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雪女篇
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ホコリのかぶった箱が多く、夢で見た壷には動く気配がない。周りには変な妖はいないようだ。
恐る恐る中に入り、夢の中で見た古い本を探し始める。
床には消えかけてホコリかぶっている陣がそのまま残されていた。
箱の中身を調べながら札が貼ってあるものには触れないように気を付ける。箱の中には、使われていない札や何かお祓いをするのに使うような道具ばかりが入っていた。休憩なしに一時間ほど探し、一番奥に置いてある小さな木箱にその本ともう一つ見たことのない書物が置いてあった。
それを中央に持っていき、そのままにしてから外の空気を吸いに一息休憩を入れる。
「あれは一体何が書いてあるんだろう? それにしても外は寒いな……。蔵の中に入ろう」
大きなくしゃみをして、灯真はもう一度、蔵の中へ入った。
恐る恐る中に入り、夢の中で見た古い本を探し始める。
床には消えかけてホコリかぶっている陣がそのまま残されていた。
箱の中身を調べながら札が貼ってあるものには触れないように気を付ける。箱の中には、使われていない札や何かお祓いをするのに使うような道具ばかりが入っていた。休憩なしに一時間ほど探し、一番奥に置いてある小さな木箱にその本ともう一つ見たことのない書物が置いてあった。
それを中央に持っていき、そのままにしてから外の空気を吸いに一息休憩を入れる。
「あれは一体何が書いてあるんだろう? それにしても外は寒いな……。蔵の中に入ろう」
大きなくしゃみをして、灯真はもう一度、蔵の中へ入った。
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