悪女に駄犬は手懐けられない

兎束作哉

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第3章

05 駄犬の戯れ◇

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「――触りますね」


 宣言通りに、ファルクスは唇以外の、頬や額に優しく触れるだけのキスを何度か落とした後、太ももの当たりに指を滑らせた。彼の手つきはマッサージをされているようで気持ちが良かったが、その綺麗な指が動く度に、少しづつ気持ちよくなっていってしまう。そして彼はとうとう足の付け根まで指を持っていった。にゅるにゅるとオイルのせいで滑らかに滑って私の股の間に入っていく指に私は身をよじった。けれど、今度は逃がすまいと足を広げられ固定されてしまう。


「ふぁっ……」


 股の間を擦られると、もう声は止められない。こんな快感は知らないし、この駄犬にこんな才能があるなんて知らなかった。妙に女慣れしてそうな手つきだけれど、これは攻略キャラだから、と言い聞かせ、私は唇を噛む。けれど、我慢しようとしても強制的に喘がされる。


「スティーリア様」
「な、何よ。変なところで止めないで」
「……っ。それは失礼しました。ですが、一つお聞きしたいことがあって」
「な、何、早くいって」
「スティーリア様は、俺が初めてですよね」
「~~っ!? い、今聞くの。それを、今聞いてどうするのよ!」


 足が思わず出てしまったが、それをパシッと片手で受け止められ、ファルクスの肩に乗せられる。抵抗の手段を失い、睨み付けていれば、ファルクスは早く答えてくれと催促するように私を見つめてきた。いわなくても大体分かるだろうに、何故彼は聞きたがるのだろうか。


「は、初めてに決まってるじゃない。そ、それに、あの夜だって……貴方が触ったのが初めて、だったから……」
「そう……そうだったんですね。そうとは知らず……俺は」


と、何故か後悔するように、片手で髪の毛をくしゃりとするファルクス。浮き上がったり、沈んだり、情緒が激しいな、と私は見つめながら、彼の指の隙間から見えた瞳に一瞬で射貫かれる。顔を覆っているが、確実に笑っているのが見て取れたから。


「そうか、俺が初めて……後にも、先にも俺が初めて、スティーリア様の初めては、俺。く、はは……っ、ハハハッ」
「ちょ、ちょっと、ファルクスこわ、怖いんだけど……」


 明らかに、選択肢をミスった気がする。嫌な予感が、体中を這いずり回って、絡んでくる。ファルクスという男の性質を、性格を、私はこの時まですっかり忘れていた。


「ああ、優しくしますね。だから、ううん、いや、飽きさせない。俺なしじゃ生きていけないほど、そんな快楽を今から貴方に刻み込みますね」
「そ、そんなのいらな――ッ」


 次の瞬間、下着の上から触れるか触れないかくらいの撫で方で主張しているクリトリスを摘ままれる。自分でも信じられないくらい腰がびくりと跳ねる。私のその反応を見たファルクスは恍惚な笑みを浮べ執拗にそこを責め立てる。摘ままれたまま擦られたり円を描くように転がされて甘い電流が流れ続ける。そして、気持ち良さと強すぎる刺激に私が弓なりになったのを見てファルクスは私の両足を片手で持ちあげると太ももから足先までべろりと舐めた。


「ひあっ」
「ああ、良い声ですね。俺だけが、今スティーリア様の声を聞けている……ふ、ふふ」


 足の指を丁寧にしゃぶり、甘噛みしては舌で親指からねっとりと舐めあげられる。指の間に舌を入れてきたり、生暖かいものが股の間に向かってうごめいたりと翻弄され続けるうちに私はどんどん頭がぼーっとしてきて何も考えられなくなる。ただ気持ちが良いことと、喘ぎ声しか口からは漏れない。恥ずかしくて止めたいのに止められないし、なんならもっともっとして欲しくて堪らない。頭がふわふわとしてきている中、ようやくファルクスは私から離れた。
 はーはーと獣のように息継ぎをしているとファルクスが私の下着に手をかけるのが見えた。抵抗するまもなく脱がされるショーツを追えばファルクスが笑っていて、ムッとするも身体に力が入らないせいで睨むことが精一杯だった。
 そんな私にはお構いなく、彼のごつごつとした指は躊躇うことなくまたへと伸びる。そうして、たどり着けば、股の間に指を入れられて広げられ、粘膜に空気が触れたことで思わず入り口をきゅっと閉める。けれど、そんな事は無意味だといわんばかりにファルクスは指を容赦無く突っ込んだ。異物が中に入り込んでくる感覚に、身体が跳ねる。


「ひ、ぐ……っ」
「痛みますか?」
「そ、それはないけれど、でも指抜いて」
「駄目です。まずはここで一度イって頂きます」


 異物感と苦しさにうめけばファルクスは笑い私のリクエストを却下する。なら、痛みますか? なんて聞かないで欲しかった。止めてくれるのかと期待してしまった、そうだ、こいつは鬼畜で!
 そんなことを考えているうちに、更に奥まで指が入ってきて中でぐるぐると何かを探すようにかき回され始め私は呻きながら耐えた。股の間から水音が響き始め水音が大きくなるとファルクスは一つ息を吐いた。その瞬間、ざらりとした部分を指が撫でて私はたまらず高い声を出した。その声が何かの合図だったのか、他の場所も同時に撫でられると、股の間にどんどん蜜が流れ出てはぐちゅりと淫猥な音を立てていく。中を擦りながらバラバラと動かされて広げられる感覚がお腹に響いてくるせいで苦しいのと、気持ちがいいの間を行き来するような感覚に陥る。指を二本に増やされ、圧迫される感覚に息がつまった。けれど、指の動きは止まらずに中の刺激を続けられて、ある一点をぐりゅりと押された瞬間目の前が一瞬白くなる。


「~~~っ!?」
「ここですか」


 びくびくと身体が痙攣して、足の指先までピンと伸びて私は仰け反る。またそこを触られると正気でいられなくなりそうで身体を引こうとするものの、ファルクスが腰を掴んで逃してくれないせいで、ただただ彼の腕の中で暴れまわるしか出来ない。


「ひ、ああっ、ファルクス! そこばっか、嫌っ! ああぁっ!」
「駄目ですよ。素直に気持ちよくなってください」
「ひぃあぁ……ッ!?」


 先ほども散々弄られたクリトリスを摘ままれる。私はさらに暴れる事しか出来なかったが、呆気なく押さえつけられてしまう。その間にも、てぴりぴりとした快感が波のように襲ってくるせいで視界がぼやける。身体が限界だと訴えてくるのに全然やめてくれなくてイかされ続けて腰が浮き始める。身体の奥から何か来る感覚がして頭が真っ白になってイキ続けていると不意にずるりと指が引き抜かれた。ファルクスの指はテカテカと光っていて、それを彼は口に運んで舐めるものだから、私は更に顔が赤くなるのを感じた。


「ほら、見てくださいスティーリア様」
「なによ」
「これ……全部貴女の蜜です。こんなに垂らして、期待してるんですね」
「~~ッ!」


 にやにやとした笑みで見せてくるから腹が立って仕方が無いが、身体が動かないので睨みつける事しか出来ない。しかし次の瞬間私のうちから垂れた蜜を見た彼が目をぐりんとそこへやり、顔を近づけた。


「や、やめなさい、ファルクス! ダメ! 汚いから、ね、さっき、約束したでしょう!?」
「勿体ないです。ああ、溢れてきて……勿体ない」
「ファル……っ、んん~~~~っ!」


 ぬるぬると溢れ続ける蜜を、ファルクスは手で受け止めた。そしてそれをべろりと舐めとると、今度はじゅるじゅると音を立てながら私の蜜を啜り始めたのだ。恥ずかしさに涙が零れた。けれどそんなのお構いなく彼は続けるし、それだけでなくクリトリスをじゅうっと吸われればひとたまりもない。触れられるのとはまた違う感覚。腰から背筋へ何かが上がってくる感覚に身体をガクガクと痙攣させて呆気なく私は果ててしまうのだった。その間も愛撫を止めてはくれずすぐに気持ちよさか降りかかる。


「ひゃ、あっ! ああッ! やだっ、やぁあっ」
「スティーリア様……っ、んっ」


 じゅるじゅると蜜を啜られながら陰核を舐められる感覚に私は喘ぎ続ける。ダメだと口では言っておきながら身体ははしたなく悦んでいて頭がおかしくなりそうだ。だからなのかファルクスはまた入り口を指で広げるとクリトリスにしゃぶりついたまま舌を尖らせて入れてきた。舌で尿道口をぐりぐりと弄られ、彼の吐息が当たるだけでも狂ってしまいそうなくらい気持ち良い。


「やだっ……やだ、もう止めなさいッ! ~~~ッ!」


 いやいやと頭を左右に振る。けれどそんな願いを聞いてくれるわけもなくファルクスは舌の抜き差しを続けるし、手でクリトリスを弄り続ける。ひたすらに終わらない快感に身体が仰け反っていき私はまたすぐにイってしまう。二度目の絶頂でヘロヘロになっているというのに彼は止まってはくれなかった。はぁはぁと息も絶え絶えになっているというのに、彼はまた中に入れた指を出し入れし始めた。いつまで続くのだろうか、しつこすぎる。
 さっきとは違いただ慣らす為だけに中でゆっくりと指を動かすファルクスは空いている手で胸を揉み始める。むにむにと形を変えるように揉んだり乳首を摘まみあげられたりするせいで中が締まって彼の指をぎゅうっと締め付けてしまうのが分かる。それに興奮してなのか、ファルクスは肌に吸い付いては跡を残していく。そして、執拗に中とクリを同時に責められ私は何度目かの絶頂を迎えた。


「ああぁあっ! ~~~っ!」


 びくんびくんと腰が跳ね上がるがファルクスは止まってくれない。さらに敏感な所をぐりぐりと弄り始めるし、吸い上げられてはもう何度も頭が真っ白になるくらいイキまくる。


「もうらめっ……あっ、ふぁる、とま……っれぇ」


 喘ぎ声を上げながら彼を呼べば指の動きは激しくなり水音がどんどん激しくなる。何で、制止が、もっと、に変換されるのだろうか。先ほどの約束は、私の中からも、ファルクスの中からも……いや、ファルクスにはあんな制約あってないようなものだったのかも知れない。
 中でバラバラと指を動かしながら、たまにいいところをぐっと押されるものだから堪ったものじゃない。イキすぎて敏感になった体は与えられる刺激に喜び悶えるが容赦ない責めは続く。私は何度も何度も頭が真っ白になっては白くなってを繰り返し続け、何度もファルクスの名前を呼んでは泣いてしがみつく事しか出来ない。けれど、いくら私が縋りついようともファルクスは容赦なく責め続けるし止まろうとしないのだ。
 ずっとずっとずっとイキ続けていて何が何だか分からなくなり、彼の背中を引っ掻いたと同時に、私は気を失ってしまった。彼は、最後までやる気だったのだろうが、私の身体は持たなかった。こんなに敏感だと思っていなかったのもあったけれど、何だかもの凄く恥ずかしかった。

 でも、意識を失う直前、彼が口にしていた恐ろしい言葉だけは覚えている。


「ああ、本当にスティーリア様は可愛い。俺のを入れたらどうなるんだろうか。今から楽しみだ……朝まで、意識が飛んでも抱き潰す」
「……ファル…………」


 聞かなかったことにしたい。これは前戯、なら本番は? 考えるだけで末恐ろしい。というか、前戯も本番も何も、今すぐ逃げたかったが、逃げ道なんてなく、私の意識は深いところまで落ちてしまった。



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