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未知と既知の其間
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「そんなモノはないよ」
「嘘よ‼︎だって夫人は──」
「夫人は人の行為を除くそんな野暮な人ではないよ」
でも夫人は侑梨の痴態を知っていた。
「──けれど、夫人なら想像で事足りるだろうね」
あれが想像だというのだろうか?
侑梨が経験がないから知らないだけで、
夫人の語った内容はありきたりなのだろうか?
「僕にも夫人の様に君のことを当てられるよ。そうだね……クリスマスの夜を思い出した君は今…僕に抱かれたくて濡れている」
そうだろ?と微笑む。
「そんなことないわ‼︎」
腕を掴まれもう片方の手が下半身に手が伸びる。
「やだ!」
スキニーパンツのボタンを外され下着の中に指が入る。
彼の指が侑梨の割れ目に侵入してくる。
「あっ…ん」
「溢れてるね」
その濡れた指を陰核に擦り付ける。
「──やめてっ……」
愛液に濡れた指を彼が舐める。
「──やめて」
「夫人の思惑通りに動きたくはないけれど、僕も限界だ。君が欲しい」
耳たぶを甘噛みした後、中を舌でねっとりと犯される。
気持ち悪い。
「腰が動いてるよ」
彼の言葉に羞恥心を覚えるが止まらない。
「やめてジーノ。お願いよ」
侑梨の体は侑梨を裏切りジーノを欲しいと叫ぶ。
今の侑梨の味方は言葉だけだ。
「櫂……」
櫂、助けて欲しい。
ジーノのキスで思考にモヤがかかる。
──もうジーノを拒めない。
侑梨の中を彼が埋めていくのを感じた。
「嘘よ‼︎だって夫人は──」
「夫人は人の行為を除くそんな野暮な人ではないよ」
でも夫人は侑梨の痴態を知っていた。
「──けれど、夫人なら想像で事足りるだろうね」
あれが想像だというのだろうか?
侑梨が経験がないから知らないだけで、
夫人の語った内容はありきたりなのだろうか?
「僕にも夫人の様に君のことを当てられるよ。そうだね……クリスマスの夜を思い出した君は今…僕に抱かれたくて濡れている」
そうだろ?と微笑む。
「そんなことないわ‼︎」
腕を掴まれもう片方の手が下半身に手が伸びる。
「やだ!」
スキニーパンツのボタンを外され下着の中に指が入る。
彼の指が侑梨の割れ目に侵入してくる。
「あっ…ん」
「溢れてるね」
その濡れた指を陰核に擦り付ける。
「──やめてっ……」
愛液に濡れた指を彼が舐める。
「──やめて」
「夫人の思惑通りに動きたくはないけれど、僕も限界だ。君が欲しい」
耳たぶを甘噛みした後、中を舌でねっとりと犯される。
気持ち悪い。
「腰が動いてるよ」
彼の言葉に羞恥心を覚えるが止まらない。
「やめてジーノ。お願いよ」
侑梨の体は侑梨を裏切りジーノを欲しいと叫ぶ。
今の侑梨の味方は言葉だけだ。
「櫂……」
櫂、助けて欲しい。
ジーノのキスで思考にモヤがかかる。
──もうジーノを拒めない。
侑梨の中を彼が埋めていくのを感じた。
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