴァ様の魔法障壁は黄色だった気がする。
人によって魔法障壁の色が違うなんて面白い。
上空でグンとスピードを上げる。
地図を見ながら街道の上を進む。時速百キロくらいだ。
本気を出せばもっとスピードは出せるが、迷っても仕方がない。
ちなみにスピード勝負では、今でもルーナ先生に勝てない。やはり魔法の師匠は凄い。
街道を行く馬車を追い越し、川を越え、街を過ぎる。
商業都市ザムザから二時間くらい飛行しただろうか。
段々と道が細くなってきた。
商業都市ザムザの近辺は、馬車がすれ違えるほど道幅が広く良く整備されていた。
だが、今、飛んでいる所は馬車がようやく一台通れるか通れないかの道幅だ。空から見る限りでは、道路もデコボコが多そうで整備が良くない。
「ルーナ先生。この辺りは、道路事情が悪いですね。かなりの田舎……」
「そうだな。まだ先なのか?」
「この道を真っ直ぐ行くと山脈があるはずなのですが……」
「まだ見えんな」
それからまた一時間ほど飛行した。
俺たちの下に見える道は、いよいよ馬車の通れない細い道になった。
ロバの引く小さな荷馬車なら、何とか通れる程度の道で、それもあまり道が使われていないのか道路の両端には背の高い雑草が伸び放題になっていた。
通過するのは町というよりは村で、周りには森が多く人自体があまり住んでいないエリアに見える。
「むっ! アンジェロ! あの山ではないか?」
ルーナ先生が指し示す方向に、長く連なった山が見えた。
高さはそれ程ないが、横に長く連なっている。北部王領は、山脈を越えた所と聞く。
「たぶんあれですね。もうちょいですね」
それから三十分ほど飛ぶと最後の村を通過した。
時速百キロで三時間半の飛行ってことは、商業都市ザムザから三百五十キロか。
東京-名古屋間、東京-仙台間くらいの距離だな。結構遠い。
この異世界の人の移動は、馬車か歩きだから、ここは王都から相当離れた僻地なのだろう。
村からは山の方へ、道らしき人が通った跡が伸びていた。
その道らしき人が通った跡を辿っていくと、山と山の間を通り抜けられるようになっていた。
「そこの先か」
「みたいですね。地上に降りてみますか」
俺たちは山の手前側に降り立った。
振り向くと最後の村が下の方へ見える。
村からの道にそれほど傾斜はなく、馬やロバで上がってこれそうだ。
俺は何となく北部王領とこの村との物流を考えていた。
「馬車や荷車は、上がってこられないですよね」
「無理であろうな。馬やロバに荷物を背負わせるのであろう」
そうすると仮に物流があったとしても、大した分量じゃないな。
北部王領へ通じる道は、山と山の間に馬一頭通れる程度の道が続く。
両サイドはゴツゴツとした岩で、二十メートル谷間を進む。
これは不便だ!
俺とルーナ先生は、言葉を発せずジッと北部王領へ続く細い道を見ていた。
何となくなんだが……。
あまり良い場所に通じていない気がする。
「じいとジョバンニを迎えに行きますか……」
「そうだな。全員揃って北部王領へ入ろう」
転移魔法で商業都市ザムザに移動した。
商業都市ザムザでじいとジョバンニをピックアップして、北部王領へ通じる道へ戻って来た。
じいもジョバンニも不便そうな道を見て眉根を寄せている。
「じゃあ、行ってみよう」
俺が先頭になって、細い道を進む。
岩の間を抜けると、すぐに視界が開けた。
「おお!」
「ここが北部王領……」
山の間の細い道を抜けると眼下は広々とした平地だった。
四人並んでしばらく辺りを見回す。
いや、ちょっと待て!
ここは……、まずいんじゃないか!
みんなの表情を見ると、段々と厳しくなっている。
全員黙っているので、まず俺が口を開く事にした。
「土地が荒れているね……」
俺たちが立っているのは、北部王領の南側の山の上だ。
そこから下った先に広い平地が広がっているのだが……。
「平地は平地ですが、荒れているというよりも、草木一本生えておりませんな……」
「川も流れていない」
じいとルーナ先生が簡潔に平地の状況を述べた。
とにかく奇妙な風景だ。
だだっぴろい平地に土がむき出して、草も木も何もない。当然ながら家もない。
オーストラリアのアウトバックや北アフリカのベルベル人が住んでいる岩だらけの地帯が近いか?
とにかく日本ではお目にかかれない光景だ。
「西側、左手は山か……」
西側の山から川は流れていない。
普通は山から水が染み出して、川が出来る物だと思うのだが……。
山の上部には木が生えているが、一定の低さになると草木一本生えていない。
普通は逆だよな?
富士山の様に標高の高い山になると、一定の高さから上は木が生えなくなる。
だけどここの山は、一定の高さから下に木が生えてないのだ。
どういう事だろうか?
「そして東側、右手は森だね……」
「魔物の気配がある。あまり強そうではない」
ルーナ先生の魔力探知に魔物が引っかかった。
俺も魔力を飛ばして探知をしてみる。成程、小型の魔物の気配をいくつも感じる。
「北側は結構先まで平地が続いているね。これだけ広い土地だと開発出来たら、物凄い収穫量だね」
「開拓出来ればな。川もないし、草木も生えぬ土地では難しかろう」
じいが右手の方を指さす。
「森と何も生えてない平地の境界線は、かなりはっきりしていますな」
なるほど確かに。
線を引いたように、木が生えている森エリアと何も生えていない平地エリアがはっきりと分かれている。
「謎だね……」
「ふむ。この謎が解ければ、開拓の可能性はあるかもしれない」
「村がありますよ!」
今まで黙っていたジョバンニが、右手の森に村を見つけた。
「ここから近いな。行ってみよう!」
「飛ぶか?」
「住民を驚かさないように、歩いて行きましょう」
俺達四人は、村へ向かって歩き出した。
転移魔法は、いざという時に役立つ。だから、あまり人に知られないようにしているのだ。
まだ、朝早く八時くらいかな。
冒険者ギルドの前で待ち合わせることにして、二組に分かれ別行動を取る事になった。俺とルーナ先生組とジョバンニとじい組だ。
ジョバンニには塩と胡椒の買い出しをお願いした。商業都市ザムザの近くには岩塩鉱山があり露天掘りをしているし、胡椒は南方から商隊が運んでくる。
だから、塩と胡椒は王都より商業都市ザムザの方が安い。
じいもジョバンニについて行くことになった。
俺とルーナ先生は、冒険者ギルドで黒丸師匠に事情説明だ。
「なるほど……、アンジェロも大変であるな。それがしも時間を作って、北部王領へちょこちょこ行くのである。協力するのである」
事情を話すと黒丸さんは協力を快諾してくれた。
「ありがとうございます! 心強いです!」
「弟子を助けるのは、師匠として当然なのである」
「今日の黒丸師匠は輝いて見えます」
「うむ。北部王領には、まだ見ぬ強敵がいるやもしれぬのである! 強敵との戦いが、それがしを呼んでいるのである!」
「黒丸師匠! 戦いに行くのではなくて、治めに行くのですよ!」
「きっと戦うのである! それがアンジェロ少年の宿命なのである!」
「変な宿命を背負わせないで下さいよ」
いつもの調子の黒丸師匠と別れて、俺とルーナ先生は北部王領を目指す。
北部王領へは、ここ商業都市ザムザから街道沿いに北上する。
俺とルーナ先生が飛行魔法で北部王領まで飛んで行き、後から転移魔法でじいとジョバンニを迎えに来る事にしたのだ。
「では行こう! 地図はアンジェロが見てくれ」
「了解です! では!」
飛行魔法を発動して、二人並んで飛行する。
ルーナ先生流の飛行術は、もうすっかりマスターした。
飛行魔法を発動すると同時に、前方に魔法障壁を展開し、後方から風魔法で追い風を作る。
不思議なのはルーナ先生の魔法障壁は緑色、俺の魔法障壁は青色だ。昔、池の畔で見た女神ミネルヴァ様の魔法障壁は黄色だった気がする。
人によって魔法障壁の色が違うなんて面白い。
上空でグンとスピードを上げる。
地図を見ながら街道の上を進む。時速百キロくらいだ。
本気を出せばもっとスピードは出せるが、迷っても仕方がない。
ちなみにスピード勝負では、今でもルーナ先生に勝てない。やはり魔法の師匠は凄い。
街道を行く馬車を追い越し、川を越え、街を過ぎる。
商業都市ザムザから二時間くらい飛行しただろうか。
段々と道が細くなってきた。
商業都市ザムザの近辺は、馬車がすれ違えるほど道幅が広く良く整備されていた。
だが、今、飛んでいる所は馬車がようやく一台通れるか通れないかの道幅だ。空から見る限りでは、道路もデコボコが多そうで整備が良くない。
「ルーナ先生。この辺りは、道路事情が悪いですね。かなりの田舎……」
「そうだな。まだ先なのか?」
「この道を真っ直ぐ行くと山脈があるはずなのですが……」
「まだ見えんな」
それからまた一時間ほど飛行した。
俺たちの下に見える道は、いよいよ馬車の通れない細い道になった。
ロバの引く小さな荷馬車なら、何とか通れる程度の道で、それもあまり道が使われていないのか道路の両端には背の高い雑草が伸び放題になっていた。
通過するのは町というよりは村で、周りには森が多く人自体があまり住んでいないエリアに見える。
「むっ! アンジェロ! あの山ではないか?」
ルーナ先生が指し示す方向に、長く連なった山が見えた。
高さはそれ程ないが、横に長く連なっている。北部王領は、山脈を越えた所と聞く。
「たぶんあれですね。もうちょいですね」
それから三十分ほど飛ぶと最後の村を通過した。
時速百キロで三時間半の飛行ってことは、商業都市ザムザから三百五十キロか。
東京-名古屋間、東京-仙台間くらいの距離だな。結構遠い。
この異世界の人の移動は、馬車か歩きだから、ここは王都から相当離れた僻地なのだろう。
村からは山の方へ、道らしき人が通った跡が伸びていた。
その道らしき人が通った跡を辿っていくと、山と山の間を通り抜けられるようになっていた。
「そこの先か」
「みたいですね。地上に降りてみますか」
俺たちは山の手前側に降り立った。
振り向くと最後の村が下の方へ見える。
村からの道にそれほど傾斜はなく、馬やロバで上がってこれそうだ。
俺は何となく北部王領とこの村との物流を考えていた。
「馬車や荷車は、上がってこられないですよね」
「無理であろうな。馬やロバに荷物を背負わせるのであろう」
そうすると仮に物流があったとしても、大した分量じゃないな。
北部王領へ通じる道は、山と山の間に馬一頭通れる程度の道が続く。
両サイドはゴツゴツとした岩で、二十メートル谷間を進む。
これは不便だ!
俺とルーナ先生は、言葉を発せずジッと北部王領へ続く細い道を見ていた。
何となくなんだが……。
あまり良い場所に通じていない気がする。
「じいとジョバンニを迎えに行きますか……」
「そうだな。全員揃って北部王領へ入ろう」
転移魔法で商業都市ザムザに移動した。
商業都市ザムザでじいとジョバンニをピックアップして、北部王領へ通じる道へ戻って来た。
じいもジョバンニも不便そうな道を見て眉根を寄せている。
「じゃあ、行ってみよう」
俺が先頭になって、細い道を進む。
岩の間を抜けると、すぐに視界が開けた。
「おお!」
「ここが北部王領……」
山の間の細い道を抜けると眼下は広々とした平地だった。
四人並んでしばらく辺りを見回す。
いや、ちょっと待て!
ここは……、まずいんじゃないか!
みんなの表情を見ると、段々と厳しくなっている。
全員黙っているので、まず俺が口を開く事にした。
「土地が荒れているね……」
俺たちが立っているのは、北部王領の南側の山の上だ。
そこから下った先に広い平地が広がっているのだが……。
「平地は平地ですが、荒れているというよりも、草木一本生えておりませんな……」
「川も流れていない」
じいとルーナ先生が簡潔に平地の状況を述べた。
とにかく奇妙な風景だ。
だだっぴろい平地に土がむき出して、草も木も何もない。当然ながら家もない。
オーストラリアのアウトバックや北アフリカのベルベル人が住んでいる岩だらけの地帯が近いか?
とにかく日本ではお目にかかれない光景だ。
「西側、左手は山か……」
西側の山から川は流れていない。
普通は山から水が染み出して、川が出来る物だと思うのだが……。
山の上部には木が生えているが、一定の低さになると草木一本生えていない。
普通は逆だよな?
富士山の様に標高の高い山になると、一定の高さから上は木が生えなくなる。
だけどここの山は、一定の高さから下に木が生えてないのだ。
どういう事だろうか?
「そして東側、右手は森だね……」
「魔物の気配がある。あまり強そうではない」
ルーナ先生の魔力探知に魔物が引っかかった。
俺も魔力を飛ばして探知をしてみる。成程、小型の魔物の気配をいくつも感じる。
「北側は結構先まで平地が続いているね。これだけ広い土地だと開発出来たら、物凄い収穫量だね」
「開拓出来ればな。川もないし、草木も生えぬ土地では難しかろう」
じいが右手の方を指さす。
「森と何も生えてない平地の境界線は、かなりはっきりしていますな」
なるほど確かに。
線を引いたように、木が生えている森エリアと何も生えていない平地エリアがはっきりと分かれている。
「謎だね……」
「ふむ。この謎が解ければ、開拓の可能性はあるかもしれない」
「村がありますよ!」
今まで黙っていたジョバンニが、右手の森に村を見つけた。
「ここから近いな。行ってみよう!」
「飛ぶか?」
「住民を驚かさないように、歩いて行きましょう」
俺達四人は、村へ向かって歩き出した。
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