20 / 24
一九章 あたしより……
しおりを挟む
「樹! 学校、やめちゃうの⁉」
笑苗は生徒指導室のドアを吹き飛ばさんばかりの勢いで開けると、大声を張りあげた。
あまりの勢いに椅子に座って対面していた樹と担任教師が、驚いて腰を浮かせかけている。両目共に大きく見開かれており、まるで、目の前にいきなりドラゴンが現れて火を吹き付けられたような表情をしている。
「あっ……」
笑苗はその表情でようやく、我に返った。自分が『やっちまった……』ことに気付いて頬を赤らめた。その後ろでは笑苗の暴走を押さえるべく追いかけてきたものの、武運つたなく間に合わなかったいつもの連れ、澪、あきら、慶吾、雅史が息を切らしながらうつむいている。
「……ハアハア。笑苗、足早すぎ。いつもはむしろ、鈍くさいのに」
「これが、恋する乙女力ね」
澪とあきらが膝に両手をおいて、肩で息をしながら言う。
「……お前のせいだぞ、慶吾。新道が来てるってだけでもこうなることはわかりきってるのに、『学校やめる』なんてよけいなことまで言うから」
「……悪ぃ」
こちらも澪とあきらに劣らず息を切らしている雅史が、ずれた秀才メガネを直しながら言う。慶吾はいかにもバツの悪そうな表情で呟いた。
――だけど、仮にもサッカー部のおれが追いつけないなんて……柊のやつ、どんだけドーピングしたんだよ。
そう思わずにいられない慶吾だった。もちろん、この場合のドーピング原料とは『樹への恋心』である。
「こら、お前たち! ノックもなしに飛び込んでくるとは失礼だろう」
中年の男性教師が型どおりの叱責をする。笑苗たちは返す言葉もないのでその場で縮こまる。樹が担任教師を制した。
「いえ、いいんです。先生」
言いながら椅子から立ちあがる。
「ありがとうございました。これで、失礼します」
樹は上半身ごと教師にお辞儀した。その態度の丁寧さが『相談内容』の深刻さを告げていた。
「お、おう……。なにかあったらまたいつでも相談に来い」
教師はなんとも歯切れの悪い答え方をした。その様子からすると樹の相談とは中年教師にとっても容易に答えられないものだったにちがいない。
「では、失礼します」
樹はもう一度、教師に向かって頭をさげると笑苗たちに向き直った。最初に笑苗、それから他の四人ともひとつずつ視線を合わせる。その丁寧さは笑苗たちに不吉な予感を覚えさせるに充分なものだった。
彼女とその連れたちにたっぷり不安を植え付けておいて、樹は口にした。
「柊……それと、みんなには話しておかないとな。屋上にでも行こう」
そして、樹、笑苗、澪、あきら、慶吾、雅史の六人は屋上へとやってきた。
いまどきの九月はまだまだ夏真っ盛り。秋の気配など微塵も感じさせない灼熱の太陽がコンクリート製の屋上を熱し、陽炎が立っているかのよう。もし、いまこの場で卵を割って落としたら、たちまち目玉焼きが出来上がるにちがいない。
そんな灼熱地獄の屋上だけにさすがに他に人はいない。その場で樹は笑苗たちに向き直った。笑苗が樹の正面に立ち、澪たち四人はちょっと後ろに並んでいる。
正直、澪たちとしては気まずい。深刻な話であることは樹の態度を見ればわかる。恋人同士でそんな話をするときに、自分たちがこの場にいていいものか……。
しかし、樹もすでに『連れ』のひとりだし、なにより、笑苗のことが心配だ。なので、気まずさは覚えつつもこの場にいる。ちょっと後ろに引きながら、寄り添うようにしてハラハラした表情で見守っている。
そんな澪たちの存在をどこまで意識しているのか、樹は笑苗に向かって頭をさげた。
「まず、連絡もしなかったことを謝らないとな。ごめん。強行日程でヨーロッパ中を回っていたから連絡出来なかったんだ」
「ヨーロッパ中を?」
「ああ。アーデルハイドは覚えているか? ウォルフの長女の」
「あ、うん」
「かの人に誘われたんだ。一緒に世界中の農業を見て回らないかって」
「一緒に⁉」
笑苗は目を丸くして叫んだ。
後ろに並ぶ澪たちも、笑苗に劣らずびっくりしている。
「ドイツの教育制度は日本とはかなりちがう。義務教育は一五歳までだけど、一八歳になるまでは全日制の学校に通っていないものは就職のかたわら、職業学校に通う義務がある。アーデルハイドはウォルフの跡を継ぐ予定だから、ウォルフの知り合いの農場で働いている。親子だとお互い、甘えが出たり、馴れ合ったりで、指導がうまく行きにくいという理由でね。その農場で働きながら、農業の職業学校に通っているわけだ。
でも、アーデルハイドは今年で一八歳。職業学校も卒業だ。そうしたら、世界中の農業をその目で見て、体験するために世界中を旅するそうだ。それに一緒に来ないかと誘われた」
「一緒に……行くの?」
笑苗はいままで自分が生きてきた世界とはあまりにちがうグローバルな話に圧倒されていた。樹は自分とはちがうんだ。こんな世界に生きているんだ。そのことを改めて思い知らされた。
樹を失うかも知れない。
その不安を抱え、胸元でギュッと拳を握りしめながら尋ねた。その後ろでは澪たち四人も同じように不安げな顔を浮かべている。
「行きたい」
きっぱりと――。
樹はそう答えた。
「正直に言えば、行きたい。そうなる。たしかに、おれはまだ一〇代の、世間的に言えばほんの子どもだ。だけど、それがなんだ。スポーツ選手なんて高校生どころか中学生でも世界を舞台にプレイしている時代じゃないか。スポーツ選手が一〇代のうちに世界に出ていくなら農家だってそうしていいはずだ。いや、農家のように地味な職業だからこそ、世界につながることで『夢のある職業』だとアピールする必要があるんだ。
農業をめぐる状況は厳しい。しかも、それは、世界中、同じなんだ。単に日本一国だけの農業が危ないとか、そんな次元じゃない。いままで好き勝手に環境をいじってきたツケが爆発している。このまま手をこまねいていたら農業は絶滅しかねない。
そんなことになったらどうなる? 食糧を作る人間がいなくなってしまう。作物は工業製品じゃない。人間は機械じゃない。足りなくなったからってすぐに増やせるものじゃないし、人間は燃料がないからって機能を停止してとっておくわけには行かない。
みんな、死んでしまうんだ。そうさせないだめには農業の未来を作らなくちゃならない。若くて優秀な人間がどんどん入ってくる魅力ある世界にしなくちゃいけない。そのためには、いままでの農業じゃ駄目なんだ。まったく新しい農業が必要なんだ。そのために――。
いま、世界中で様々な新しい農業が試されている。多くの人々が工夫を凝らし、試行錯誤を重ねている。それを見てきたい。経験したい。世界中に同じ思いをもつ仲間を作り、新しい農業を生み出したい。そのためには直接、その場に行って話をし、体験を共有するのが一番だ。だから――」
樹ははっきりと口にした。
「世界をまわってきたい」
「……樹」
ほう、と、樹は溜め息をついた。
「……でも、世界中をまわるとなったら何年かかるかわからない。まして、行く先々でその場その場の農業を体験しながらだ。よけい、時間がかかる。もし、いま、行こうと思えば休学なんていうわけにはいかない。はっきりと退学して行かなきゃならない」
「やっぱり……学校、やめるの?」
行かないで!
そう叫びたい。
でも、その声は胸のなかから出てこなかった。
――だって、だって、樹は将来のために旅立とうとしているんだから。
その邪魔なんて出来ない!
笑苗のなかでその思いがはじけていた。
「そのことで先生と相談してたんだ。前にも言ったと思うけど『大学までは卒業する』って言う親との約束もあるし。それに……」
「それに?」
「……人生ではじめて、彼女が出来た。世界を見てきたいと思うのと同じぐらい、君と一緒にいたいとも思っている。だから……」
樹は奥歯を噛みしめるようにして言った。
「……迷ってるんだ」
その夜。
笑苗は自分の部屋でまんじりともせずに過ごしていた。
夕食も食べていない。
学校から帰るなり言葉もなしに部屋に直行し、制服のままベッドにもぐり込んだ。まだ小学生の弟はなにかと様子見に行きたがっていたが、おとなである両親は娘の態度からある程度のことを察し、そっとしておくよう言い含めた。
そして、明け方近く。
まんじりともせずに夜を明かした笑苗は、徹夜明けの目でようやくひとつの結論に達していた。
「……樹は本気で自分の将来のことを考えてる。世界の未来のことを考えてる。足を引っ張ったらダメだよね」
笑苗は軽くうなずいた。
「……樹にはあたしより、アーデルハイドの方がふさわしい」
笑苗は生徒指導室のドアを吹き飛ばさんばかりの勢いで開けると、大声を張りあげた。
あまりの勢いに椅子に座って対面していた樹と担任教師が、驚いて腰を浮かせかけている。両目共に大きく見開かれており、まるで、目の前にいきなりドラゴンが現れて火を吹き付けられたような表情をしている。
「あっ……」
笑苗はその表情でようやく、我に返った。自分が『やっちまった……』ことに気付いて頬を赤らめた。その後ろでは笑苗の暴走を押さえるべく追いかけてきたものの、武運つたなく間に合わなかったいつもの連れ、澪、あきら、慶吾、雅史が息を切らしながらうつむいている。
「……ハアハア。笑苗、足早すぎ。いつもはむしろ、鈍くさいのに」
「これが、恋する乙女力ね」
澪とあきらが膝に両手をおいて、肩で息をしながら言う。
「……お前のせいだぞ、慶吾。新道が来てるってだけでもこうなることはわかりきってるのに、『学校やめる』なんてよけいなことまで言うから」
「……悪ぃ」
こちらも澪とあきらに劣らず息を切らしている雅史が、ずれた秀才メガネを直しながら言う。慶吾はいかにもバツの悪そうな表情で呟いた。
――だけど、仮にもサッカー部のおれが追いつけないなんて……柊のやつ、どんだけドーピングしたんだよ。
そう思わずにいられない慶吾だった。もちろん、この場合のドーピング原料とは『樹への恋心』である。
「こら、お前たち! ノックもなしに飛び込んでくるとは失礼だろう」
中年の男性教師が型どおりの叱責をする。笑苗たちは返す言葉もないのでその場で縮こまる。樹が担任教師を制した。
「いえ、いいんです。先生」
言いながら椅子から立ちあがる。
「ありがとうございました。これで、失礼します」
樹は上半身ごと教師にお辞儀した。その態度の丁寧さが『相談内容』の深刻さを告げていた。
「お、おう……。なにかあったらまたいつでも相談に来い」
教師はなんとも歯切れの悪い答え方をした。その様子からすると樹の相談とは中年教師にとっても容易に答えられないものだったにちがいない。
「では、失礼します」
樹はもう一度、教師に向かって頭をさげると笑苗たちに向き直った。最初に笑苗、それから他の四人ともひとつずつ視線を合わせる。その丁寧さは笑苗たちに不吉な予感を覚えさせるに充分なものだった。
彼女とその連れたちにたっぷり不安を植え付けておいて、樹は口にした。
「柊……それと、みんなには話しておかないとな。屋上にでも行こう」
そして、樹、笑苗、澪、あきら、慶吾、雅史の六人は屋上へとやってきた。
いまどきの九月はまだまだ夏真っ盛り。秋の気配など微塵も感じさせない灼熱の太陽がコンクリート製の屋上を熱し、陽炎が立っているかのよう。もし、いまこの場で卵を割って落としたら、たちまち目玉焼きが出来上がるにちがいない。
そんな灼熱地獄の屋上だけにさすがに他に人はいない。その場で樹は笑苗たちに向き直った。笑苗が樹の正面に立ち、澪たち四人はちょっと後ろに並んでいる。
正直、澪たちとしては気まずい。深刻な話であることは樹の態度を見ればわかる。恋人同士でそんな話をするときに、自分たちがこの場にいていいものか……。
しかし、樹もすでに『連れ』のひとりだし、なにより、笑苗のことが心配だ。なので、気まずさは覚えつつもこの場にいる。ちょっと後ろに引きながら、寄り添うようにしてハラハラした表情で見守っている。
そんな澪たちの存在をどこまで意識しているのか、樹は笑苗に向かって頭をさげた。
「まず、連絡もしなかったことを謝らないとな。ごめん。強行日程でヨーロッパ中を回っていたから連絡出来なかったんだ」
「ヨーロッパ中を?」
「ああ。アーデルハイドは覚えているか? ウォルフの長女の」
「あ、うん」
「かの人に誘われたんだ。一緒に世界中の農業を見て回らないかって」
「一緒に⁉」
笑苗は目を丸くして叫んだ。
後ろに並ぶ澪たちも、笑苗に劣らずびっくりしている。
「ドイツの教育制度は日本とはかなりちがう。義務教育は一五歳までだけど、一八歳になるまでは全日制の学校に通っていないものは就職のかたわら、職業学校に通う義務がある。アーデルハイドはウォルフの跡を継ぐ予定だから、ウォルフの知り合いの農場で働いている。親子だとお互い、甘えが出たり、馴れ合ったりで、指導がうまく行きにくいという理由でね。その農場で働きながら、農業の職業学校に通っているわけだ。
でも、アーデルハイドは今年で一八歳。職業学校も卒業だ。そうしたら、世界中の農業をその目で見て、体験するために世界中を旅するそうだ。それに一緒に来ないかと誘われた」
「一緒に……行くの?」
笑苗はいままで自分が生きてきた世界とはあまりにちがうグローバルな話に圧倒されていた。樹は自分とはちがうんだ。こんな世界に生きているんだ。そのことを改めて思い知らされた。
樹を失うかも知れない。
その不安を抱え、胸元でギュッと拳を握りしめながら尋ねた。その後ろでは澪たち四人も同じように不安げな顔を浮かべている。
「行きたい」
きっぱりと――。
樹はそう答えた。
「正直に言えば、行きたい。そうなる。たしかに、おれはまだ一〇代の、世間的に言えばほんの子どもだ。だけど、それがなんだ。スポーツ選手なんて高校生どころか中学生でも世界を舞台にプレイしている時代じゃないか。スポーツ選手が一〇代のうちに世界に出ていくなら農家だってそうしていいはずだ。いや、農家のように地味な職業だからこそ、世界につながることで『夢のある職業』だとアピールする必要があるんだ。
農業をめぐる状況は厳しい。しかも、それは、世界中、同じなんだ。単に日本一国だけの農業が危ないとか、そんな次元じゃない。いままで好き勝手に環境をいじってきたツケが爆発している。このまま手をこまねいていたら農業は絶滅しかねない。
そんなことになったらどうなる? 食糧を作る人間がいなくなってしまう。作物は工業製品じゃない。人間は機械じゃない。足りなくなったからってすぐに増やせるものじゃないし、人間は燃料がないからって機能を停止してとっておくわけには行かない。
みんな、死んでしまうんだ。そうさせないだめには農業の未来を作らなくちゃならない。若くて優秀な人間がどんどん入ってくる魅力ある世界にしなくちゃいけない。そのためには、いままでの農業じゃ駄目なんだ。まったく新しい農業が必要なんだ。そのために――。
いま、世界中で様々な新しい農業が試されている。多くの人々が工夫を凝らし、試行錯誤を重ねている。それを見てきたい。経験したい。世界中に同じ思いをもつ仲間を作り、新しい農業を生み出したい。そのためには直接、その場に行って話をし、体験を共有するのが一番だ。だから――」
樹ははっきりと口にした。
「世界をまわってきたい」
「……樹」
ほう、と、樹は溜め息をついた。
「……でも、世界中をまわるとなったら何年かかるかわからない。まして、行く先々でその場その場の農業を体験しながらだ。よけい、時間がかかる。もし、いま、行こうと思えば休学なんていうわけにはいかない。はっきりと退学して行かなきゃならない」
「やっぱり……学校、やめるの?」
行かないで!
そう叫びたい。
でも、その声は胸のなかから出てこなかった。
――だって、だって、樹は将来のために旅立とうとしているんだから。
その邪魔なんて出来ない!
笑苗のなかでその思いがはじけていた。
「そのことで先生と相談してたんだ。前にも言ったと思うけど『大学までは卒業する』って言う親との約束もあるし。それに……」
「それに?」
「……人生ではじめて、彼女が出来た。世界を見てきたいと思うのと同じぐらい、君と一緒にいたいとも思っている。だから……」
樹は奥歯を噛みしめるようにして言った。
「……迷ってるんだ」
その夜。
笑苗は自分の部屋でまんじりともせずに過ごしていた。
夕食も食べていない。
学校から帰るなり言葉もなしに部屋に直行し、制服のままベッドにもぐり込んだ。まだ小学生の弟はなにかと様子見に行きたがっていたが、おとなである両親は娘の態度からある程度のことを察し、そっとしておくよう言い含めた。
そして、明け方近く。
まんじりともせずに夜を明かした笑苗は、徹夜明けの目でようやくひとつの結論に達していた。
「……樹は本気で自分の将来のことを考えてる。世界の未来のことを考えてる。足を引っ張ったらダメだよね」
笑苗は軽くうなずいた。
「……樹にはあたしより、アーデルハイドの方がふさわしい」
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
脅され彼女~可愛い女子の弱みを握ったので脅して彼女にしてみたが、健気すぎて幸せにしたいと思った~
みずがめ
青春
陰キャ男子が後輩の女子の弱みを握ってしまった。彼女いない歴=年齢の彼は後輩少女に彼女になってくれとお願いする。脅迫から生まれた恋人関係ではあったが、彼女はとても健気な女の子だった。
ゲス男子×健気女子のコンプレックスにまみれた、もしかしたら純愛になるかもしれないお話。
※この作品は別サイトにも掲載しています。
※表紙イラストは、あっきコタロウさんに描いていただきました。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
三姉妹の姉達は、弟の俺に甘すぎる!
佐々木雄太
青春
四月——
新たに高校生になった有村敦也。
二つ隣町の高校に通う事になったのだが、
そこでは、予想外の出来事が起こった。
本来、いるはずのない同じ歳の三人の姉が、同じ教室にいた。
長女・唯【ゆい】
次女・里菜【りな】
三女・咲弥【さや】
この三人の姉に甘やかされる敦也にとって、
高校デビューするはずだった、初日。
敦也の高校三年間は、地獄の運命へと導かれるのであった。
カクヨム・小説家になろうでも好評連載中!
全力でおせっかいさせていただきます。―私はツンで美形な先輩の食事係―
入海月子
青春
佐伯優は高校1年生。カメラが趣味。ある日、高校の屋上で出会った超美形の先輩、久住遥斗にモデルになってもらうかわりに、彼の昼食を用意する約束をした。
遥斗はなぜか学校に住みついていて、衣食は女生徒からもらったものでまかなっていた。その報酬とは遥斗に抱いてもらえるというもの。
本当なの?遥斗が気になって仕方ない優は――。
優が薄幸の遥斗を笑顔にしようと頑張る話です。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる