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第1話 アレイスター・テイル
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「こ、これ……俺の左手どうなっているんだよ!」
「あなたが言いましたよね。魔法など信じないって……。これが私の魔法です」
氷漬けにされた和哉を見て、少女は笑った。
「私の魔法は氷属性の魔法です。こう見えてもS級魔導師なんですよ。本来、この世界の人間は魔力を持っていない。つまり、無力の人間です。そして、魔法は時に人を癒し、時には人に襲い掛かる技でもあるんです。そして……」
首にかけていたアクセサリーを見せる。
「これが転送装置『テレポーション』。魔導師のほとんどがこれを持っています。そして、この世界に入ることが許されるのはS級魔導師のみです。そして、この世界に来る理由は色々とあります」
未だに魔法は解除せずに少女は話を続ける。
「今回私が依頼されたのは、悪魔退治です」
「悪魔退治? そんなの居るわけがないだろ。見たこともねぇ」
「ええ、それは視ることができないでしょう。貴方は今まで魔力を持っていなかったからです」
「あなたが言いましたよね。魔法など信じないって……。これが私の魔法です」
氷漬けにされた和哉を見て、少女は笑った。
「私の魔法は氷属性の魔法です。こう見えてもS級魔導師なんですよ。本来、この世界の人間は魔力を持っていない。つまり、無力の人間です。そして、魔法は時に人を癒し、時には人に襲い掛かる技でもあるんです。そして……」
首にかけていたアクセサリーを見せる。
「これが転送装置『テレポーション』。魔導師のほとんどがこれを持っています。そして、この世界に入ることが許されるのはS級魔導師のみです。そして、この世界に来る理由は色々とあります」
未だに魔法は解除せずに少女は話を続ける。
「今回私が依頼されたのは、悪魔退治です」
「悪魔退治? そんなの居るわけがないだろ。見たこともねぇ」
「ええ、それは視ることができないでしょう。貴方は今まで魔力を持っていなかったからです」
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