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第117話 スタンピード 窮地
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今、抑制していた指輪を全て外したサーシャがウィランダの街を目指して爆走していた。時よりワイバーンが攻撃を仕掛けようと急降下して来るが圧倒的な魔力に当てられそのまま地面に激突するのだった。
(もう戦いが始まってる!!間に合って!!後ろに控えている奴等が一匹でも出て来たらまずいわ!!・・・ん?・・でも1人だけ・・強いわ・・・うん!頑張ってよ!!名も知らない冒険者さん!頼りにしてるわよ!!)
サーシャは更に気合を入れて爆走するのだった。
ログはメルン、アメリ、シリア、ロザリアの4人の前に立つ。
「君達には街の中で避難の誘導と怪我人の治療をお願いしたい。手が空いたら冒険者達の援護もよろしくおねがいします。」
ログのいきなりの指示に4人は戸惑っていた。
「で、でも私達は・・まだレベルも低くて・・もし魔物に会ったら・・・」
メルンは自信なさげにログの目線から逃げるように目を逸らす。しかしログはそれを無視するようにメルンの肩に手を置く。
「え?!」
「メルン!大丈夫!〈剣豪〉の君達は強い!自信を持つんだ!落ち着いて自分の力を確認してごらん?」
ログが優しく微笑むとメルンの頬が赤く染まる・・そしてメルンは違和感に気付いた。
「えっ?私の名前を・・・で、でも・・あ、あれ?・・力が・・・」
メルンはいつもと違う感覚に襲われていた。そしてゴルド達の言葉を思い出しメルンは答えに辿り着く・・・
「ログさん・・もしかしてこの力は・・・」
ログはニッコリと笑うとメルンの質問を誤魔化した。
メルンはログの笑顔を真っ直ぐ見つめて頷くと覚悟を決めた。
「皆んな!!行こう!!家族や街の人を守る為に!私達が出来る事を全力でやるのよ!!」
メルンはリーダーとして声を上げると他の3人も頷く。
「うん!!行こう!!
「当然よ!」
「さあ!急ぐわよ!!」
4人は街の入口へと走り出した。メルンはチラリとログを見ると口元を緩ませるのであった。
「くそっ!!しつこいんだよ!!!」
スパーンッ!
冒険者の男がいつも通り剣で切り上げるとリザードマンの身体が綺麗に斜めにズレ落ちた。
「うえっ!?い、今・・どうやったんだ?!切った感覚が・・無かった・・」
冒険者の男が戸惑い剣を見ていると他の冒険者達からも戸惑いの声が上がっていた。
「お、お前もか?俺も急に身体が軽くなったんだ!」
「お、おう。俺も魔法の威力が格段に上がってるんだ!さっきワイバーンを一撃で仕留めたんだ・・・」
ログの〈伝令神の加護〉によりウィランダの街の冒険者達のステータスが数十倍に跳ね上がっていた。その為少しずつだが押し返し始めたのだ。
「よぉし!!怪我人は街の中に入れ!!無理はするなよ!この調子なら何とかなりそうだ!!もう一踏ん張りだぞ!!
「おう!!このまま行くぜ!!」
ゴルドが声を張り上げると冒険者達も余裕が出て来たのか表情が緩んでいた。
しかし〈索敵〉を展開していたログは強敵の影を捉えていた。
「ゴルドさん!!地上と上空から新手が来ます!!気を付けて!!」
「何だと?!」
ゴルドが奥の森に目を凝らすと身長3mはあろう二足歩行の蜥蜴のような魔物が群れで現れたのだった。
「な、なんだ・・あの馬鹿でかい蜥蜴は?!それも・・あの数は不味いだろ・・」
そして空を仰ぐと数百を数える雄鶏と蛇を掛け合わせたような魔物が大きな翼を広げて飛び交っていた。
「・・・ありゃ何だよ・・・」
リザードマンやワイバーンが可愛く思える程の威圧感にゴルドを始め冒険者達の血の気が引くのが分かるほどであった。
「ゴルドさん!あれはドラゴニュートです。空に現れたのはコカトリスです。・・正直ここが引き際だと思います。流石にこの数は危険です!」
冒険者達は更なる強敵に動揺が隠せなかった。
「ドラゴニュートにコカトリス?!話にしか聞いた事が無い魔物ばかりだぞ?!」
「一体何が起こっているんだよ?!」
ゴルドは冒険者達が動揺する中ログの提案を思案していた。
(むう・・ログの言う通りかもな・・よし・・)
「お前らぁぁぁ!!街の中に退避するぞ!!籠城して少しでも時間を稼ぐ!!俺達が殿をする!!その間に街へ入れ!!早く行けぇぇぇぇ!!!」
ゴルドが覚悟を決めて声を張り上げると同時に魔物達も一斉に動き出し冒険者達に襲いかかって来た!!
全身を漆黒の鱗で覆われ背中にはドラゴンと分かる翼を広げあっという間に冒険者達の目の前に迫った。
「くっ!!こいつ速ぇぇぇ!!」
「か、構えろぉぉぉ!!背中を向けるなぁぁ!!」
ゴルドが叫ぶがそれより速くドラゴニュートの鋭い爪が街の入口へと走る冒険者達の背中を次々と切り裂いていく!!
「ぐがぁぁぁぁ!!!」
「がはぁぁぁぁ!!!」
「ちぐしょぉがぁぁぁ!!」
「くそぉぉぉぉ!!止めろぉぉぉぉ!!」
ゴルドは次々と犠牲になって行く仲間を横目にドラゴニュートに切り掛かって行くが逆に猛攻を捌くので手一杯であった。
そして目の前には次々とリザードマンとドラゴニュートが集まって来る!!
「くっ!!がっ!!・・・くそぉぉっ!!こんな所でぇぇぇぇ!!!」
魔物達の攻撃を受け切れずに遂に鋭い爪が脇腹に迫る!諦めかけたその時!聞き覚えのある声がした!
「〈フィジカルブースト〉!!!!」
その瞬間ゴルドの身体が白く光る!しかしドラゴニュートの爪が脇腹にめり込みゴルドが吹き飛ばされた!!
「ぐはぁぁぁぁ!!!」
ずさぁぁぁぁ!!
「ゴルドさん!!大丈夫ですか?!」
「おい!ゴルド!!生きてるか?!」
ジルクも魔物の攻撃を掻い潜りやって来た。
「ぐっ・・げほっ・・くっ・・あぁ・・何とかな・・ロ、ログ・・は、早く逃げろ!!」
ゴルドは〈フィジカルブースト〉でステータスが上がり辛うじてドラゴニュートの攻撃を耐えたのだった。
「ゴルドさん。僕も戦いますよ。やれるだけやってみます!ジルクさん。ゴルドさんを頼みます!」
「お、おい!ログ正気か?!」
「早く行ってください!!お願いします!」
「ロ、ログ・・お前・・・今・・・」
ジルクは確かに見た・・ログが立ち上がり倒れているゴルドの前に立つ横顔が笑っているのを・・・
「来るなら来い!!最後の最後まで足掻いてやる!!行くぞ!!!〈フィジカルブースト〉!!!」
ログは身体を白く輝かせながら冒険者達を護るべく魔物の群れに立ちはだかるのであった。
「さあ!こっちです!!皆さん落ち着いて行動してください!!」
メルン達が住民を教会とギルドに避難させていた。
このウィランダの街は人口2000人程の街である。セルフィア王国と南のリブタリア王国との間にあり旅人や冒険者達が疲れを癒す為に立ち寄り賑わう街である。
この街は昔、野党や山賊に襲われる事が多くその経験を活かして教会とギルドの地下に避難所を作ったのである。他にも宿屋や領主の屋敷の地下にも避難所があり住民全員が避難出来るようになっていた。
メルン達は最後列の親子が無事に教会に入ったのを確認して広場に合流した。
「これで住民の避難は粗方終わりね!後は冒険者さんの援護に行くわよ!!」
メルンが街の入口に向かおうとすると地上に大きな影が幾つも現れた。
〈魔法使い〉のアメリが恐る恐る空を見上げると目を見開き指を指す!
「メルン・・・あれは何?!」
メルン達がそれに釣られて空を見上げると何匹ものコカトリスが飛び交う姿であった・・。
〈侍祭〉のロザリアが本で読んだ知識を辿る。
「あ、あれは・・・コカトリス・・・本でしか見た事ないわ・・・全ての攻撃に毒がありその瞳を見た者は石化する・・・」
「ね、ねえ・・・も、もしかして・・私達狙われてない?」
〈魔術師〉のシリアが高度を下げながら降りて来るコカトリスを震える手で指差す・・」
「「「あ・・・」」」
メルン達は息を飲んで顔を見合わせる・・・
「・・・逃げてぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
「いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
メルンが叫びながら走り出す!それに続いて三人も走り出すと一目散に細い路地へと飛び込んだ!!
ずがぁん!!!
メルン達は間一髪避け今まで自分達が居たところには大きな爪痕が刻まれていた・・・
「な、何・・・そ、外にはあんなのがうじゃうじゃいるの?」
アメリは擦り傷の痛みも忘れて残された爪痕を呆然と見ていた。
他の三人も声も出せずに生唾を飲み込む。そして呼吸を整えようと身体を起こしたその時・・路地の反対側からメルンの身体に大きな影が伸びた。
「グルルルル・・・」
メルンは全身の毛が逆立った。そしてゆっくりと振り向くと、そこには大きな目と牙と爪が白く光る黒く大きな殺気の塊が佇んでいた・・・
(もう戦いが始まってる!!間に合って!!後ろに控えている奴等が一匹でも出て来たらまずいわ!!・・・ん?・・でも1人だけ・・強いわ・・・うん!頑張ってよ!!名も知らない冒険者さん!頼りにしてるわよ!!)
サーシャは更に気合を入れて爆走するのだった。
ログはメルン、アメリ、シリア、ロザリアの4人の前に立つ。
「君達には街の中で避難の誘導と怪我人の治療をお願いしたい。手が空いたら冒険者達の援護もよろしくおねがいします。」
ログのいきなりの指示に4人は戸惑っていた。
「で、でも私達は・・まだレベルも低くて・・もし魔物に会ったら・・・」
メルンは自信なさげにログの目線から逃げるように目を逸らす。しかしログはそれを無視するようにメルンの肩に手を置く。
「え?!」
「メルン!大丈夫!〈剣豪〉の君達は強い!自信を持つんだ!落ち着いて自分の力を確認してごらん?」
ログが優しく微笑むとメルンの頬が赤く染まる・・そしてメルンは違和感に気付いた。
「えっ?私の名前を・・・で、でも・・あ、あれ?・・力が・・・」
メルンはいつもと違う感覚に襲われていた。そしてゴルド達の言葉を思い出しメルンは答えに辿り着く・・・
「ログさん・・もしかしてこの力は・・・」
ログはニッコリと笑うとメルンの質問を誤魔化した。
メルンはログの笑顔を真っ直ぐ見つめて頷くと覚悟を決めた。
「皆んな!!行こう!!家族や街の人を守る為に!私達が出来る事を全力でやるのよ!!」
メルンはリーダーとして声を上げると他の3人も頷く。
「うん!!行こう!!
「当然よ!」
「さあ!急ぐわよ!!」
4人は街の入口へと走り出した。メルンはチラリとログを見ると口元を緩ませるのであった。
「くそっ!!しつこいんだよ!!!」
スパーンッ!
冒険者の男がいつも通り剣で切り上げるとリザードマンの身体が綺麗に斜めにズレ落ちた。
「うえっ!?い、今・・どうやったんだ?!切った感覚が・・無かった・・」
冒険者の男が戸惑い剣を見ていると他の冒険者達からも戸惑いの声が上がっていた。
「お、お前もか?俺も急に身体が軽くなったんだ!」
「お、おう。俺も魔法の威力が格段に上がってるんだ!さっきワイバーンを一撃で仕留めたんだ・・・」
ログの〈伝令神の加護〉によりウィランダの街の冒険者達のステータスが数十倍に跳ね上がっていた。その為少しずつだが押し返し始めたのだ。
「よぉし!!怪我人は街の中に入れ!!無理はするなよ!この調子なら何とかなりそうだ!!もう一踏ん張りだぞ!!
「おう!!このまま行くぜ!!」
ゴルドが声を張り上げると冒険者達も余裕が出て来たのか表情が緩んでいた。
しかし〈索敵〉を展開していたログは強敵の影を捉えていた。
「ゴルドさん!!地上と上空から新手が来ます!!気を付けて!!」
「何だと?!」
ゴルドが奥の森に目を凝らすと身長3mはあろう二足歩行の蜥蜴のような魔物が群れで現れたのだった。
「な、なんだ・・あの馬鹿でかい蜥蜴は?!それも・・あの数は不味いだろ・・」
そして空を仰ぐと数百を数える雄鶏と蛇を掛け合わせたような魔物が大きな翼を広げて飛び交っていた。
「・・・ありゃ何だよ・・・」
リザードマンやワイバーンが可愛く思える程の威圧感にゴルドを始め冒険者達の血の気が引くのが分かるほどであった。
「ゴルドさん!あれはドラゴニュートです。空に現れたのはコカトリスです。・・正直ここが引き際だと思います。流石にこの数は危険です!」
冒険者達は更なる強敵に動揺が隠せなかった。
「ドラゴニュートにコカトリス?!話にしか聞いた事が無い魔物ばかりだぞ?!」
「一体何が起こっているんだよ?!」
ゴルドは冒険者達が動揺する中ログの提案を思案していた。
(むう・・ログの言う通りかもな・・よし・・)
「お前らぁぁぁ!!街の中に退避するぞ!!籠城して少しでも時間を稼ぐ!!俺達が殿をする!!その間に街へ入れ!!早く行けぇぇぇぇ!!!」
ゴルドが覚悟を決めて声を張り上げると同時に魔物達も一斉に動き出し冒険者達に襲いかかって来た!!
全身を漆黒の鱗で覆われ背中にはドラゴンと分かる翼を広げあっという間に冒険者達の目の前に迫った。
「くっ!!こいつ速ぇぇぇ!!」
「か、構えろぉぉぉ!!背中を向けるなぁぁ!!」
ゴルドが叫ぶがそれより速くドラゴニュートの鋭い爪が街の入口へと走る冒険者達の背中を次々と切り裂いていく!!
「ぐがぁぁぁぁ!!!」
「がはぁぁぁぁ!!!」
「ちぐしょぉがぁぁぁ!!」
「くそぉぉぉぉ!!止めろぉぉぉぉ!!」
ゴルドは次々と犠牲になって行く仲間を横目にドラゴニュートに切り掛かって行くが逆に猛攻を捌くので手一杯であった。
そして目の前には次々とリザードマンとドラゴニュートが集まって来る!!
「くっ!!がっ!!・・・くそぉぉっ!!こんな所でぇぇぇぇ!!!」
魔物達の攻撃を受け切れずに遂に鋭い爪が脇腹に迫る!諦めかけたその時!聞き覚えのある声がした!
「〈フィジカルブースト〉!!!!」
その瞬間ゴルドの身体が白く光る!しかしドラゴニュートの爪が脇腹にめり込みゴルドが吹き飛ばされた!!
「ぐはぁぁぁぁ!!!」
ずさぁぁぁぁ!!
「ゴルドさん!!大丈夫ですか?!」
「おい!ゴルド!!生きてるか?!」
ジルクも魔物の攻撃を掻い潜りやって来た。
「ぐっ・・げほっ・・くっ・・あぁ・・何とかな・・ロ、ログ・・は、早く逃げろ!!」
ゴルドは〈フィジカルブースト〉でステータスが上がり辛うじてドラゴニュートの攻撃を耐えたのだった。
「ゴルドさん。僕も戦いますよ。やれるだけやってみます!ジルクさん。ゴルドさんを頼みます!」
「お、おい!ログ正気か?!」
「早く行ってください!!お願いします!」
「ロ、ログ・・お前・・・今・・・」
ジルクは確かに見た・・ログが立ち上がり倒れているゴルドの前に立つ横顔が笑っているのを・・・
「来るなら来い!!最後の最後まで足掻いてやる!!行くぞ!!!〈フィジカルブースト〉!!!」
ログは身体を白く輝かせながら冒険者達を護るべく魔物の群れに立ちはだかるのであった。
「さあ!こっちです!!皆さん落ち着いて行動してください!!」
メルン達が住民を教会とギルドに避難させていた。
このウィランダの街は人口2000人程の街である。セルフィア王国と南のリブタリア王国との間にあり旅人や冒険者達が疲れを癒す為に立ち寄り賑わう街である。
この街は昔、野党や山賊に襲われる事が多くその経験を活かして教会とギルドの地下に避難所を作ったのである。他にも宿屋や領主の屋敷の地下にも避難所があり住民全員が避難出来るようになっていた。
メルン達は最後列の親子が無事に教会に入ったのを確認して広場に合流した。
「これで住民の避難は粗方終わりね!後は冒険者さんの援護に行くわよ!!」
メルンが街の入口に向かおうとすると地上に大きな影が幾つも現れた。
〈魔法使い〉のアメリが恐る恐る空を見上げると目を見開き指を指す!
「メルン・・・あれは何?!」
メルン達がそれに釣られて空を見上げると何匹ものコカトリスが飛び交う姿であった・・。
〈侍祭〉のロザリアが本で読んだ知識を辿る。
「あ、あれは・・・コカトリス・・・本でしか見た事ないわ・・・全ての攻撃に毒がありその瞳を見た者は石化する・・・」
「ね、ねえ・・・も、もしかして・・私達狙われてない?」
〈魔術師〉のシリアが高度を下げながら降りて来るコカトリスを震える手で指差す・・」
「「「あ・・・」」」
メルン達は息を飲んで顔を見合わせる・・・
「・・・逃げてぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
「いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
メルンが叫びながら走り出す!それに続いて三人も走り出すと一目散に細い路地へと飛び込んだ!!
ずがぁん!!!
メルン達は間一髪避け今まで自分達が居たところには大きな爪痕が刻まれていた・・・
「な、何・・・そ、外にはあんなのがうじゃうじゃいるの?」
アメリは擦り傷の痛みも忘れて残された爪痕を呆然と見ていた。
他の三人も声も出せずに生唾を飲み込む。そして呼吸を整えようと身体を起こしたその時・・路地の反対側からメルンの身体に大きな影が伸びた。
「グルルルル・・・」
メルンは全身の毛が逆立った。そしてゆっくりと振り向くと、そこには大きな目と牙と爪が白く光る黒く大きな殺気の塊が佇んでいた・・・
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