13 / 75
その一二
我が家のクワの木、成長中
しおりを挟む
なぜだ?
どうして?
なぜ、いま、この時期に、こんなことが起きている?
ある日、ふと気が付いてみたら我が家のベランダ菜園のクワの木が新芽を伸ばしていた。
なぜ?
どうして?
一二月だぞ?
真冬だぞ?
なんで、こんな時期に果樹が新芽を伸ばす?
別に保温も日照管理もしていないと言うのに。
ただただ、ベランダに置いてあるだけだと言うのに。
去年のこの時期に新芽なんて伸ばしていなかったはずなのだが……。
今年の冬はそんなに暖かいか?
そうは感じないのだが。
あるいは、水のやり過ぎか?
小さな鉢植えだし、うちの土はなぜか乾きやすいので水は多めにやっている。そのせいで休眠から目覚めてしまったのか?
それにしたって一二月だぞ?
この時期に新芽なんて伸ばすか、普通?
しかも、少しずつだが日々、成長している模様。
どうやら、うちのクワの木、もう春がきた気になっているようなのだ。
温帯果樹が寒い冬を乗り切れるのはすべての葉を落として休眠状態に入るからこそ。いまの時点で成長モードに入ってしまって一月、二月の寒さをしのげるのか?
枯れてしまわないか?
それに、温帯果樹は冬の間、一定の休眠時間を取らないと花を咲かせない。つまり、翌年になっても実を付けない。
大丈夫か?
このまま春を迎えさて花を咲かせ、実を付けてくれるのか?
不安は絶えない。
とは言え、何か出来ることがあるわけでもない。
まさか、新芽をすべて切ってしまうわけにはいかないし……。
もう仕方がない。
このまま置いておいて様子を見るしかない。
とにかく、来年。
とにかく、春だ。
春になってどうなるか。
刮目して待て!
どうして?
なぜ、いま、この時期に、こんなことが起きている?
ある日、ふと気が付いてみたら我が家のベランダ菜園のクワの木が新芽を伸ばしていた。
なぜ?
どうして?
一二月だぞ?
真冬だぞ?
なんで、こんな時期に果樹が新芽を伸ばす?
別に保温も日照管理もしていないと言うのに。
ただただ、ベランダに置いてあるだけだと言うのに。
去年のこの時期に新芽なんて伸ばしていなかったはずなのだが……。
今年の冬はそんなに暖かいか?
そうは感じないのだが。
あるいは、水のやり過ぎか?
小さな鉢植えだし、うちの土はなぜか乾きやすいので水は多めにやっている。そのせいで休眠から目覚めてしまったのか?
それにしたって一二月だぞ?
この時期に新芽なんて伸ばすか、普通?
しかも、少しずつだが日々、成長している模様。
どうやら、うちのクワの木、もう春がきた気になっているようなのだ。
温帯果樹が寒い冬を乗り切れるのはすべての葉を落として休眠状態に入るからこそ。いまの時点で成長モードに入ってしまって一月、二月の寒さをしのげるのか?
枯れてしまわないか?
それに、温帯果樹は冬の間、一定の休眠時間を取らないと花を咲かせない。つまり、翌年になっても実を付けない。
大丈夫か?
このまま春を迎えさて花を咲かせ、実を付けてくれるのか?
不安は絶えない。
とは言え、何か出来ることがあるわけでもない。
まさか、新芽をすべて切ってしまうわけにはいかないし……。
もう仕方がない。
このまま置いておいて様子を見るしかない。
とにかく、来年。
とにかく、春だ。
春になってどうなるか。
刮目して待て!
10
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
BL書籍の印税で娘の振り袖買うつもりが無理だった話【取らぬ狸の皮算用】
月歌(ツキウタ)
エッセイ・ノンフィクション
【取らぬ狸の皮算用】
書籍化したら印税で娘の成人式の準備をしようと考えていましたが‥‥無理でした。
取らぬ狸の皮算用とはこのこと。
☆書籍化作家の金銭的には夢のないお話です。でも、暗い話じゃないよ☺子育ての楽しさと創作の楽しさを満喫している貧弱書籍化作家のつぶやきです。あー、重版したいw
☆月歌ってどんな人?こんな人↓↓☆
『嫌われ悪役令息は王子のベッドで前世を思い出す』が、アルファポリスの第9回BL小説大賞にて奨励賞を受賞(#^.^#)
その後、幸運な事に書籍化の話が進み、2023年3月13日に無事に刊行される運びとなりました。49歳で商業BL作家としてデビューさせていただく機会を得ました。
☆表紙絵、挿絵は全てAIイラスです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる