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僕はおばさんの夫
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「すみませんが、貴方は既に結婚されておりますので、受理できません」
「え」
市役所の受付のお姉さんは言った。
結婚しているというのはどういう事だ。
「あの、何かの間違いではないですか? 僕にはそんな記憶はないのですが…」
「少々お待ちください」
とお姉さんは言った。
そして「5年前に結婚されております」と言った。
5年前…その言葉を聞いて思い出す。
小さな頃、1日おばさんに預けられた事。
そして…童貞卒業したあの日の事を…
「どうゆう事なの? ねぇ」
「ちょっとごめん。僕も分からないから、その人に会いに行くよ」
そして僕はかけた。
あの人と出会ったあの場所へ…
古びたアパートは今もあった。
そして、チャイムを鳴らす。
中から昔聞いたことのある声が聞こえてきた。
「はーい、どちら様」
と現れたのはおばさんだった。
おばさんは僕の顔を見るなり、抱きついてきた。
僕は戸惑う。
「やっと来てくれたのね。待ってた」
とおばさんは言った。
待っていた。その言葉は5年待っていた事を意味していた。
「中に入って、貴方の家よ」
僕は戸惑いながら、家の中に入った。
家の中は昔ながらの家具があった。
僕は戸惑いながらも早速本題に入った。
「あの、僕たち結婚していますよね」
「えぇ、そうよ」
「離婚して欲しいんです。今すぐに」
と僕が言うと、おばさんはパリンとコップを落とした。コーヒーを準備してくれようとしていたコップだった。
「そ、それはどういう意味?」
「そのままの意味です。僕には彼女がいるんです。そして結婚もする予定です」
「そ、そんな…酷い、何年も待ってたのに…」
と顔面蒼白で膝から崩れ落ちた。
それ程ショックだったようだ。
しかし、こんなおばさんと結婚するよりも彼女と結婚した方がいいと思う。
ここは無常にも、離婚届を突き出した。
「ここにサインしてください。それで勝手に出してきますから!」
というもおばさんは何も言わなかった。
そして、おばさんは立ち上がると、隣の部屋に入っていく。
僕はついて行く。
するとそこにはおばさんともう1人の姿があった…
そう子供だ。
僕はその時、状況が理解できなかった。
混乱していた。
子供がいたのか。
で誰の子供だ、この子。
おばさんは、僕の混乱している様子を見た後、こう言った。
「貴方の子供よ」
「僕の子供…だって? そんなはずない」
「いえ、この子はあなたの子よ。覚えてないのあの日あなたが孕ませたことを」
「あの日って…」
「私があなたの童貞を貰った日の事よ」
僕はあの日を思い出す。
母さんに母さんの友達で未婚の女性がいて、母さんが「ならうちの子なんてどう?」と言っていたことから始まった。
そうしてこのおばさんと出会い、そして僕は童貞を奪われてその日はおばさんの好きなようにする約束で、エッチなことや色んな所に連れて行かれたこと。
その中に書類に名前を書いたり、市役所に行ったりもしたことを…
僕は思い出し顔面蒼白になった。
でも、そんな事知らない、僕は彼女と結婚するんだ。
「それでも、離婚して下さい」
というとおばさんは諦めたように言った。
そして、
「なら、お金を返してもらえるかしら?」
「お、お金何のこと?」
「あの日あなたのお母さんに渡したお金よ」
そんな事をしていたのか!
この時…母さんに怒りを覚えた。
「わかったよ、いくらなんだ」
「3000万よ」
さ、3000万だって…そんな大金払えるわけない。
「さぁ、払ってくれたら離婚してあげる。でも、払えないなら…」
おばさんは近づいてくる。
そして、耳元で囁いた。
「一緒に住んでくれるわよね…」
僕はその場で崩れ落ちた。
その時の子供の顔は今でも忘れられない…
「え」
市役所の受付のお姉さんは言った。
結婚しているというのはどういう事だ。
「あの、何かの間違いではないですか? 僕にはそんな記憶はないのですが…」
「少々お待ちください」
とお姉さんは言った。
そして「5年前に結婚されております」と言った。
5年前…その言葉を聞いて思い出す。
小さな頃、1日おばさんに預けられた事。
そして…童貞卒業したあの日の事を…
「どうゆう事なの? ねぇ」
「ちょっとごめん。僕も分からないから、その人に会いに行くよ」
そして僕はかけた。
あの人と出会ったあの場所へ…
古びたアパートは今もあった。
そして、チャイムを鳴らす。
中から昔聞いたことのある声が聞こえてきた。
「はーい、どちら様」
と現れたのはおばさんだった。
おばさんは僕の顔を見るなり、抱きついてきた。
僕は戸惑う。
「やっと来てくれたのね。待ってた」
とおばさんは言った。
待っていた。その言葉は5年待っていた事を意味していた。
「中に入って、貴方の家よ」
僕は戸惑いながら、家の中に入った。
家の中は昔ながらの家具があった。
僕は戸惑いながらも早速本題に入った。
「あの、僕たち結婚していますよね」
「えぇ、そうよ」
「離婚して欲しいんです。今すぐに」
と僕が言うと、おばさんはパリンとコップを落とした。コーヒーを準備してくれようとしていたコップだった。
「そ、それはどういう意味?」
「そのままの意味です。僕には彼女がいるんです。そして結婚もする予定です」
「そ、そんな…酷い、何年も待ってたのに…」
と顔面蒼白で膝から崩れ落ちた。
それ程ショックだったようだ。
しかし、こんなおばさんと結婚するよりも彼女と結婚した方がいいと思う。
ここは無常にも、離婚届を突き出した。
「ここにサインしてください。それで勝手に出してきますから!」
というもおばさんは何も言わなかった。
そして、おばさんは立ち上がると、隣の部屋に入っていく。
僕はついて行く。
するとそこにはおばさんともう1人の姿があった…
そう子供だ。
僕はその時、状況が理解できなかった。
混乱していた。
子供がいたのか。
で誰の子供だ、この子。
おばさんは、僕の混乱している様子を見た後、こう言った。
「貴方の子供よ」
「僕の子供…だって? そんなはずない」
「いえ、この子はあなたの子よ。覚えてないのあの日あなたが孕ませたことを」
「あの日って…」
「私があなたの童貞を貰った日の事よ」
僕はあの日を思い出す。
母さんに母さんの友達で未婚の女性がいて、母さんが「ならうちの子なんてどう?」と言っていたことから始まった。
そうしてこのおばさんと出会い、そして僕は童貞を奪われてその日はおばさんの好きなようにする約束で、エッチなことや色んな所に連れて行かれたこと。
その中に書類に名前を書いたり、市役所に行ったりもしたことを…
僕は思い出し顔面蒼白になった。
でも、そんな事知らない、僕は彼女と結婚するんだ。
「それでも、離婚して下さい」
というとおばさんは諦めたように言った。
そして、
「なら、お金を返してもらえるかしら?」
「お、お金何のこと?」
「あの日あなたのお母さんに渡したお金よ」
そんな事をしていたのか!
この時…母さんに怒りを覚えた。
「わかったよ、いくらなんだ」
「3000万よ」
さ、3000万だって…そんな大金払えるわけない。
「さぁ、払ってくれたら離婚してあげる。でも、払えないなら…」
おばさんは近づいてくる。
そして、耳元で囁いた。
「一緒に住んでくれるわよね…」
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