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第42話 フェンリル討伐 3
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ミハエルはアイテムボックスから岩の塊を3つ出して放り投げる!!
「〈ストーンサーバント〉!!」
ずずーん!
3つの岩がゴーレムとなって立ち上がる!!
「僕は〈物理攻撃無効〉が付けられない。頼むよ!ゴーレム君!!一瞬で良いから隙を作ってくれ!!」
ゴーレム達はミハエルの壁になりフェンリルに向かって行くのだった。
「うぉぉぉりゃぁぁぁぁ!!!」
ヴェイグが勢いそのままに、フェンリル目掛けて跳び上がる!!!
ばちぃぃぃん!!
その瞬間!視界が変わり風切り音が耳元で鳴っていた。
「ぐほっ!!!」
ずどっ!!!ずさぁぁぁぁぁ!!!
ヴェイグは何が起こったのか分からないまま弾かれて地面に叩き付けられた!
「ヴェイグ!!!」
アスランは叫んだ!確実に致命的なダメージを負ったと思った。最悪の事態も頭をよぎった。ヴェイグに駆け寄ろうとした瞬間!唖然とする!
「あーー!!びっくりした!!死ぬかと思ったぁー!!なんだか知らねぇけど痛くもなんともねぇ!!」
ヴェイグが事もあろうに何事も無かったように起き上がり肩を回しながら立ち上がったのだ。
「ヴ、ヴェイグ!大丈夫なのか?!怪我は?!」
「あぁ!ちょっとビックリしただけだ!!なんとも無い!!
ふん!どうせミハエルの仕業だろう?!」
アスランはミハエルからもらった指輪に目を落す・・・
「これか・・・多分・・防御力強化か・・・よし!これなら!
おい!ヴェイグ!!足だ!!足を狙え!!奴の動きを止めるんだ!!」
アスランが指示を飛ばす!!しかしヴェイグは再びフェンリルに切り掛かって行く!!
「俺にぃぃぃ指図するなぁぁぁぁぁ!!!」
ヴェイグが防御を捨て身体全体で振りかぶりフェンリル目掛けて振り下ろす!!!
が、しかし視界からフェンリルの巨体が消え背後から衝撃が襲う!!
ずばぁぁん!!!
「ぐふっ!!」
どざぁぁぁぁ!!!
ヴェイグがデジャヴのように転がる。そして更に追い討ちをかけるようにフェンリルが迫り来る!!!
「〈パラライ・・〉」
突然フェンリルは毛が逆立ち弾かれたようにに飛び退き魔法の範囲外まで距離を取った。
「ぐるるるるる・・・・」
「ちっ!気付かれたか!」
ミハエルがゴーレム達を引き連れて合流した。
「ミハエル君!!来たか!!・・それは例のゴーレムか?」
アスランがゴーレム達を見上げる。
「うん。・・・それより・・やっぱり厄介だね・・〈魔力感知〉か・・・」
「おい!ミハエル!!遅いぞ!!」
さっきまで転がっていたヴェイグが悪態をつきながら戻って来た。
「おい!ミハエル!!もちろん作戦はあるんだろうな?!」
ヴェイグがミハエルに詰め寄る。するとアスランが苛ついた口調で詰め寄る。
「おい!ヴェイグ!俺の指示は聞かないのにミハエル君の指示は聞くのか?!」
ヴェイグは更に苛ついた口調でアスランの胸ぐらを掴む!
「当たり前だ!!ミハエルは俺が認めた男だ!!俺がフェンリルに殴られてもピンピンしてるのはミハエルのお陰だろう?!おおう?!違うか?!」
ヴェイグは自分の額をアスランの額にグリグリと押し付けて言い放つ!!
アスランはヴェイグの正論に言葉もなく項垂れる。
「そ、それは・・・」
「ふん!!」
ヴェイグはアスランを解放するとミハエルに再び詰め寄る!!
「俺は何をすればいい?!どうしたらあの犬っころにキャインと言わせれる?あの犬に遊ばれて苛々してんだ!!」
「もちろんあるさ!取っておきのがね・・」
ミハエルは魔法でフェンリルに牽制しながら2人に作戦を伝えた。
するとアスランの表情が段々曇って行く・・そして想像して膝が震える。
「ミ、ミハエル・・・し、正気か?!・・そ、そんな作戦・・・下手したら・・」
「ククク・・・ミハエル!よくもそんな作戦を・・さすが俺が見込んだ男だ!!アスラン!!今度ばかりはお前に掛かってるぞ!!あえて言ってやる!頼んだぞ!!」
ミハエルはアスランの肩に手を置く!
「アスラン!その為にその指輪を渡したんだ!君達が僕に勇気をくれた時から決まっていた!僕に命を預けてくれるんだよね?」
ミハエルがアスランの顔をいやらしい目で見る。
「あ、あぁ。そうだったね・・・うん。よ、よし!それで生きて帰れるならやってやる!!師匠の名にかけてね!!!」
アスランは少しだけ後悔した瞬間であった・・・
これで勝利のピースは揃った。でも・・・このフェンリルは・・・
「〈ストーンサーバント〉!!」
ずずーん!
3つの岩がゴーレムとなって立ち上がる!!
「僕は〈物理攻撃無効〉が付けられない。頼むよ!ゴーレム君!!一瞬で良いから隙を作ってくれ!!」
ゴーレム達はミハエルの壁になりフェンリルに向かって行くのだった。
「うぉぉぉりゃぁぁぁぁ!!!」
ヴェイグが勢いそのままに、フェンリル目掛けて跳び上がる!!!
ばちぃぃぃん!!
その瞬間!視界が変わり風切り音が耳元で鳴っていた。
「ぐほっ!!!」
ずどっ!!!ずさぁぁぁぁぁ!!!
ヴェイグは何が起こったのか分からないまま弾かれて地面に叩き付けられた!
「ヴェイグ!!!」
アスランは叫んだ!確実に致命的なダメージを負ったと思った。最悪の事態も頭をよぎった。ヴェイグに駆け寄ろうとした瞬間!唖然とする!
「あーー!!びっくりした!!死ぬかと思ったぁー!!なんだか知らねぇけど痛くもなんともねぇ!!」
ヴェイグが事もあろうに何事も無かったように起き上がり肩を回しながら立ち上がったのだ。
「ヴ、ヴェイグ!大丈夫なのか?!怪我は?!」
「あぁ!ちょっとビックリしただけだ!!なんとも無い!!
ふん!どうせミハエルの仕業だろう?!」
アスランはミハエルからもらった指輪に目を落す・・・
「これか・・・多分・・防御力強化か・・・よし!これなら!
おい!ヴェイグ!!足だ!!足を狙え!!奴の動きを止めるんだ!!」
アスランが指示を飛ばす!!しかしヴェイグは再びフェンリルに切り掛かって行く!!
「俺にぃぃぃ指図するなぁぁぁぁぁ!!!」
ヴェイグが防御を捨て身体全体で振りかぶりフェンリル目掛けて振り下ろす!!!
が、しかし視界からフェンリルの巨体が消え背後から衝撃が襲う!!
ずばぁぁん!!!
「ぐふっ!!」
どざぁぁぁぁ!!!
ヴェイグがデジャヴのように転がる。そして更に追い討ちをかけるようにフェンリルが迫り来る!!!
「〈パラライ・・〉」
突然フェンリルは毛が逆立ち弾かれたようにに飛び退き魔法の範囲外まで距離を取った。
「ぐるるるるる・・・・」
「ちっ!気付かれたか!」
ミハエルがゴーレム達を引き連れて合流した。
「ミハエル君!!来たか!!・・それは例のゴーレムか?」
アスランがゴーレム達を見上げる。
「うん。・・・それより・・やっぱり厄介だね・・〈魔力感知〉か・・・」
「おい!ミハエル!!遅いぞ!!」
さっきまで転がっていたヴェイグが悪態をつきながら戻って来た。
「おい!ミハエル!!もちろん作戦はあるんだろうな?!」
ヴェイグがミハエルに詰め寄る。するとアスランが苛ついた口調で詰め寄る。
「おい!ヴェイグ!俺の指示は聞かないのにミハエル君の指示は聞くのか?!」
ヴェイグは更に苛ついた口調でアスランの胸ぐらを掴む!
「当たり前だ!!ミハエルは俺が認めた男だ!!俺がフェンリルに殴られてもピンピンしてるのはミハエルのお陰だろう?!おおう?!違うか?!」
ヴェイグは自分の額をアスランの額にグリグリと押し付けて言い放つ!!
アスランはヴェイグの正論に言葉もなく項垂れる。
「そ、それは・・・」
「ふん!!」
ヴェイグはアスランを解放するとミハエルに再び詰め寄る!!
「俺は何をすればいい?!どうしたらあの犬っころにキャインと言わせれる?あの犬に遊ばれて苛々してんだ!!」
「もちろんあるさ!取っておきのがね・・」
ミハエルは魔法でフェンリルに牽制しながら2人に作戦を伝えた。
するとアスランの表情が段々曇って行く・・そして想像して膝が震える。
「ミ、ミハエル・・・し、正気か?!・・そ、そんな作戦・・・下手したら・・」
「ククク・・・ミハエル!よくもそんな作戦を・・さすが俺が見込んだ男だ!!アスラン!!今度ばかりはお前に掛かってるぞ!!あえて言ってやる!頼んだぞ!!」
ミハエルはアスランの肩に手を置く!
「アスラン!その為にその指輪を渡したんだ!君達が僕に勇気をくれた時から決まっていた!僕に命を預けてくれるんだよね?」
ミハエルがアスランの顔をいやらしい目で見る。
「あ、あぁ。そうだったね・・・うん。よ、よし!それで生きて帰れるならやってやる!!師匠の名にかけてね!!!」
アスランは少しだけ後悔した瞬間であった・・・
これで勝利のピースは揃った。でも・・・このフェンリルは・・・
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