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第二部 絆ぐ伝説
第九話二一章 女王サライサ
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サライサは父王の跡を継いで玉座についた。
誰かと結婚して国王を支える王妃となったのではない。マークスに対する思いを知らしめるかのように独身のまま、自ら国王の地位についたのだ。そして、生涯、誰とも結婚することなく『独り身の王』と呼ばれながら国王の務めを果たすことになる。
国王としてのサライサの評価は、賞賛と栄光とに包まれている。
いまだ世界に残る亡道の要素の討伐と浄化。その役割こそはマークスの残した人類騎士団に任せたもののその他のあらゆる分野、激減した人口を回復させるための女性の地位向上と育児環境の充実、生活環境の整備、産業の復興、教育の拡充、各地の王を相手の政治的な駆け引きに外交、浄化された土地への移民団の送り出し……等々、すべての分野で指揮をとり、精力的に活動した。
そのために常に国内外を飛びまわり、玉座を暖める暇もないその姿を、人々は『玉座在るところにサライサ陛下がおられるのではない。サライサ陛下のおられるところがすなわち、玉座なのだ』と呼び、世界の復興に尽力するその姿勢を賞賛した。
当時の歴史書はその姿をこう記している。
「……その態度は常に毅然として自信に満ち、誰に対しても冷淡と思えるほどに公平。たとえ、身内であろうとも決してひいきすることはなかったし、最下層の貧民であろうとも差別することはなかった。ときに残酷なほどに厳格に法と理論を適用し、正論を述べ、その言葉に正面きって反論できるものはどこにもいなかった」
その厳しすぎるほどにきびしい姿勢はときに批判の対象ともなったが、その厳しさがなければ人々をまとめ、世界を正しく導くことはできなかった。そのことは、当時の万民が認めるところだった。
実際、その当時はすでに復興後の世界における主導権を握るべく各国の王や、経済力を手にした商人たちが互いに牽制しあっている状況であり、それらをひとまとめにして分断を許すことのない絶対なる『おもし』がなければいつ、世界が分断され、人間同士の争いが起きていても不思議はなかったのだ。そして、それができるだけの威厳と迫力をもつ人物はサライサをおいて他にはいなかった。
サライサの時代より五〇〇年後。復興を遂げた世界において人間同士の争いが頻発し、亡道の司との戦いを忘れ去ったことを思えば、サライサの存在がいかに重大だったかもわかろうというものだ。まさに、サライサこそはこの時代における人類社会全体のかなめだったのだ。
それだけの激務をこなす傍ら『人口の激減した世界を復興させるため、女はひとりでも多くの子を生まなければならない』というその信念を自ら示すかのように、生涯において一〇人以上の子を儲けた。
それらの子どもたちの父親が誰かなのかはわかっていない。誰かひとりの男との間に生まれた子どもなのか、それとも全員、父親がちがうのか。それすらもわからない。
一〇人を超える子どものうち、少なくとも第一子だけは時期的にもマークスの残した子種なのではないか。
そうささやかれることもあったが、その点に関してサライサは生涯、沈黙を貫き、子どもたちの父親に関しては結局、謎のままだった。
後世の歴史学者たちは、その秘密を解き明かそうとあらゆる手段を尽くして資料をあさったが結局、誰ひとりとして父親を突きとめることはできなかった。子どもたちの父親に関してはそれほどに、証拠となる資料が存在していなかった。
その秘密の解明に生涯を捧げた研究者は、数十年に及ぶ研究の末についに父親の正体を知ることを断念し、こう叫んだほどだ。
「完敗だ! サライサ王は子どもたちの父親に関して何がなんでも知られたくなかったにちがいない! だからこそ、後世においても突きとめられないように、決して証拠を残さなかった。サライサ王の執念の前に我々、研究者はひとり残らず敗れたのだ!」
ともあれ、サライサ王のもと、世界は着実に復興の道を歩んでいた。もし、このときの在り方がつづいていれば、人類は亡道の司との戦いを忘れることなく時間を正しく使い、滅びの定めを覆すための手段を開発できていたかも知れないのだが……。
サライサが即位してより、三〇年の時が立った。
国王の地位は第一子である長女イラクサに継がれていた。
国王の地位を譲ったサライサの姿はいま、港町にあった。後世、世界三大港町のひとつデーヴァヴァルマンとして知られることになる町に。そして、そこは三〇年前、マークスが天命の巫女ただひとりを連れて船出した場所でもあった。
そのなかでサライサは三〇年前と同じように、マークスの消えた海の向こうを見つめていた。あの頃のように怨念に燃えさかり、爪が食い込むほどに強く両手を握りしめながら……ではない。あくまでも淡々と、陽光と潮風に吹かれながら静かな表情でたたずんでいる。その姿はまるで、人生の晩年を迎え、自らの生涯を振り返るための旅のさなかにある老賢者のように見えた。
サライサもすでに六〇近い。しかし、その体型は若い頃となんらかわることなく、肌には張りがあり、潮風にたなびく髪はなお若々しい色艶を保っている。さすがに、その顔を見れば皺が刻まれているものの、それは決してかの人の美しさを損ねるものではなかった。むしろ、その皺一本いっぽんが知性と年輪を感じさせ、その深い魅力を高めることに役立っている。
美しく歳を重ねた老婦人。
まさに、その見本のように見えた。
外見だけなら。
マークスの消えた海の向こうを見つめるその姿。その姿の内側にどんな思いが渦巻いていることか……それを知ることは余人にはとうていできない。
「母上」
ひとりの女性がそう呼びかけた。
若い頃のサライサに似て美しく、深い知性を感じさせる目をした女性。サライサの第一子たる長女にして、現国王たるイラクサである。
かの人もまた、母の資質を受け継いで誠実で有能な王であり、天命の理を操る天詠みの博士でもあった。このイラクサの血統こそがのちに、始祖国家パンゲアの教皇一族を生みだすことになるのである。
「どうしても、行かれるのですか?」
イラクサは偉大なる母にそう尋ねた。答えはわかっている。わかりきっているのだ。それでもなお、イラクサは尋ねずにはいられなかった。とめたかったから。引き返してほしかったから。
「もちろんです」
サライサは娘の問いに対し、予想通りの答えを返した。
「人類世界に対して為すべきことを果たし、すべてはあなたに受け継がせた。わたしは人類世界に対する自分の責任を果たした。これでようやく、マークスを追うことができるのです」
「三〇年も前のことではありませんか!」
イラクサはたまらずに叫んだ。
「なぜ、そんな昔のことをいまだに引きずっておられるのです⁉ 母上はまだまだこの世界に必要なお方。なによりも母上にはわたしをはじめ、一〇人を超える子どもとその家族、何十人という孫がいるのですよ! そのすべてを捨てていこうというのですか⁉」
血を吐くような叫び。
まさに、そう表現したくなるイラクサの叫びだった。
たしかに――。
イラクサの言うように、三〇年も昔の恨みなど捨てていてもいいはずだった。サライサはこの三〇年、世界と人類に対して尽くし、充実した生涯を送ってきた。賞賛と感謝の念に包まれ、一〇〇人にも及ぶ家族を得た。
一般人にはとうてい夢見ることさえできない充実した人生。
そう言っていいだろう。そんな人生を送ってきたことを思えば三〇年も昔の『たったひとりの男』に対する恨みなど、その人生の積み重ねのなかでもろくも溶けて、消え去っていてもいいはずだった。
しかし、サライサはちがった。外見からは決して見ることはできない。想像すらもつかない。そんな心の奥底で、マークスに対する憎悪は三〇年前のあのときとかわらず、燃えつづけている。サライサがマークスから受けた傷はそれほどに深いものだったのだ。
「イラクサ」
サライサは世界を託した娘に言った。
「わたしの人生はまさにこのときのためにあったのですよ。マークスを追い、報いを受けさせる。ただ、それだけのために。この三〇年はそのための準備に過ぎない」
「……母上」
「それに……」
サライサは娘に向きなおった。イラクサは思わず、後ずさりしていた。偉大なる母の瞳。そこに、いままでに見たことのないか輝きを見出していたからだ。
「わたしはもう、人の世では生きられないのですよ」
「母上?」
いぶかしげに自分の顔をのぞき見る娘の前で――。
サライサはその姿を見せた。『いま』の自分の姿。三〇年前、その身に埋め込んだ核が成長し、人ならざる存在、天命の理そのものになったその姿を。
美しい老婦人としての姿が変形し、関節が曲がり、獣の姿へとかわっていく。筋肉がふくれあがり、服が破れ、体毛という体毛が恐ろしいほどに伸びていく。驚きに目を見張る娘の前。そこで、サライサは絡みあう長い体毛をもった一頭の雌牛へとかわっていた。
――怨怨怨怨ッ!
叫んだ。
かつて、サライサであった雌牛が。
驚きのあまり指一本、動かせないイラクサ。そのイラクサの前で、雌牛は海に飛び込んだ。海水をわけて進み、海中に潜り、その姿を消した。
これからの千年、船乗りたちの間で海の恐怖と怪異の象徴として語られることになる伝説の怪物。
万の子を宿せし海の雌牛がこうして、誕生したのである。
誰かと結婚して国王を支える王妃となったのではない。マークスに対する思いを知らしめるかのように独身のまま、自ら国王の地位についたのだ。そして、生涯、誰とも結婚することなく『独り身の王』と呼ばれながら国王の務めを果たすことになる。
国王としてのサライサの評価は、賞賛と栄光とに包まれている。
いまだ世界に残る亡道の要素の討伐と浄化。その役割こそはマークスの残した人類騎士団に任せたもののその他のあらゆる分野、激減した人口を回復させるための女性の地位向上と育児環境の充実、生活環境の整備、産業の復興、教育の拡充、各地の王を相手の政治的な駆け引きに外交、浄化された土地への移民団の送り出し……等々、すべての分野で指揮をとり、精力的に活動した。
そのために常に国内外を飛びまわり、玉座を暖める暇もないその姿を、人々は『玉座在るところにサライサ陛下がおられるのではない。サライサ陛下のおられるところがすなわち、玉座なのだ』と呼び、世界の復興に尽力するその姿勢を賞賛した。
当時の歴史書はその姿をこう記している。
「……その態度は常に毅然として自信に満ち、誰に対しても冷淡と思えるほどに公平。たとえ、身内であろうとも決してひいきすることはなかったし、最下層の貧民であろうとも差別することはなかった。ときに残酷なほどに厳格に法と理論を適用し、正論を述べ、その言葉に正面きって反論できるものはどこにもいなかった」
その厳しすぎるほどにきびしい姿勢はときに批判の対象ともなったが、その厳しさがなければ人々をまとめ、世界を正しく導くことはできなかった。そのことは、当時の万民が認めるところだった。
実際、その当時はすでに復興後の世界における主導権を握るべく各国の王や、経済力を手にした商人たちが互いに牽制しあっている状況であり、それらをひとまとめにして分断を許すことのない絶対なる『おもし』がなければいつ、世界が分断され、人間同士の争いが起きていても不思議はなかったのだ。そして、それができるだけの威厳と迫力をもつ人物はサライサをおいて他にはいなかった。
サライサの時代より五〇〇年後。復興を遂げた世界において人間同士の争いが頻発し、亡道の司との戦いを忘れ去ったことを思えば、サライサの存在がいかに重大だったかもわかろうというものだ。まさに、サライサこそはこの時代における人類社会全体のかなめだったのだ。
それだけの激務をこなす傍ら『人口の激減した世界を復興させるため、女はひとりでも多くの子を生まなければならない』というその信念を自ら示すかのように、生涯において一〇人以上の子を儲けた。
それらの子どもたちの父親が誰かなのかはわかっていない。誰かひとりの男との間に生まれた子どもなのか、それとも全員、父親がちがうのか。それすらもわからない。
一〇人を超える子どものうち、少なくとも第一子だけは時期的にもマークスの残した子種なのではないか。
そうささやかれることもあったが、その点に関してサライサは生涯、沈黙を貫き、子どもたちの父親に関しては結局、謎のままだった。
後世の歴史学者たちは、その秘密を解き明かそうとあらゆる手段を尽くして資料をあさったが結局、誰ひとりとして父親を突きとめることはできなかった。子どもたちの父親に関してはそれほどに、証拠となる資料が存在していなかった。
その秘密の解明に生涯を捧げた研究者は、数十年に及ぶ研究の末についに父親の正体を知ることを断念し、こう叫んだほどだ。
「完敗だ! サライサ王は子どもたちの父親に関して何がなんでも知られたくなかったにちがいない! だからこそ、後世においても突きとめられないように、決して証拠を残さなかった。サライサ王の執念の前に我々、研究者はひとり残らず敗れたのだ!」
ともあれ、サライサ王のもと、世界は着実に復興の道を歩んでいた。もし、このときの在り方がつづいていれば、人類は亡道の司との戦いを忘れることなく時間を正しく使い、滅びの定めを覆すための手段を開発できていたかも知れないのだが……。
サライサが即位してより、三〇年の時が立った。
国王の地位は第一子である長女イラクサに継がれていた。
国王の地位を譲ったサライサの姿はいま、港町にあった。後世、世界三大港町のひとつデーヴァヴァルマンとして知られることになる町に。そして、そこは三〇年前、マークスが天命の巫女ただひとりを連れて船出した場所でもあった。
そのなかでサライサは三〇年前と同じように、マークスの消えた海の向こうを見つめていた。あの頃のように怨念に燃えさかり、爪が食い込むほどに強く両手を握りしめながら……ではない。あくまでも淡々と、陽光と潮風に吹かれながら静かな表情でたたずんでいる。その姿はまるで、人生の晩年を迎え、自らの生涯を振り返るための旅のさなかにある老賢者のように見えた。
サライサもすでに六〇近い。しかし、その体型は若い頃となんらかわることなく、肌には張りがあり、潮風にたなびく髪はなお若々しい色艶を保っている。さすがに、その顔を見れば皺が刻まれているものの、それは決してかの人の美しさを損ねるものではなかった。むしろ、その皺一本いっぽんが知性と年輪を感じさせ、その深い魅力を高めることに役立っている。
美しく歳を重ねた老婦人。
まさに、その見本のように見えた。
外見だけなら。
マークスの消えた海の向こうを見つめるその姿。その姿の内側にどんな思いが渦巻いていることか……それを知ることは余人にはとうていできない。
「母上」
ひとりの女性がそう呼びかけた。
若い頃のサライサに似て美しく、深い知性を感じさせる目をした女性。サライサの第一子たる長女にして、現国王たるイラクサである。
かの人もまた、母の資質を受け継いで誠実で有能な王であり、天命の理を操る天詠みの博士でもあった。このイラクサの血統こそがのちに、始祖国家パンゲアの教皇一族を生みだすことになるのである。
「どうしても、行かれるのですか?」
イラクサは偉大なる母にそう尋ねた。答えはわかっている。わかりきっているのだ。それでもなお、イラクサは尋ねずにはいられなかった。とめたかったから。引き返してほしかったから。
「もちろんです」
サライサは娘の問いに対し、予想通りの答えを返した。
「人類世界に対して為すべきことを果たし、すべてはあなたに受け継がせた。わたしは人類世界に対する自分の責任を果たした。これでようやく、マークスを追うことができるのです」
「三〇年も前のことではありませんか!」
イラクサはたまらずに叫んだ。
「なぜ、そんな昔のことをいまだに引きずっておられるのです⁉ 母上はまだまだこの世界に必要なお方。なによりも母上にはわたしをはじめ、一〇人を超える子どもとその家族、何十人という孫がいるのですよ! そのすべてを捨てていこうというのですか⁉」
血を吐くような叫び。
まさに、そう表現したくなるイラクサの叫びだった。
たしかに――。
イラクサの言うように、三〇年も昔の恨みなど捨てていてもいいはずだった。サライサはこの三〇年、世界と人類に対して尽くし、充実した生涯を送ってきた。賞賛と感謝の念に包まれ、一〇〇人にも及ぶ家族を得た。
一般人にはとうてい夢見ることさえできない充実した人生。
そう言っていいだろう。そんな人生を送ってきたことを思えば三〇年も昔の『たったひとりの男』に対する恨みなど、その人生の積み重ねのなかでもろくも溶けて、消え去っていてもいいはずだった。
しかし、サライサはちがった。外見からは決して見ることはできない。想像すらもつかない。そんな心の奥底で、マークスに対する憎悪は三〇年前のあのときとかわらず、燃えつづけている。サライサがマークスから受けた傷はそれほどに深いものだったのだ。
「イラクサ」
サライサは世界を託した娘に言った。
「わたしの人生はまさにこのときのためにあったのですよ。マークスを追い、報いを受けさせる。ただ、それだけのために。この三〇年はそのための準備に過ぎない」
「……母上」
「それに……」
サライサは娘に向きなおった。イラクサは思わず、後ずさりしていた。偉大なる母の瞳。そこに、いままでに見たことのないか輝きを見出していたからだ。
「わたしはもう、人の世では生きられないのですよ」
「母上?」
いぶかしげに自分の顔をのぞき見る娘の前で――。
サライサはその姿を見せた。『いま』の自分の姿。三〇年前、その身に埋め込んだ核が成長し、人ならざる存在、天命の理そのものになったその姿を。
美しい老婦人としての姿が変形し、関節が曲がり、獣の姿へとかわっていく。筋肉がふくれあがり、服が破れ、体毛という体毛が恐ろしいほどに伸びていく。驚きに目を見張る娘の前。そこで、サライサは絡みあう長い体毛をもった一頭の雌牛へとかわっていた。
――怨怨怨怨ッ!
叫んだ。
かつて、サライサであった雌牛が。
驚きのあまり指一本、動かせないイラクサ。そのイラクサの前で、雌牛は海に飛び込んだ。海水をわけて進み、海中に潜り、その姿を消した。
これからの千年、船乗りたちの間で海の恐怖と怪異の象徴として語られることになる伝説の怪物。
万の子を宿せし海の雌牛がこうして、誕生したのである。
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