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第135話 魔剣士
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ガインはアンリル達と別れて15分程歩くと騒がしい街の喧騒を外れた静かな場所に一際大きな屋敷が見えて来る。
(おっ!あれだな・・・ふん!汚ねぇ金で馬鹿でかい屋敷を建てやがって・・・見てろよ・・今ぶっ飛ばしてやるからな・・・)
ガインが意気込んで屋敷の門の前まで来ると屋敷の庭が騒がしかった。中を覗くと使用人らしき男達がぐったりした男達を馬車に乗せ走り出す所であった。そして門が開くと慌てたように馬車が屋敷を出て行った。
(あいつらは昨日の奴等だな・・・ここで間違いないな。)
使用人が馬車が出て行った後に門を閉めようとするとガインが声を掛ける。
「おい。待ってくれ。領主に用があるんだ。」
しかし使用人は構わず門を閉めて鍵を掛ると軽く一礼する。
「申し訳ありません。本日は立て込んでおりまして誰も通すなと言われております。ですので日を改めてお越しください。」
「ふん!そう来ると思ったぜ!!だがな、今日じゃないと駄目なんだよ!!是が非でも通るぞ!!」
ガインは口元を歪ませ腰の剣に手を添えると大きな両開きの門の蝶番を目掛けて剣を抜いた!
キキィィン・・・
がらん・・ごごぉぉん・・・
(ふっ・・さすがミハエルの作った剣だ・・)
ガインの目にも止まらない抜刀で大きな門の蝶番がまるで飴のように斬り飛ばされた。そして支えが無くなった鉄の門が地面に落ちると使用人に向かって倒れて行く!
「ひぃっ!!!!!」
すずぅぅん・・・
「がふぅぅぅ!!た、助けて!!あうぅぅ・・」
「ふん!急いでるんだよ!何度も言わせるな!」
ガインは使用人が逃げ遅れて鉄の門の下敷きになってもがいているのを横目に門をくぐった。そしてそのまま大股で屋敷に近付いて行くと豪華な装飾が施された入口の扉が勢いよく開き男達がわらわらと出て来きた。
そして先頭のダイゲルが剣を抜いてガインに突き付ける。
「おっと!そこまでだ!豪剣ガインさんよ!これ以上行かせる訳には行かないんだよ!・・・ってお前一人か?」
ダイゲルは剣を突き付け警戒しながら辺りを見回す。
ガインは剣を鞘に収めるとストレッチをするように肩を回し首を鳴らし始めた。
「あぁ、そうだ。後の二人は野暮用でな。俺がここの担当だ。五体満足で居たいなら道を開けろ。全治2週間ぐらいで許してやる。」
ガインの余裕の表情にダイゲルが鼻で笑う。
「ふん!笑わせるな!知っているぞ!〈真実の剣〉には〈神の使人〉が居ないって事をな!要の災害アンリルが居なきゃお前なんざただのゴツいおっさんなんだよ!ちなみに俺達は全員〈神の使人〉だぞ?!さあどうする?おっさん?」
ダイゲルがにやけ顔でガインを見下すと周りの男達も調子に乗り出した。
「ぶわっはっはっは!!!そうだなぁ!ただのおっさん1人で俺達を相手に何秒持つか賭けようぜぇ!!」
「おいおい!!それじゃあ賭けにならねぇーよ!!5秒持てばたいしたもんだよなぁ!!」
「ぶははははははぁぁ!!!」
ガインは調子に乗る男達にこめかみをピクつかせながらアイテムボックスから通常の1.5倍程の長さの黒い刀身の剣を取り出し指輪を1つ外した。そして剣を地面に向けて縦に一振りする!
(なっ?!ア、アイテムボックス持ちか?!)
「ふんっ!!」
どがあぁぁぁぁぁぁん!!!
「どわぁぁぁぁぁ!!!な、何だぁぁ?!」
男達は砂埃が収まり目を開けるとガインが振るった剣圧で頑丈な石畳が大きく抉れて吹き飛んでいた・・・
ガインは黒い刀身を男達に突き付ける!
「おい!テメェら!!おっさん、おっさん、うるせぇぞ!!!貴様等もいい加減おっさんだろうがぁぁぁ!!貴様等ごとき俺1人で十分釣りが出るんだよ!!」
ガインの一振りでダイゲル達のにやけ顔が一瞬で引き攣り静けさが漂っていた・・・
「お、おい・・お前、何しやがった・・・な、何だ・・そ、そのでかい剣は・・・」
「あ゛っ?!これは俺の練習用の模擬刀だ!貴様等の汚ねぇ血で大事な剣を汚したくないんでな!貴様等ごときこれで十分なんだよ!・・・さあ行くぞ!!ふんっ!!!」
ガインは両手で剣を握ると下段に構えて地面を蹴った。
「なっ?!き、消え・・・」
そして次の瞬間ダイゲルの目の前に現れると同時に右下段から切り上げる!
「は、速っ・・・ぐわっ!!」
どさっ!!
ズビュン!!
ダイゲルは自分の左下がら迫る圧力に恐怖を覚え思わずバックステップしようとしたが足が絡れて後ろに倒れて尻餅をついた。倒れる間際にガインの闘気を纏った切っ先がダイゲルの横っ腹を掠めて行った。
(い、今のは・・ヤ、ヤバかった・・な、なんだ・・この迫力は・・・ほ、本当に〈神の使人〉じゃねぇのか・・・痛っ?!な、なんだ・・・)
ダイゲルが痛みを感じて自分の身体を見ると左脇腹から右肩にかけて服が斜めに裂け、赤い筋が走り血が滲んでいた・・・周りの男達もガインの振るった圧倒的な剣圧を受けて立ち尽くしていた。
(か、躱したはずだぞ・・・な、なのに・・)
「ほう・・よく躱したな。さすが〈神の使人〉だ・・・だがその状態で次はどう躱すんだ?」
ガインは剣を上段に構えて尻餅をついたままのダイゲルを見下ろす。ダイゲルは黒光りする刀身を凝視して尻餅をついたまま後ずさる・・・
「あ・・い、いや・・・ま、待って・・く・・」
「ふん!待ってる暇はねぇんだよ!!!」
ガインが剣の柄を両手で絞るように握り込み力を込める!
「・・・あーあ。ダイゲルさん何やってるの?そんなおっさん1人に情けないね。」
ガインが剣を振り下ろそうとした瞬間、屋敷の入口から声がする。
「ん?」
ガインと男達が入口の方を見ると豪華な扉にもたれ掛かり腕組みをしている若い男が呆れ顔でこっちを見ていた。
サーベルト
Lv 632
【称号】魔剣士
攻撃力 97583
防御力 46380
素早さ 38970
魔力 32574
魔法力 63796
【加護】〈魔神の加護〉
【スキル】〈魔剣技の極意〉
〈魔剣召喚〉
〈経験値10倍〉
(んんっ・・・〈魔剣士〉か・・聞いた事無いな。だがあの雰囲気は・・油断できんな・・・)
ガインは男を〈鑑定〉すると警戒するように剣を中段に構えた。目の前の男からステータス以上の何かを感じたのだった。
「お、おい!!新入り!!お前強いんだろ?!なんとかしやがれぇ!!」
ダイゲルは逃げるよに立ち上がりサーベルトに詰め寄る。
「邪魔だよ・・・」
サーベルトはそんなダイゲルの脇を一瞬ですり抜けガインと対峙する。ダイゲルはサーベルトの動きが全く見えていなかった。
「なっ?!いつの間に・・・」
(おっ!・・・いい動きだ。言うだけはあるな。)
「へー・・・流石と言うべきかな。普通のおっさんなら”この若造が!”とか言って油断するのにな・・・まぁいいけどね。どっちにしても僕には勝てないんだから・・・」
サーベルトは軽口を叩くと虚空に手を掲げてニヤリと笑う。
「魔剣召喚!!来い!〈デュランダル〉!」
サーベルトの声に反応するように虚空に黒い空間が現れその中から金色に輝く柄が現れた。サーベルトはその柄を握り締め黒い空間から引き抜き軽く一振りする。
スヒュンッ!!
白いオーラを纏ったその剣はその場の空気を切り裂いた。
(おう・・魔剣か・・・凄い切れ味だな・・だが・・・)
ガインは構えを解かずにサーベルトを見据える。
「僕は〈魔剣士〉!この魔剣デュランダルに切れない物は無い!そして魔剣はその主のステータスを底上げしてくれるんだ!!さあ!今度は僕が相手だよ!」
サーベルトは斜に構え魔剣デュランダルを片手で構えた。
「おい。時間は無いが特別にいっちょ揉んでやる!!つべこべ言ってないでかかって来い!」
ガインは骨のありそうな剣士を前に口元を緩め迎撃準備するように中段にどっしりと構えた。
「ふん!せいぜい僕を楽しませてくださいよ!!!」
サーベルトは少し苛つきながらガインに向かって地面を蹴るのであった。
(おっ!あれだな・・・ふん!汚ねぇ金で馬鹿でかい屋敷を建てやがって・・・見てろよ・・今ぶっ飛ばしてやるからな・・・)
ガインが意気込んで屋敷の門の前まで来ると屋敷の庭が騒がしかった。中を覗くと使用人らしき男達がぐったりした男達を馬車に乗せ走り出す所であった。そして門が開くと慌てたように馬車が屋敷を出て行った。
(あいつらは昨日の奴等だな・・・ここで間違いないな。)
使用人が馬車が出て行った後に門を閉めようとするとガインが声を掛ける。
「おい。待ってくれ。領主に用があるんだ。」
しかし使用人は構わず門を閉めて鍵を掛ると軽く一礼する。
「申し訳ありません。本日は立て込んでおりまして誰も通すなと言われております。ですので日を改めてお越しください。」
「ふん!そう来ると思ったぜ!!だがな、今日じゃないと駄目なんだよ!!是が非でも通るぞ!!」
ガインは口元を歪ませ腰の剣に手を添えると大きな両開きの門の蝶番を目掛けて剣を抜いた!
キキィィン・・・
がらん・・ごごぉぉん・・・
(ふっ・・さすがミハエルの作った剣だ・・)
ガインの目にも止まらない抜刀で大きな門の蝶番がまるで飴のように斬り飛ばされた。そして支えが無くなった鉄の門が地面に落ちると使用人に向かって倒れて行く!
「ひぃっ!!!!!」
すずぅぅん・・・
「がふぅぅぅ!!た、助けて!!あうぅぅ・・」
「ふん!急いでるんだよ!何度も言わせるな!」
ガインは使用人が逃げ遅れて鉄の門の下敷きになってもがいているのを横目に門をくぐった。そしてそのまま大股で屋敷に近付いて行くと豪華な装飾が施された入口の扉が勢いよく開き男達がわらわらと出て来きた。
そして先頭のダイゲルが剣を抜いてガインに突き付ける。
「おっと!そこまでだ!豪剣ガインさんよ!これ以上行かせる訳には行かないんだよ!・・・ってお前一人か?」
ダイゲルは剣を突き付け警戒しながら辺りを見回す。
ガインは剣を鞘に収めるとストレッチをするように肩を回し首を鳴らし始めた。
「あぁ、そうだ。後の二人は野暮用でな。俺がここの担当だ。五体満足で居たいなら道を開けろ。全治2週間ぐらいで許してやる。」
ガインの余裕の表情にダイゲルが鼻で笑う。
「ふん!笑わせるな!知っているぞ!〈真実の剣〉には〈神の使人〉が居ないって事をな!要の災害アンリルが居なきゃお前なんざただのゴツいおっさんなんだよ!ちなみに俺達は全員〈神の使人〉だぞ?!さあどうする?おっさん?」
ダイゲルがにやけ顔でガインを見下すと周りの男達も調子に乗り出した。
「ぶわっはっはっは!!!そうだなぁ!ただのおっさん1人で俺達を相手に何秒持つか賭けようぜぇ!!」
「おいおい!!それじゃあ賭けにならねぇーよ!!5秒持てばたいしたもんだよなぁ!!」
「ぶははははははぁぁ!!!」
ガインは調子に乗る男達にこめかみをピクつかせながらアイテムボックスから通常の1.5倍程の長さの黒い刀身の剣を取り出し指輪を1つ外した。そして剣を地面に向けて縦に一振りする!
(なっ?!ア、アイテムボックス持ちか?!)
「ふんっ!!」
どがあぁぁぁぁぁぁん!!!
「どわぁぁぁぁぁ!!!な、何だぁぁ?!」
男達は砂埃が収まり目を開けるとガインが振るった剣圧で頑丈な石畳が大きく抉れて吹き飛んでいた・・・
ガインは黒い刀身を男達に突き付ける!
「おい!テメェら!!おっさん、おっさん、うるせぇぞ!!!貴様等もいい加減おっさんだろうがぁぁぁ!!貴様等ごとき俺1人で十分釣りが出るんだよ!!」
ガインの一振りでダイゲル達のにやけ顔が一瞬で引き攣り静けさが漂っていた・・・
「お、おい・・お前、何しやがった・・・な、何だ・・そ、そのでかい剣は・・・」
「あ゛っ?!これは俺の練習用の模擬刀だ!貴様等の汚ねぇ血で大事な剣を汚したくないんでな!貴様等ごときこれで十分なんだよ!・・・さあ行くぞ!!ふんっ!!!」
ガインは両手で剣を握ると下段に構えて地面を蹴った。
「なっ?!き、消え・・・」
そして次の瞬間ダイゲルの目の前に現れると同時に右下段から切り上げる!
「は、速っ・・・ぐわっ!!」
どさっ!!
ズビュン!!
ダイゲルは自分の左下がら迫る圧力に恐怖を覚え思わずバックステップしようとしたが足が絡れて後ろに倒れて尻餅をついた。倒れる間際にガインの闘気を纏った切っ先がダイゲルの横っ腹を掠めて行った。
(い、今のは・・ヤ、ヤバかった・・な、なんだ・・この迫力は・・・ほ、本当に〈神の使人〉じゃねぇのか・・・痛っ?!な、なんだ・・・)
ダイゲルが痛みを感じて自分の身体を見ると左脇腹から右肩にかけて服が斜めに裂け、赤い筋が走り血が滲んでいた・・・周りの男達もガインの振るった圧倒的な剣圧を受けて立ち尽くしていた。
(か、躱したはずだぞ・・・な、なのに・・)
「ほう・・よく躱したな。さすが〈神の使人〉だ・・・だがその状態で次はどう躱すんだ?」
ガインは剣を上段に構えて尻餅をついたままのダイゲルを見下ろす。ダイゲルは黒光りする刀身を凝視して尻餅をついたまま後ずさる・・・
「あ・・い、いや・・・ま、待って・・く・・」
「ふん!待ってる暇はねぇんだよ!!!」
ガインが剣の柄を両手で絞るように握り込み力を込める!
「・・・あーあ。ダイゲルさん何やってるの?そんなおっさん1人に情けないね。」
ガインが剣を振り下ろそうとした瞬間、屋敷の入口から声がする。
「ん?」
ガインと男達が入口の方を見ると豪華な扉にもたれ掛かり腕組みをしている若い男が呆れ顔でこっちを見ていた。
サーベルト
Lv 632
【称号】魔剣士
攻撃力 97583
防御力 46380
素早さ 38970
魔力 32574
魔法力 63796
【加護】〈魔神の加護〉
【スキル】〈魔剣技の極意〉
〈魔剣召喚〉
〈経験値10倍〉
(んんっ・・・〈魔剣士〉か・・聞いた事無いな。だがあの雰囲気は・・油断できんな・・・)
ガインは男を〈鑑定〉すると警戒するように剣を中段に構えた。目の前の男からステータス以上の何かを感じたのだった。
「お、おい!!新入り!!お前強いんだろ?!なんとかしやがれぇ!!」
ダイゲルは逃げるよに立ち上がりサーベルトに詰め寄る。
「邪魔だよ・・・」
サーベルトはそんなダイゲルの脇を一瞬ですり抜けガインと対峙する。ダイゲルはサーベルトの動きが全く見えていなかった。
「なっ?!いつの間に・・・」
(おっ!・・・いい動きだ。言うだけはあるな。)
「へー・・・流石と言うべきかな。普通のおっさんなら”この若造が!”とか言って油断するのにな・・・まぁいいけどね。どっちにしても僕には勝てないんだから・・・」
サーベルトは軽口を叩くと虚空に手を掲げてニヤリと笑う。
「魔剣召喚!!来い!〈デュランダル〉!」
サーベルトの声に反応するように虚空に黒い空間が現れその中から金色に輝く柄が現れた。サーベルトはその柄を握り締め黒い空間から引き抜き軽く一振りする。
スヒュンッ!!
白いオーラを纏ったその剣はその場の空気を切り裂いた。
(おう・・魔剣か・・・凄い切れ味だな・・だが・・・)
ガインは構えを解かずにサーベルトを見据える。
「僕は〈魔剣士〉!この魔剣デュランダルに切れない物は無い!そして魔剣はその主のステータスを底上げしてくれるんだ!!さあ!今度は僕が相手だよ!」
サーベルトは斜に構え魔剣デュランダルを片手で構えた。
「おい。時間は無いが特別にいっちょ揉んでやる!!つべこべ言ってないでかかって来い!」
ガインは骨のありそうな剣士を前に口元を緩め迎撃準備するように中段にどっしりと構えた。
「ふん!せいぜい僕を楽しませてくださいよ!!!」
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