世にも平和な物語

越知 学

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可哀想とは……

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「可哀想」
何気なく言ってしまった言葉を私は後悔した。
この言葉はあまりにも傲慢すぎる。
彼は彼なりの幸福があるのに、勝手に私のものさしでその幸せを憐れんでいる。
惨めなのは私だ。
「自分のものさしで言うことはなにも悪くないよ。人間だからね」
彼は俯く私の頭にゆっくりと額をのせた。
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