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第一部 そのモフモフは無自覚に世界を救う?
63 ハルディア戦闘(ハルディア視点)※流血注意
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リノを背負ったソーマが洞窟の中へ消えていく。俺はそれをただじっと眺めていた。ソーマは信用できる人間だし、なんと言ってもリノの幼なじみだ。ソーマはきっと彼女を守りきって、聖なる巣へたどり着く事だろう。
(……と思ってるのに。何だろうな、この妙な気持ちは。俺は焦っているんだろうか)
「そろそろあたしを見てよぉ。いつまで洞窟を見てるの? まさかあの坊やと出来てたりしないわよねぇ?」
スカイラに視線を移せば、蛇女は腰に手をあてて不機嫌そうな顔をしている。まるで構ってほしくてたまらないとでも言うかのように。
「よくそんな大蛇を見つけて来たな。そこまで大きいサーペントは初めて見た」
「そうでしょ!? 西大陸にある密林のなかで見つけてきたのよ!」
西大陸は砂漠と密林が点在しており、砂漠には大サソリが出現し、密林には毒を吐く大蛇がいると聞く。人間が住むには厳しい土地なので、オアシスの周辺に国を作っているらしい。
スカイラが融合した毒蛇の体長は三十メートルほどありそうだ。ここまで大きいサーペントが出現すれば、一晩で小さな国は滅びてしまうだろう。
(問題は大きさより硬さだな……。ロイウェルに出た毒蛇も鱗が硬くて刃を弾かれた)
二年前の戦闘では騎士が数人がかりで毒蛇の鱗をはぎ、出てきた肉の部分を剣で切断して討伐したが、猛毒の血液がかなり厄介だった。
魔物の体に切りつける際、威力を高めるために炎や冷気を剣に纏わせることがある。爬虫類が変化した魔物は炎に対して弱いという特性を持つが、毒蛇との戦闘では炎は使えない。熱せられた毒が蒸発して空気に混ざり、吸い込むと肺が爛れて死ぬからだ。
「そんなに熱い目で見てくれるなんて……。この子を見つけた甲斐があったわ」
「どうやって倒そうかと考えていただけだ」
「それでもいいの。つまりあたしの事を考えてくれてるんでしょ? お願いよ、ハルディア……。あたしと一つになって。溶け合って、永遠の命を生きましょう」
頭を高く上げた大蛇が凄まじい速さで襲ってきた。魔力を脚に集中させて横に逃れると、バクン!と勢いよく大蛇の口が閉じる。俺のことを飲み込むつもりだったらしい。
「一つになるって、俺を食って消化するという意味か。絶対に御免だな」
「あなたが誰かの物になるのが嫌なの。そうなる前に、あたしの手で殺してあげたいのよ」
大蛇は俺が距離をあけるたびに、何度も反動をつけて飲み込もうと襲ってくる。口から垂れた唾液が周囲に飛び散り、付着した岩がジュウと音を立て溶け、焦げくさい匂いが鼻をかすめた。
(唾液にも毒が含まれているのか。だとしたら、口内への攻撃は避けるしかないな)
空中に小結界を展開し、そこを足場にして大蛇の背後に回る。だが大蛇も俺の動きを読んでいたのか、長い尾を鞭のようにしならせて横なぎに振るってきた。
足場を蹴って避けると、大蛇の尾が巨岩にめりこんで亀裂が生じ、落下した岩の欠片が洞窟の入り口を塞いでしまった。ズゥン!と重い音が響く。ソーマ達が音に怯えているかもしれない。
「どこ見てるの? こっちよぉ」
空中に静止した俺を狙って、大口を開けた蛇が襲ってくる。結界の足場を作って素早く移動し、すれ違いざまに大蛇の片目に斬りつけた。
噴き出した体液が雪を溶かし、毒の湯気が立ち昇る。蒸気混じりの空気は結界で遮断できないので厄介だが、霊山の風が押し流してくれた。
「ギャァウゥッ!」
「さすがハルディア、素晴らしい反応速度だわ!」
大蛇は悲鳴を上げたが、スカイラは上機嫌で笑っているだけだった。神経は繋がっていないのか、あるいは麻痺させているのか。
大蛇の動きが鈍ったところで、すかさず胴体の一部に斬りつけて硬い鱗を剥ぐ。ようやく乳白色の蛇の肉が出てきた。胴体を切断すべく剣を突き立てた、のだが。
――ガキィッ!
「なっ……!?」
剥いだはずの鱗が瞬時に回復し、剣先を弾いて閃光がほとばしった。
「あたしが融合してるから、回復力も高まってるのよ。すごいでしょ?」
「ぐっ……!」
一瞬の隙を突かれて、大蛇の尾が俺のわき腹に叩きつけられた。空中で体勢を整えて巨岩の上に着地したが、呼吸するたびに肺がじくじくと痛む。肋骨にヒビが入ったらしい。
「はぁ、面倒だな……。つまり口の中に攻撃するしかないという事か」
「その通り! あなたが口に入るしかない状況を作りたかったのよ」
本当に気味が悪い女だ。キーファといいこの女といい、完全にイカレている。
(長時間の戦闘はこちらが不利になる。毒を吸いたくはないが、仕方ないか……)
魔力を剣に集中させ、炎を薄くまとわせる。その状態を保ったまま大蛇に向かって跳躍すると、奴は嬉しそうに大口を開け、バクン!と俺を飲み込んだ。ここまでは狙い通りだ。
ぬめる舌の上で体勢を整え、上顎を狙って剣を突き立てる。口の中はさすがに硬化できないらしく、刃は簡単に肉を切り裂いた。ジュワッと嫌な音が出る。
焼かれた肉が焦げて異臭を放ち、周囲が毒の蒸気で満ちてきた。肺の痛みがさらに酷くなり、視界がかすむ。意識を保っていられるのはあと数分だろう。
「っく……!」
口先に向けて刃を走らせ、肉の切れ目からようやく外へ脱出すると、大蛇は激痛にもがき苦しんでいる。強化したのは鱗だけで、体内の傷は修復できないらしい。
俺は体の痛みを魔力で無理やり遮断し、剣を振り下ろして大蛇とスカイラを切り離した。
「グギャァァァッ……!」
「ハル……ディア…………」
絶命した大蛇の横で、血だらけになったスカイラが細かく痙攣している。もうほっといても死ぬだろう。
(俺も洞窟へ行かなければ……ソーマとリノが心配だ……)
一歩足を踏み出した途端、視界が回っていつの間にか雪の上に倒れていた。毒のせいで四肢が麻痺している。毒を吸い込んだのはほんの一瞬だったが、それでも威力は充分だったらしい。
ズル、ズル、と妙な音が聞こえてきて、それは俺の横で止まった。血だらけのスカイラが震える手で俺の顔を掴む。
「お、まえ……まだ、動ける、のか……」
「嫌よ……あなたはあたしと一緒になるの……」
魔物と融合した影響か、スカイラの歯は牙のように変化していた。それを俺の首に突き立ててくる。
「ぐぁっ……!」
「ああ……血からあなたの記憶が流れ込んでくる……。そう、そうなのね……。あなたはこの娘が好きなのね……。だめよ……そんなの許さない……」
スカイラは薄く笑ったまま絶命し、俺の意識も薄れていった。
(……と思ってるのに。何だろうな、この妙な気持ちは。俺は焦っているんだろうか)
「そろそろあたしを見てよぉ。いつまで洞窟を見てるの? まさかあの坊やと出来てたりしないわよねぇ?」
スカイラに視線を移せば、蛇女は腰に手をあてて不機嫌そうな顔をしている。まるで構ってほしくてたまらないとでも言うかのように。
「よくそんな大蛇を見つけて来たな。そこまで大きいサーペントは初めて見た」
「そうでしょ!? 西大陸にある密林のなかで見つけてきたのよ!」
西大陸は砂漠と密林が点在しており、砂漠には大サソリが出現し、密林には毒を吐く大蛇がいると聞く。人間が住むには厳しい土地なので、オアシスの周辺に国を作っているらしい。
スカイラが融合した毒蛇の体長は三十メートルほどありそうだ。ここまで大きいサーペントが出現すれば、一晩で小さな国は滅びてしまうだろう。
(問題は大きさより硬さだな……。ロイウェルに出た毒蛇も鱗が硬くて刃を弾かれた)
二年前の戦闘では騎士が数人がかりで毒蛇の鱗をはぎ、出てきた肉の部分を剣で切断して討伐したが、猛毒の血液がかなり厄介だった。
魔物の体に切りつける際、威力を高めるために炎や冷気を剣に纏わせることがある。爬虫類が変化した魔物は炎に対して弱いという特性を持つが、毒蛇との戦闘では炎は使えない。熱せられた毒が蒸発して空気に混ざり、吸い込むと肺が爛れて死ぬからだ。
「そんなに熱い目で見てくれるなんて……。この子を見つけた甲斐があったわ」
「どうやって倒そうかと考えていただけだ」
「それでもいいの。つまりあたしの事を考えてくれてるんでしょ? お願いよ、ハルディア……。あたしと一つになって。溶け合って、永遠の命を生きましょう」
頭を高く上げた大蛇が凄まじい速さで襲ってきた。魔力を脚に集中させて横に逃れると、バクン!と勢いよく大蛇の口が閉じる。俺のことを飲み込むつもりだったらしい。
「一つになるって、俺を食って消化するという意味か。絶対に御免だな」
「あなたが誰かの物になるのが嫌なの。そうなる前に、あたしの手で殺してあげたいのよ」
大蛇は俺が距離をあけるたびに、何度も反動をつけて飲み込もうと襲ってくる。口から垂れた唾液が周囲に飛び散り、付着した岩がジュウと音を立て溶け、焦げくさい匂いが鼻をかすめた。
(唾液にも毒が含まれているのか。だとしたら、口内への攻撃は避けるしかないな)
空中に小結界を展開し、そこを足場にして大蛇の背後に回る。だが大蛇も俺の動きを読んでいたのか、長い尾を鞭のようにしならせて横なぎに振るってきた。
足場を蹴って避けると、大蛇の尾が巨岩にめりこんで亀裂が生じ、落下した岩の欠片が洞窟の入り口を塞いでしまった。ズゥン!と重い音が響く。ソーマ達が音に怯えているかもしれない。
「どこ見てるの? こっちよぉ」
空中に静止した俺を狙って、大口を開けた蛇が襲ってくる。結界の足場を作って素早く移動し、すれ違いざまに大蛇の片目に斬りつけた。
噴き出した体液が雪を溶かし、毒の湯気が立ち昇る。蒸気混じりの空気は結界で遮断できないので厄介だが、霊山の風が押し流してくれた。
「ギャァウゥッ!」
「さすがハルディア、素晴らしい反応速度だわ!」
大蛇は悲鳴を上げたが、スカイラは上機嫌で笑っているだけだった。神経は繋がっていないのか、あるいは麻痺させているのか。
大蛇の動きが鈍ったところで、すかさず胴体の一部に斬りつけて硬い鱗を剥ぐ。ようやく乳白色の蛇の肉が出てきた。胴体を切断すべく剣を突き立てた、のだが。
――ガキィッ!
「なっ……!?」
剥いだはずの鱗が瞬時に回復し、剣先を弾いて閃光がほとばしった。
「あたしが融合してるから、回復力も高まってるのよ。すごいでしょ?」
「ぐっ……!」
一瞬の隙を突かれて、大蛇の尾が俺のわき腹に叩きつけられた。空中で体勢を整えて巨岩の上に着地したが、呼吸するたびに肺がじくじくと痛む。肋骨にヒビが入ったらしい。
「はぁ、面倒だな……。つまり口の中に攻撃するしかないという事か」
「その通り! あなたが口に入るしかない状況を作りたかったのよ」
本当に気味が悪い女だ。キーファといいこの女といい、完全にイカレている。
(長時間の戦闘はこちらが不利になる。毒を吸いたくはないが、仕方ないか……)
魔力を剣に集中させ、炎を薄くまとわせる。その状態を保ったまま大蛇に向かって跳躍すると、奴は嬉しそうに大口を開け、バクン!と俺を飲み込んだ。ここまでは狙い通りだ。
ぬめる舌の上で体勢を整え、上顎を狙って剣を突き立てる。口の中はさすがに硬化できないらしく、刃は簡単に肉を切り裂いた。ジュワッと嫌な音が出る。
焼かれた肉が焦げて異臭を放ち、周囲が毒の蒸気で満ちてきた。肺の痛みがさらに酷くなり、視界がかすむ。意識を保っていられるのはあと数分だろう。
「っく……!」
口先に向けて刃を走らせ、肉の切れ目からようやく外へ脱出すると、大蛇は激痛にもがき苦しんでいる。強化したのは鱗だけで、体内の傷は修復できないらしい。
俺は体の痛みを魔力で無理やり遮断し、剣を振り下ろして大蛇とスカイラを切り離した。
「グギャァァァッ……!」
「ハル……ディア…………」
絶命した大蛇の横で、血だらけになったスカイラが細かく痙攣している。もうほっといても死ぬだろう。
(俺も洞窟へ行かなければ……ソーマとリノが心配だ……)
一歩足を踏み出した途端、視界が回っていつの間にか雪の上に倒れていた。毒のせいで四肢が麻痺している。毒を吸い込んだのはほんの一瞬だったが、それでも威力は充分だったらしい。
ズル、ズル、と妙な音が聞こえてきて、それは俺の横で止まった。血だらけのスカイラが震える手で俺の顔を掴む。
「お、まえ……まだ、動ける、のか……」
「嫌よ……あなたはあたしと一緒になるの……」
魔物と融合した影響か、スカイラの歯は牙のように変化していた。それを俺の首に突き立ててくる。
「ぐぁっ……!」
「ああ……血からあなたの記憶が流れ込んでくる……。そう、そうなのね……。あなたはこの娘が好きなのね……。だめよ……そんなの許さない……」
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