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お揃い
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彼は昔からお揃いを滅法嫌う。理由を聞いても絶対に教えてくれなかった。しかしある日、半ば強引にあるものを渡される。「今までお揃いにしていいことなんて一つもなかった。これでダメだったら神様を恨む」左手には安産祈願の御守。右手には同じもの。子どもが親離れした今でも私の宝物だ。
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