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第2話  二人の魔導師

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 自分の魔力を流し、発動させた。

 男の体は次第に冷たい氷の塊に閉じ込められ、動きが止まった。

「やっと、終わったか……」

 和哉は、剣を破壊すると自分が作った氷の壁を見た。

 未だに戻ってこない真彩を数分ほど待ち続ける。

「どうやら、そちらも終わったようですね」

「ああ、それでそっちの魔法陣の解除は出来たのか?」

「はい。ですが、思っていたよりもそこまで強力な魔法陣でもなかったみたいです」

「そうか……。じゃあ、これで依頼は完了したんだな」

 姿を現した真彩は、微笑み、うれしそうな顔をしていた。
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