世にも平和な物語

越知 学

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「明日やろうは馬鹿やろう」「明日は明日の風が吹く」

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私は悩んでいる。
「明日やろうは馬鹿やろう」
「明日は明日の風が吹く」
どちらを信じるべきなのか。
本質的に対立関係ではないことは承知で、要は明日に対する捉え方を考えているのだ。
「えーそんなの明日きたらラッキーイェーイで良くない?」
彼の言葉は私の矮小さを証明するには十分だった。
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