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キス
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川辺に行き、二人とも裸になって水を浴びる。
奴は少し恥じらいながら、手で胸と股間を隠している。
裸になると、奴はジッと俺を見ていた。
そういえば陽の光の下で、二人で裸になるのはこれが初めてだ。
俺の股間を見て少し頬を赤らめている。
「何だ、いまさら?」
笑いながら奴の前に堂々と立つ。
ファームの証をさらけ出し、おっ立ててなんかいないぞと奴に見せつける。
白いミームは近づいてくると、ピトリと張り付くように寄り添い、手で肉棒を弄りだした。
宝物でも扱うように、そっと俺の股間をまさぐってくる。
えっ?! それは反則だろ!
当然、俺は一瞬にして起立した。
熱く息を吐きながら肉棒をしごき、乳房を擦り付けてくる。
潤んだ目で俺を見つめながら、手で肉棒をしごき続ける。
「◎★●、♡♡」
俺を欲しがり、入れて欲しいと言っている。
そうか、なら入れてやる。
俺は奴を大きな岩の側に連れて行き、手をつかせる。
尻を突き出させ、そのまま背後から抱き締め、割れ目に肉棒を挿し入れた。
壺の中はすでに滑る液で満たされていた。
尻肉の柔らかさを感じ、乳房を揉みしだきながら、犬のように奴を突きまくる。
甘く艶やかな叫び声が、朝の水辺に響き渡った。
起きて早々に交わり合いスッキリした俺達は、いったん洞穴に戻り道具を取ると今度は狩りに向かった。
奴に武器を持たせることになるが、俺は奴のことを仲間のように思い始めていた。
ありえないとは思うが、もし狙われたとしても対処はできる。
奴の足の怪我はほとんど治っており、歩行に全く問題がない事がわかった。
それどころかするすると木に上ると、枝から枝へと身軽に飛び移りながら森の中を移動する。
マントを翻しながら枝から枝へと飛び移る姿はムササビの様で、地上を移動するよりも早いくらいだ。
体が軽いミームの特徴を活かした動きだ。
そして奴の弓の扱いが名人級である事も認識した。
獲物を見つけ、俺が狙いを定めて弓を射る前に、毎回奴の方が先にそれを仕留めた。
弓の腕前に関しては、おそらく俺より上だ。
山鳩や狐を仕留め、二人で食べるには十分な獲物をもって洞穴へ戻った。
俺が薪を集め火をおこし、奴が野草をとって料理をし、二人でたらふく食べた後、午後から夜までずっと睦み合っていた。
俺のマントを下にしき、奴のマントを二人にかけ、裸のまま互いに触れ合いながら過ごす。
幾度となく交わりあい、はてには奴の中に肉棒を挿し入れたままふざけ合い、固く立ち上がってくるとまた突きまくる。
俺たちはまるでさかった動物のように、いやそれ以上に絶え間なく互いを求め続けた。
いままで別の種族として離れていたことを埋め合わせるかのように、ずっと抱き合い求めあった。
俺の吐き出す精と奴からあふれ出る蜜で、マントはもうぐちゃぐちゃだったが、そんなものは洗えばいい。
俺は思う。
ファームの証の肉棒はファームツリーとの交わりの為ではなく、本来この為にあるのではないか?
ミームの壺に入れた時の天にも昇りそうな快感や、まさに二人が一体となるような充足感はファームツリーとの交わりでは得られない。
ファームとミームはもともとはこの交わる行為を当たり前のようにしていたのではないか?
いつから今のような儀式が生まれ、いがみ、殺し合うようになってしまったのか?
腕の中の白いミームの幸せそうな満たされた顔をみながら、そんな事を考えていた。
そして俺たちは互いの言葉を教え合った。
奴が俺の目を指し示す。
「これは『目』だ。おまえにもある」
そう言って奴の大きな目を優しく撫でる。
「▼※△『め』?」
「そうだ、目だ」
俺の鼻を指さすと、それは鼻だと教え、奴が繰り返す。
奴の口を指さし、これが口だと教える。
「『くち』……」
そう言って俺の口を指差し、次に自分の口を指さすと、唇を重ねてきた。
吸い込めそうなほど柔らかく、赤く潤った唇が俺の口をふさぎ吸い付いてくる。
舌が別の生き物のように、口の中に入り込んでくる。
ファームにはない習慣だが、奴の舌のヌメリがすこぶる気持ちいい。
やがて唇を離すと潤んだ瞳で一言いう。
「キス……」
「これは『キス』というのか?」
深くうなづきながらもう一度「キス」と言う。
俺は奴との『キス』が好きだ。
そして奴の名が『ファム』だという事も分かった。
自分の全身を指し示しそう言っていた。
その名を呼ぶと嬉しそうにうなずき俺に抱き着く。
ファームを短く縮めたような覚えやすい名前だ。
そして俺の名が『ロラン』であることも教えた。
俺の名を覚えると、
「ロラン、ロラン! ○▼※△☆! ♡♡」
といって抱きつきキスをしまくってくる。
気が済むと俺の胸の上に頭をのせ、その名をつぶやきながら頬をすり寄せ、唇を押しあてている。
そして俺は、覆いかぶさっているその細い体の股を開かせ、ふたたび固くなった肉棒を蜜のあふれる壺に挿し入れる。
甘く蕩ける声を上げる奴を見ながら、その体を余すとこなく味わうのだ。
夜も更け、心地よく疲れ、さすがに二人とも眠くなる。
その頃には俺の気持ちはもう固まっていた。
もう村には戻らない。
この先どうなるか分からないが、俺はこいつと一緒に生きる。
この白いミームを何よりも大切に想う。
そう決心すると、今までのモヤモヤした気持ちが一気に晴れた。
「おい、ファム。俺と一緒に来い。ずっと一緒に暮らそう!」
俺が何をいっているのか分からないだろうが、名を呼ばれ嬉しそうな顔をする。
奴の頭をなでながら優しく微笑む。
ファームの村や仲間たちを捨ててでも、この白いミームを選ぶ事に後悔はない。
そう思い、奴を抱きながらながら眠りにつこうとした。
すると奴が身を起こし、手首をみせる。
手を縛らないのかと聞いている。
「いや、いいんだ。もうおまえを縛ったりはしない」
意味は通じたはずだが、奴は一瞬、思いつめたような浮かない顔をする。
俺は奴が喜ぶと思っていたのだが、理解できていないのだろうか?
だが、やはり伝わっていたようで、奴は俺にすり寄ると抱き着き胸の上に頭をのせる。
「☆▲★●」
一言いうと眠るために目を閉じる。
俺はその言葉が礼を言う時の言葉、「ありがとう」であることがもうわかっていた。
すこし不思議に思いながらも、俺も眠りの中に吸い込まれていった。
奴は少し恥じらいながら、手で胸と股間を隠している。
裸になると、奴はジッと俺を見ていた。
そういえば陽の光の下で、二人で裸になるのはこれが初めてだ。
俺の股間を見て少し頬を赤らめている。
「何だ、いまさら?」
笑いながら奴の前に堂々と立つ。
ファームの証をさらけ出し、おっ立ててなんかいないぞと奴に見せつける。
白いミームは近づいてくると、ピトリと張り付くように寄り添い、手で肉棒を弄りだした。
宝物でも扱うように、そっと俺の股間をまさぐってくる。
えっ?! それは反則だろ!
当然、俺は一瞬にして起立した。
熱く息を吐きながら肉棒をしごき、乳房を擦り付けてくる。
潤んだ目で俺を見つめながら、手で肉棒をしごき続ける。
「◎★●、♡♡」
俺を欲しがり、入れて欲しいと言っている。
そうか、なら入れてやる。
俺は奴を大きな岩の側に連れて行き、手をつかせる。
尻を突き出させ、そのまま背後から抱き締め、割れ目に肉棒を挿し入れた。
壺の中はすでに滑る液で満たされていた。
尻肉の柔らかさを感じ、乳房を揉みしだきながら、犬のように奴を突きまくる。
甘く艶やかな叫び声が、朝の水辺に響き渡った。
起きて早々に交わり合いスッキリした俺達は、いったん洞穴に戻り道具を取ると今度は狩りに向かった。
奴に武器を持たせることになるが、俺は奴のことを仲間のように思い始めていた。
ありえないとは思うが、もし狙われたとしても対処はできる。
奴の足の怪我はほとんど治っており、歩行に全く問題がない事がわかった。
それどころかするすると木に上ると、枝から枝へと身軽に飛び移りながら森の中を移動する。
マントを翻しながら枝から枝へと飛び移る姿はムササビの様で、地上を移動するよりも早いくらいだ。
体が軽いミームの特徴を活かした動きだ。
そして奴の弓の扱いが名人級である事も認識した。
獲物を見つけ、俺が狙いを定めて弓を射る前に、毎回奴の方が先にそれを仕留めた。
弓の腕前に関しては、おそらく俺より上だ。
山鳩や狐を仕留め、二人で食べるには十分な獲物をもって洞穴へ戻った。
俺が薪を集め火をおこし、奴が野草をとって料理をし、二人でたらふく食べた後、午後から夜までずっと睦み合っていた。
俺のマントを下にしき、奴のマントを二人にかけ、裸のまま互いに触れ合いながら過ごす。
幾度となく交わりあい、はてには奴の中に肉棒を挿し入れたままふざけ合い、固く立ち上がってくるとまた突きまくる。
俺たちはまるでさかった動物のように、いやそれ以上に絶え間なく互いを求め続けた。
いままで別の種族として離れていたことを埋め合わせるかのように、ずっと抱き合い求めあった。
俺の吐き出す精と奴からあふれ出る蜜で、マントはもうぐちゃぐちゃだったが、そんなものは洗えばいい。
俺は思う。
ファームの証の肉棒はファームツリーとの交わりの為ではなく、本来この為にあるのではないか?
ミームの壺に入れた時の天にも昇りそうな快感や、まさに二人が一体となるような充足感はファームツリーとの交わりでは得られない。
ファームとミームはもともとはこの交わる行為を当たり前のようにしていたのではないか?
いつから今のような儀式が生まれ、いがみ、殺し合うようになってしまったのか?
腕の中の白いミームの幸せそうな満たされた顔をみながら、そんな事を考えていた。
そして俺たちは互いの言葉を教え合った。
奴が俺の目を指し示す。
「これは『目』だ。おまえにもある」
そう言って奴の大きな目を優しく撫でる。
「▼※△『め』?」
「そうだ、目だ」
俺の鼻を指さすと、それは鼻だと教え、奴が繰り返す。
奴の口を指さし、これが口だと教える。
「『くち』……」
そう言って俺の口を指差し、次に自分の口を指さすと、唇を重ねてきた。
吸い込めそうなほど柔らかく、赤く潤った唇が俺の口をふさぎ吸い付いてくる。
舌が別の生き物のように、口の中に入り込んでくる。
ファームにはない習慣だが、奴の舌のヌメリがすこぶる気持ちいい。
やがて唇を離すと潤んだ瞳で一言いう。
「キス……」
「これは『キス』というのか?」
深くうなづきながらもう一度「キス」と言う。
俺は奴との『キス』が好きだ。
そして奴の名が『ファム』だという事も分かった。
自分の全身を指し示しそう言っていた。
その名を呼ぶと嬉しそうにうなずき俺に抱き着く。
ファームを短く縮めたような覚えやすい名前だ。
そして俺の名が『ロラン』であることも教えた。
俺の名を覚えると、
「ロラン、ロラン! ○▼※△☆! ♡♡」
といって抱きつきキスをしまくってくる。
気が済むと俺の胸の上に頭をのせ、その名をつぶやきながら頬をすり寄せ、唇を押しあてている。
そして俺は、覆いかぶさっているその細い体の股を開かせ、ふたたび固くなった肉棒を蜜のあふれる壺に挿し入れる。
甘く蕩ける声を上げる奴を見ながら、その体を余すとこなく味わうのだ。
夜も更け、心地よく疲れ、さすがに二人とも眠くなる。
その頃には俺の気持ちはもう固まっていた。
もう村には戻らない。
この先どうなるか分からないが、俺はこいつと一緒に生きる。
この白いミームを何よりも大切に想う。
そう決心すると、今までのモヤモヤした気持ちが一気に晴れた。
「おい、ファム。俺と一緒に来い。ずっと一緒に暮らそう!」
俺が何をいっているのか分からないだろうが、名を呼ばれ嬉しそうな顔をする。
奴の頭をなでながら優しく微笑む。
ファームの村や仲間たちを捨ててでも、この白いミームを選ぶ事に後悔はない。
そう思い、奴を抱きながらながら眠りにつこうとした。
すると奴が身を起こし、手首をみせる。
手を縛らないのかと聞いている。
「いや、いいんだ。もうおまえを縛ったりはしない」
意味は通じたはずだが、奴は一瞬、思いつめたような浮かない顔をする。
俺は奴が喜ぶと思っていたのだが、理解できていないのだろうか?
だが、やはり伝わっていたようで、奴は俺にすり寄ると抱き着き胸の上に頭をのせる。
「☆▲★●」
一言いうと眠るために目を閉じる。
俺はその言葉が礼を言う時の言葉、「ありがとう」であることがもうわかっていた。
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