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第6章 転落の日々
その7 食卓の演奏会
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「だめです、こんな所で…」
「こんな所だから、いいのではないか」
「でも、キュリオ様が…」
「心配するな、あれは今頃、部屋に閉じ籠って拗ねている。ワシが謝るまでは出て来ないつもりだ」
老人はモナを膝に乗せたままシュミーズの肩ひもを落とす。くびれた腰と形よく張りだした胸がむきだしになる。
「ほお、これは…」
「いや…恥ずかしい」
「なにをいう、美しいものを隠すことはない」
背中から強く抱き締めるとモナの体の力が抜ける。老人は耳もとに口を寄せる。
「女の体は血と骨で作られた生ける楽器だ。弾き手しだいで出す音も変わってくる」
耳たぶをキュッと噛むとモナの体に電気が走る。
「あ…」
老人は左手の指先で乳首をいじり右手の中指で陰核を擦り上げる。モナは目を閉じて小さな声を出す。
「…あ…あ…あ」
「うむ、素直で嫌みのない声だ。だが、なにかが足りん…そうだ、今日は奥まで指を入れてやろう」
モナがうっすらと目を開ける。
「旦那様…」
「なんだ?」
「わたし、初めてだから…」
「ああ、そのことか。大丈夫だ。お前の大事なものはそのくらいでは破れない」
「…本当ですか?」
「ワシは、ウソをつかん。お前は処女のままだ」
「でも…」
「うん?」
「できたら…少しにしてください」
「ああ、いいぞ。お前が嫌といえば、すぐに止める」
「…」
「では、いくぞ」
「…はい」
「いいか、怖がらずに、力を抜け…」
老人は谷間に沿って中指を滑らせる。入り口を見つけると向きを変えて熱く湿った隧道にずぶずぶと押しこんでゆく。
「ああっ…」
「どうだ、痛くはないか?」
「はい…平気です」
「モナ、ここには新しい扉がある」
「…え?」
根もとまで沈んだ中指がゆっくりと鍵型に曲る。固い天井を見つけるとトントンと軽くノックする。
モナはビクンと身をすくめるがやがて大きく息を吐く。
「あ…これ…」
「なんだ、いってみろ」
「…とっても…素敵です」
「と、いうと?」
「すごく…気持ちが…イイの…」
「そうか、では、たっぷりと可愛がってやるぞ。モナ、良い声で鳴けよ。ワシにこの世で一番淫らな処女の歌を聞かせてくれ」
「はい…旦那…あ…ああ…ああ!」
モナのよがり声が食堂に響き渡る。
二人は夢中になって廊下に立つ人影に気づかない。
ドアの隙間から北国の湖のように凍りついた緑色の瞳が覗いている。
「こんな所だから、いいのではないか」
「でも、キュリオ様が…」
「心配するな、あれは今頃、部屋に閉じ籠って拗ねている。ワシが謝るまでは出て来ないつもりだ」
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「ほお、これは…」
「いや…恥ずかしい」
「なにをいう、美しいものを隠すことはない」
背中から強く抱き締めるとモナの体の力が抜ける。老人は耳もとに口を寄せる。
「女の体は血と骨で作られた生ける楽器だ。弾き手しだいで出す音も変わってくる」
耳たぶをキュッと噛むとモナの体に電気が走る。
「あ…」
老人は左手の指先で乳首をいじり右手の中指で陰核を擦り上げる。モナは目を閉じて小さな声を出す。
「…あ…あ…あ」
「うむ、素直で嫌みのない声だ。だが、なにかが足りん…そうだ、今日は奥まで指を入れてやろう」
モナがうっすらと目を開ける。
「旦那様…」
「なんだ?」
「わたし、初めてだから…」
「ああ、そのことか。大丈夫だ。お前の大事なものはそのくらいでは破れない」
「…本当ですか?」
「ワシは、ウソをつかん。お前は処女のままだ」
「でも…」
「うん?」
「できたら…少しにしてください」
「ああ、いいぞ。お前が嫌といえば、すぐに止める」
「…」
「では、いくぞ」
「…はい」
「いいか、怖がらずに、力を抜け…」
老人は谷間に沿って中指を滑らせる。入り口を見つけると向きを変えて熱く湿った隧道にずぶずぶと押しこんでゆく。
「ああっ…」
「どうだ、痛くはないか?」
「はい…平気です」
「モナ、ここには新しい扉がある」
「…え?」
根もとまで沈んだ中指がゆっくりと鍵型に曲る。固い天井を見つけるとトントンと軽くノックする。
モナはビクンと身をすくめるがやがて大きく息を吐く。
「あ…これ…」
「なんだ、いってみろ」
「…とっても…素敵です」
「と、いうと?」
「すごく…気持ちが…イイの…」
「そうか、では、たっぷりと可愛がってやるぞ。モナ、良い声で鳴けよ。ワシにこの世で一番淫らな処女の歌を聞かせてくれ」
「はい…旦那…あ…ああ…ああ!」
モナのよがり声が食堂に響き渡る。
二人は夢中になって廊下に立つ人影に気づかない。
ドアの隙間から北国の湖のように凍りついた緑色の瞳が覗いている。
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