3 / 5
第3話
しおりを挟む
中野ハヤトは赤坂ミノルを全裸にして押し倒すと、自身も服を脱いだ。
全体的に線が柔らかく幼さの抜けない体のミノルに対し、筋骨たくましく大人の体をしているハヤト。
裸になると、二人の体は対象的だった。
ミノルの股が押し広げられた。
「赤坂、挿れるぞ」
ズル剥けのモノがそびえ立っているハヤト。
ミノルのそれはしぼんで半分皮をかぶっていたが、ハヤトは構わずにターゲットの穴に自分のモノを合わせた。
「……っ!」
ミノルが歯を食いしばり、顔をしかめる。
「ゆっくり動かすから、力抜けよ?」
「う゛……うう゛……」
それでも痛そうな顔をするミノル。
ハヤトは慎重に腰を動かしていく。
「……」
やがて慣れたのか、歯の食いしばりが徐々に収まっていった。
しかしミノルの股間は、萎えたままだ。
「このまま中に出すからな」
「あっ、ちょ、ちょっと待って……先輩」
「なんだ」
腰を動かしながら、ハヤトは聞き返す。
「いや、その。先輩の声が聞こえなくて」
「あ?」
「息遣いは耳に入ってくるんですけど、それじゃいまいち興奮しないんで。もっと喘ぎ声を出してもらえると」
ハヤトの動きがとまった。
「……アホか。普通挿れてるほうは声なんてそんな出さんぞ」
「うーん。じゃあチェンジしましょうか」
「チェンジ?」
「はい、先輩。ちょっと体借ります」
ミノルはハヤトの体を押し返して結合を外すと、起き上がりながらハヤトの体を投げるように転がした。
「おわっ!?」
まったく予期していなかったミノルの動きに、ハヤトは見事に布団の上に転がされた。
あっという間に二人のポジションは入れ替わった。
「って、お前。勃ってないから無理だろーが」
仰向けにされたハヤトはそう言ったが、ミノルは構わず彼の足を持ち、広げた。
「たぶんそれ、先輩が声出さないせいです」
まず広げた足の間に陣取ると、ミノルはまず両手を胸に這わせた。
乳首を刺激されると、かすかに「ぅっ」という声が漏れる。
「いいですね! もっといきましょうか」
腋を開け、指で擦る。
「うぁっ! そこは無理だっ、くすぐったい」
「慌てた声も悪くないですね」
あとは――と、ミノルはハヤトの股間を見た。
「先輩、ちょっと待っててください」
「……?」
すぐ戻ってきたミノルの手には、ウエットティッシュ。
「僕の中に入ってたんで、いったんキレイにしないと」
まだギンギンのハヤトのモノを、拭く。
「ぅッ」
「うーん、いい声」
先っぽを拭いたときにたまらず出たハヤトの声に満足しながら、ミノルは彼のモノを握った。
「じゃあ、声いっぱい聞かせてくださいね」
上下にしごき始める。
「ぅ……ぁ……ああっ……あ゛ぁッ……」
眉間を寄せながら快感に耐えるように首を動かし始め、口からも喘ぎ声が出始めていった。
(続く)
全体的に線が柔らかく幼さの抜けない体のミノルに対し、筋骨たくましく大人の体をしているハヤト。
裸になると、二人の体は対象的だった。
ミノルの股が押し広げられた。
「赤坂、挿れるぞ」
ズル剥けのモノがそびえ立っているハヤト。
ミノルのそれはしぼんで半分皮をかぶっていたが、ハヤトは構わずにターゲットの穴に自分のモノを合わせた。
「……っ!」
ミノルが歯を食いしばり、顔をしかめる。
「ゆっくり動かすから、力抜けよ?」
「う゛……うう゛……」
それでも痛そうな顔をするミノル。
ハヤトは慎重に腰を動かしていく。
「……」
やがて慣れたのか、歯の食いしばりが徐々に収まっていった。
しかしミノルの股間は、萎えたままだ。
「このまま中に出すからな」
「あっ、ちょ、ちょっと待って……先輩」
「なんだ」
腰を動かしながら、ハヤトは聞き返す。
「いや、その。先輩の声が聞こえなくて」
「あ?」
「息遣いは耳に入ってくるんですけど、それじゃいまいち興奮しないんで。もっと喘ぎ声を出してもらえると」
ハヤトの動きがとまった。
「……アホか。普通挿れてるほうは声なんてそんな出さんぞ」
「うーん。じゃあチェンジしましょうか」
「チェンジ?」
「はい、先輩。ちょっと体借ります」
ミノルはハヤトの体を押し返して結合を外すと、起き上がりながらハヤトの体を投げるように転がした。
「おわっ!?」
まったく予期していなかったミノルの動きに、ハヤトは見事に布団の上に転がされた。
あっという間に二人のポジションは入れ替わった。
「って、お前。勃ってないから無理だろーが」
仰向けにされたハヤトはそう言ったが、ミノルは構わず彼の足を持ち、広げた。
「たぶんそれ、先輩が声出さないせいです」
まず広げた足の間に陣取ると、ミノルはまず両手を胸に這わせた。
乳首を刺激されると、かすかに「ぅっ」という声が漏れる。
「いいですね! もっといきましょうか」
腋を開け、指で擦る。
「うぁっ! そこは無理だっ、くすぐったい」
「慌てた声も悪くないですね」
あとは――と、ミノルはハヤトの股間を見た。
「先輩、ちょっと待っててください」
「……?」
すぐ戻ってきたミノルの手には、ウエットティッシュ。
「僕の中に入ってたんで、いったんキレイにしないと」
まだギンギンのハヤトのモノを、拭く。
「ぅッ」
「うーん、いい声」
先っぽを拭いたときにたまらず出たハヤトの声に満足しながら、ミノルは彼のモノを握った。
「じゃあ、声いっぱい聞かせてくださいね」
上下にしごき始める。
「ぅ……ぁ……ああっ……あ゛ぁッ……」
眉間を寄せながら快感に耐えるように首を動かし始め、口からも喘ぎ声が出始めていった。
(続く)
30
お気に入りに追加
46
あなたにおすすめの小説

兄弟がイケメンな件について。
どらやき
BL
平凡な俺とは違い、周りからの視線を集めまくる兄弟達。
「関わりたくないな」なんて、俺が一方的に思っても"一緒に居る"という選択肢しかない。
イケメン兄弟達に俺は今日も翻弄されます。

【完結】義兄に十年片想いしているけれど、もう諦めます
夏ノ宮萄玄
BL
オレには、親の再婚によってできた義兄がいる。彼に対しオレが長年抱き続けてきた想いとは。
――どうしてオレは、この不毛な恋心を捨て去ることができないのだろう。
懊悩する義弟の桧理(かいり)に訪れた終わり。
義兄×義弟。美形で穏やかな社会人義兄と、つい先日まで高校生だった少しマイナス思考の義弟の話。短編小説です。

地味で冴えない俺の最高なポディション。
どらやき
BL
前髪は目までかかり、身長は160cm台。
オマケに丸い伊達メガネ。
高校2年生になった今でも俺は立派な陰キャとしてクラスの片隅にいる。
そして、今日も相変わらずクラスのイケメン男子達は尊い。
あぁ。やばい。イケメン×イケメンって最高。
俺のポディションは片隅に限るな。

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

クラスのボッチくんな僕が風邪をひいたら急激なモテ期が到来した件について。
とうふ
BL
題名そのままです。
クラスでボッチ陰キャな僕が風邪をひいた。友達もいないから、誰も心配してくれない。静かな部屋で落ち込んでいたが...モテ期の到来!?いつも無視してたクラスの人が、先生が、先輩が、部屋に押しかけてきた!あの、僕風邪なんですけど。

平凡な男子高校生が、素敵な、ある意味必然的な運命をつかむお話。
しゅ
BL
平凡な男子高校生が、非凡な男子高校生にベタベタで甘々に可愛がられて、ただただ幸せになる話です。
基本主人公目線で進行しますが、1部友人達の目線になることがあります。
一部ファンタジー。基本ありきたりな話です。
それでも宜しければどうぞ。

【完結済み】乙男な僕はモブらしく生きる
木嶋うめ香
BL
本編完結済み(2021.3.8)
和の国の貴族の子息が通う華学園の食堂で、僕こと鈴森千晴(すずもりちはる)は前世の記憶を思い出した。
この世界、前世の僕がやっていたBLゲーム「華乙男のラブ日和」じゃないか?
鈴森千晴なんて登場人物、ゲームには居なかったから僕のポジションはモブなんだろう。
もうすぐ主人公が転校してくる。
僕の片思いの相手山城雅(やましろみやび)も攻略対象者の一人だ。
これから僕は主人公と雅が仲良くなっていくのを見てなきゃいけないのか。
片思いだって分ってるから、諦めなきゃいけないのは分ってるけど、やっぱり辛いよどうしたらいいんだろう。

全寮制男子校でモテモテ。親衛隊がいる俺の話
みき
BL
全寮制男子校でモテモテな男の子の話。 BL 総受け 高校生 親衛隊 王道 学園 ヤンデレ 溺愛 完全自己満小説です。
数年前に書いた作品で、めちゃくちゃ中途半端なところ(第4話)で終わります。実験的公開作品
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる