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第2部 犯罪者競技の祭典・東京五輪2XXX
第23話
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「ぐぅっ……ぁぁっ!」
ハヤテは両足をバタバタさせ、苦悶の声を漏らした。両手で必死に、腹部にめり込んだ足を持ち上げようとする。しかし持ち上がらない。
子供はさらにねじ込むように足に力を入れてきた。
「う゛ぁああっ」
ハヤテがあえいだ分の息が肺から抜ける。その分を吸おうとしても、踏圧により十分に吸えない。
やがて、ハヤテの手足から徐々に力が抜けていった。
「……ぅ……」
ついに、子供の足をつかんでいた手が、離れた。
それを確認すると、子供がいったん右足をあげ、今度は繰り返し踏みつけての攻撃に切り替えた。
「がはっ!」
最初はあえぎ声とともに、四肢がビクンと大きな反応を示したが、一撃ごとにそれは小さくなっていく。
ついには声だけとなり、ほとんど体は反応しなくなった。
「力尽きましたか」
子供は満足そうに言うと、右足を外した。
近くに転がっていた電子警棒を、蹴り飛ばす。
そして持っていた日本刀を人工芝に刺して固定すると、フリーになった両手でハヤテの両足首を持ちあげ……
股間に右足を入れてきた。
「……っ!」
いわゆる電気あんまの態勢だ。
「これ、ヒーローに一回やってみたかったんですよ」
またハヤテの両手が弱弱しく子供の足首を掴む、だがやはり力は入っていなかった。
腹筋にも思うように力が入らず、上体を起こすこともできない。
「さて。いきますよ」
足に力を入れ、ピストンのように動かしていく。
「ぐっぁ!」
ヘルメットのシールドの奥で、ハヤテの顔が歪んだ。
しばらく子供は続けていたが、そのうち反応に飽きたのか、足をいったんとめた。
「うーん、これはどうなんでしょうかね。ただ潰してるだけのような気が。まあそういうものなのでしょうけど」
子供はそう言うと、おもむろに右足の靴を脱ぐ。
靴下は履いていないため、素足だった。
今度は、股間に当て直した足の指を、探るように動かしていく。
「お、やっぱり素足のほうがいいですね。んー、んー、これはタマですからもういいので……おお、これでしょうか?」
「……! やっ、やめろっ」
「ということは、当たりということですね」
子供がそう言って意地悪く笑う。
薄いボディスーツ越しに探し当てたハヤテの陰茎を、足の親指と人差し指でロックし、前後に動かし始めた。
「……っ」
質の変わった刺激に、ハヤテの体がビクンと反応した。
せめてもの抵抗で足を押し戻そうとする。
もはや力の入らない両手だったが、電気あんまの妨げにはなったようだ。
「手が邪魔ですよ」
子供は口笛を吹いた。
「――っ!」
すぐに足音がしたのでハヤテが目を向けると、大型犬を思わせるような形状の、全身金属光沢で輝く獣型獣機が走ってやってきていた。
「やっぱりお前は――」
「人間ですよ? このタイプの獣機は知能が低めなので飼い慣らせます。知らなかったんですか?」
子供がまた笑う。
「よーし。二匹とも。彼の腕を頼みます」
言い終わると同時に、二体はハヤテに襲い掛かっていた。
「ぐああっ!!」
ガブりと左右の前腕を噛まれ、スーツが火花を散らす。
小型獣機二体はハヤテの両腕を咥えたまま、大の字になるようロックした。
「これでやりやすくなりました」
「く、くそっ」
「強さはこれくらいがいいですか」
陰茎への刺激が再開されたが、四肢をすべて押さえられたハヤテになすすべはなかった。
「……ぁ゛っ……ぅっ……」
ヘルメットから声が漏れ続ける。
そして無情にも、刺激されている部分が負けてきた。徐々に大きく、硬くなっていく。
「あれ? もうヘトヘトでしょうに、ここはしっかり大きくなるんですね。面白いです」
焦るハヤテは、最後の力を振り絞るように体をよじらせるが、もちろん無意味な抵抗だった。
「まだまだいきますよ」
「ぅっ……ぁ……あぁっ……」
「気持ちいいですか?」
「あぁ……ああっ……はぁっ……あぅあっ……や、やべえッ……」
「へえ、何がヤバいんです?」
そして――。
「う゛あ゛ぁッ! あ゛あッ! ああ゛ああッ――――!」
大きなあえぎ声。
同時に首が上に反り、ハヤテの鍛えられた腹筋が不規則に何度も収縮させられ、腰が突き出た。
「あーあ、とうとうイッちゃいましたね」
「うぁ……はぁ……はぁ…………」
「ヒーローがこんなことされて、どんな気分です?」
上からそう煽られても、ハヤテはぐったりとしたまま胸を上下させることしかできなかった。
(続く)
ハヤテは両足をバタバタさせ、苦悶の声を漏らした。両手で必死に、腹部にめり込んだ足を持ち上げようとする。しかし持ち上がらない。
子供はさらにねじ込むように足に力を入れてきた。
「う゛ぁああっ」
ハヤテがあえいだ分の息が肺から抜ける。その分を吸おうとしても、踏圧により十分に吸えない。
やがて、ハヤテの手足から徐々に力が抜けていった。
「……ぅ……」
ついに、子供の足をつかんでいた手が、離れた。
それを確認すると、子供がいったん右足をあげ、今度は繰り返し踏みつけての攻撃に切り替えた。
「がはっ!」
最初はあえぎ声とともに、四肢がビクンと大きな反応を示したが、一撃ごとにそれは小さくなっていく。
ついには声だけとなり、ほとんど体は反応しなくなった。
「力尽きましたか」
子供は満足そうに言うと、右足を外した。
近くに転がっていた電子警棒を、蹴り飛ばす。
そして持っていた日本刀を人工芝に刺して固定すると、フリーになった両手でハヤテの両足首を持ちあげ……
股間に右足を入れてきた。
「……っ!」
いわゆる電気あんまの態勢だ。
「これ、ヒーローに一回やってみたかったんですよ」
またハヤテの両手が弱弱しく子供の足首を掴む、だがやはり力は入っていなかった。
腹筋にも思うように力が入らず、上体を起こすこともできない。
「さて。いきますよ」
足に力を入れ、ピストンのように動かしていく。
「ぐっぁ!」
ヘルメットのシールドの奥で、ハヤテの顔が歪んだ。
しばらく子供は続けていたが、そのうち反応に飽きたのか、足をいったんとめた。
「うーん、これはどうなんでしょうかね。ただ潰してるだけのような気が。まあそういうものなのでしょうけど」
子供はそう言うと、おもむろに右足の靴を脱ぐ。
靴下は履いていないため、素足だった。
今度は、股間に当て直した足の指を、探るように動かしていく。
「お、やっぱり素足のほうがいいですね。んー、んー、これはタマですからもういいので……おお、これでしょうか?」
「……! やっ、やめろっ」
「ということは、当たりということですね」
子供がそう言って意地悪く笑う。
薄いボディスーツ越しに探し当てたハヤテの陰茎を、足の親指と人差し指でロックし、前後に動かし始めた。
「……っ」
質の変わった刺激に、ハヤテの体がビクンと反応した。
せめてもの抵抗で足を押し戻そうとする。
もはや力の入らない両手だったが、電気あんまの妨げにはなったようだ。
「手が邪魔ですよ」
子供は口笛を吹いた。
「――っ!」
すぐに足音がしたのでハヤテが目を向けると、大型犬を思わせるような形状の、全身金属光沢で輝く獣型獣機が走ってやってきていた。
「やっぱりお前は――」
「人間ですよ? このタイプの獣機は知能が低めなので飼い慣らせます。知らなかったんですか?」
子供がまた笑う。
「よーし。二匹とも。彼の腕を頼みます」
言い終わると同時に、二体はハヤテに襲い掛かっていた。
「ぐああっ!!」
ガブりと左右の前腕を噛まれ、スーツが火花を散らす。
小型獣機二体はハヤテの両腕を咥えたまま、大の字になるようロックした。
「これでやりやすくなりました」
「く、くそっ」
「強さはこれくらいがいいですか」
陰茎への刺激が再開されたが、四肢をすべて押さえられたハヤテになすすべはなかった。
「……ぁ゛っ……ぅっ……」
ヘルメットから声が漏れ続ける。
そして無情にも、刺激されている部分が負けてきた。徐々に大きく、硬くなっていく。
「あれ? もうヘトヘトでしょうに、ここはしっかり大きくなるんですね。面白いです」
焦るハヤテは、最後の力を振り絞るように体をよじらせるが、もちろん無意味な抵抗だった。
「まだまだいきますよ」
「ぅっ……ぁ……あぁっ……」
「気持ちいいですか?」
「あぁ……ああっ……はぁっ……あぅあっ……や、やべえッ……」
「へえ、何がヤバいんです?」
そして――。
「う゛あ゛ぁッ! あ゛あッ! ああ゛ああッ――――!」
大きなあえぎ声。
同時に首が上に反り、ハヤテの鍛えられた腹筋が不規則に何度も収縮させられ、腰が突き出た。
「あーあ、とうとうイッちゃいましたね」
「うぁ……はぁ……はぁ…………」
「ヒーローがこんなことされて、どんな気分です?」
上からそう煽られても、ハヤテはぐったりとしたまま胸を上下させることしかできなかった。
(続く)
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