16 / 358
第一章 王子への転生と冒険者修行
第16話 ドラゴン売却
しおりを挟む
俺たち『王国の牙』が仕留めたウインドドラゴンとワイバーン十五匹は、即日解体されて冒険者ギルド経由で商業ギルドに売却された。
商業ギルドでセリにかけられ商人たちの手に渡るそうだ。
「ドラゴンは鱗、爪、翼、肉、骨、血、魔石と全て利用価値があるのである」
黒丸さんは上機嫌だ。
ギルド長として冒険者ギルドの討伐実績にもなるし、久しぶりの対ドラゴン戦が非常に楽しかったそうだ。
ウインドドラゴンと剣でガチガチ打ち合っていたからな……。
この人も大概に常識外の存在だと思う。
ドラゴニュート恐るべし。
「血は何に使うのですか?」
「回復薬や薬の原料になるのである。ドラゴン由来の薬は効き目が高いので、高額で取引されるのであるよ」
なんとドラゴンは金貨八十枚!
日本円にして八千万円になった!
俺が驚いている様子を見て黒丸さんがあおって来た。
「今回のウインドドラゴンは、若い竜だったので格付けとしては中の下であるな。普通は金貨百枚を越えるのである。どうであるか? またドラゴンと戦う気になったであるか?」
ドラゴン一体で一億円を超えるのか!
それだけドラゴンを倒すのは偉業でもあるし、危険度も高いって事だろう。
「確かに実入りはデカいですけど。それだけリスクも高いって事でしょう?」
「リスクのない人生は退屈なのである。危険と隣り合わせの人生はエキサイティングである!」
「俺はノーリスクで平凡な人生で満足ですよ」
ワイバーンは一体金貨十枚。
十五体で金貨百五十枚になった。
日本円換算なら一体一千万円。
十五体で一億五千万円だ。
ドラゴンと比べると安く感じるけど、それでも一体で一千万円越えってのは凄い。
ここまでが素材売却で得られた額だ。
これに加えて、ワイバーンの群れ討伐依頼の報酬が金貨十五枚で一千五百万円。
ワイバーンの数が増えたのとドラゴンが出たので金貨三十枚、三千万円が報酬に追加された。
王国の牙が初陣で稼いだ金額は、合計で金貨二百七十五枚、日本円にして二億七千五百万円になる。
一人頭約金貨九十枚、約九千万円だ!
飛行機開発費用の為に貯金しておこう。
「冒険者ギルドの取り分一割と国へ支払う税金一割は差し引き済みなのである」
冒険者ギルドは、しっかりしているんだな。
ちゃんと取るモノは取っているんだ。
それから今回のウインドドラゴンとワイバーンの群れを討伐した功績で、俺の冒険者ギルドのランクは上から二番目のミスリル級に上がった。
シルバー級からの二階級特進だ。
「アンジェロ少年にはこれを進呈するのである」
ギルドカードと一緒に小さな竜を象った鉄のバッジが、黒丸さんから手渡された。
「このバッジは?」
「ドラゴンスレイヤー徽章であるな。ドラゴンを倒した者に与えられるのである。公式の場でつけると一目置かれるのである」
「金とかじゃなくて鉄製なのですね」
「その徽章自体は銀貨一枚の価値もないのである。大切なのは金銭価値ではなく、竜を倒した強者の誇りなのである。アンジェロ少年もドラゴンスレイヤーとして誇りを持って欲しいのである!」
黒丸さんは胸を張って答え、口振りからも誇らしさが溢れていた。
「わかりました! この徽章に恥ずかしくない振る舞いをします!」
「それで、次の討伐であるが……」
「また別の機会に相談しましょう」
危ない!
またとんでもない依頼をやらされるところだった。
黒丸さんに別れを告げて、俺とルーナ先生は夕方後宮に帰って来た。
帰りも飛行魔法で飛んで帰って来たのだが、スピード勝負でルーナ先生には勝てなかった。
俺の取り分で分けておいて貰ったドラゴンの肉とワイバーンの肉を後宮で配ったら大好評だ。
驚く事に第一王妃の白夜宮と第二王妃の黒耀宮からお礼が届いた。
じいに聞いたところ、王族であってもドラゴンの肉はなかなか手に入らないそうだ。
ドラゴンの肉は牛肉の赤身に近い味で、ワイバーンは鶏肉に近い味だった。両方ともステーキにして美味しくいただきました。
いや食べてみるものだね。
見た目はグロイから思い出したくないけど。
そして、俺は胸を張ってドラゴン討伐をみんなに報告した。
母様は狂喜した。
「やっぱり私の息子は魔法の天才だわ! ドラゴンを魔法一発で仕留めるなんて!」
父上は安堵した。
「おお! アンジェロ! 良くやった! 商業都市ザムザは重要拠点であるからな! 近くにワイバーンとドラゴンがいたとは……。討伐してくれて本当に助かった」
じいは呆れかえった。
「魔法の訓練では、なかったのですか? 勝ったから良いものの万一を考えて、今後ドラゴンと戦うのはご自重下さい」
ですよねー。
俺もそう思うんですよー。
けどねー。
やれ! っていう人がいるんですよー。
ルーナ先生をチラッと見たが、目をそらされてしまった。
ルーナ先生は本人の希望もあって、俺個人に魔法の教師として雇われる形になった。
「その方が色々と自由に行動できる」
これは俺も理解が出来るので、先生の希望を受け入れたのだ。
王宮との調整は、じいに丸投げしたが。
「報酬は不要だ。金銭目的でアンジェロを弟子にしたのではない」
「ルーナ先生のおっしゃりようは嬉しいですが、タダという訳には……」
「では、アンジェロの知っている異世界の料理をもっと教えろ」
「わかりました。最初は……、ハンバーグなんかどうでしょうか?」
「はんばぐ……」
ルーナ先生の目がキラリと光った。
やはり先生は胃袋をベースに考えて、俺を弟子にしたらしい。
この世界の食材で再現できそうな料理を考えなくちゃ。
*
フリージア王国の王宮で国王レッドボット三世は一人悩んでいた。
彼の悩みは後継者だ。
フリージア王国は、基本的に長子相続のお国柄である。
だが色々な要因で長子以外が相続する事もあった。
彼には三人の息子がいるが、一長一短で決めかねている。
第一王子のポポ王子を後継者とした場合は、外交上のメリットが大きい。
第一王妃は隣国ニアランド王国の王族の出なので、第一王子のポポはフリージア王国人であり、ニアランド王国人でもある。
隣国ニアランド王国とは、歴史上何度も戦い犬猿の仲であった。
しかし、婚姻を結んだことで現在は同盟国となり、両国の関係は改善している。
隣国ニアランド王国の血を引くポポ王子が王位を継げば、同盟関係は将来にわたって安泰である。
加えて外交を担当する貴族やニアランド商人の支持もある。
「デメリットは、ポポの性格だ……」
レッドボット王は、深くため息をつく。
ポポ王子は粗暴にして短慮、それが王国内での評判だ。
父親のレッドボット王の目から見ても、王の器ではない。
「では、第二王子のアルドギスルにするか?」
レッドボット王は思索を進める。
アルドギスル王子の母親である第二王妃は国内有力貴族の娘だ。
内政を担当する貴族や国内商人の支持が多い。
「国内を安定させるならアルドギスルか……。だが……」
第二王子のアルドギスルは、凡庸であり、気弱な性格であった。
気弱な王は、部下の専横を許してしまう。
レッドボット王自身がそうであったように。
「短期的には国内が安定はするであろうが、王家の力が更に弱くなる……」
長期的には王家の力が今より弱まれば、謀反を起こす貴族も出てくるであろう。
その未来予想はレッドボット王を不安にさせた。
「では、第三王子のアンジェロであろうか……」
レッドボット王は、末息子のアンジェロを好ましく思っていた。
色々と騒動を起こすが、性格は素直で年に似合わぬ気遣いも出来る。
何と言っても強力な魔法を使えるのが、国王候補として魅力だ。
この異世界で魔法使いは、強力な兵器になり得る存在である。
範囲攻撃の火魔法一発は、この異世界の人々にとってミサイルと同等の脅威だ。
国の防衛、軍の戦力の観点から、アンジェロは三人の王子の中で抜きん出た存在と言える。
最近、軍関係の貴族の中には、『アンジェロ王子を、次の王へ』と言う声もちらほらと出てきている。
「まさかドラゴンまで、一撃で倒すとは……」
レッドボット王の顔がほころぶ。
自分の息子の手柄を喜ぶ父親の顔である。
「だが、アンジェロには後ろ盾がない……」
第一王子は、隣国ニアランド王国と外交族の貴族とニアランド商人が支持母体となる。
第二王子は、内政族の貴族と国内商人が支持母体となる。
しかし、第三王子のアンジェロには支持母体がない。
アンジェロの母親は平民の中程度の商人の家の出身だ。
政治的な影響力はない。
もしアンジェロが王位につけば、第一王子と第二王子の支持母体が黙っていない。
フリージア王国は分裂し、王位をめぐって内戦になるかもしれない。
「困ったのう……」
結局レッドボット王は、自分で後継者を決定する事が出来なかった。
その事が後々フリージア王国の騒乱の種となるのであった。
商業ギルドでセリにかけられ商人たちの手に渡るそうだ。
「ドラゴンは鱗、爪、翼、肉、骨、血、魔石と全て利用価値があるのである」
黒丸さんは上機嫌だ。
ギルド長として冒険者ギルドの討伐実績にもなるし、久しぶりの対ドラゴン戦が非常に楽しかったそうだ。
ウインドドラゴンと剣でガチガチ打ち合っていたからな……。
この人も大概に常識外の存在だと思う。
ドラゴニュート恐るべし。
「血は何に使うのですか?」
「回復薬や薬の原料になるのである。ドラゴン由来の薬は効き目が高いので、高額で取引されるのであるよ」
なんとドラゴンは金貨八十枚!
日本円にして八千万円になった!
俺が驚いている様子を見て黒丸さんがあおって来た。
「今回のウインドドラゴンは、若い竜だったので格付けとしては中の下であるな。普通は金貨百枚を越えるのである。どうであるか? またドラゴンと戦う気になったであるか?」
ドラゴン一体で一億円を超えるのか!
それだけドラゴンを倒すのは偉業でもあるし、危険度も高いって事だろう。
「確かに実入りはデカいですけど。それだけリスクも高いって事でしょう?」
「リスクのない人生は退屈なのである。危険と隣り合わせの人生はエキサイティングである!」
「俺はノーリスクで平凡な人生で満足ですよ」
ワイバーンは一体金貨十枚。
十五体で金貨百五十枚になった。
日本円換算なら一体一千万円。
十五体で一億五千万円だ。
ドラゴンと比べると安く感じるけど、それでも一体で一千万円越えってのは凄い。
ここまでが素材売却で得られた額だ。
これに加えて、ワイバーンの群れ討伐依頼の報酬が金貨十五枚で一千五百万円。
ワイバーンの数が増えたのとドラゴンが出たので金貨三十枚、三千万円が報酬に追加された。
王国の牙が初陣で稼いだ金額は、合計で金貨二百七十五枚、日本円にして二億七千五百万円になる。
一人頭約金貨九十枚、約九千万円だ!
飛行機開発費用の為に貯金しておこう。
「冒険者ギルドの取り分一割と国へ支払う税金一割は差し引き済みなのである」
冒険者ギルドは、しっかりしているんだな。
ちゃんと取るモノは取っているんだ。
それから今回のウインドドラゴンとワイバーンの群れを討伐した功績で、俺の冒険者ギルドのランクは上から二番目のミスリル級に上がった。
シルバー級からの二階級特進だ。
「アンジェロ少年にはこれを進呈するのである」
ギルドカードと一緒に小さな竜を象った鉄のバッジが、黒丸さんから手渡された。
「このバッジは?」
「ドラゴンスレイヤー徽章であるな。ドラゴンを倒した者に与えられるのである。公式の場でつけると一目置かれるのである」
「金とかじゃなくて鉄製なのですね」
「その徽章自体は銀貨一枚の価値もないのである。大切なのは金銭価値ではなく、竜を倒した強者の誇りなのである。アンジェロ少年もドラゴンスレイヤーとして誇りを持って欲しいのである!」
黒丸さんは胸を張って答え、口振りからも誇らしさが溢れていた。
「わかりました! この徽章に恥ずかしくない振る舞いをします!」
「それで、次の討伐であるが……」
「また別の機会に相談しましょう」
危ない!
またとんでもない依頼をやらされるところだった。
黒丸さんに別れを告げて、俺とルーナ先生は夕方後宮に帰って来た。
帰りも飛行魔法で飛んで帰って来たのだが、スピード勝負でルーナ先生には勝てなかった。
俺の取り分で分けておいて貰ったドラゴンの肉とワイバーンの肉を後宮で配ったら大好評だ。
驚く事に第一王妃の白夜宮と第二王妃の黒耀宮からお礼が届いた。
じいに聞いたところ、王族であってもドラゴンの肉はなかなか手に入らないそうだ。
ドラゴンの肉は牛肉の赤身に近い味で、ワイバーンは鶏肉に近い味だった。両方ともステーキにして美味しくいただきました。
いや食べてみるものだね。
見た目はグロイから思い出したくないけど。
そして、俺は胸を張ってドラゴン討伐をみんなに報告した。
母様は狂喜した。
「やっぱり私の息子は魔法の天才だわ! ドラゴンを魔法一発で仕留めるなんて!」
父上は安堵した。
「おお! アンジェロ! 良くやった! 商業都市ザムザは重要拠点であるからな! 近くにワイバーンとドラゴンがいたとは……。討伐してくれて本当に助かった」
じいは呆れかえった。
「魔法の訓練では、なかったのですか? 勝ったから良いものの万一を考えて、今後ドラゴンと戦うのはご自重下さい」
ですよねー。
俺もそう思うんですよー。
けどねー。
やれ! っていう人がいるんですよー。
ルーナ先生をチラッと見たが、目をそらされてしまった。
ルーナ先生は本人の希望もあって、俺個人に魔法の教師として雇われる形になった。
「その方が色々と自由に行動できる」
これは俺も理解が出来るので、先生の希望を受け入れたのだ。
王宮との調整は、じいに丸投げしたが。
「報酬は不要だ。金銭目的でアンジェロを弟子にしたのではない」
「ルーナ先生のおっしゃりようは嬉しいですが、タダという訳には……」
「では、アンジェロの知っている異世界の料理をもっと教えろ」
「わかりました。最初は……、ハンバーグなんかどうでしょうか?」
「はんばぐ……」
ルーナ先生の目がキラリと光った。
やはり先生は胃袋をベースに考えて、俺を弟子にしたらしい。
この世界の食材で再現できそうな料理を考えなくちゃ。
*
フリージア王国の王宮で国王レッドボット三世は一人悩んでいた。
彼の悩みは後継者だ。
フリージア王国は、基本的に長子相続のお国柄である。
だが色々な要因で長子以外が相続する事もあった。
彼には三人の息子がいるが、一長一短で決めかねている。
第一王子のポポ王子を後継者とした場合は、外交上のメリットが大きい。
第一王妃は隣国ニアランド王国の王族の出なので、第一王子のポポはフリージア王国人であり、ニアランド王国人でもある。
隣国ニアランド王国とは、歴史上何度も戦い犬猿の仲であった。
しかし、婚姻を結んだことで現在は同盟国となり、両国の関係は改善している。
隣国ニアランド王国の血を引くポポ王子が王位を継げば、同盟関係は将来にわたって安泰である。
加えて外交を担当する貴族やニアランド商人の支持もある。
「デメリットは、ポポの性格だ……」
レッドボット王は、深くため息をつく。
ポポ王子は粗暴にして短慮、それが王国内での評判だ。
父親のレッドボット王の目から見ても、王の器ではない。
「では、第二王子のアルドギスルにするか?」
レッドボット王は思索を進める。
アルドギスル王子の母親である第二王妃は国内有力貴族の娘だ。
内政を担当する貴族や国内商人の支持が多い。
「国内を安定させるならアルドギスルか……。だが……」
第二王子のアルドギスルは、凡庸であり、気弱な性格であった。
気弱な王は、部下の専横を許してしまう。
レッドボット王自身がそうであったように。
「短期的には国内が安定はするであろうが、王家の力が更に弱くなる……」
長期的には王家の力が今より弱まれば、謀反を起こす貴族も出てくるであろう。
その未来予想はレッドボット王を不安にさせた。
「では、第三王子のアンジェロであろうか……」
レッドボット王は、末息子のアンジェロを好ましく思っていた。
色々と騒動を起こすが、性格は素直で年に似合わぬ気遣いも出来る。
何と言っても強力な魔法を使えるのが、国王候補として魅力だ。
この異世界で魔法使いは、強力な兵器になり得る存在である。
範囲攻撃の火魔法一発は、この異世界の人々にとってミサイルと同等の脅威だ。
国の防衛、軍の戦力の観点から、アンジェロは三人の王子の中で抜きん出た存在と言える。
最近、軍関係の貴族の中には、『アンジェロ王子を、次の王へ』と言う声もちらほらと出てきている。
「まさかドラゴンまで、一撃で倒すとは……」
レッドボット王の顔がほころぶ。
自分の息子の手柄を喜ぶ父親の顔である。
「だが、アンジェロには後ろ盾がない……」
第一王子は、隣国ニアランド王国と外交族の貴族とニアランド商人が支持母体となる。
第二王子は、内政族の貴族と国内商人が支持母体となる。
しかし、第三王子のアンジェロには支持母体がない。
アンジェロの母親は平民の中程度の商人の家の出身だ。
政治的な影響力はない。
もしアンジェロが王位につけば、第一王子と第二王子の支持母体が黙っていない。
フリージア王国は分裂し、王位をめぐって内戦になるかもしれない。
「困ったのう……」
結局レッドボット王は、自分で後継者を決定する事が出来なかった。
その事が後々フリージア王国の騒乱の種となるのであった。
17
お気に入りに追加
4,058
あなたにおすすめの小説
称号は神を土下座させた男。
春志乃
ファンタジー
「真尋くん! その人、そんなんだけど一応神様だよ! 偉い人なんだよ!」
「知るか。俺は常識を持ち合わせないクズにかける慈悲を持ち合わせてない。それにどうやら俺は死んだらしいのだから、刑務所も警察も法も無い。今ここでこいつを殺そうが生かそうが俺の自由だ。あいつが居ないなら地獄に落ちても同じだ。なあ、そうだろう? ティーンクトゥス」
「す、す、す、す、す、すみませんでしたあぁあああああああ!」
これは、馬鹿だけど憎み切れない神様ティーンクトゥスの為に剣と魔法、そして魔獣たちの息づくアーテル王国でチートが過ぎる男子高校生・水無月真尋が無自覚チートの親友・鈴木一路と共に神様の為と言いながら好き勝手に生きていく物語。
主人公は一途に幼馴染(女性)を想い続けます。話はゆっくり進んでいきます。
※教会、神父、などが出てきますが実在するものとは一切関係ありません。
※対応できない可能性がありますので、誤字脱字報告は不要です。
※無断転載は厳に禁じます
異世界に行って転生者を助ける仕事に就きました
仙人掌(さぼてん)
ファンタジー
若くして死ぬと異世界転生する…。
まさか自分がそうなるとは思わなかった。
しかしチートはもらえなかった。
特殊な環境に生まれる事もなく、そこそこ大きな街の平民として生まれ、特殊な能力や膨大な魔力を持つことも無かった。
地球で生きた記憶のおかげで人よりは魔法は上手く使えるし特に苦労はしていない。
学校こそ行けなかったが平凡にくらしていた。
ある日、初めて同じ日本の記憶がある人とであった。
なんやかんやありその人の紹介で、異世界に転生、転移した日本人を助ける仕事につくことになりました。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
公爵家長男はゴミスキルだったので廃嫡後冒険者になる(美味しいモノが狩れるなら文句はない)
音爽(ネソウ)
ファンタジー
記憶持ち転生者は元定食屋の息子。
魔法ありファンタジー異世界に転生した。彼は将軍を父に持つエリートの公爵家の嫡男に生まれかわる。
だが授かった職業スキルが「パンツもぐもぐ」という謎ゴミスキルだった。そんな彼に聖騎士の弟以外家族は冷たい。
見習い騎士にさえなれそうもない長男レオニードは廃嫡後は冒険者として生き抜く決意をする。
「ゴミスキルでも美味しい物を狩れれば満足だ」そんな彼は前世の料理で敵味方の胃袋を掴んで魅了しまくるグルメギャグ。
イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で最強に・・・(旧:学園最強に・・・)
こたろう文庫
ファンタジー
カクヨムにて日間・週間共に総合ランキング1位!
死神が間違えたせいで俺は死んだらしい。俺にそう説明する神は何かと俺をイラつかせる。異世界に転生させるからスキルを選ぶように言われたので、神にイラついていた俺は1回しか使えない強奪スキルを神相手に使ってやった。
閑散とした村に子供として転生した為、強奪したスキルのチート度合いがわからず、学校に入学後も無自覚のまま周りを振り回す僕の話
2作目になります。
まだ読まれてない方はこちらもよろしくおねがいします。
「クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される」
異世界に転生した俺は元の世界に帰りたい……て思ってたけど気が付いたら世界最強になってました
ゆーき@書籍発売中
ファンタジー
ゲームが好きな俺、荒木優斗はある日、元クラスメイトの桜井幸太によって殺されてしまう。しかし、神のおかげで世界最高の力を持って別世界に転生することになる。ただ、神の未来視でも逮捕されないとでている桜井を逮捕させてあげるために元の世界に戻ることを決意する。元の世界に戻るため、〈転移〉の魔法を求めて異世界を無双する。ただ案外異世界ライフが楽しくてちょくちょくそのことを忘れてしまうが……
なろう、カクヨムでも投稿しています。
野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。
転生したら妖精や精霊を統べる「妖精霊神王」だったが、暇なので幼女になって旅に出ます‼︎
月華
ファンタジー
21歳、普通の会社員として過ごしていた「狐風 空音」(こふう そらね)は、暴走したトラックにひかれそうになっていた子供を庇い死亡した。 次に目を覚ますとものすごい美形の男性がこちらを見、微笑んでいた。「初めまして、空音。 私はギレンフイート。全ての神々の王だ。 君の魂はとても綺麗なんだ。もし…君が良いなら、私の娘として生まれ変わってくれないだろうか?」えっ⁉︎この人の娘⁉︎ なんか楽しそう。優しそうだし…よしっ!「神様が良いなら私を娘として生まれ変わらせてください。」「‼︎! ほんとっ!やった‼︎ ありがとう。これから宜しくね。私の愛娘、ソルフイー。」ソルフィーって何だろう? あれ? なんか眠たくなってきた…? 「安心してお眠り。次に目を覚ますと、もう私の娘だからね。」「は、い…」
数年後…無事に父様(神様)の娘として転生した私。今の名前は「ソルフイー」。家族や他の神々に溺愛されたりして、平和に暮らしてたんだけど…今悩みがあります!それは…暇!暇なの‼︎ 暇すぎて辛い…………………という訳で下界に降りて幼女になって冒険しに行きます‼︎!
これはチートな幼女になったソルフイーが下界で色々とやらかしながらも、周りに溺愛されたりして楽しく歩んでいく物語。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お久しぶりです。月華です。初めての長編となります!誤字があったり色々と間違えたりするかもしれませんがよろしくお願いします。 1週間ずつ更新していけたらなと思っています!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる