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最終話 入社式 -桜の下、呉下の阿蒙にあらず-
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今日……四月一日は入社式の日だった。
午前中は入社式、午後は新入社員オリエンテーション。
バタバタはしたけれども、毎年やっているのでさすがに少し要領がよくなっている。私はあまりテンパらずにこなすことができた。
明日からは新入社員研修が始まるので、あと二週間ほどは彼らの世話をさせてもらうことになる。なので、暇になるわけではない。
でもとりあえず、今回の新卒採用は今日の入社をもって、終わり。
今の時季の日の入りは、ちょうど会社の定時と同じ時間だ。
新入社員を帰し、私も後始末をして退社したときには、もう外は暗くなっていた。
まわりの会社も、ほとんどのところが今日入社式をおこなっていたのだろう。
外はフレッシュマンと思しき若者の姿が多く歩いていた。
新入社員同士の固まりも随所にみられる。
皆、その笑顔と、そして活力のある声を、四月の風に供給していた。
何となく、伸びをして、そのエネルギーに満ちた風を吸い込む。
「ふー、気持ちいい!」
一年、二年と時間が経つにつれ、彼らのフレッシュさが内面・外面ともに失われていくことを、私は知っている。
それでも、こういう希望と期待に満ちていた頃があるというのは、とても大切だと思う。
というのも、『ふとしたとき』で、その頃の気持ちを思い出すことがあるから。
そしてそのことで、退屈・停滞感・閉塞感といったものが軽減され、また明日から頑張ろうという気持ちになれることがあるから。
――そう考えると。
毎年フレッシュな人間を見ることができる人事担当者って、もしかしたらかなりお得なポジションかも? と思ったりもする。
新卒採用というのは、その『ふとしたとき』が訪れることが多い仕事なのかもしれないからだ。
新卒の採用をしていれば毎年、学生が新入社員になるまでのプロセスを眺めることになる。
そうなると、彼らの姿を見て「私もこういうときがあったな」と毎年毎年思うことができる。
彼らから、新しい力をもらっていることになる。
人事の仕事というのは嫌われることも多い。
けれども、おいしい面だってきちんとあるのだ。
特に今回の新卒採用では――。
「アオイさん」
急に名前を呼ばれた。
驚いてその方向を見ると、ダイチくんだった。
「おっ! 噂をすれば」
彼の背後には、いつぞやのコンビニ。
ここで会うということは、また店の中で「普段はしない」という週刊誌の立ち読みをしていたのだろう。
「噂って、アオイさん、今一人に見えますけど?」
「これから頭の中でダイチくんの噂をしようとしてたんだよー?」
「……?」
クエスチョンマークを出している彼。
私は一緒に帰ろうと誘い、一緒に歩き出した。
コンビニから少し歩くと、大きな公園がある。
そこから溢れるように見えているのは……。
「おー。ここの夜桜は相変わらずきれいだね」
「そうですね。来るときもここは通りましたが……夜はライトで照らされるんですね」
今年のこの地域の満開予想は、四月一日。
ちょうど今日が満開だ。
「アオイさん、少し見ていきませんか」
珍しく彼のほうから誘ってきたので、二人で公園の中に入ることに。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
ライトアップされた桜は、素晴らしいの一言に尽きた。
見事な、夜桜――。
あちこちにシートが敷いてあり、スーツ姿の花見客がたくさんいる。オフィス街の公園らしい風景だ。
花を観賞する者、屋台で買ったであろう食べ物をほおばっている者。アルコールが回って騒いでいる者、さまざまだ。
にぎやかだったが、決して不快な騒がしさではなかった。
私とダイチくんは、公園を一通り周った。
そして、最後は入ってきた入口ではなく、裏口と思われる小さな出入口のほうに向かった。
その出入口のすぐそばに、桜並木から外れた、忘れられたような桜の木があった。
近くにある街灯で照らされてはいるが、下からのライトアップはされていない。
少し離れれば宴会だらけなので静かではないが、誰もシートで陣取っていなかった。
何となく、私たちはその木の下で止まった。
「アオイさん」
「ん?」
並んで桜の花を見上げてしばらくしてから、彼が体をこちらに向け、声をかけてきた。
私も首を戻し、彼のほうを向く。
「この前、教えてもらった件ですが」
「お。うんうん」
「自分でも少し調べてみました」
その『教えてもらった件』というのは、彼の誕生日のときに話した、今後の彼のキャリアについての提案だ。
もちろん製造職というのは、技術大国日本を支えるとても大切な仕事。
けれども、もともと彼に行きたい道が他にあって、今もその気持ちがあるならば。
実家を助けながらでも、そこに合流する道がないわけではない。
彼はどうすることにしたのだろう。
「どんな結論になったの?」
「俺、アオイさんの言っていた通りにやってみることにします。
一年で入学金を貯めて。貯まり次第、次の年から夜間学部か通信制学部に入ってみようかなと思います」
「お! そうなんだ?」
「はい。うまくいくかわかりませんが、頑張ってみます」
「がんばれー」
「はい。教えてくださってありがとうございました」
彼はそう言って頭を下げた。
お辞儀は……完璧。
もう彼は、他より圧倒的に未完成に見えた高校生ではない。
今日からは、社会人。
それも、ある意味他の新社会人よりも出来上がってしまっているかもしれない。
大変だと思うけれども、ここまで急成長できた彼のことだ。乗り越えられると信じたい。
微力ながら応援しよう。
「いえいえどういたしまして。
ルール上はオフの時間を何に使おうが会社に言う義務はないから、班長に言うかどうかの判断は雰囲気で決めてしまっていいと思うよ。ま、言えそうなら言ったほうがいいけどね」
「はい。『アオイさんにそうしろと言われたから』って言っときま――」
「ふざけんなコラ!」
久しぶりのチョップ!
「イテッ、冗談ですって。アハハ」
「あー、笑った。これはレア!!」
「え。俺、友達と話すときは普通に笑いますけど」
「本当に友達には笑ってるの? 私は初めて見たよ?」
「本当ですよ」
彼の言ったことは本当かもしれないけど、私の言ったレアというのも本当なのだろうと思う。
彼はクールでもカッコつけでもない。
しかし飾りっ気がなさすぎる性格のせいで、『笑ったほうがいいから笑う』ということがなかったのだと思う。
本当に笑いたくならないと笑わなかったのだろう。
きっと自覚がなかったんだろうな。
そんなことを思って、こちらも笑ってしまった。
しかし、彼はそこでスッと笑いを引っ込めると、ポツリと言った。
「……だいたい、アオイさんは友達じゃないです」
急に、あたりが静かになった気がした。
それぞれの場所から発生し、攪拌されてこちらまで届いているはずの喧騒も……
シャットアウトされた。
「そ、そう。それって……友達より下って意味じゃないよね?」
「もちろんそうですよ」
「ただの先輩ですってことでもないよね?」
「はい」
彼の目は私をまっすぐ見ていた。
相変わらずの、朴訥で純粋、まっすぐな瞳。
今までほとんどなかった風が、一吹き。
強く、しかし優しく通り過ぎた。
上からひらりひらりと、花びらが舞う。
――こ、これはつまり。
いや、でもさすがに、私も認識はしている。
出会った頃の彼は、いつもの入社希望者に比べ、あまりに未完成だった。
それゆえに、最初は弟を世話する姉のような、そんな感覚でいたかもしれない。
だがその未完成さは、本人の努力で解消された。今はもうその感覚はない。
私の世話が不要になったことには、寂しさも覚えた。
しかしそれでも、彼との関係がただの人事担当者と新入社員になった感じはない。
うまい言い方が思い付かないけれども、手が離れたのに、手以外の心身は今もまだ接近中だと思う。
しかもその接近は、一方的ではなくお互いに、のような気がする。
今の私たち二人の関係にピッタリあてはまる説明は、もう――。
「そ、そっか。それは嬉しいな」
恥ずかしくなってしまい、くるっと、彼と桜に背を向けてしまった。
「アオイさん!」
「――!」
びっくりした。
名前を大きな声で呼ばれたことではない。
肩をつかまれたことに、だ。
その手は妙にがっしりと力強く、大きく感じた。
体の奥のものまで、一緒に握られたような――。
無理やりに、また体の向きを合わせられた。
手が外れた後も、私は動けなかった。
「アオイさん」
「う、うん」
また、名前を呼ばれた。
「お金貯めるのに一年、大卒の資格を取って転職するまで四年か五年。やってみないとわかりませんが、その間はたぶんいっぱいいっぱいだと思います。
でも、俺でよければですが……待っていてくれませんか?」
彼の表情には、強い決意。
……。
未完成ゆえの魅力というのは、確かになくなったのかもしれない。
けれども、また違った魅力がそれを補って余りある気がする。
やはり彼は今でも、私にとって魅力的な……いや、もう大切な存在だ。
そして、その彼がここまでしっかりと思いを伝えてきている。
こちらもそれに応えないといけない。
私は、気付かないうちに硬くなっていた顔を、意識してゆるめた。
「私、五年か六年経つと、三十歳超えちゃうんだよね。
女性をそこまで待たせるんだから、ちゃんと最後まで責任取ってよ?」
直後。私の顔は、彼のたくましい胸に引き寄せられた。
午前中は入社式、午後は新入社員オリエンテーション。
バタバタはしたけれども、毎年やっているのでさすがに少し要領がよくなっている。私はあまりテンパらずにこなすことができた。
明日からは新入社員研修が始まるので、あと二週間ほどは彼らの世話をさせてもらうことになる。なので、暇になるわけではない。
でもとりあえず、今回の新卒採用は今日の入社をもって、終わり。
今の時季の日の入りは、ちょうど会社の定時と同じ時間だ。
新入社員を帰し、私も後始末をして退社したときには、もう外は暗くなっていた。
まわりの会社も、ほとんどのところが今日入社式をおこなっていたのだろう。
外はフレッシュマンと思しき若者の姿が多く歩いていた。
新入社員同士の固まりも随所にみられる。
皆、その笑顔と、そして活力のある声を、四月の風に供給していた。
何となく、伸びをして、そのエネルギーに満ちた風を吸い込む。
「ふー、気持ちいい!」
一年、二年と時間が経つにつれ、彼らのフレッシュさが内面・外面ともに失われていくことを、私は知っている。
それでも、こういう希望と期待に満ちていた頃があるというのは、とても大切だと思う。
というのも、『ふとしたとき』で、その頃の気持ちを思い出すことがあるから。
そしてそのことで、退屈・停滞感・閉塞感といったものが軽減され、また明日から頑張ろうという気持ちになれることがあるから。
――そう考えると。
毎年フレッシュな人間を見ることができる人事担当者って、もしかしたらかなりお得なポジションかも? と思ったりもする。
新卒採用というのは、その『ふとしたとき』が訪れることが多い仕事なのかもしれないからだ。
新卒の採用をしていれば毎年、学生が新入社員になるまでのプロセスを眺めることになる。
そうなると、彼らの姿を見て「私もこういうときがあったな」と毎年毎年思うことができる。
彼らから、新しい力をもらっていることになる。
人事の仕事というのは嫌われることも多い。
けれども、おいしい面だってきちんとあるのだ。
特に今回の新卒採用では――。
「アオイさん」
急に名前を呼ばれた。
驚いてその方向を見ると、ダイチくんだった。
「おっ! 噂をすれば」
彼の背後には、いつぞやのコンビニ。
ここで会うということは、また店の中で「普段はしない」という週刊誌の立ち読みをしていたのだろう。
「噂って、アオイさん、今一人に見えますけど?」
「これから頭の中でダイチくんの噂をしようとしてたんだよー?」
「……?」
クエスチョンマークを出している彼。
私は一緒に帰ろうと誘い、一緒に歩き出した。
コンビニから少し歩くと、大きな公園がある。
そこから溢れるように見えているのは……。
「おー。ここの夜桜は相変わらずきれいだね」
「そうですね。来るときもここは通りましたが……夜はライトで照らされるんですね」
今年のこの地域の満開予想は、四月一日。
ちょうど今日が満開だ。
「アオイさん、少し見ていきませんか」
珍しく彼のほうから誘ってきたので、二人で公園の中に入ることに。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
ライトアップされた桜は、素晴らしいの一言に尽きた。
見事な、夜桜――。
あちこちにシートが敷いてあり、スーツ姿の花見客がたくさんいる。オフィス街の公園らしい風景だ。
花を観賞する者、屋台で買ったであろう食べ物をほおばっている者。アルコールが回って騒いでいる者、さまざまだ。
にぎやかだったが、決して不快な騒がしさではなかった。
私とダイチくんは、公園を一通り周った。
そして、最後は入ってきた入口ではなく、裏口と思われる小さな出入口のほうに向かった。
その出入口のすぐそばに、桜並木から外れた、忘れられたような桜の木があった。
近くにある街灯で照らされてはいるが、下からのライトアップはされていない。
少し離れれば宴会だらけなので静かではないが、誰もシートで陣取っていなかった。
何となく、私たちはその木の下で止まった。
「アオイさん」
「ん?」
並んで桜の花を見上げてしばらくしてから、彼が体をこちらに向け、声をかけてきた。
私も首を戻し、彼のほうを向く。
「この前、教えてもらった件ですが」
「お。うんうん」
「自分でも少し調べてみました」
その『教えてもらった件』というのは、彼の誕生日のときに話した、今後の彼のキャリアについての提案だ。
もちろん製造職というのは、技術大国日本を支えるとても大切な仕事。
けれども、もともと彼に行きたい道が他にあって、今もその気持ちがあるならば。
実家を助けながらでも、そこに合流する道がないわけではない。
彼はどうすることにしたのだろう。
「どんな結論になったの?」
「俺、アオイさんの言っていた通りにやってみることにします。
一年で入学金を貯めて。貯まり次第、次の年から夜間学部か通信制学部に入ってみようかなと思います」
「お! そうなんだ?」
「はい。うまくいくかわかりませんが、頑張ってみます」
「がんばれー」
「はい。教えてくださってありがとうございました」
彼はそう言って頭を下げた。
お辞儀は……完璧。
もう彼は、他より圧倒的に未完成に見えた高校生ではない。
今日からは、社会人。
それも、ある意味他の新社会人よりも出来上がってしまっているかもしれない。
大変だと思うけれども、ここまで急成長できた彼のことだ。乗り越えられると信じたい。
微力ながら応援しよう。
「いえいえどういたしまして。
ルール上はオフの時間を何に使おうが会社に言う義務はないから、班長に言うかどうかの判断は雰囲気で決めてしまっていいと思うよ。ま、言えそうなら言ったほうがいいけどね」
「はい。『アオイさんにそうしろと言われたから』って言っときま――」
「ふざけんなコラ!」
久しぶりのチョップ!
「イテッ、冗談ですって。アハハ」
「あー、笑った。これはレア!!」
「え。俺、友達と話すときは普通に笑いますけど」
「本当に友達には笑ってるの? 私は初めて見たよ?」
「本当ですよ」
彼の言ったことは本当かもしれないけど、私の言ったレアというのも本当なのだろうと思う。
彼はクールでもカッコつけでもない。
しかし飾りっ気がなさすぎる性格のせいで、『笑ったほうがいいから笑う』ということがなかったのだと思う。
本当に笑いたくならないと笑わなかったのだろう。
きっと自覚がなかったんだろうな。
そんなことを思って、こちらも笑ってしまった。
しかし、彼はそこでスッと笑いを引っ込めると、ポツリと言った。
「……だいたい、アオイさんは友達じゃないです」
急に、あたりが静かになった気がした。
それぞれの場所から発生し、攪拌されてこちらまで届いているはずの喧騒も……
シャットアウトされた。
「そ、そう。それって……友達より下って意味じゃないよね?」
「もちろんそうですよ」
「ただの先輩ですってことでもないよね?」
「はい」
彼の目は私をまっすぐ見ていた。
相変わらずの、朴訥で純粋、まっすぐな瞳。
今までほとんどなかった風が、一吹き。
強く、しかし優しく通り過ぎた。
上からひらりひらりと、花びらが舞う。
――こ、これはつまり。
いや、でもさすがに、私も認識はしている。
出会った頃の彼は、いつもの入社希望者に比べ、あまりに未完成だった。
それゆえに、最初は弟を世話する姉のような、そんな感覚でいたかもしれない。
だがその未完成さは、本人の努力で解消された。今はもうその感覚はない。
私の世話が不要になったことには、寂しさも覚えた。
しかしそれでも、彼との関係がただの人事担当者と新入社員になった感じはない。
うまい言い方が思い付かないけれども、手が離れたのに、手以外の心身は今もまだ接近中だと思う。
しかもその接近は、一方的ではなくお互いに、のような気がする。
今の私たち二人の関係にピッタリあてはまる説明は、もう――。
「そ、そっか。それは嬉しいな」
恥ずかしくなってしまい、くるっと、彼と桜に背を向けてしまった。
「アオイさん!」
「――!」
びっくりした。
名前を大きな声で呼ばれたことではない。
肩をつかまれたことに、だ。
その手は妙にがっしりと力強く、大きく感じた。
体の奥のものまで、一緒に握られたような――。
無理やりに、また体の向きを合わせられた。
手が外れた後も、私は動けなかった。
「アオイさん」
「う、うん」
また、名前を呼ばれた。
「お金貯めるのに一年、大卒の資格を取って転職するまで四年か五年。やってみないとわかりませんが、その間はたぶんいっぱいいっぱいだと思います。
でも、俺でよければですが……待っていてくれませんか?」
彼の表情には、強い決意。
……。
未完成ゆえの魅力というのは、確かになくなったのかもしれない。
けれども、また違った魅力がそれを補って余りある気がする。
やはり彼は今でも、私にとって魅力的な……いや、もう大切な存在だ。
そして、その彼がここまでしっかりと思いを伝えてきている。
こちらもそれに応えないといけない。
私は、気付かないうちに硬くなっていた顔を、意識してゆるめた。
「私、五年か六年経つと、三十歳超えちゃうんだよね。
女性をそこまで待たせるんだから、ちゃんと最後まで責任取ってよ?」
直後。私の顔は、彼のたくましい胸に引き寄せられた。
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