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2、それはまるで夢の国
コーカス・レースは始まったばかり
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「ん、――ふっ、」
ちゅ、くちゅ、ちゅぷ……っ、
唇と舌を使って、唾液が交換されていく。しっとりと重さを持った温かい水気が、喉に向かって流れ込んでくる。
こく、こく、こく……
ぴちゃ、ちゅぴっ、へぁ、ふあぁ、あぁ……
お互いの唾を飲む音、ずっと開きっぱなしの口でするぎこちない呼吸、たまに鼻の鳴る音。まくれたブラウスの下を、少し冷たい指先がそっと、ガラス細工を触るような繊細さで動き回っている。
「はぁ、あっ、……っ」
ただお腹とかをさすられただけなのに全身が熱くて、ますますキスが深くなってしまう。そのうち、ブラウス全体が内側から持ち上げられていく。
少しお腹がヒヤッとして、一気に無防備になったような気になる。唇が離されて、見えてくるのは柿本くんのいたずらっぽい笑顔。
「ふぁ――、え、えっ?」
「脱がすよ?」
「えっ、えっ……?」
ただ狼狽えているだけの間に、すぽっと頭から抜かれてしまう。せっかく服の下に隠せていた身体が、丸出しにされる。
「ちょっ、やめてよそんな急に……っ」
テレビで見ているモデルさんみたいにスタイルがいいわけじゃないし、体育の得意な吉田さんみたいに引き締まっているわけでもない。出てたらいいところは全然出てないのに、出なくていいお腹にはお肉がついている。
そうやって比べていったら、どんどん下の方に持っていかれてしまう。
こんな身体、見せたくなかったのに……。
「隠さなくていいよ有栖、こんなに可愛いのに」
言いながら、柿本くんがぎこちない手つきでブラを外す。少し硬い、決して大きい方ではない手の中にすっぽりと胸が収まってしまうのがちょっと残念な気もしたけど、すぐに乳首をくすぐる舌の感触がそんなの吹き飛ばして。
「あっ、ちょ――っ、そんなの、赤ちゃんみたい、んんっ」
「いいじゃん、ちゅっ、綺麗な桜色で、つい舐めたくなっちゃったんだよ」
ちゅ、ちゅっ――
「ん、ふぅ――――」
スカートの中の下着を引き下ろされて、指で掻き回されて、一瞬だけ頭がふわっとした。その様子を見ていた柿本くんが、指も下も止めて「ちょっと座って」と言ってくる。
「ぇ、なに、――――っ!!?」
その場に座ったわたしの真正面には、勃起した柿本くんのソレがわたしに向かって伸びていた。先っぽがちょっと濡れていて、小刻みにピクピク震えている姿が本当に可愛らしい。
ちょっとだけ指先でつついてみると、「うあっ、」という抑えたような声が頭上から聞こえてきた。
「ねぇ有栖。有栖のエロい顔見てたらなんか、すごいドキドキしちゃってさ……、あの、はぁ、もし嫌じゃなかったら口でしてくれないかな?」
恥ずかしそうに、でももし断っても無理やりふぇらさせられてしまうんじゃないかっていうくらい興奮した息遣いで、柿本くんが遠慮がちに頼んできた。
そんなの、断るはずないのにね。
「いいよ……♪」
口いっぱいに頬張った柿本くんのモノは、手で触っていたときよりも硬くて、熱かった。
ちゅ、くちゅ、ちゅぷ……っ、
唇と舌を使って、唾液が交換されていく。しっとりと重さを持った温かい水気が、喉に向かって流れ込んでくる。
こく、こく、こく……
ぴちゃ、ちゅぴっ、へぁ、ふあぁ、あぁ……
お互いの唾を飲む音、ずっと開きっぱなしの口でするぎこちない呼吸、たまに鼻の鳴る音。まくれたブラウスの下を、少し冷たい指先がそっと、ガラス細工を触るような繊細さで動き回っている。
「はぁ、あっ、……っ」
ただお腹とかをさすられただけなのに全身が熱くて、ますますキスが深くなってしまう。そのうち、ブラウス全体が内側から持ち上げられていく。
少しお腹がヒヤッとして、一気に無防備になったような気になる。唇が離されて、見えてくるのは柿本くんのいたずらっぽい笑顔。
「ふぁ――、え、えっ?」
「脱がすよ?」
「えっ、えっ……?」
ただ狼狽えているだけの間に、すぽっと頭から抜かれてしまう。せっかく服の下に隠せていた身体が、丸出しにされる。
「ちょっ、やめてよそんな急に……っ」
テレビで見ているモデルさんみたいにスタイルがいいわけじゃないし、体育の得意な吉田さんみたいに引き締まっているわけでもない。出てたらいいところは全然出てないのに、出なくていいお腹にはお肉がついている。
そうやって比べていったら、どんどん下の方に持っていかれてしまう。
こんな身体、見せたくなかったのに……。
「隠さなくていいよ有栖、こんなに可愛いのに」
言いながら、柿本くんがぎこちない手つきでブラを外す。少し硬い、決して大きい方ではない手の中にすっぽりと胸が収まってしまうのがちょっと残念な気もしたけど、すぐに乳首をくすぐる舌の感触がそんなの吹き飛ばして。
「あっ、ちょ――っ、そんなの、赤ちゃんみたい、んんっ」
「いいじゃん、ちゅっ、綺麗な桜色で、つい舐めたくなっちゃったんだよ」
ちゅ、ちゅっ――
「ん、ふぅ――――」
スカートの中の下着を引き下ろされて、指で掻き回されて、一瞬だけ頭がふわっとした。その様子を見ていた柿本くんが、指も下も止めて「ちょっと座って」と言ってくる。
「ぇ、なに、――――っ!!?」
その場に座ったわたしの真正面には、勃起した柿本くんのソレがわたしに向かって伸びていた。先っぽがちょっと濡れていて、小刻みにピクピク震えている姿が本当に可愛らしい。
ちょっとだけ指先でつついてみると、「うあっ、」という抑えたような声が頭上から聞こえてきた。
「ねぇ有栖。有栖のエロい顔見てたらなんか、すごいドキドキしちゃってさ……、あの、はぁ、もし嫌じゃなかったら口でしてくれないかな?」
恥ずかしそうに、でももし断っても無理やりふぇらさせられてしまうんじゃないかっていうくらい興奮した息遣いで、柿本くんが遠慮がちに頼んできた。
そんなの、断るはずないのにね。
「いいよ……♪」
口いっぱいに頬張った柿本くんのモノは、手で触っていたときよりも硬くて、熱かった。
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