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第72話 新たな仲間
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第72話 新たな仲間
王宮の出口は開け放たれミハエル達が外へ出ようとすると背後から駆け寄る足音が響く。
ミハエルが振り向くと私服姿のライナードとカリンが駆け寄ってくる。
「待ってください!!!」
「あ・・ライナード君とカリンちゃんだ・・・おーい!!」
サリアが手を振るが2人は目もくれず肩で息をしながら一目散にミハエルの前に跪いた。
「僕はライナードと言います。こっちは妹のカリンです。先程は助けて頂きありがとうございました!」
「もう駄目かと思いました。本当にありがとうございました。」
2人は深々と頭を下げる。
「うん。僕はミハエル。無事でよかったね!」
ミハエルはついカリンの胸元に目が行くと、目を逸らし少し寂しい顔をする。
・・・まあ・・人それぞれだからね・・・
するとライナードが顔を上げてミハエルを真っ直ぐ見る!
「あの!ミハエルさん!!僕達を弟子にしてください!!ミハエルさんの魔力に惚れました!!」
「お願いします!!私達は強くなって大切な誰かを守れるようになりたいの!!どうか!お願いします!」
兄妹がミハエルに縋るように頭を下げる。
ミハエルはビクッと邪な心を引っ込めて焦る。
「い、いや・・弟子と言われても・・僕はまだ7歳だし・・・学園に通っているし・・」
ミハエルがどうしようか決めかねていると後ろからアンリルとサリアのヒソヒソ話が聴こえてくる。
(もしかして・・・お胸なんですか?判断基準はお胸なんですか?!)
(・・普段なら即答するのに・・・男の子だし・・お胸が寂しいから?)
するとお胸にカリンが反応する。
「えっ?!ま、魔法にお胸が必要なんですか?!」
「えっ?!い、いや・・そんな事は・・・」
ミハエルが焦っているとカリンがニコッと笑い近くの柱の影に隠れる。
しばらくすると・・身長からは考えられない程のお胸で服を揺らしながらカリンが駆けてくる。
するとミハエルの前で後ろで手を組み恥ずかしそうに身体を捩り胸揺らす。
おっふ・・・
「・・普段は動きずらいから布を巻いて押さえているの・・・その・・あの・・合格ですか?」
「合格!!」
ミハエルは即答だった・・思わず心の声が漏れてしまったのだった・・
(ミハエル君!?いつからなの?いつからそんな子に?!ソフィアさんになんて報告すれば良いの?!)
(アンリルさん!!私は合格なんですよね?!私のお胸は合格なんですよね?!)
するとライナードが声を上げる!
「カリン!!ずるいぞ!!よーし!ミハエルさん!僕も胸には自信があるんです!日々、男として鍛えているこの筋肉達を見てやってください!!」
「い、いや・・それは・・」
ミハエルが言いかけるがライナードはお構いなしに上着とシャツを脱ぎ放つと細いながらもしっかりと筋肉が付いた称賛すべき肉体が目の前に現れる。
「「凄い・・・」」
アンリルとサリアはその肉体美に賞賛の声をあげる。
ライナードはその声に気分をよくしたか爽やかな笑顔でサイドチェストポーズを決めて胸の筋肉を何度もピクつかせる。
「ミハエルさん!どうですか!!僕のお胸は?!」
ミハエルはカリンを合格にした手前こう言うしかなかった・・・
「う、うん・・・ご、合格・・・」
ライナードは拳を握りしめて突き上げる!!
「やったぁぁぁ!!!鍛えていて良かったぁぁぁぁぁ!!!」
しかしミハエルは目尻をピクつかせながら思う・・・
(それは・・・いらない・・・)
ミハエル達が王宮を出ると大きな馬車が用意されていた。
「ミハエルくーーん!迎えに来たよーー!」
馬車の窓から大きく手を振るサーシャの姿があった。
サーシャのお胸が窓からはみ出して揺れているのを見て皆が思う・・・うん!合格!
そして将来この6人が世界を救う事になるとは誰も知る由もなかった。
【世界神の部屋】
「はっはっは・・ミハエルも男の子だな。しかし・・ミハエルの元には面白い人材が集まるのだな。」
「うむ。あの者達はまだ気付いてないだろうが我等と肩を並べる加護の持ち主ばかりだからな・・・これから面白くなるぞ・・・」
王宮の出口は開け放たれミハエル達が外へ出ようとすると背後から駆け寄る足音が響く。
ミハエルが振り向くと私服姿のライナードとカリンが駆け寄ってくる。
「待ってください!!!」
「あ・・ライナード君とカリンちゃんだ・・・おーい!!」
サリアが手を振るが2人は目もくれず肩で息をしながら一目散にミハエルの前に跪いた。
「僕はライナードと言います。こっちは妹のカリンです。先程は助けて頂きありがとうございました!」
「もう駄目かと思いました。本当にありがとうございました。」
2人は深々と頭を下げる。
「うん。僕はミハエル。無事でよかったね!」
ミハエルはついカリンの胸元に目が行くと、目を逸らし少し寂しい顔をする。
・・・まあ・・人それぞれだからね・・・
するとライナードが顔を上げてミハエルを真っ直ぐ見る!
「あの!ミハエルさん!!僕達を弟子にしてください!!ミハエルさんの魔力に惚れました!!」
「お願いします!!私達は強くなって大切な誰かを守れるようになりたいの!!どうか!お願いします!」
兄妹がミハエルに縋るように頭を下げる。
ミハエルはビクッと邪な心を引っ込めて焦る。
「い、いや・・弟子と言われても・・僕はまだ7歳だし・・・学園に通っているし・・」
ミハエルがどうしようか決めかねていると後ろからアンリルとサリアのヒソヒソ話が聴こえてくる。
(もしかして・・・お胸なんですか?判断基準はお胸なんですか?!)
(・・普段なら即答するのに・・・男の子だし・・お胸が寂しいから?)
するとお胸にカリンが反応する。
「えっ?!ま、魔法にお胸が必要なんですか?!」
「えっ?!い、いや・・そんな事は・・・」
ミハエルが焦っているとカリンがニコッと笑い近くの柱の影に隠れる。
しばらくすると・・身長からは考えられない程のお胸で服を揺らしながらカリンが駆けてくる。
するとミハエルの前で後ろで手を組み恥ずかしそうに身体を捩り胸揺らす。
おっふ・・・
「・・普段は動きずらいから布を巻いて押さえているの・・・その・・あの・・合格ですか?」
「合格!!」
ミハエルは即答だった・・思わず心の声が漏れてしまったのだった・・
(ミハエル君!?いつからなの?いつからそんな子に?!ソフィアさんになんて報告すれば良いの?!)
(アンリルさん!!私は合格なんですよね?!私のお胸は合格なんですよね?!)
するとライナードが声を上げる!
「カリン!!ずるいぞ!!よーし!ミハエルさん!僕も胸には自信があるんです!日々、男として鍛えているこの筋肉達を見てやってください!!」
「い、いや・・それは・・」
ミハエルが言いかけるがライナードはお構いなしに上着とシャツを脱ぎ放つと細いながらもしっかりと筋肉が付いた称賛すべき肉体が目の前に現れる。
「「凄い・・・」」
アンリルとサリアはその肉体美に賞賛の声をあげる。
ライナードはその声に気分をよくしたか爽やかな笑顔でサイドチェストポーズを決めて胸の筋肉を何度もピクつかせる。
「ミハエルさん!どうですか!!僕のお胸は?!」
ミハエルはカリンを合格にした手前こう言うしかなかった・・・
「う、うん・・・ご、合格・・・」
ライナードは拳を握りしめて突き上げる!!
「やったぁぁぁ!!!鍛えていて良かったぁぁぁぁぁ!!!」
しかしミハエルは目尻をピクつかせながら思う・・・
(それは・・・いらない・・・)
ミハエル達が王宮を出ると大きな馬車が用意されていた。
「ミハエルくーーん!迎えに来たよーー!」
馬車の窓から大きく手を振るサーシャの姿があった。
サーシャのお胸が窓からはみ出して揺れているのを見て皆が思う・・・うん!合格!
そして将来この6人が世界を救う事になるとは誰も知る由もなかった。
【世界神の部屋】
「はっはっは・・ミハエルも男の子だな。しかし・・ミハエルの元には面白い人材が集まるのだな。」
「うむ。あの者達はまだ気付いてないだろうが我等と肩を並べる加護の持ち主ばかりだからな・・・これから面白くなるぞ・・・」
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