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第2章 君は職務放棄勇者
06 消灯時間はとっくに過ぎている◆
しおりを挟む逃げ道なんてない。もう、ここで食われるしかないのかもしれない。
バイバイ、僕のお尻。明日には二つに割れていると思うよ。
「おおお、落ち着いて。アル」
「俺は落ち着いてるんだけど。テオ……何で逃げたの?」
「いや、逃げるでしょ……あ、えっと、ちがくてね」
思わず口に出ていた。アルフレートのラピスラズリの瞳が細められる。やってしまったなと思ったときには遅かったようだ。
どうにか、取り繕って、言い訳を並べてみようと試みたが、肩を掴まれて身動きが取れなくなった。
さすがに親友のアレをみて、怖くて逃げだしましたなんて口が裂けても……尻が裂けても言えない。
「あの、アル~お願いだから、もうちょっと優しくしてほしいかも。ほら、アルって勇者じゃん。力も、その、違うんだよ」
「勇者は関係ないよ。何で逃げたの?」
「言ったら怒るでしょ?」
「言わないほうが怒るかも。ダメ?」
ダメ? じゃない。ダメなのはこっちだ。
しかし、そんなことも言わせてくれないような状況だった。ポタリ、ポタリと、アルフレートの髪から雫が垂れる。このままじゃ、風邪をひいてしまうんじゃないかと、僕はひやひやしていた。勇者の加護の中に風邪をひかない加護があったら別だけど、そんな万能なものはないだろうし。それこそ、人間じゃなくなっちゃうし。
肩は放してくれない。これはもう、いうしかないのではないかと思えてきた。別に、恥ずかしがることではないのだ。
ちらりと、アルフレートを見れば、どの角度からでもその目と目が合ってしまう。怖い。瞬きしていないかもしれない。
「アルの……アレが、あの、お、おっきくて。怖くて、逃げてきちゃいました」
さすがに、ペニスとか、陰茎とか口にするのもおぞましいし、そんな言葉で片づけられるほどの大きさじゃなかった。下半身に魔物をかっているといっても過言ではないくらいの大きさだった。一瞬だったのに、それが鮮明に焼き付いているから間違いない。
しどろもどろになりながら、そういい終えて、僕はプシューとしぼむようにうつむいた。なんていわれるかわからない。というか、ずっと突き刺さっている視線はどうにかならないものだろうか。
親友のあそこをみました、ごめんなさい。それで、怖くて逃げてきました……って、どんな日常を歩んでいたら出てくる言葉だろうか。
アルフレートは、しばらく黙ったまま僕を見下ろしていた。
何を考えているかわからなくて怖すぎる。
「あ、アル……ごめんね、その、み、みちゃって」
「……いいよ、テオ。でも、そっか」
「え、っと、何がそっかなの?」
「テオが、すこーしでも、その気があったってことわかって。俺、嬉しいかも」
と、アルフレートは、訳の分からないことを言って満面の笑みを浮かべた。ばかばかしくなって顔を上げたら、そんな満面の笑みがお出迎えしたので、またうつむこうか迷った。
わからない、十一年も離れ離れになっていたからだろうか。幼馴染のことが一切わからない。
僕が、はくはくと口を動かしていると、片手は僕の唇を、もう片方の手でまた僕の腰を抱いて引き寄せる。僕は服を着ていたが、アルフレートは腰にタオル一枚だ。ドクンドクンと脈打っている胸にぴとりと僕はもたれかかる形になってしまう。平然とした顔、爽やかな笑みを浮かべているっていうのに、今にもはちきれんばかりの速さで早鐘を打っている。ドキドキしている、アルフレートが。
「アル、すごい、音するんだけど」
「だって、テオがかわいいから。そっか、怖くなって逃げてきちゃったか」
「……う、言わないでよ。アルの、おっき、すぎなんだもん。僕も男なんだけどな」
「別に、大きさは大したことないよ。あと、テオ以外に見せないし」
「他の人に見せたら、それは公然わいせつ罪で勇者であっても捕まるよ!」
早口になって、そんなことを言えば、またプッと笑われてしまう。
タオル一枚でも、その笑顔を見ると、かっこいいと思ってしまう。いや、筋肉が露出しているからか、色気と、そして年相応の笑みがアンバランスながらにマッチしているというか。
ほぅ、と惚けていれば、またアルフレートが僕の尻の割れ目に指を忍び込ませた。
「だ、だから! それやめてよ!」
「慣らせば入るよ。大丈夫」
「いや、僕嫌だって! まだ、そういうの早いの、アル!」
慣らしても入る気がしない。赤ちゃんだって、女性がから生まれてくるけど少なくとも数十センチはあって、二キロから三キロあって。人体ってすごいなあ~と思うけど、アルフレートのそれは別だと思う。そもそも、もともと排せつのためにしか使わないそこを広げたところで、大して広がらないだろうし。
あきらめないアルフレートの腕を止めようとしたが、力で勝てるわけがない。ぐにぐにと触られれば、先ほどのように下半身に熱が集まってしまう。
どうしたら諦めてくれるだろうか。今はダメと言っているだけで、今後は……いや、あれが入らないのなら、一生無理だ。怖すぎる。
「アル、アル、こういうのは恋人とすることなの!」
「……恋人じゃないの?」
どうにか、やめてもらおうと思って出た文句はそんな言葉だった。ぴたりとアルフレートの動きが止まり、僕はハッと顔を上げる。
そういえば、と思っていたことがそのまま口から出た感じだった。
アルフレートは不安げにそのラピスラズリの瞳を揺らしている。ぽたりぽたりと、まだ水が滴っている。
恋人……なのだろうか。そのつもりではいたが、やはり告白も聞いていないし、言葉にしてもらっていない。そういう文化かもしれないけれど、前世の記憶もあるから、なんとなく告白が聞きたいのだ。それが、恋人であるという証明として、心に、脳に刻むから。
「じゃない、わけじゃないけど……その、言ってもらってないから。すき、っては、言ってもらってるんだけど。その、恋人になろうっていわれてない、から」
「ごめん、俺が走りすぎちゃったね。両思いだから、もう恋人だと思ってた」
「だから! りょう、思いだけど……恋人になろうって聞いてないの。僕は、その、言葉が欲しくて」
女々しいな、と思う。めんどくさいし、強要しているみたいでいやだった。
でも、アルフレートなら受け入れてくれるってそう思ったから、口にしたのだ。
するりと、アルフレートは僕の頬を撫でる。それから、濡れた髪が張り付いた額をこつりと充てて目を閉じる。
「テオフィル……俺は、君のことが好きだ。愛してる。だから、俺の恋人になってほしい」
「あ……アル、いきなりすぎるよ」
「返事は、はいしかダメ。はい以外いったら、ね?」
ね? で、濁したが何を言うつもりだったのだろか。君を殺して俺も死ぬ、と言いそうだな、と思いながら僕は、触れているアルフレートの手に、自分の手を重ねた。答えは決まっているから。
「うん。僕でよければ、アルの恋人にしてほしい……かも」
「かもじゃないでしょ。してあげる。テオしか、俺の恋人にしてあげないから」
「もう、何でそんなんになっちゃったかなあ、アルは」
未だに不思議である。
それでも、受け取った言葉は、僕たちを恋人にして、つなぎ止める。
本当は、胸の奥でストップがかかっていた。だって、アルフレートは勇者で、僕だけのものじゃなくて。旅に出てて、仲間もいるはずで。それで、一番いいルートだったら、王女様と結婚できて。僕は、しがない伯爵家の養子。勇者アルフレート・エルフォルクと釣り合うのだろうかと。
でも、ただいまは、アルフレートの恋人でいたいと願ってしまった。だから、今だけは――
「で、恋人になったんだから、一日三回のキスもとっぱられるよね?」
「へ?」
「恋人なんだから、キスぐらいいいでしょ? 何回でも。俺はもう、恋人だと思ってたけど、恥ずかしがりやなテオがわざわざそういう注文していたのかなあーとか思ってて」
「待って、それは継続して? ね? アル」
で、じゃないし、勝手に話を進めないでほしい。
僕は、恋人になれたというこの余韻に浸っていたかったのに、アルフレートはすぐにそっちに話をすり替える。切り替えの早さはいいことだと思うが、順序っていうものがあって。
「アル、僕の体目当てなの?」
「まさか! ……俺の、行動がそうしているっていうのは、わかった。うん、俺が悪い」
「いや、責めてはないんだけど」
「テオが嫌がることはしないよ。でも、テオを前にすると自分が抑えられなくて。ずっと、ずっと触れたかったし、愛したかったし、抱きしめたかった。十一年の間ずっと」
「アル……」
「わかってるよ。俺だけから回ってること」
と、アルフレートは僕から手を離した。彼の温度が、匂いが遠のいていく気がした。
僕はそれを手繰り寄せようと、アルフレートの手を取る。思った以上に冷たくなっていて、湯冷めしてしまっているようだ。
嬉しくないっていったらうそになる。というか、嬉しい。それでも、十一年って簡単に埋まるものじゃないし、その間アルフレートが何を考え、僕のことをどう思っていてくれたか、どう過ごしていたかは知りたい。その間にあったこと、そしてアルフレートを変えた十一年。それを知りたいのだ。
「から回ってないよ……だったら、僕がから回らせているんだと思う、から。アルは悪くない」
「本当?」
「ほんと。でも、待ってね。僕、このままじゃアルの愛情に押しつぶされそうだから。その、待ってほしいんだ。絶対、絶対、その、受け入れられるように準備するから」
「……そっか。テオは、本当にやさしいね」
アルフレートはそう言って、チュッと僕の額にキスをおとした。キスされたところがじんわりと温かくなって、熱を帯びる。平然とやってのけるアルフレートが嫌いだ。かっこよすぎるから。
僕は、キスされたところに触れてそこを撫でる。敵わないや、アルフレートには。
そう思って顔を上げると、パチンと部屋の明かりが消された。
「……あ、消灯時間」
「そんなに早いの? 昨日はもう少し遅くなかった?」
「今日は、特例で早い日なんだよ。だから……あ、ランプの明かりはつけれるから、つけよっか?」
うん、とアルフレートは答えて、その場で立ち止まった。
週に一度消灯時間が早い日がある。もちろん、ランプの明かりとか、ろうそくの明かりとかはつけていい。でも、各部屋に電気を共有している魔法を遮断するのだ。それが、消灯。見回りに来ることはないが、騒いだりしたら教師が駆け付けてくるだろう。
僕は、部屋のランプに明かりをともし、アルフレートのほうを振り返った。アルフレートはその間に、火の魔法と風の魔法を駆使して、自分の身体を乾かしているようだった。そうだった、アルフレートは今タオル一枚だったんだ。
「タンスから服取り出すから、待って……アル!?」
「今日は、テオのベッド寝ていい?」
「一段目使うってこと? じゃあ、僕は二段目で……」
「テオのにぶちん。一緒に寝るってことだよ」
ひぇ~なんて、口から声が出た。何とも情けなくて、あほみたいな声。そういうことに頭が回らないから、アルフレートが一段目を……と本気で思ってしまった。ぷくぅと、頬を膨らませたアルフレートが僕の肩にぐりぐりと頭をこすりつける。
「うぅ、わかったけど。服は着て?」
「もちろん。さすがに寒いからね」
「そういう加護とかあったりしないの? 温度調節の加護とか」
「あるにはあるけど、服は、着たいかな」
「ま、まあそっか。そうだよね」
加護があるからと言って、人間性を捨てるわけじゃない。タオル一枚で寝たら、それがとれて全裸になってしまうから。
僕は、タンスからアルフレートの服を引っ張り出して、それを彼に渡す。アルフレートは、受け取るとすぐにそれに腕を通し、たったったと、ベッドに行って寝転がったかと思うと、ポンポンとこっちに来るようにと叩いた。
「アル、早いって」
「ごめん、ごめん。テオと一緒に寝られると思うと、嬉しくって」
「そんなに? 子供のころは一緒によく寝たじゃん」
もうずいぶん前のことだけど。何度もお泊り会はしたし、一緒のベッドで寝た。でも、今は大きくなって一緒に寝る、なんて恥ずかしいし、体格的にも入らないと思う。
ベッドに入れば、案外スペースがあって、身動きがとれた。といっても、本当に微々たるスペースで、寝返りを打てるか打てないかぐらい。それと――
「アル、寝られない」
「俺はこうやらないと寝れない」
「屁理屈~まあ、いいよ。アルがそれでいいなら」
後ろから抱きしめられる形で、すっぽりとアルフレートの腕の中に入ってしまう。本当は寝苦しいし、その腕の中から抜け出したいけど、それはでいなかった。それに、抱きしめられているって思うと、ドキドキして、でも、ぽわぽわして眠たくなってくる。
「アル、おやす……み?」
うとうとと、僕は瞼が落ち始めると、ゴリッと尻に違和感を覚えた。それは、先ほど見たあれだろうとすぐにわかってしまう。
アルフレートは「どうしたの?」といつものトーンで声をかけてくる。確信犯か。いや、まだ断定はできない。
「アル、そのちょーと当たってるかも」
「当ててるんだよ」
「やっぱり、確信犯だった!? や、やめ。ぐりぐりしないで!」
「ぐりぐりってかわいい、いーかた。大丈夫。挿入ないから」
「い、いれなくっても、やだ、やっ」
腰をゆるゆると動かして、その主張したものを押し当ててくる。入ってなかったとしても、変わらない。疑似的なセックス。
服を着ているし、汚れたら困るのは互いにそうなのに。どうしてやめてくれないのだろうか。僕のそれも緩く立ち始めて、下腹部がきゅんと疼く。耳に、はぁ……と吹きかかるアルフレートの吐息が耳を溶かす。
「いつか、テオのここに入れてね、気持ちよくさせてあげるから。おなか、ここら辺までくるかな? 想像して、テオ。俺がテオの中に入るの」
「そお、想像しない、から、寝させてよ!」
「そんなこといって、かわい、テオ。頬っぺた真っ赤だし、ちょっと息あがってる。ドキドキしてるよ?」
するに決まっているだろう! と叫びたくなるが、我慢だ。むにっと頬を抓られて、ツンツンと後ろからつついてくる。
(ダメ、出る、出るから……)
「パンツ、汚れるの嫌だ。出ちゃう、アル」
「……ッ、反則、テオ」
ガバッと布団を剥ぎ取って、アルフレートは目にもとまらぬ速さで僕のズボンとパンツを下ろして投げた。ピクンピクンと反応している、僕のペニスがアルフレートの前にさらされる。はずかしくて、思わず顔を隠してしまったが、隠すところはそっちじゃないと、後から気づいて後悔した。
「そのまま寝るのは辛いもんね、出しちゃおっか」
「やっ、アル、自分でできるからっ、あああっ!」
そっと優しくアルフレートが僕のペニスに触れただけだった。なのに、僕のペニスはそんな微々たる刺激でとぴゅっと射精してしまう。早漏ってレベルじゃない。
しかも、アルフレートの手に、べっとりとかかってしまった。
「テオ?」
「ひっ、ごめん。アル、あの、僕」
「……そんなに触られるの期待してたの? もう一回抜く?」
にこりと嬉しそうにほほ笑むアルフレートを見て、きっと断れないだろうなということを悟った。逃げ腰の僕をがっしりとホールドして、アルフレートはもう一度僕のペニスに手をかける。すると、またバカみたいにピクンと反応して硬さを取り戻してしまう。
(バカバカバカバカバカ! アルも、僕もバカ!)
消灯時間はとっくに過ぎているのに、これじゃあ、いつ眠れるかわかったものじゃない。
その後、アルフレートの手によって、二階ほどイかされてしまい、耐えきれない刺激によって僕は意識を飛ばしてしまった。
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