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第36話 カイル・カーバンス子爵
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はぁ、今日1日で色々あった・・・早く帰ってゆっくりしたいよ。
「おーーい!!ミハエル君ーー!!」
ミハエルがビクッと顔を上げると馬車の窓から身を乗り出し大きく手を振るアンリルの姿があった。
「えっ・・・」
精神的に疲れた身体に響く声の主が誰だか分かり項垂れる。
そんな大声出したら・・・また面倒な事に・・・
「ああーーーー!!あの人!賢者アンリルじゃない?!』
「本当だぁぁ!!本物だぁぁぁぁ!!!」
「凄ぉぉぉぉぉい!!!!」
子供達が走り寄り馬車を取り囲む!
あちぁ・・ほら・・・やっぱりこうなるのに・・・
アンリルは子供達を見て意気揚々と馬車を降りるとあっという間に子供達に囲まれた。
「握手してぇぇ!!」
「サインしてぇぇぇ!!」
「魔法教えてぇぇ!!」
子供達は有名人に出会いテンションが上がりより一層纏わりついてくる。
「はいはいーーっ!!ごめんね!!今日は仕事なの!!通してねぇー!」
アンリルは後ろに子供達を引き連れて手を振りながら近付いて来る!
「ミハエル君ーー!!迎えに来たよー!!」
「ええっ!!あの子が噂のミハエル君?!」
「アンリルさんの子供の?!」
すると数十人の子供達が目を輝かせてミハエルの前に集まり出した。
ミハエルがジリジリ後ずさる・・・
アンリルさん・・・わざとなのか?!何の嫌がらせだ?!こうなったら仕方ない・・・
ミハエルはそっと指輪を3つ外すと子供達の目の前から忽然と消える。
「あれ?ミハエル君は・・?」
ミハエルはそのままアンリルの背後に現れると両手でアンリルの腰を掴んで持ち上げる!
「ひゃん!!くすぐったい!!」
アンリルがミハエルの頭の上で悶える。
「さあ!早く帰るよ!!ほっ!!」
「えっ?!」
バビュン!!!
「ひゃぁうわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ミハエルが地面を蹴り走り出すとアンリルは顔を歪めながら砂埃だけを残してその場から消えるのだった。
「はふぅぅ・・死ぬかと思ったぁぁ・・息ができないんだもん・・・」
アンリルが髪をボサボサにして胸を押さえて息を整えている。
「もう!アンリルさん目立つ事をしないでよ!ただでさえ初日から色々あったんだから!!「
「ふう・・・そう見たいね。もう街で噂になってるわよ。
〝賢者アンリルを侮辱した事を謝れ!”だったかなぁ?」
アンリルが意地悪く笑いミハエルを覗き込む。
くっ・・・意地の悪い顔をして・・・えい!
近くまで来たアンリルの鼻を摘む。
「はうっ!いだだだだだだ!!!冗談よ!冗談!!!」
手を離すと赤くなった鼻を摩っている。
「はぁ、成り行きでそうなったの!知り合いを馬鹿にされたらそうなるでしょ?!」
少し照れながらそっぽを向く。
「うふふ。でも私は嬉しかったなぁ・・・ミハエル君がそんな風に怒ってくれて・・・えい!!」
アンリルは優しく微笑むとミハエルを抱きしめる!
「ミハエル君ありがとう!」
「あう!!もがもが・・・く、苦しい・・」
・・でも・・・まあ、いいか・・・
少しずつ癖になっているミハエルであった。
「さあ!着いたぁ!!取り敢えずお風呂かな・・・よっと!・・・ん?」
馬車を降りると入り口の前に大きな馬車が止まっていた。
あの馬車・・・嫌な予感がする・・・
屋敷に入るとセイルが待ち構えていた。
「ミハエル様、カイル・カーバンス子爵様が御令嬢、御子息と共にお見えになっております。あまり良い雰囲気ではございません。」
カーバンス子爵・・・ネバルか・・ん?御令嬢?・・よくわからないけど・・まだゆっくり出来ないのか・・・ちょっとだけ腹が立ってきた・・・
するとアンリルが後ろから肩に手を置く。
「ミハエル君・・・魔力が漏れてるわよ・・・このまま行ったら相手の方が心配よ。・・いいわ・・私も同席するわ!か
執事のルイドが扉を開けてくれる。
アンリルと中へ入ると間髪入れずに父親を差し置いて華やかな服を着た女の子が立ち上がり声を上げる!
「あなたね?!私の可愛い弟を泣かしたのは?!平民風情が貴族に逆らうなんて有り得ないわ!!」
「ローズ!!座りなさい!!はしたないぞ!」
「は、はい・・お父様。ごめんなさい。」
父親が叱責すると頬を膨らませたまま仕方なく座る。
ミハエルがチラリとネバルを見るとニヤけた顔でこちらを見ていた。
はぁ、父親と姉を連れてきて強気な訳だね・・・なんか苛つく顔してるね・・・
(ミハエル君・・魔力漏れてるわよ!)
アンリルが肘でミハエルを突く。
(あぁ・・つい・・・)
ミハエルは苛つきながら対面に座りソファに身を預ける。
アンリルはミハエルの後ろに立っていつでも動ける位置に陣取った。
「こんにちは。カイル・カーバンス子爵様。
僕はミハエルと言います。今日はどのようなご用件でしょうか?」
ミハエルは少し〈威圧〉を放ちながらカイル・カーバンス子爵を見据える。
カイルは額から大粒の汗が流れる。
な、なんだこの迫力は・・・これが7歳の子供のものなのか・・・
カイルは負けじと下っ腹に力を入れて声を絞り出す。
「き、貴様・・白々しい!!貴様が我が息子に不敬を働いたのだろう?!
貴様を不敬罪で牢屋送りにする事もできるんだぞ?!それが嫌なら今ここで息子に謝罪しろ!!」
カイルは一気に言いたい事を吐き出すと力が抜けて肩で息をし始めた。
はぁはぁ・・段々と圧力が強くなっている・・・どうなっているんだ・・・
ミハエルは予想通りの言葉に〈威圧〉を強めていた。
あーあ・・これは・・父親は耐えれても子供達が不味いわね・・・
アンリルがネバルとローズに目をやると項垂れて息も絶え絶えになっていた。
「ミハエル君。」
アンリルがミハエルの両肩に軽く手を置くと
ミハエルはハッとなって〈威圧〉を解除した。
カーバンス親子は力が抜けて項垂れる。
そしてカイルが顔を上げる。
「はぁ、はぁ、はぁ、き、貴様・・・何をした?!・・・ぐあっ!」
ミハエルは口を開いたカイルだけに〈威圧〉をかける。
「申し訳ありません。僕は子供なので言っている意味がわかりません。
魔法でいきなり攻撃して来たのはネバルです。さらに僕の知り合いを馬鹿にしたのもネバルです。降りかかる火の粉を振り払っただけなのに何故僕が謝罪しなければならないのか教えてください。」
ミハエルはそう言うと〈威圧〉を解除する。
「ぶはぁ、はぁ、はぁ、はぁ、き、貴様!平民ごときが貴族に逆らうな!!
何があろうが平民はひれ伏せばいいのだ!!
・・・ぐがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
ミハエルは今の1/10000ステータスの最大の〈威圧〉を放った。
ネバルとローズはソファの端で怯えて震えていた。
「ふざけるなよ・・このクソ貴族。貴様らは何様だ?平民を何だと思っているんだ?!平民は貴様らの道具じゃないんだぞ?!
平民はひれ伏せばいいだと?!思い上がるのもいい加減にしろよぉぉぉぉ!!!」
ミハエルは指輪を1つ外す!!
「ミハエル君!!!それは!!!」
アンリルが声を上げるが遅かった。
「お前に泣かされた平民の怒りを受けろぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
ミハエルの威力が上がった〈威圧〉がカイルを襲う!!
「ぐぶぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
カイルはソファの背もたれに仰向けになり天井を見ながら痙攣して泡を吹いている。
「ぐぶぶぶぶぶぶぶぶぶ・・・・・」
「ミハエル君!!駄目よ!それ以上やったら!!」
「やめてくれぇぇぇぇぇ!!!!」
アンリルがミハエルを後ろから抱きしめるのと同時にネバルが父親の前に飛び出した。
「やめてくれぇぇぇ・・・うぅぅぅ・・もうやめてくれぇぇぇ・・・俺が悪かったから!!もうやめてくれぇぇぇぇ・・・」
涙と鼻水で顔をぐちゃぐちゃにしながらネバルは父親を庇うように縋った。
それを見てミハエルは動揺した。
・・し、しまった・・やり過ぎた・・・くっ!
ミハエルはどうしたらいいか分からず部屋を飛び出してしまうのだった。
「おーーい!!ミハエル君ーー!!」
ミハエルがビクッと顔を上げると馬車の窓から身を乗り出し大きく手を振るアンリルの姿があった。
「えっ・・・」
精神的に疲れた身体に響く声の主が誰だか分かり項垂れる。
そんな大声出したら・・・また面倒な事に・・・
「ああーーーー!!あの人!賢者アンリルじゃない?!』
「本当だぁぁ!!本物だぁぁぁぁ!!!」
「凄ぉぉぉぉぉい!!!!」
子供達が走り寄り馬車を取り囲む!
あちぁ・・ほら・・・やっぱりこうなるのに・・・
アンリルは子供達を見て意気揚々と馬車を降りるとあっという間に子供達に囲まれた。
「握手してぇぇ!!」
「サインしてぇぇぇ!!」
「魔法教えてぇぇ!!」
子供達は有名人に出会いテンションが上がりより一層纏わりついてくる。
「はいはいーーっ!!ごめんね!!今日は仕事なの!!通してねぇー!」
アンリルは後ろに子供達を引き連れて手を振りながら近付いて来る!
「ミハエル君ーー!!迎えに来たよー!!」
「ええっ!!あの子が噂のミハエル君?!」
「アンリルさんの子供の?!」
すると数十人の子供達が目を輝かせてミハエルの前に集まり出した。
ミハエルがジリジリ後ずさる・・・
アンリルさん・・・わざとなのか?!何の嫌がらせだ?!こうなったら仕方ない・・・
ミハエルはそっと指輪を3つ外すと子供達の目の前から忽然と消える。
「あれ?ミハエル君は・・?」
ミハエルはそのままアンリルの背後に現れると両手でアンリルの腰を掴んで持ち上げる!
「ひゃん!!くすぐったい!!」
アンリルがミハエルの頭の上で悶える。
「さあ!早く帰るよ!!ほっ!!」
「えっ?!」
バビュン!!!
「ひゃぁうわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ミハエルが地面を蹴り走り出すとアンリルは顔を歪めながら砂埃だけを残してその場から消えるのだった。
「はふぅぅ・・死ぬかと思ったぁぁ・・息ができないんだもん・・・」
アンリルが髪をボサボサにして胸を押さえて息を整えている。
「もう!アンリルさん目立つ事をしないでよ!ただでさえ初日から色々あったんだから!!「
「ふう・・・そう見たいね。もう街で噂になってるわよ。
〝賢者アンリルを侮辱した事を謝れ!”だったかなぁ?」
アンリルが意地悪く笑いミハエルを覗き込む。
くっ・・・意地の悪い顔をして・・・えい!
近くまで来たアンリルの鼻を摘む。
「はうっ!いだだだだだだ!!!冗談よ!冗談!!!」
手を離すと赤くなった鼻を摩っている。
「はぁ、成り行きでそうなったの!知り合いを馬鹿にされたらそうなるでしょ?!」
少し照れながらそっぽを向く。
「うふふ。でも私は嬉しかったなぁ・・・ミハエル君がそんな風に怒ってくれて・・・えい!!」
アンリルは優しく微笑むとミハエルを抱きしめる!
「ミハエル君ありがとう!」
「あう!!もがもが・・・く、苦しい・・」
・・でも・・・まあ、いいか・・・
少しずつ癖になっているミハエルであった。
「さあ!着いたぁ!!取り敢えずお風呂かな・・・よっと!・・・ん?」
馬車を降りると入り口の前に大きな馬車が止まっていた。
あの馬車・・・嫌な予感がする・・・
屋敷に入るとセイルが待ち構えていた。
「ミハエル様、カイル・カーバンス子爵様が御令嬢、御子息と共にお見えになっております。あまり良い雰囲気ではございません。」
カーバンス子爵・・・ネバルか・・ん?御令嬢?・・よくわからないけど・・まだゆっくり出来ないのか・・・ちょっとだけ腹が立ってきた・・・
するとアンリルが後ろから肩に手を置く。
「ミハエル君・・・魔力が漏れてるわよ・・・このまま行ったら相手の方が心配よ。・・いいわ・・私も同席するわ!か
執事のルイドが扉を開けてくれる。
アンリルと中へ入ると間髪入れずに父親を差し置いて華やかな服を着た女の子が立ち上がり声を上げる!
「あなたね?!私の可愛い弟を泣かしたのは?!平民風情が貴族に逆らうなんて有り得ないわ!!」
「ローズ!!座りなさい!!はしたないぞ!」
「は、はい・・お父様。ごめんなさい。」
父親が叱責すると頬を膨らませたまま仕方なく座る。
ミハエルがチラリとネバルを見るとニヤけた顔でこちらを見ていた。
はぁ、父親と姉を連れてきて強気な訳だね・・・なんか苛つく顔してるね・・・
(ミハエル君・・魔力漏れてるわよ!)
アンリルが肘でミハエルを突く。
(あぁ・・つい・・・)
ミハエルは苛つきながら対面に座りソファに身を預ける。
アンリルはミハエルの後ろに立っていつでも動ける位置に陣取った。
「こんにちは。カイル・カーバンス子爵様。
僕はミハエルと言います。今日はどのようなご用件でしょうか?」
ミハエルは少し〈威圧〉を放ちながらカイル・カーバンス子爵を見据える。
カイルは額から大粒の汗が流れる。
な、なんだこの迫力は・・・これが7歳の子供のものなのか・・・
カイルは負けじと下っ腹に力を入れて声を絞り出す。
「き、貴様・・白々しい!!貴様が我が息子に不敬を働いたのだろう?!
貴様を不敬罪で牢屋送りにする事もできるんだぞ?!それが嫌なら今ここで息子に謝罪しろ!!」
カイルは一気に言いたい事を吐き出すと力が抜けて肩で息をし始めた。
はぁはぁ・・段々と圧力が強くなっている・・・どうなっているんだ・・・
ミハエルは予想通りの言葉に〈威圧〉を強めていた。
あーあ・・これは・・父親は耐えれても子供達が不味いわね・・・
アンリルがネバルとローズに目をやると項垂れて息も絶え絶えになっていた。
「ミハエル君。」
アンリルがミハエルの両肩に軽く手を置くと
ミハエルはハッとなって〈威圧〉を解除した。
カーバンス親子は力が抜けて項垂れる。
そしてカイルが顔を上げる。
「はぁ、はぁ、はぁ、き、貴様・・・何をした?!・・・ぐあっ!」
ミハエルは口を開いたカイルだけに〈威圧〉をかける。
「申し訳ありません。僕は子供なので言っている意味がわかりません。
魔法でいきなり攻撃して来たのはネバルです。さらに僕の知り合いを馬鹿にしたのもネバルです。降りかかる火の粉を振り払っただけなのに何故僕が謝罪しなければならないのか教えてください。」
ミハエルはそう言うと〈威圧〉を解除する。
「ぶはぁ、はぁ、はぁ、はぁ、き、貴様!平民ごときが貴族に逆らうな!!
何があろうが平民はひれ伏せばいいのだ!!
・・・ぐがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
ミハエルは今の1/10000ステータスの最大の〈威圧〉を放った。
ネバルとローズはソファの端で怯えて震えていた。
「ふざけるなよ・・このクソ貴族。貴様らは何様だ?平民を何だと思っているんだ?!平民は貴様らの道具じゃないんだぞ?!
平民はひれ伏せばいいだと?!思い上がるのもいい加減にしろよぉぉぉぉ!!!」
ミハエルは指輪を1つ外す!!
「ミハエル君!!!それは!!!」
アンリルが声を上げるが遅かった。
「お前に泣かされた平民の怒りを受けろぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
ミハエルの威力が上がった〈威圧〉がカイルを襲う!!
「ぐぶぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
カイルはソファの背もたれに仰向けになり天井を見ながら痙攣して泡を吹いている。
「ぐぶぶぶぶぶぶぶぶぶ・・・・・」
「ミハエル君!!駄目よ!それ以上やったら!!」
「やめてくれぇぇぇぇぇ!!!!」
アンリルがミハエルを後ろから抱きしめるのと同時にネバルが父親の前に飛び出した。
「やめてくれぇぇぇ・・・うぅぅぅ・・もうやめてくれぇぇぇ・・・俺が悪かったから!!もうやめてくれぇぇぇぇ・・・」
涙と鼻水で顔をぐちゃぐちゃにしながらネバルは父親を庇うように縋った。
それを見てミハエルは動揺した。
・・し、しまった・・やり過ぎた・・・くっ!
ミハエルはどうしたらいいか分からず部屋を飛び出してしまうのだった。
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