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34 聖女様の素敵な大冒険 (アナザーサイド)
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エフィルア達がダンジョンに潜った数時間後。
2番手で第1階層に足を踏み入れるパーティーがあった。
「ああもう忌々しい。なんで聖女たる私じゃなくて、あの男がトップパーティーなのかしらね。やっぱりあの時ちゃんと昇天させておくべきだったんだわ」
まだ若い5人の男女と、その護衛。
中心にいるのは聖女エルリカ。
彼らは町の人々の盛大な声援と見送りを受けながら、迅速に準備を進めここに来ていた。
普段はあまり精力的な狩りをしていない彼ら。
その習熟度からすると些か不安のある旅立ちで、引き留める声も相当程度あった。
だが結局はパーティーを率いるエルリカのゴリ押しによってダンジョンへと足を踏み入れる事に。
彼女にしてみれば、エフィルアのような下等生物が先に進んでいるダンジョンなのだから、自分にも出来ないはずがないという思い込みがあった。
聖女エルリカが他人の意見など聞き入れないというのは、身近な者たちには良く分かっていること。
護衛として同行させられる者たちは、実に余計な仕事を増やしてくれたものだとは思いつつ、逆らう事はない。適当に立ち回って適当に帰ってこようという者がほとんどである。
そして戦いは始まる。
「みんな落ち着いて。暗くて見通しが悪いだけで敵の強さは外の魔物とそう変わらないっ!」
「そ、そうだな聖女の言うとおりだぜ」
慣れない暗闇での戦い。混乱に陥りかけるパーティーメンバーを一応まとめ上げて、ダンジョンを奥へ奥へと進んで行く。
聖女を突き動かすもの。それはエフィルア達への対抗心、嫉妬心、敵愾心。
あのような邪悪で矮小な者に聖女たる自分が遅れをとるなど、この世に存在してはいけない事象なのだ。そんな事があり得るくらいならば死んだほうがましである、いや、むしろ殺す。そういった強い信念が彼女を支える。
「私達こそがこの町を守る英雄となるのです! この私に付き従うのだ!」
「「「おおッ!!」」」
「うおおお、いたぞ! 例の人面獣だ」
メンバーの1人ギャオが、今日の第1目標とする魔物を見つける。
闇に潜んで行動するその魔物はエフィルアのライトを嫌って出てこなかったため、そこかしこに未だ残っている。
「うっ、なんなのですかこの獣! 闇にまぎれて実態が……」
「きゃああ」
エフィルアが戦った時は、その魔物とまともにやりあう事なく殲滅してしまっていたが、人面獣達はようやく今、本領を発揮した。
闇の中で音を殺し、魔素の乱流で撹乱し、集団で襲い掛かる。
その魔物は、聖女ばかりを執拗に狙う。
囲まれ、孤立し、ついには、暗闇の奥に引きずり込まれていった。
護衛の者の守備範囲からも易々と引き離される。
「くそっ、俺がそうはさせないっ」
駆け出し剣聖のシオエラルが間一髪追いすがる。
が、しかし。
「な、なんだと。今度はスケルトン? みんな! アンデッドが大量に湧いている。とても手には負えないっ」
そこには魔物の待ち伏せ。ナルシス系美男子剣聖は傷つくことを恐れて足を止める。
闇に引きずり込まれた聖女は、四肢を噛み付かれ、抑えられ、剥かれ、ついには獣の下腹部先端突起が彼女の下腹部へと迫る。獣のその行動は性衝動から来るものではなかった。それは、聖女たちへの怨嗟が生み出した行動だった。かつて、同じような目にあわされた者達の怨念だった。
「くそがあああああ 獣や骨がこの私にぃぃぃぃ! 我が聖なる魔力で全ての邪悪なる者を浄化してくれるぁあぁ!」
それでも聖女は持ち前の無駄に強い高慢な精神力で闇の中を這いずり回り、魔力を振り絞る。
暗闇の中での乱戦、死闘。
彼女達は明らかに自分達の実力を見誤っていた。
エフィルアに劣るわけがないという、彼への異常な熱情が判断を狂わせる。
聖女のその滾る熱情は、ただでさえ彼女に吸い寄せられるように押し寄せるてくる人面獣達に、よりいっそうの刺激をあたえるのだった。
それは後方から護衛に付いていたはずの一団にとっても誤算であった。事前に集めていた情報を遥かに上回る量の魔物が沸き上がっていた。
それでも戦いに決着がつく。
聖女のメンバー達は、それぞれに酷い傷を負いながらも死者まではださずに済んだ。
アンデッドには聖属性魔法が異常に効果的なこともあり、酷い苦戦を強いられながらも生き残った。
それでも、聖女はさらなる正義と熱情に突き動かされる。
奥へ、奥へ。
ルーキーパーティーとしては異例の速さ、1日で4階層という町の人達が驚く速度で探索を進めるのだった。
「くぅ、これは聖女たる私への神からの試練。必ずやあの邪神エフィルアを……」
度重なる苦難。聖女の中でエフィルアは邪神にランクアップしていた。
自分に降りかかった災厄は全てあの邪悪な存在が元凶であると思わねば、彼女のプライドと精神は保てなかった。
だがしかし、エフィルアは邪神ではなく魔神だった。
それはともかくとしても、厄災に関しては全て自業自得だった。
「すごいぜ… 聖女の執念。このペースならもうエフィルア達に追いつくかもな」
ギャオ。彼は本当はもうすぐに帰りたかった。いや、誰だってそうだろう。
しかし持ち前の太鼓持ち気質が聖女へ愛想を振りまいてしまう。
「いや、もう追い越してるかもしれないね」
そして剣聖は知らない。
激しい乱戦の終盤で、彼の背後から致命傷になりかねない一撃をあびせてきた人間の事を。
聖女からはすでに、"私を助けなかった糞ヘタレ雑魚、絶対殺す”と思われている事を。
「違いないやっ! はっはっはっ」
「「「は~っはっはっは~」」」
聖女達は、ある面では無駄に精神力が強かった。
自分達の正義と優位を信じて疑わない。
たとえ、股のあたりに不具合を感じたとしても、それを打ち消すように湿った笑い声をダンジョンに響かせるのだった。
2番手で第1階層に足を踏み入れるパーティーがあった。
「ああもう忌々しい。なんで聖女たる私じゃなくて、あの男がトップパーティーなのかしらね。やっぱりあの時ちゃんと昇天させておくべきだったんだわ」
まだ若い5人の男女と、その護衛。
中心にいるのは聖女エルリカ。
彼らは町の人々の盛大な声援と見送りを受けながら、迅速に準備を進めここに来ていた。
普段はあまり精力的な狩りをしていない彼ら。
その習熟度からすると些か不安のある旅立ちで、引き留める声も相当程度あった。
だが結局はパーティーを率いるエルリカのゴリ押しによってダンジョンへと足を踏み入れる事に。
彼女にしてみれば、エフィルアのような下等生物が先に進んでいるダンジョンなのだから、自分にも出来ないはずがないという思い込みがあった。
聖女エルリカが他人の意見など聞き入れないというのは、身近な者たちには良く分かっていること。
護衛として同行させられる者たちは、実に余計な仕事を増やしてくれたものだとは思いつつ、逆らう事はない。適当に立ち回って適当に帰ってこようという者がほとんどである。
そして戦いは始まる。
「みんな落ち着いて。暗くて見通しが悪いだけで敵の強さは外の魔物とそう変わらないっ!」
「そ、そうだな聖女の言うとおりだぜ」
慣れない暗闇での戦い。混乱に陥りかけるパーティーメンバーを一応まとめ上げて、ダンジョンを奥へ奥へと進んで行く。
聖女を突き動かすもの。それはエフィルア達への対抗心、嫉妬心、敵愾心。
あのような邪悪で矮小な者に聖女たる自分が遅れをとるなど、この世に存在してはいけない事象なのだ。そんな事があり得るくらいならば死んだほうがましである、いや、むしろ殺す。そういった強い信念が彼女を支える。
「私達こそがこの町を守る英雄となるのです! この私に付き従うのだ!」
「「「おおッ!!」」」
「うおおお、いたぞ! 例の人面獣だ」
メンバーの1人ギャオが、今日の第1目標とする魔物を見つける。
闇に潜んで行動するその魔物はエフィルアのライトを嫌って出てこなかったため、そこかしこに未だ残っている。
「うっ、なんなのですかこの獣! 闇にまぎれて実態が……」
「きゃああ」
エフィルアが戦った時は、その魔物とまともにやりあう事なく殲滅してしまっていたが、人面獣達はようやく今、本領を発揮した。
闇の中で音を殺し、魔素の乱流で撹乱し、集団で襲い掛かる。
その魔物は、聖女ばかりを執拗に狙う。
囲まれ、孤立し、ついには、暗闇の奥に引きずり込まれていった。
護衛の者の守備範囲からも易々と引き離される。
「くそっ、俺がそうはさせないっ」
駆け出し剣聖のシオエラルが間一髪追いすがる。
が、しかし。
「な、なんだと。今度はスケルトン? みんな! アンデッドが大量に湧いている。とても手には負えないっ」
そこには魔物の待ち伏せ。ナルシス系美男子剣聖は傷つくことを恐れて足を止める。
闇に引きずり込まれた聖女は、四肢を噛み付かれ、抑えられ、剥かれ、ついには獣の下腹部先端突起が彼女の下腹部へと迫る。獣のその行動は性衝動から来るものではなかった。それは、聖女たちへの怨嗟が生み出した行動だった。かつて、同じような目にあわされた者達の怨念だった。
「くそがあああああ 獣や骨がこの私にぃぃぃぃ! 我が聖なる魔力で全ての邪悪なる者を浄化してくれるぁあぁ!」
それでも聖女は持ち前の無駄に強い高慢な精神力で闇の中を這いずり回り、魔力を振り絞る。
暗闇の中での乱戦、死闘。
彼女達は明らかに自分達の実力を見誤っていた。
エフィルアに劣るわけがないという、彼への異常な熱情が判断を狂わせる。
聖女のその滾る熱情は、ただでさえ彼女に吸い寄せられるように押し寄せるてくる人面獣達に、よりいっそうの刺激をあたえるのだった。
それは後方から護衛に付いていたはずの一団にとっても誤算であった。事前に集めていた情報を遥かに上回る量の魔物が沸き上がっていた。
それでも戦いに決着がつく。
聖女のメンバー達は、それぞれに酷い傷を負いながらも死者まではださずに済んだ。
アンデッドには聖属性魔法が異常に効果的なこともあり、酷い苦戦を強いられながらも生き残った。
それでも、聖女はさらなる正義と熱情に突き動かされる。
奥へ、奥へ。
ルーキーパーティーとしては異例の速さ、1日で4階層という町の人達が驚く速度で探索を進めるのだった。
「くぅ、これは聖女たる私への神からの試練。必ずやあの邪神エフィルアを……」
度重なる苦難。聖女の中でエフィルアは邪神にランクアップしていた。
自分に降りかかった災厄は全てあの邪悪な存在が元凶であると思わねば、彼女のプライドと精神は保てなかった。
だがしかし、エフィルアは邪神ではなく魔神だった。
それはともかくとしても、厄災に関しては全て自業自得だった。
「すごいぜ… 聖女の執念。このペースならもうエフィルア達に追いつくかもな」
ギャオ。彼は本当はもうすぐに帰りたかった。いや、誰だってそうだろう。
しかし持ち前の太鼓持ち気質が聖女へ愛想を振りまいてしまう。
「いや、もう追い越してるかもしれないね」
そして剣聖は知らない。
激しい乱戦の終盤で、彼の背後から致命傷になりかねない一撃をあびせてきた人間の事を。
聖女からはすでに、"私を助けなかった糞ヘタレ雑魚、絶対殺す”と思われている事を。
「違いないやっ! はっはっはっ」
「「「は~っはっはっは~」」」
聖女達は、ある面では無駄に精神力が強かった。
自分達の正義と優位を信じて疑わない。
たとえ、股のあたりに不具合を感じたとしても、それを打ち消すように湿った笑い声をダンジョンに響かせるのだった。
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