我が家のベランダ菜園物語

藍条森也

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その一三

2023年クワとの遭遇

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 新年明けましておめでとうございます。
 今年も宜しくお願い申し上げます。

 と言うわけで、元日そうそう我が家のベランダ物語の報告。
 昨年から気になっていたクワの木だが……。
 なんと!
 成長している!
 ……ように見える。
 いや、ほんと、わずかずつだけど葉を伸ばしているような気がするのだ(正確に計っているわけではないので、あくまでも『気がする』だけだが)。
 少なくとも、枯れてはいない。鳥の糞のように見える小さな実をいっぱい付けたまま、元気な葉を伸ばしている。
 どうして?
 冬だぞ、冬。
 真冬だぞ。
 一月なんだぞ。
 一二月まで元気に過ごしていたナスタチウムでさえ、一二月後半の寒波にやられて一気に枯れたと言うのになぜ、どうして、果樹がこの時期に成長している?
 このクワがそういう品種なのか?
 うちのベランダの環境がおかしいのか?
 それとも、とうとう、宇宙の法則が狂いだしたのか?
 とにかく、この調子だと、うちのクワの木、このまま冬を乗り切りそうなんである。
 いまの時点で成長を止めて春になったら再び成長するのか、それとも、冬の間もジリジリと成長しつづけるのか。
 ともかく、こうなったらちゃんと成長して、おいしい実をたくさん、食べさせてもらいたい。お礼の肥料ぐらいは施すから。
 そう言えばパッションフルーツの葉もいまだに青々としている。
 いやまあ、パッションフルーツは常緑樹だから葉がついているのは当たり前と言えば当たり前なのだが、
 それにしてもパッションフルーツだぞ。
 熱帯果樹だぞ。
 いくら、比較的寒さに強いとは言え一応、トロピカルフルーツに分類されている果樹。
 それが日本の冬でも平気で緑の葉を付けているって。
 うちの果樹たちは根性があるんだが、なんなんだか……。
 いままでは冬の間は夜間、室内に取り込んでいたのだが、今年はもうこのままベランダに置いておくつもりだ。
 パッションフルーツが我が家のベランダで冬越しできるとなればもっと大きな鉢に植え替えることも出来るし、数を増やすことも出来る。酸味が効いていて甘味の少ないパッションフルーツはお気に入りなので数を増やせれば嬉しい。

 さて、冬でも元気な我が家の果樹たち。
 果たして、冬に打ち勝てるのか。
 要注目!

※追伸
 イチジクの実だが……結局、期待していたほど甘い実は食べられなかった。
 今年のリベンジに期待。
                   完
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