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さすがの俺だって、遣られっぱなしは嫌だ。

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 全身を弛緩させ、胸を激しく上下させている相沢の理性の箍は、好い加に減外れてきているだろう。

 足元へ移動した俺は、相沢の膝を左右に押し開いて露出させた秘部に顔を近づけたところで——。

「うぎゃっ」
「あっ」

 反射的に閉じられた相沢の膝に、側頭部を挟み撃ちされて驚き叫び声を上げた。

 股の間に座り込み、両手で側頭部を揉んで頭を振る。やはり足にも油断は大敵。半端のない破壊力だ。

「専務、スミマセン……つい……」

 涙目で俺を心配する相沢に文句は言えず。「平気だよ」と笑って閉じてしまった膝をもう一度開こうと力を入れたが、開かない。

「あ、いざわ……」
「……だって……」

 いまの一瞬で、理性が戻ってきてしまったらしい。

 こうなったら、奥の手だ。

「あんただって、俺の、見て、好き勝手しただろう?」
「あぁ? 起きてたんですか? ずるいっ!」

 飛び起きようとした相沢の肩をトンと押し、ベッドへ倒す。

「ずるくない。おとなしくしてろ」

 膝に手をかけると観念したのか、されるまま膝を開く。しかし肝心な部分は両手で覆われた。

「だ、だめです専務」
「だめじゃない」

 強情な相沢には実力行使しかあるまい。

「んんっ……」

 太腿を抱え込み、膝裏から内股へと舌を這わせ強く吸い付く。刺激に震え気を逸らせた隙に、力なく秘丘を覆っている手に指を絡めて引き剥がし、ゆっくりシーツへと誘導した。

 灯りの下にさらされた秘丘の内側には、咲きかけの薔薇が紅く充血し、密で濡れてぬらぬらと光っている。

「きれいだ」

 思わず言葉が溢れた。

 絡めている右手を外し、そっと割れ目を押し開く。

「ああっ!」

 蕾の周囲を、指先で円を描くように撫で、面白いように反応する相沢の痴態を観察。

 なるほど。相沢もこうして俺を弄んだわけだ。

 さらに先を目指し、開花前の密口にゆるりと人差し指を挿し入れたがその途端、ビクッと身体を硬くした相沢が絡めていた指に力が入った。

「ごめん、痛かった?」

 相沢が首を左右に振る。

「あんた……もしかして?」

 瞼を閉じたまま頬を染め、顔を背けたその反応が答えか。

 処女のくせにあのテクニック——もしかすると、男を弄くり回したのすら初体験か? それなのに俺のオレをやりたい放題してくれて。

 俺の経験値だって相沢と大差ないといえ——勝てない、悔しい、と思う気持ちの一方で、前人未踏の花園を踏破し、その向こうにある新雪に己の足跡を刻み込む悦楽を思い、興奮を覚える。こうとなったら。

「俺に狂わせてやる」

 期待にふくらんでいる蕾に、俺はむしゃぶりついた。

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