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完全復活
完全復活07
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ふたり仲良く同じ色した御守りを買った後、だるまを購入した俺に海が聞く。
「だるまとか買うんだ、神」
「だってなんか目ぇ合ったし」
「まだ目ぇねえよ……」
赤いそれをぽんぽんと撫でながら境内を歩んでいると──
「おいコラてめえやんのか」
だるまのような形相をした、厳つい男に話しかけられた。
「は、はひ……?」
「今俺の顔見て、だるま見て、もっかい俺見たろ」
「え、えーっと……」
「誰がだるまみたいなんだよ、ああ?誰がこんな眉毛してんだ、なめてんのか?」
「そ、そんなことひとカケラも思ってましぇんけど……」
「嘘つくなこのガキが!」
そろりと海を見る。怠そうにむすっとしていた。
「ああっ。じゃ、じゃああっちの広い場所へ、ご、ご案内いたします……」
俺は料亭の女将を意識しながら、段差への注意を促しつつ、その男を誘導した。
「だるまとか買うんだ、神」
「だってなんか目ぇ合ったし」
「まだ目ぇねえよ……」
赤いそれをぽんぽんと撫でながら境内を歩んでいると──
「おいコラてめえやんのか」
だるまのような形相をした、厳つい男に話しかけられた。
「は、はひ……?」
「今俺の顔見て、だるま見て、もっかい俺見たろ」
「え、えーっと……」
「誰がだるまみたいなんだよ、ああ?誰がこんな眉毛してんだ、なめてんのか?」
「そ、そんなことひとカケラも思ってましぇんけど……」
「嘘つくなこのガキが!」
そろりと海を見る。怠そうにむすっとしていた。
「ああっ。じゃ、じゃああっちの広い場所へ、ご、ご案内いたします……」
俺は料亭の女将を意識しながら、段差への注意を促しつつ、その男を誘導した。
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