【完結】ある日突然透明人間になった伯爵令嬢は、国一番のイケメン騎士に溺愛される
私の住む国ラフザールには、昔から稀に異術を持つ人間が生まれる。生まれながらにして持っている人、成長につれて宿す人の2パターンでそれは発覚するらしい。
私の妹は、後者だった。突然なんの前触れもなく、身体が光って異術を宿したの。
それまでは、お父様とお母様に与えられる優しさを目一杯受けて幸せだったわ。なのに、その生活は妹が異術を宿したことによって一転する。
今まで本邸の1人部屋に居た私は、使用人が寝泊まりする別邸に押し込められてまるで透明人間にでもなったかのような扱いをされるようになった。食事や服装も、使用人レベルのものしかない。
「せめて親孝行しなさい」と渡されたお仕事を別邸で黙々とこなす私は、成人になったら王宮で住み込み司書をすると決めている。
その夢に向かって前向きに努力する日々を送る中、ある1通の宛先不明の手紙を受け取った。
これは、ある日突然家族に愛されなくなった伯爵令嬢が、国でもっとも人気のある軍人に溺愛されていくお話。
※基本毎日投稿
※10万字完結予定でしたが15万字完結目指しますと思ったのに、20万字行きそうで震えています…
私の妹は、後者だった。突然なんの前触れもなく、身体が光って異術を宿したの。
それまでは、お父様とお母様に与えられる優しさを目一杯受けて幸せだったわ。なのに、その生活は妹が異術を宿したことによって一転する。
今まで本邸の1人部屋に居た私は、使用人が寝泊まりする別邸に押し込められてまるで透明人間にでもなったかのような扱いをされるようになった。食事や服装も、使用人レベルのものしかない。
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その夢に向かって前向きに努力する日々を送る中、ある1通の宛先不明の手紙を受け取った。
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00:プロローグ
01:不思議な出会い
02:素敵な恋人
03:愉快なご友人
04:日に日に愛しく
05:幸せの連続
06:夢の終わりに
07:悪夢じゃなくて、騎士として
08:彼女を愛する理由
09:今度は、俺が
10:覚醒
11:煮え切らない私
12:大神官様って、なんでしたっけ?
13:支援型異術
14:捨てきれないもの
15:心境の変化
16:今までとこれから
17:エピローグ
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