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決勝戦前
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ツトムと美由紀がほぼ同時に出てきた。
二人は目を合わせてお互いに親指を立てた。
「あとはヒロト君ね。」
「ああ、ヒロトなら問題ない、絶対に勝ってくるさ。」
数分立ってヒロトが出てきた。笑っていた。
「ほらな。」三人で目を合わせて笑った。控室に戻った。
「三戦三勝とはさすがやな。俺が組んだチームなだけはあるな。」
「何言ってんだよ。」
「この調子で優勝しちゃおーう!」
フレンドスリーは順調に勝利を重ね全試合三戦三勝で、決勝まで上り詰めていた。
「ようやく来た、決勝や。」
「もう俺らを止められるチームはないんじゃないかな。」
「だめだ。慢心はあかん。」
「まあ、そうだけどそのくらい自信を持ってもいいんじゃないか。」正直ヒロトは全試合三戦三勝で勝ってるし、負ける気がしなかったのだ。
「感じるんや、決勝の相手はただもんやない。化け物級の奴らが来るで。」いつになくツトムが真剣な表情で言った。
「そんな…でも俺らなら勝てるよな?」
「そりゃ、勝てないわけはない、ただ苦しい戦いになるで。」
「みんな、円陣くも!」美由紀が重苦しい空気を察して、盛り上げようとする。
「そうやな、こんなこと言っててもしゃあないわ。」
三人で円になった。
「俺たちがこの一か月間練習してきた集大成や。絶対勝とうな。」ツトムが美由紀を見る。
「1か月ホントに楽しかった。みんな笑ってここに帰ってこよう。」美由紀がヒロトを見る。
「俺今までこんな最高の仲間出来たことなくて、絶対三人で成し遂げたい。優勝したい。」三人で見つめあう。
「おーし、フレンドスリーふぁい、」
「「「おー!」」」
ナレーションが始まる。三人は入場口に立つ
「まさにダークホース!その成績は驚異の全勝負けなし、誰にも負けないその勢いで優勝まで奪ってしまうのか!フレーーーーーンドースリーーーーーーー!」
カーテンが開いて、三人に無数の観客の視線が刺さる。だが三人は圧倒されることはなかった。三人並んで堂々と歩き、アイコンタクトをとりそれぞれのフィールドに入っていった。
二人は目を合わせてお互いに親指を立てた。
「あとはヒロト君ね。」
「ああ、ヒロトなら問題ない、絶対に勝ってくるさ。」
数分立ってヒロトが出てきた。笑っていた。
「ほらな。」三人で目を合わせて笑った。控室に戻った。
「三戦三勝とはさすがやな。俺が組んだチームなだけはあるな。」
「何言ってんだよ。」
「この調子で優勝しちゃおーう!」
フレンドスリーは順調に勝利を重ね全試合三戦三勝で、決勝まで上り詰めていた。
「ようやく来た、決勝や。」
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「だめだ。慢心はあかん。」
「まあ、そうだけどそのくらい自信を持ってもいいんじゃないか。」正直ヒロトは全試合三戦三勝で勝ってるし、負ける気がしなかったのだ。
「感じるんや、決勝の相手はただもんやない。化け物級の奴らが来るで。」いつになくツトムが真剣な表情で言った。
「そんな…でも俺らなら勝てるよな?」
「そりゃ、勝てないわけはない、ただ苦しい戦いになるで。」
「みんな、円陣くも!」美由紀が重苦しい空気を察して、盛り上げようとする。
「そうやな、こんなこと言っててもしゃあないわ。」
三人で円になった。
「俺たちがこの一か月間練習してきた集大成や。絶対勝とうな。」ツトムが美由紀を見る。
「1か月ホントに楽しかった。みんな笑ってここに帰ってこよう。」美由紀がヒロトを見る。
「俺今までこんな最高の仲間出来たことなくて、絶対三人で成し遂げたい。優勝したい。」三人で見つめあう。
「おーし、フレンドスリーふぁい、」
「「「おー!」」」
ナレーションが始まる。三人は入場口に立つ
「まさにダークホース!その成績は驚異の全勝負けなし、誰にも負けないその勢いで優勝まで奪ってしまうのか!フレーーーーーンドースリーーーーーーー!」
カーテンが開いて、三人に無数の観客の視線が刺さる。だが三人は圧倒されることはなかった。三人並んで堂々と歩き、アイコンタクトをとりそれぞれのフィールドに入っていった。
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