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第5話 山賊団
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『闇の末裔が目醒めてしまいました。しかも・・・お願い・・ミハエル・・・あなたなら・・・』
『ミハエル!朝よー!起きてー!』
母の声で夢から覚め朝日の眩しさで朝だと知る。
『夢・・か・・・ふう。・・お腹空いた!』
5歳になったミハエルはベッドから飛び降り母の元へと駆け出す。
『お母さんおはよう!!』
ミハエルはソフィアの脚にしがみつく。
『おはよう。今日も元気ね!ほら!危ないわよ!ふふふっ、早く座って朝ごはんよ!』
ソフィアは微笑みながらミハエルの頭を優しく撫でる。
ここ数年あの不思議な力も見なくなったわね。もしかしたら神様が一時的に授けてくれた物なのかもしれないわね。
ここは大きな街から離れた森の中にあるメルト村である。
この村は昔、冒険者だった者達が集まり作った村だ。
人口100人程の村で自給自足で暮らし、取れた野菜や狩で取れた動物の肉などを街で売って生計を立てている。
コンコン。
『ソフィアさん居るかい!!』
扉の向こうでいつもの声がする。
『あっ!デイルさんだ!!僕出るよ!!』
ミハエルは椅子から飛び降り入り口の扉を開ける。
そこには背が高く二十代半ばの好青年がニカっと笑って立っていた。
『おー!ミハエルおはよう!!お母さんはいるか?』
『デイルさんおはよう!中にいるよ!』
デイルは入り口からひょっこり顔を出してソフィアを見つけると笑顔になる。
『ソフィアさんおはよう!今朝ボアが罠にかかってたんだ!
これ晩御飯の足しにしてくれ!!』
『あら!デイル君おはよう!いつもありがとう。朝ごはん食べて行ってよ!』
ソフィアも笑顔になる。
『あぁ!お邪魔するよ!』
しかしデイルが入り口を一歩入った瞬間ミハエルが外を見たまま固まり首を傾げる。
ミハエル?・・・あ、あの仕草は・・っ!
ソフィアは胸騒ぎを感じてミハエルのそばに駆け寄る。
『ミハエル・・?!どうしたの・・・?』
ミハエルは村の入り口を見つめて呟く。
『悪い人達が来るよ。沢山来る。早く逃げないと!』
ミハエルはソフィアの顔を不安気に見る。
やっぱり・・・ミハエルの力は無くなった訳じゃない・・今まで使う必要が無かっただけだったんだわ・・・
『どうしたんだ?ミハエル?!何があったんだ?』
デイルが2人の雰囲気に動揺している。
ソフィアはデイルに振り向き事態を知らせる。
『デイル君!この村に危険が迫っているの!!皆んなに知らせて!もしかしたら山賊かもしれない!!
ミハエルは幼い時から悪意を感じる能力があるの!!お願い!!信じて!!』
ソフィアの必死の訴えにデイルが奮起する!
『なんだか分からないけどヤバイ状況なんだな!?
俺はミハエルを信じるぞ!!ソフィアさんを信じるぞ!!何があってもここを動かないでくれ!』
デイルはソフィアに言い残して出て行った。デイルは身近な男達に声をかけて回る!!
そして村長へ使いを出して村の入り口を警戒する!!
すると微かに馬の蹄の音が無数に聞こえて来た。
ミハエル・・お前は凄いぞ!あれは山賊だ!
お陰で奇襲を受けずに済んだぞ!
デイルはソフィアの家を見ながら剣を構える。
そして無数の蹄の音が村の入り口で止む。
『ほほう。俺達が来るのを知っていたようだな。』
色黒で顔に大きな傷痕がある男が馬上で柵の向こうを見据える。
『おい!!俺達は最近ここらを縄張りにしたガルド山賊団だ!!
今月のみかじめ料を頂きに来た!!
大人しく食糧と金と女を差し出せ!!これは命令だ!拒否権はない!!早く門を開けろ!
抵抗するなら・・・力ずくで頂く事になるぞ!!』
するとメルト村の村長ガインが極太の腕で剣を握り山賊に突き出す!
『山賊如きにくれてやる物はない!!とっとと帰って畑でも耕せ!!
力ずくで来るなら容赦せんぞ!!』
『そうかい!それなら仕方ないなぁぁぁ!!おい!!やれぇぇぇ!!!』
山賊の頭がそう叫ぶと柵の向こう側から無数の火矢が放たれた!!
『ふん!!お前らのやり口はお見通しなんだよ!!お前達!頼んだぞ!!』
『はいよ!!風よ!我の敵を巻き上げよ!!〈ウィンドストーム〉!!』
後方に控えていた女性達が魔法で応戦する!
火矢は風の渦に巻き込まれていく!そしてそのまま山賊団の方へとばら撒かれた!!
『くっ!小癪な!!なんだこの村の奴らは?!
『もう終わりか?!それじゃあ、お返しだ!!撃てぇぇぇぇ!!!』
ガインの号令で女性達が容赦なく山賊団に魔法を撃ち込む!!
『”炎の槍よ!敵を貫け!〈フレイムランス〉!!』
『氷の槍よ!敵を貫け!〈アイスランス〉!!』
『水の槍よ!敵を貫け!〈アクアランス〉!!
山賊団の頭上から魔法の槍が降り注ぐ!!
ズドドドドドドドドドっっ!!!!!
『ぐあっ!!!!くそ!?コイツら強いぞ!』
『ぎやぁぁぁぁぁ!!!!話が違うぞ!!』
『ぐはぁぁ!!!俺は死にたくない!!俺は逃げるぞ!!!』
100人程の山賊団は怪我で動けない者と逃げ出した者で約半数になっていた。
『お頭ぁぁぁ!!まずいですぜ!!出直した方が・・・』
隣にいた男が進言するが頭は男の胸ぐらを掴み引き寄せる!!
『馬鹿野郎!!!!この稼業は舐められたら終わりなんだよ!!!
見てろ!もうすぐ大人しくなるはずだ!!
クククッ・・・』
『ミハエル!朝よー!起きてー!』
母の声で夢から覚め朝日の眩しさで朝だと知る。
『夢・・か・・・ふう。・・お腹空いた!』
5歳になったミハエルはベッドから飛び降り母の元へと駆け出す。
『お母さんおはよう!!』
ミハエルはソフィアの脚にしがみつく。
『おはよう。今日も元気ね!ほら!危ないわよ!ふふふっ、早く座って朝ごはんよ!』
ソフィアは微笑みながらミハエルの頭を優しく撫でる。
ここ数年あの不思議な力も見なくなったわね。もしかしたら神様が一時的に授けてくれた物なのかもしれないわね。
ここは大きな街から離れた森の中にあるメルト村である。
この村は昔、冒険者だった者達が集まり作った村だ。
人口100人程の村で自給自足で暮らし、取れた野菜や狩で取れた動物の肉などを街で売って生計を立てている。
コンコン。
『ソフィアさん居るかい!!』
扉の向こうでいつもの声がする。
『あっ!デイルさんだ!!僕出るよ!!』
ミハエルは椅子から飛び降り入り口の扉を開ける。
そこには背が高く二十代半ばの好青年がニカっと笑って立っていた。
『おー!ミハエルおはよう!!お母さんはいるか?』
『デイルさんおはよう!中にいるよ!』
デイルは入り口からひょっこり顔を出してソフィアを見つけると笑顔になる。
『ソフィアさんおはよう!今朝ボアが罠にかかってたんだ!
これ晩御飯の足しにしてくれ!!』
『あら!デイル君おはよう!いつもありがとう。朝ごはん食べて行ってよ!』
ソフィアも笑顔になる。
『あぁ!お邪魔するよ!』
しかしデイルが入り口を一歩入った瞬間ミハエルが外を見たまま固まり首を傾げる。
ミハエル?・・・あ、あの仕草は・・っ!
ソフィアは胸騒ぎを感じてミハエルのそばに駆け寄る。
『ミハエル・・?!どうしたの・・・?』
ミハエルは村の入り口を見つめて呟く。
『悪い人達が来るよ。沢山来る。早く逃げないと!』
ミハエルはソフィアの顔を不安気に見る。
やっぱり・・・ミハエルの力は無くなった訳じゃない・・今まで使う必要が無かっただけだったんだわ・・・
『どうしたんだ?ミハエル?!何があったんだ?』
デイルが2人の雰囲気に動揺している。
ソフィアはデイルに振り向き事態を知らせる。
『デイル君!この村に危険が迫っているの!!皆んなに知らせて!もしかしたら山賊かもしれない!!
ミハエルは幼い時から悪意を感じる能力があるの!!お願い!!信じて!!』
ソフィアの必死の訴えにデイルが奮起する!
『なんだか分からないけどヤバイ状況なんだな!?
俺はミハエルを信じるぞ!!ソフィアさんを信じるぞ!!何があってもここを動かないでくれ!』
デイルはソフィアに言い残して出て行った。デイルは身近な男達に声をかけて回る!!
そして村長へ使いを出して村の入り口を警戒する!!
すると微かに馬の蹄の音が無数に聞こえて来た。
ミハエル・・お前は凄いぞ!あれは山賊だ!
お陰で奇襲を受けずに済んだぞ!
デイルはソフィアの家を見ながら剣を構える。
そして無数の蹄の音が村の入り口で止む。
『ほほう。俺達が来るのを知っていたようだな。』
色黒で顔に大きな傷痕がある男が馬上で柵の向こうを見据える。
『おい!!俺達は最近ここらを縄張りにしたガルド山賊団だ!!
今月のみかじめ料を頂きに来た!!
大人しく食糧と金と女を差し出せ!!これは命令だ!拒否権はない!!早く門を開けろ!
抵抗するなら・・・力ずくで頂く事になるぞ!!』
するとメルト村の村長ガインが極太の腕で剣を握り山賊に突き出す!
『山賊如きにくれてやる物はない!!とっとと帰って畑でも耕せ!!
力ずくで来るなら容赦せんぞ!!』
『そうかい!それなら仕方ないなぁぁぁ!!おい!!やれぇぇぇ!!!』
山賊の頭がそう叫ぶと柵の向こう側から無数の火矢が放たれた!!
『ふん!!お前らのやり口はお見通しなんだよ!!お前達!頼んだぞ!!』
『はいよ!!風よ!我の敵を巻き上げよ!!〈ウィンドストーム〉!!』
後方に控えていた女性達が魔法で応戦する!
火矢は風の渦に巻き込まれていく!そしてそのまま山賊団の方へとばら撒かれた!!
『くっ!小癪な!!なんだこの村の奴らは?!
『もう終わりか?!それじゃあ、お返しだ!!撃てぇぇぇぇ!!!』
ガインの号令で女性達が容赦なく山賊団に魔法を撃ち込む!!
『”炎の槍よ!敵を貫け!〈フレイムランス〉!!』
『氷の槍よ!敵を貫け!〈アイスランス〉!!』
『水の槍よ!敵を貫け!〈アクアランス〉!!
山賊団の頭上から魔法の槍が降り注ぐ!!
ズドドドドドドドドドっっ!!!!!
『ぐあっ!!!!くそ!?コイツら強いぞ!』
『ぎやぁぁぁぁぁ!!!!話が違うぞ!!』
『ぐはぁぁ!!!俺は死にたくない!!俺は逃げるぞ!!!』
100人程の山賊団は怪我で動けない者と逃げ出した者で約半数になっていた。
『お頭ぁぁぁ!!まずいですぜ!!出直した方が・・・』
隣にいた男が進言するが頭は男の胸ぐらを掴み引き寄せる!!
『馬鹿野郎!!!!この稼業は舐められたら終わりなんだよ!!!
見てろ!もうすぐ大人しくなるはずだ!!
クククッ・・・』
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