我が家のベランダ菜園物語

藍条森也

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その一四

さらば、クワの木?

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 ……今日、クワの木の葉がしおれた。
 朝にはすでにしおれていて、夕方になったらもっとしおれていたからもう回復はしないだろう。
 真冬にもかかわらず新芽を伸ばした。
 小さな実まで付けた。
 冬の寒さのなか、成長はさすがに止めた様子だったが、ここまで生き残ってきた。それでも、さすがに今回の『最強寒波』には負けたらしい。
 まあ、そりゃそうだわな。
 そもそも、真冬に新芽を伸ばすというのがおかしいのだし。
 当然の結果と言えば当然の結果。
 それでも、今回の最強寒波がくるまでは生き残っていたのだからあるいは、この寒波さえなければ春まで生きつづけたのかも知れないが。
 運が悪かった。
 そう言えるのかも知れない。
 あと気になるのは、このままクワの木それ自体が枯れてしまうのか、それても、春になったら改めて新芽を伸ばすのかという点。新芽を伸ばしたとしても果たして実は付けるのか。
 時計の狂ったクワの木の明日はどっちだ⁉
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