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第8話 ミハエルのステータス
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コンコンコン!!
朝早く楽しそうなノックの音が響く。
ソフィアはもう来たのかと内心思いながら
扉を開けると楽しみに満ち溢れた顔をした村長と眠気眼の綺麗な女性が立っていた。
『村長さんおはようございます。そちらの方が鑑定士さんですか?』
『そうだ。こいつはアンリル。魔法使いだが鑑定も出来るんだ。』
ガインがアンリルに目をやる。
『もう・・勘弁してよね!朝早いのは苦手なの知ってるよね?!
子供1人鑑定するのにこんなに朝早く来る必要があるの?さっさと終わらせて帰るからね!』
アンリルはぶっきらぼうに文句を言いながら部屋に入り朝ごはんを食べているミハエルを見た途端に凍りつく。
『な、何?!この子の魔力は・・・私達とは根本的に何かが違う・・・ガインが興味を持つのも分かる気がするわ・・・。』
『だから言っただろう?凄い子が居るって!さあ!!早く鑑定してくれ!!』
ガインまるで子供の様に目を輝かせている。
アンリルは息を飲んで恐る恐る鑑定する。
『な・・何このステータス・・・』
両膝を床に付いて震えながらガインを見る。
『ガ、ガイン・・・この子は・・ヤバ過ぎる・・・今までの〈神の使人〉とは桁が違い過ぎる・・・』
震える手でミハエルのステータスを書き写す。
ミハエル
Lv 1
【称号】光の末裔
攻撃力 26782
防御力 35861
素早さ 46453
魔力 365781
魔法力 578572
【加護】〈世界神の加護〉
〈光の加護〉
【スキル】〈アイテムボックス〉〈経験値1000倍〉〈ステータス上昇値1000倍〉〈全状態異常無効〉〈スキル消去〉〈スキル防御〉〈スキル付与〉〈全魔法使用〉〈光属性魔法・極大〉〈悪意感知〉〈索敵〉〈看破〉〈擬装〉〈威圧〉〈薬の極意〉〈錬金の極意〉〈体術の極意〉〈剣の極意〉〈弓の極意〉
アンリルは書き写した紙を震える手で俯きながら差し出す。
ガインはそれを子供の様な笑顔で受け取り目を通すと段々と笑顔が消えていく・・・
『なんじゃこりぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
アンリル!!冗談だろう?!』
床に座り込んでいるアンリルに詰め寄る。
『冗談なんかじゃ無いわ・・・それでレベル1よ・・・称号も加護も聞いた事ないわ・・
それにスキルが19個も・・それもとんでもないスキルのオンパレードよ・・・更にまだ増える可能性があるわ。
更にこのステータスは私達の1000倍よ・・・もしこの子が世に出て悪に染まったら・・・世界が終わるわ。』
アンリルはゆっくり立ち上がりながらミハエルを見据える。
ミハエルはフォークに刺さった卵を口に運びながら騒がしい大人達を見て笑っていた。
『あの・・村長さん。鑑定の結果はどうだったんですか?悪い結果だったんですか?』
ソフィアは村長達の驚き様に不安を覚えて切り出した。
村長は躊躇してアンリルの顔を見ると、アンリルは見せてやれと顎を突き出す。
『ソフィア、落ち着いて見るんだ。これは冗談ではないぞ。』
ガインがメモを差し出すとソフィアはそれを恐る恐る受け取り見る。
『す、凄い・・・やっぱりミハエルは無能なんかじゃなかった!
それどころか神様に守られた特別な子だったのね・・。』
ソフィアはミハエルに目をやり微笑んでいた。
するとアンリルがソフィアに詰め寄る!
『あんた!呑気な事言ってるけど、あんたの子供がどう言う存在か分かってる?!
あの力が世界に向いたらどうなると思っているの?!
世界が終わるのよ?!笑っている場合じゃない・・・・あぐっ!!!』
すると突然アンリルが床に座り込んで肩で息をする。
『どうした?!』
ガインが驚いて手を伸ばす。
『ぐっ・・な、何この・・・これは・・〈威圧〉?!・・ぐほっ!!!』
アンリルが床に倒れ込む!
ソフィアがまさかとミハエルを見ると首を傾げたミハエルが目に入った。
『お母さんをいじめたら許さないよ?』
慌ててソフィアはミハエルを抱きしめる。
『ミハエルありがとう。でもあの人はいじめていたんじゃないのよ。少しだけ声が大きいだけなの。だから許してあげて。』
ミハエルの顔を覗き込んで微笑むとミハエルも笑顔になる。
『そうなんだ!!じゃあいいよ!!』
そう言うとまた朝ごはんにフォークを突き刺す。
『はぁ、はぁ、はぁ、助かった・・私はレベル405なのよ・・・〈威圧〉だけで・・・あのまま続けてたら死んでたわ・・・』
アンリルは〈威圧〉から解放されて息を荒げている。
ガインは村の独身の男達の事を頭に浮かべる。
この村の男達はソフィアに想いを寄せている者が少なくないのだ。
『こ、これは・・ソフィアを泣かした奴は・・死ぬな・・・』
ガインがポツリと呟いた・・・。
アンリルはよろよろと立ち上がりぱんぱんと服の埃を払うと、心なしか声のトーンを下げる。
『とにかくあの子の教育は任せたわよ。世界の命運はあんたに掛かっているわ!』
ソフィアは微笑む。
『大丈夫ですよ。ミハエルの性格は既に出来上がっています。優しくて思いやりのある子ですよ。
今朝も包丁が切れなくなって困ってたら直してくれたんですよ。
でもその包丁で野菜を切ったら、まな板まで切れちゃって!
そしたらまな板まで直してくれたんですよ!』
アンリルが目を細めてソフィアを見る。
・・・包丁とまな板を直した?5歳の子供が?それを普通だと思っているの?
この母親は天然か?!・・・ん?確か・・スキルが・・・まさか・・・
『ね、ねえ、その包丁とまな板を見せてくれない?』
『えぇ、いいですよ。あそこに置いてあります。』
ソフィアが指差す方へ行くと光り輝く包丁とまな板が置いてあった。
アンリルは恐る恐る〈鑑定〉する。
【包丁】
〈攻撃力〉20000
〈効果〉 切れ味・極大
【まな板】
〈防御力〉30000
〈効果〉 斬撃無効
『ぶふっっ!!!やっぱり!!こんな物騒な物を料理で使うなぁぁぁぁぁ!!!
こんな包丁で手でも切ったらどうするのよ!!』
『それなら大丈夫ですよ。ミハエルが怪我をしない様にお守りをくれましたから。ほら!』
ソフィアはニッコリ笑って人差し指に光る指輪を見せる。
ま、まさか・・・それも・・【鑑定】・・・
【お守り】
〈効果〉物理攻撃無効
魔法攻撃耐性・大
『うわっ!!やっぱり!!こんな物お守りのレベルじゃないわぁぁぁぁぁぁ!!!
お守り持って包丁とまな板で戦場で無双出来るわぁぁぁぁぁ!!!』
アンリルは肩で息をして突っ込みを入れるがふと違和感を覚える。
『ねえ、ミハエル君だったわね?この指輪・・なぜ〈魔法攻撃耐性・大〉なの?君なら〈魔法攻撃無効〉に出来るんじゃない?』
するとミハエルはびっくりしたようにアンリルの顔を見る。
えっ・・この子・・今・・
『おばさん!凄い!そうなの!!僕もねそうしたかったの!!だけどね!だけどね!出来ないの!〈無効〉のスキルは2つ持てないの!!2つの指輪を付けても2つのスキルが消えちゃうの!!』
するとアンリルの全身に鳥肌が立つ!!
これまでの文献の疑問であった内容が頭を巡る!そしてそれが解けていった。
な、何て事なの・・・こんな所で・・今まで何年も分からずにいた事が・・私の仮説が間違っていた・・・そう言う事だったのね・・
この子・・面白いわ!!面白いわ!!
・・待って・・・ここでミハエル君と仲良くしておけば・・・私の研究に・・ふふふ・・
アンリルはそう考えてニヤリと笑って振り返るとミハエルと目が合った。
『お母さん。あの人から悪意を感じる・・』
『そうね、私も感じたわ・・』
ソフィアとミハエルがジト目でアンリルを見る。
『えっ、あっ、ち、違うのよ!はは、はは・・・』
慌てて目を逸らしガインの元へと戻って行く。
諦めないわよ・・・でも・・この子は・・
〈?????〉
『改めて見ると凄いステータスだな。
彼は既に〈光の加護〉によってステータスが10倍になってスキルも追加されて強化されてるな。
私の手助けと合わせてステータスが1000倍になったんだ・・・。
まさにあの2人の再来だな・・・。』
朝早く楽しそうなノックの音が響く。
ソフィアはもう来たのかと内心思いながら
扉を開けると楽しみに満ち溢れた顔をした村長と眠気眼の綺麗な女性が立っていた。
『村長さんおはようございます。そちらの方が鑑定士さんですか?』
『そうだ。こいつはアンリル。魔法使いだが鑑定も出来るんだ。』
ガインがアンリルに目をやる。
『もう・・勘弁してよね!朝早いのは苦手なの知ってるよね?!
子供1人鑑定するのにこんなに朝早く来る必要があるの?さっさと終わらせて帰るからね!』
アンリルはぶっきらぼうに文句を言いながら部屋に入り朝ごはんを食べているミハエルを見た途端に凍りつく。
『な、何?!この子の魔力は・・・私達とは根本的に何かが違う・・・ガインが興味を持つのも分かる気がするわ・・・。』
『だから言っただろう?凄い子が居るって!さあ!!早く鑑定してくれ!!』
ガインまるで子供の様に目を輝かせている。
アンリルは息を飲んで恐る恐る鑑定する。
『な・・何このステータス・・・』
両膝を床に付いて震えながらガインを見る。
『ガ、ガイン・・・この子は・・ヤバ過ぎる・・・今までの〈神の使人〉とは桁が違い過ぎる・・・』
震える手でミハエルのステータスを書き写す。
ミハエル
Lv 1
【称号】光の末裔
攻撃力 26782
防御力 35861
素早さ 46453
魔力 365781
魔法力 578572
【加護】〈世界神の加護〉
〈光の加護〉
【スキル】〈アイテムボックス〉〈経験値1000倍〉〈ステータス上昇値1000倍〉〈全状態異常無効〉〈スキル消去〉〈スキル防御〉〈スキル付与〉〈全魔法使用〉〈光属性魔法・極大〉〈悪意感知〉〈索敵〉〈看破〉〈擬装〉〈威圧〉〈薬の極意〉〈錬金の極意〉〈体術の極意〉〈剣の極意〉〈弓の極意〉
アンリルは書き写した紙を震える手で俯きながら差し出す。
ガインはそれを子供の様な笑顔で受け取り目を通すと段々と笑顔が消えていく・・・
『なんじゃこりぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
アンリル!!冗談だろう?!』
床に座り込んでいるアンリルに詰め寄る。
『冗談なんかじゃ無いわ・・・それでレベル1よ・・・称号も加護も聞いた事ないわ・・
それにスキルが19個も・・それもとんでもないスキルのオンパレードよ・・・更にまだ増える可能性があるわ。
更にこのステータスは私達の1000倍よ・・・もしこの子が世に出て悪に染まったら・・・世界が終わるわ。』
アンリルはゆっくり立ち上がりながらミハエルを見据える。
ミハエルはフォークに刺さった卵を口に運びながら騒がしい大人達を見て笑っていた。
『あの・・村長さん。鑑定の結果はどうだったんですか?悪い結果だったんですか?』
ソフィアは村長達の驚き様に不安を覚えて切り出した。
村長は躊躇してアンリルの顔を見ると、アンリルは見せてやれと顎を突き出す。
『ソフィア、落ち着いて見るんだ。これは冗談ではないぞ。』
ガインがメモを差し出すとソフィアはそれを恐る恐る受け取り見る。
『す、凄い・・・やっぱりミハエルは無能なんかじゃなかった!
それどころか神様に守られた特別な子だったのね・・。』
ソフィアはミハエルに目をやり微笑んでいた。
するとアンリルがソフィアに詰め寄る!
『あんた!呑気な事言ってるけど、あんたの子供がどう言う存在か分かってる?!
あの力が世界に向いたらどうなると思っているの?!
世界が終わるのよ?!笑っている場合じゃない・・・・あぐっ!!!』
すると突然アンリルが床に座り込んで肩で息をする。
『どうした?!』
ガインが驚いて手を伸ばす。
『ぐっ・・な、何この・・・これは・・〈威圧〉?!・・ぐほっ!!!』
アンリルが床に倒れ込む!
ソフィアがまさかとミハエルを見ると首を傾げたミハエルが目に入った。
『お母さんをいじめたら許さないよ?』
慌ててソフィアはミハエルを抱きしめる。
『ミハエルありがとう。でもあの人はいじめていたんじゃないのよ。少しだけ声が大きいだけなの。だから許してあげて。』
ミハエルの顔を覗き込んで微笑むとミハエルも笑顔になる。
『そうなんだ!!じゃあいいよ!!』
そう言うとまた朝ごはんにフォークを突き刺す。
『はぁ、はぁ、はぁ、助かった・・私はレベル405なのよ・・・〈威圧〉だけで・・・あのまま続けてたら死んでたわ・・・』
アンリルは〈威圧〉から解放されて息を荒げている。
ガインは村の独身の男達の事を頭に浮かべる。
この村の男達はソフィアに想いを寄せている者が少なくないのだ。
『こ、これは・・ソフィアを泣かした奴は・・死ぬな・・・』
ガインがポツリと呟いた・・・。
アンリルはよろよろと立ち上がりぱんぱんと服の埃を払うと、心なしか声のトーンを下げる。
『とにかくあの子の教育は任せたわよ。世界の命運はあんたに掛かっているわ!』
ソフィアは微笑む。
『大丈夫ですよ。ミハエルの性格は既に出来上がっています。優しくて思いやりのある子ですよ。
今朝も包丁が切れなくなって困ってたら直してくれたんですよ。
でもその包丁で野菜を切ったら、まな板まで切れちゃって!
そしたらまな板まで直してくれたんですよ!』
アンリルが目を細めてソフィアを見る。
・・・包丁とまな板を直した?5歳の子供が?それを普通だと思っているの?
この母親は天然か?!・・・ん?確か・・スキルが・・・まさか・・・
『ね、ねえ、その包丁とまな板を見せてくれない?』
『えぇ、いいですよ。あそこに置いてあります。』
ソフィアが指差す方へ行くと光り輝く包丁とまな板が置いてあった。
アンリルは恐る恐る〈鑑定〉する。
【包丁】
〈攻撃力〉20000
〈効果〉 切れ味・極大
【まな板】
〈防御力〉30000
〈効果〉 斬撃無効
『ぶふっっ!!!やっぱり!!こんな物騒な物を料理で使うなぁぁぁぁぁ!!!
こんな包丁で手でも切ったらどうするのよ!!』
『それなら大丈夫ですよ。ミハエルが怪我をしない様にお守りをくれましたから。ほら!』
ソフィアはニッコリ笑って人差し指に光る指輪を見せる。
ま、まさか・・・それも・・【鑑定】・・・
【お守り】
〈効果〉物理攻撃無効
魔法攻撃耐性・大
『うわっ!!やっぱり!!こんな物お守りのレベルじゃないわぁぁぁぁぁぁ!!!
お守り持って包丁とまな板で戦場で無双出来るわぁぁぁぁぁ!!!』
アンリルは肩で息をして突っ込みを入れるがふと違和感を覚える。
『ねえ、ミハエル君だったわね?この指輪・・なぜ〈魔法攻撃耐性・大〉なの?君なら〈魔法攻撃無効〉に出来るんじゃない?』
するとミハエルはびっくりしたようにアンリルの顔を見る。
えっ・・この子・・今・・
『おばさん!凄い!そうなの!!僕もねそうしたかったの!!だけどね!だけどね!出来ないの!〈無効〉のスキルは2つ持てないの!!2つの指輪を付けても2つのスキルが消えちゃうの!!』
するとアンリルの全身に鳥肌が立つ!!
これまでの文献の疑問であった内容が頭を巡る!そしてそれが解けていった。
な、何て事なの・・・こんな所で・・今まで何年も分からずにいた事が・・私の仮説が間違っていた・・・そう言う事だったのね・・
この子・・面白いわ!!面白いわ!!
・・待って・・・ここでミハエル君と仲良くしておけば・・・私の研究に・・ふふふ・・
アンリルはそう考えてニヤリと笑って振り返るとミハエルと目が合った。
『お母さん。あの人から悪意を感じる・・』
『そうね、私も感じたわ・・』
ソフィアとミハエルがジト目でアンリルを見る。
『えっ、あっ、ち、違うのよ!はは、はは・・・』
慌てて目を逸らしガインの元へと戻って行く。
諦めないわよ・・・でも・・この子は・・
〈?????〉
『改めて見ると凄いステータスだな。
彼は既に〈光の加護〉によってステータスが10倍になってスキルも追加されて強化されてるな。
私の手助けと合わせてステータスが1000倍になったんだ・・・。
まさにあの2人の再来だな・・・。』
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