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雪女篇
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最後の一口を口の中に入れ、のどを通して胃の中へと流れていく。
もう一度、手を合わせるといきなり倒れた。
「どうだった? 人の食べ物というのも悪くないでしょ?」
「ああ、だから約束するよ」
仰向けで覗き込む知世を見た。
「これから先はあんたの契約者となってやるよ。まあ、用心棒みたいなところだけどな……」
「あら、私はそんな風に恩を返さなくてもいいわよ。だったら、私の友達になってよ。どんな形とあれ、上とか下とか、差別をするのが私は嫌いなの。だから、あなたも私を友人のように接してくれると嬉しいわ」
もう一度、手を合わせるといきなり倒れた。
「どうだった? 人の食べ物というのも悪くないでしょ?」
「ああ、だから約束するよ」
仰向けで覗き込む知世を見た。
「これから先はあんたの契約者となってやるよ。まあ、用心棒みたいなところだけどな……」
「あら、私はそんな風に恩を返さなくてもいいわよ。だったら、私の友達になってよ。どんな形とあれ、上とか下とか、差別をするのが私は嫌いなの。だから、あなたも私を友人のように接してくれると嬉しいわ」
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