前世は最強の宝の持ち腐れ!?二度目の人生は創造神が書き換えた神級スキルで気ままに冒険者します!!

yoshikazu

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第55話 サーメリア学院

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セルバイヤ王都が見えてくる。道中は何事もなく魔物一匹出てくる事はなかった。ゼノアは冒険者育成学院への入学に向けてメイドのセシーラの膝の上で自分のステータスを眺めていた。

(ゴルじいには余り目立つ事は控えろって言われたけど・・・このステータスを見られると目立つから隠した方がいいよね・・・えっと、そんなスキルがあったよね・・・)


ゼノア
Lv 176
称号 スキル神官
力   2789
体力  2578
素早さ 2247
魔力  2569

スキルポイント 2570

【固有スキル】〈神級スキル〉〈育成の種7〉〈寒耐性10〉〈苦痛耐性12〉〈状態異常耐性15〉〈運搬16〉〈料理15〉〈解体13〉〈剛腕2〉〈剛体力3〉〈剛脚2〉〈大魔力3〉〈鑑定7〉〈格闘7〉〈豪剣技6〉〈剛気2〉〈暗黒魔法2〉〈魔法防御6〉〈魔力創造7〉〈堅固3〉〈威圧4〉〈加速3〉〈聖魔法12〉〈光魔法6〉〈身体強化5〉〈火炎魔法2〉


ゼノアのステータスは二年で更に進化していた。身体の強化に関するスキルと戦闘に関係するスキルがレベル10に達し進化したのだった。進化したスキルは元のスキルの倍の性能を有していた。

〈腕力強化10〉→〈剛腕1〉
〈体力強化10〉→〈剛体力1〉
〈脚力強化10〉→〈剛脚1〉
〈魔力強化10〉→〈大魔力1〉
 〈闘気10 〉 →〈剛気1〉

(スキルポイント800)
・〈ステータス隠蔽〉

(これこれ・・・)

『〈ステータス隠蔽〉を取得しますか?』

(はいっと!)

『〈ステータス隠蔽〉を取得しました。』

(よし!早速・・・)

ゼノアはセシーラの膝の上で〈ステータス隠蔽〉を使い自分のステータスを操作して行く。

ゼノア
Lv 3
称号 剣士
力   178
体力  257
素早さ 220
魔力  156

【固有スキル】〈剣技2〉〈料理3〉〈運搬3〉

(うん!これでいいかな。これで目立つ事は無いよね・・・)

すると正面に座りゼノアを観察していたクロードが目を細める。

(ゼノア君は何もない空間を見つめて何をしているんだ・・・何やら表情が変化している所を見ると・・・はっ・・ま、まさか・・・)

「ゼノア君。自分のステータスを見ているのかい?」

クロードはそれが当然の様に装いゼノアに問い掛けてみた。

「うん。このままだと・・・あっ・・・」

(しまった・・・この人カマを掛けたのか・・・)

ゼノアはクロードの問い掛けに何気なく答えてしまい失態に気付く。ゴルド達から普通は自分のステータスは見る事が出来ないと聞いていた事を忘れていたのだった。

「えっ・・あっ・・えっと・・な、何でしたっけ?」

ゼノアは何とか誤魔化そうと目を逸らす。

(・・き、気付かれたかな・・・でも〈ステータス隠蔽〉ってスキルがあるんだから自分のステータスを見れる人はいてもおかしくないよね・・・)

「・・んっ・・い、いや何でもない。気にしないでくれ・・・」

クロードは自分の考えが正しかったと確信すると同時に自分の常識から外れた目の前の存在に表情を曇らせる。

(な、何と・・・や、やはりそうか。この世界で自分のステータスを鑑定や魔道具以外で見る事は出来ない・・・一体この少年は何者なんだ・・・ふむ・・・もしかして昔の文献ではその時代時代に必ずと言っていいほど英雄という存在が謳われている・・・この少年はこの時代の英雄なのかも知れないな・・・)

「もうすぐ着きますのでご準備を!」

突然馬車の中の空気を一変させるように護衛のレイドルが馬上から声を掛けらる。考え事をしていたクロードが我に返る。

「むっ!わ、分かった。」

ゼノアはクロードの視線を避けるように窓から顔を出しセルバイヤ王都を眺める。

(目立つ事は避けて自重しろか・・・まあ、普通に生活していれば問題ないよね。それより学院生活か・・・楽しみだね。)



ゼノアはクロードに案内されて冒険者育成学院の大きく開け放たれた門の前に立つ。建物は白を基調とした巨大な教会を連想させる造りである。その門には同じ年頃の子供達が続々と入って行く。中には身なりが良く貴族と思しき子供が取り巻きを従えゼノアを横目に入って行った。

「す、凄い・・・立派な建物・・・それに建物自体に魔力を感じる・・・」

ゼノアは学院の建物を遠目で眺め圧倒されていた。

「ここがセルバイヤ王都の冒険者育成学院『サーメリア学院』だよ。ここは英雄サーメリアが冒険者育成の為に設立したんだ。魔力を感じるのは建物には結界が施されているからだよ。さあ。今日からここがゼノア君の学舎だよ。楽しんで来ると良い。」

「はい!ありがとうございます!」

(英雄サーメリア・・・ユフィリアさんが言っていたな。師匠が造った学院だと・・・ふう・・さあ!取り敢えず行ってみようか!)

ゼノアはクロードに笑顔で頷くと大きな白い門を潜って行った。

「ふっ・・・こうして見ると普通の子供なんだがな・・・何もなければいいが・・・」

クロードは小走りで駆けていくゼノアの背中を眺めていた。そして馬車に戻ろうと振り返ると背後から子供の怒鳴り声と叫び声が響く・・・


「おい!貴様ぁ!!平民の癖に生意気だぞ!!」

「こいつ!!俺様を無視するなぁぁ!!これでも喰らえ!!・・・うぎゃぁぁぁぁぁ!!!」

クロードは咄嗟に振り返る。

「・・・ははっ・・まだ門を潜って一分も経たってないぞ・・・」

思わず頬を引き攣らせ頭を抱えるクロードであった。
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