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第二部 人間に戻りました
3 忘れてる!
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「なに言ってるの、リノでしょ。リノで、しかもペペだった人でしょ。死の月の夜に、一緒に湖で見たじゃないか!」
「リ、リノ? ペペ? 視界が揺れる……」
そこでようやく雛の存在に気づき、膝にもっふりと乗ったペペを見て「うわっ」と短い悲鳴を上げる。ペペはびっくりしたのか、すがるように私にフリッパーを伸ばした。
「ママ!」
「はいはい」
ペペを抱っこすると、ハル様はますます理解不能といった様子で額に手を当てた。
「ま……ママ? この女性は人間なのに、鳥と親子なのか? それに親にしては若すぎるような……セルディスの少し上ぐらいにしか見えない」
「ペペのことまで忘れてる。本気でおかしいよ」
「演技じゃなさそうだよな」
「毒による記憶障害ですかね」
「記憶障害じゃったら、おまえとソーマ殿の事も忘れとるじゃろ。リーディガー公、この人は覚えておるかの?」
レゲ爺さんがネネさんを指差すと、ハル様は当然のように答えた。
「ネネリム殿だろう。なんだ、いきなり」
「じゃあ俺は?」
「ソーマだな」
「この白い鳥は?」
「………………」
爽真までは簡単に答えたのに、ペペを見たハル様は硬直して黙り込んでしまう。腕を組んでしきりに首をかしげ、何とか思い出そうと頑張っている様子だ。演技ではなさそうだし、そもそもハル様はそんな演技をする人じゃない。
(本当に私とペペのこと忘れちゃったんだ……。なんで? どうして私たちの事だけ忘れてるの?)
顔をしかめているハル様を見ていたら悲しくなってきた。私たちが一緒に過ごした日々は消えてしまったのか。バカ王子エリックによる誘拐事件だって、手を取り合って乗り越えたというのに。
「ほ、本当に、忘れちゃったんですか……! 私たちずっと一緒だったじゃないですか!」
思わず叫ぶと、ハル様はびくっと体を揺らした。まじまじと私の顔を見ている。
「ず……ずっと一緒だった? 俺が? この人と?」
「そうだよ! 兄上だって自分で言ってたじゃないか。一緒に食事をしたし、一緒に寝たし、しかもお風呂にも一緒に入ったって」
それは私がペペだった頃の話だけど、確かに嘘は言っていない。ただ『ペペの私と』の部分が抜けてるだけで。ハル様は弟の台詞に激しく動揺し、真っ赤な顔であたふたと叫んだ。
「ふっ――風呂!? 嘘だろ! 俺はそんな破廉恥な真似をした覚えは……!」
「中身が莉乃だと知らなかったんだろうなぁ。意外と初心な人だったんだ」
「人は見かけによらんのう。もんの凄くモテそうな顔しとるくせに」
「むしろ想像通りじゃないですか? 行動パターンは完全に仕事一筋、仕事バカな人っぽいですし」
好き勝手な評価を受けつつも、ハル様は深刻な顔で悩んでいる。銀髪を手でぐしゃぐしゃにして、「頭が痛い」と呟いている。
「ちょっと整理してみようかのう。霊山に行ったことは覚えておるんじゃろ?」
「それは勿論だ」
「誰と行ったんでしたっけ?」
「俺とネネリム殿と、ソーマで」
「メインの部分が完全に抜け落ちてる……。俺たち三人で、何しに霊山へ行くっつーんですか。ピクニックに行ったんじゃないんすよ」
爽真に言われたハル様は、「それはそうだな」と真顔で呟いた。また腕を組んで考え込んでいる。
「もっと前の事を訊いてみようよ。ペペをモンドアの森で拾った事は覚えてるの?」
「モンドアの森? いや、あそこには遠征の帰りに寄っただけで……一晩野営して、すぐに帰ってきたはずだろう」
「何故かリノ殿に関わる部分だけ記憶が抜けたり歪んだりしておるんじゃな。雛に関しては、リノ殿が入っておった器じゃから忘れたのではないか? つまり公にとって、リノ殿は最初からいない存在になっとるんじゃ。嫌な予感がしてきたわい……これはアレじゃないかのう」
「何らかの呪術を受けたっぽいですよねぇ。一定の期間を丸ごと忘れるならともかく、個人に関することだけ記憶が歪むなんて不自然すぎます。七百万ポッキリの出番ですね」
ネネさんは部屋を出て行ったが、すぐに楕円形の平べったい物を持って戻ってきた。霊映しの鏡だ。それをハル様に持たせて、顔を映してもらう。
鏡は水面のように少し揺らいだあと、何事もなくハル様の顔を映し出した。中身が誰かと入れ替わったわけではないらしい。
「普通に兄上が映ってるように見えるけど」
「よく見るんじゃ。首の辺りになにか黒い影が……」
「うわっ!? 何だこれ、気持ち悪っ!」
霊映しの鏡に映ったハル様の首には、黒い蛇がぐるぐると巻き付いていた。蛇は時おり赤い舌でハル様の顔や耳をチロチロと舐めている。とても愛おしそうに。
首を舐められたハル様は顔をしかめて振り払うように手を動かしたけど、すかすかと空振りするだけだ。
「間違いなく呪術だのう。いつ掛けられたんじゃ?」
「私は公爵様の戦闘を見てないので分かりません。誰と戦ってました?」
ネネさんが私と爽真を見ながら言う。誰だっただろう。気持ち悪い大蛇の印象が強すぎて、女の人の名前はうろ覚えだ。
「えぇと……スカ……ラク? ファミレスみたいな名前だったと思うけど。なんだっけ?」
「スカイラだろ。二十代後半ぐらいの女だった。下半身は大蛇と合体してたけどな」
爽真が答えると、ネネさんは何かを思い出したように手をポンと叩いた。
「スカイラ・アーミテージですかね。毒蛇の研究にのめり込みすぎて、魔法士をクビになった人でしょう。その後“はぐれ”になり、今度は呪術の研究にのめりこんだんですかね。呪術大好きな変態兄と親しかったようですし」
「はぐれ? メタル的なやつ?」
「はぐれというのは、魔法院を追放された魔法使いのことじゃ。何かとんでもない事件を起こすと魔法士をクビになり、大陸中から指名手配されるんじゃ」
「スカイラは元ロイウェルの魔法士で、地方に空き家を買って毒蛇をこっそり蒐集していた女だ。しかしその大量の毒蛇が家から逃げ出し、街を襲ったせいで大勢の人間が死んだ。俺はその毒蛇の討伐に行ったが、人を丸呑みできる程デカい大蛇が五匹ぐらい街の中をうろうろしていたぞ。本当にはた迷惑な女だった」
「そのスカイラが、なんでリーディガー公にリノ殿を忘れる呪術をかけたんじゃろ。ちと話が見えんのう」
「リ、リノ? ペペ? 視界が揺れる……」
そこでようやく雛の存在に気づき、膝にもっふりと乗ったペペを見て「うわっ」と短い悲鳴を上げる。ペペはびっくりしたのか、すがるように私にフリッパーを伸ばした。
「ママ!」
「はいはい」
ペペを抱っこすると、ハル様はますます理解不能といった様子で額に手を当てた。
「ま……ママ? この女性は人間なのに、鳥と親子なのか? それに親にしては若すぎるような……セルディスの少し上ぐらいにしか見えない」
「ペペのことまで忘れてる。本気でおかしいよ」
「演技じゃなさそうだよな」
「毒による記憶障害ですかね」
「記憶障害じゃったら、おまえとソーマ殿の事も忘れとるじゃろ。リーディガー公、この人は覚えておるかの?」
レゲ爺さんがネネさんを指差すと、ハル様は当然のように答えた。
「ネネリム殿だろう。なんだ、いきなり」
「じゃあ俺は?」
「ソーマだな」
「この白い鳥は?」
「………………」
爽真までは簡単に答えたのに、ペペを見たハル様は硬直して黙り込んでしまう。腕を組んでしきりに首をかしげ、何とか思い出そうと頑張っている様子だ。演技ではなさそうだし、そもそもハル様はそんな演技をする人じゃない。
(本当に私とペペのこと忘れちゃったんだ……。なんで? どうして私たちの事だけ忘れてるの?)
顔をしかめているハル様を見ていたら悲しくなってきた。私たちが一緒に過ごした日々は消えてしまったのか。バカ王子エリックによる誘拐事件だって、手を取り合って乗り越えたというのに。
「ほ、本当に、忘れちゃったんですか……! 私たちずっと一緒だったじゃないですか!」
思わず叫ぶと、ハル様はびくっと体を揺らした。まじまじと私の顔を見ている。
「ず……ずっと一緒だった? 俺が? この人と?」
「そうだよ! 兄上だって自分で言ってたじゃないか。一緒に食事をしたし、一緒に寝たし、しかもお風呂にも一緒に入ったって」
それは私がペペだった頃の話だけど、確かに嘘は言っていない。ただ『ペペの私と』の部分が抜けてるだけで。ハル様は弟の台詞に激しく動揺し、真っ赤な顔であたふたと叫んだ。
「ふっ――風呂!? 嘘だろ! 俺はそんな破廉恥な真似をした覚えは……!」
「中身が莉乃だと知らなかったんだろうなぁ。意外と初心な人だったんだ」
「人は見かけによらんのう。もんの凄くモテそうな顔しとるくせに」
「むしろ想像通りじゃないですか? 行動パターンは完全に仕事一筋、仕事バカな人っぽいですし」
好き勝手な評価を受けつつも、ハル様は深刻な顔で悩んでいる。銀髪を手でぐしゃぐしゃにして、「頭が痛い」と呟いている。
「ちょっと整理してみようかのう。霊山に行ったことは覚えておるんじゃろ?」
「それは勿論だ」
「誰と行ったんでしたっけ?」
「俺とネネリム殿と、ソーマで」
「メインの部分が完全に抜け落ちてる……。俺たち三人で、何しに霊山へ行くっつーんですか。ピクニックに行ったんじゃないんすよ」
爽真に言われたハル様は、「それはそうだな」と真顔で呟いた。また腕を組んで考え込んでいる。
「もっと前の事を訊いてみようよ。ペペをモンドアの森で拾った事は覚えてるの?」
「モンドアの森? いや、あそこには遠征の帰りに寄っただけで……一晩野営して、すぐに帰ってきたはずだろう」
「何故かリノ殿に関わる部分だけ記憶が抜けたり歪んだりしておるんじゃな。雛に関しては、リノ殿が入っておった器じゃから忘れたのではないか? つまり公にとって、リノ殿は最初からいない存在になっとるんじゃ。嫌な予感がしてきたわい……これはアレじゃないかのう」
「何らかの呪術を受けたっぽいですよねぇ。一定の期間を丸ごと忘れるならともかく、個人に関することだけ記憶が歪むなんて不自然すぎます。七百万ポッキリの出番ですね」
ネネさんは部屋を出て行ったが、すぐに楕円形の平べったい物を持って戻ってきた。霊映しの鏡だ。それをハル様に持たせて、顔を映してもらう。
鏡は水面のように少し揺らいだあと、何事もなくハル様の顔を映し出した。中身が誰かと入れ替わったわけではないらしい。
「普通に兄上が映ってるように見えるけど」
「よく見るんじゃ。首の辺りになにか黒い影が……」
「うわっ!? 何だこれ、気持ち悪っ!」
霊映しの鏡に映ったハル様の首には、黒い蛇がぐるぐると巻き付いていた。蛇は時おり赤い舌でハル様の顔や耳をチロチロと舐めている。とても愛おしそうに。
首を舐められたハル様は顔をしかめて振り払うように手を動かしたけど、すかすかと空振りするだけだ。
「間違いなく呪術だのう。いつ掛けられたんじゃ?」
「私は公爵様の戦闘を見てないので分かりません。誰と戦ってました?」
ネネさんが私と爽真を見ながら言う。誰だっただろう。気持ち悪い大蛇の印象が強すぎて、女の人の名前はうろ覚えだ。
「えぇと……スカ……ラク? ファミレスみたいな名前だったと思うけど。なんだっけ?」
「スカイラだろ。二十代後半ぐらいの女だった。下半身は大蛇と合体してたけどな」
爽真が答えると、ネネさんは何かを思い出したように手をポンと叩いた。
「スカイラ・アーミテージですかね。毒蛇の研究にのめり込みすぎて、魔法士をクビになった人でしょう。その後“はぐれ”になり、今度は呪術の研究にのめりこんだんですかね。呪術大好きな変態兄と親しかったようですし」
「はぐれ? メタル的なやつ?」
「はぐれというのは、魔法院を追放された魔法使いのことじゃ。何かとんでもない事件を起こすと魔法士をクビになり、大陸中から指名手配されるんじゃ」
「スカイラは元ロイウェルの魔法士で、地方に空き家を買って毒蛇をこっそり蒐集していた女だ。しかしその大量の毒蛇が家から逃げ出し、街を襲ったせいで大勢の人間が死んだ。俺はその毒蛇の討伐に行ったが、人を丸呑みできる程デカい大蛇が五匹ぐらい街の中をうろうろしていたぞ。本当にはた迷惑な女だった」
「そのスカイラが、なんでリーディガー公にリノ殿を忘れる呪術をかけたんじゃろ。ちと話が見えんのう」
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